GⅠレース/全日本ジュニア優駿 の変更点

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**歴史 [#kf1a3548]

''全日本2歳優駿''は、神奈川県川崎競馬組合が川崎競馬場で施行する地方競馬の重賞競走(ダートグレード競走、JpnI)である。

農林水産大臣より寄贈賞が提供されており、正式名称は「''農林水産大臣賞典 全日本2歳優駿''」と表記される。

1950年に「''全日本三才優駿''」の名称で創設され、第1回は川崎競馬場のダート1200mで施行された。

1988年より「''全日本3歳優駿''」に改称、2001年に競走馬年齢(馬齢)を国際基準に合わせた事に伴い「''全日本2歳優駿''」に改称した。現存する地方競馬の重賞競走では最も歴史が長い。
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第1回に限り中央競馬(日本中央競馬会)から競走馬を招待して行われたが、第2回(1951年)以降は南関東地区の2歳(旧3歳)チャンプ決定戦として位置付けられダート1400mに延長、更に1956年にはダート1500m、1959年に現在のダート1600mで施行されるようになった。

1985年には地方全国交流競走に指定され、南関東地区だけではない名実共に全日本の地方競馬の2歳(旧3歳)チャンピオン決定戦として位置付けられた。

1997年には中央・地方全国指定交流競走に指定され中央競馬所属馬に再び門戸が開かれ、前年から制度化されていたダートグレード競走のGII(統一GII)に格付けされた。

2002年にはダートグレード競走のGI(統一GI)に昇格、名実共に日本の2歳ダート最強馬決定戦として位置付けされた。
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2017年より、前年に創設された日本馬を対象としたケンタッキーダービー(GⅠ)出走馬選定ポイントシリーズ「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の対象競走に指定され、サブタイトルに「めざせ!ケンタッキー」が付与され、2018年からは国際競走として施行されることになった。

また国際格付け上の扱いも、2017年の時点では「LR」(出走資格に制限のあるリステッド競走)であったものが2018年の時点では「L」(出走資格に制限のないリステッド競走)となっている。国際格付けでのグレード格付けは未取得。
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古くはネンタカラ(中央競馬に移籍後はゴールデンウエーブに改称)、ダイゴホマレの2頭の東京優駿優勝馬に始まり天皇賞(春)優勝馬のオンスロート、ヒカルタカイ、東京大賞典優勝馬スピードパーシアなどが優勝。

1990年代以降も中央競馬のアグネスワールド・アグネスデジタル・ユートピア・スーニ・ルヴァンスレーヴ、地方競馬のトーシンブリザード・フリオーソら、のちに日本や世界で活躍する馬を多数輩出している。
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|~時期|~タイトル|~レース場|~バ場|~距離|~根幹|~向き|h
|12月後半|[[全日本ジュニア優駿>GⅠレース/全日本ジュニア優駿]]|川崎|ダート|マイル1600|〇|左|
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**競技場 [#h09ffc3a]

川崎競技場、ダート1600m。

4コーナーのポケット地点にスタート地点があり、SIZE(7):最初のコーナーまでは500mほど平坦な直線が続く。

SIZE(7):地方競馬場としても最小径となる超小回りのコーナーを抜け、再び500mほどの直線。&br;最後にもう一度小回りのコーナーを抜け、ラストに330mの直線を駆ける。

SIZE(7):直線が長いこともあり、コーナーを如何にタイトに抜けるかよりも、コーナーからの立ち上がりで如何に加速を乗せられるかがカギとなる。

**歴代優勝馬 [#n2db2219]
|回数|施工年|競走名|競技場|距離|優勝馬|性齢|タイム|
|第1回|1950|全日本三才優駿|川崎|1200m|サチフサ|牡3|1:22 2/5|
|第2回|1951|~|~|1400m|シンタカラ|牡3|1:22 2/5|
|第3回|1952|~|~|~|ローズバツト|牝3|1:31 1/5|
|第4回|1953|~|~|~|ネンタカラ|牡3|1:30 2/5|
|第5回|1954|~|~|~|タジマオー|牡3|1:31 1/5|
|第6回|1955|~|~|~|カブト|牡3|1:31 4/5|
|第7回|1956|~|~|1500m|エイシヨウ|牝3|1:38 0/5|
|第8回|1957|~|~|~|ダイゴホマレ|牡3|1:36 0/5|
|第9回|1958|~|~|~|カチススム|牡3|1:38 0/5|
|第10回|1959|~|~|1600m|オンスロート|牡3|''1:41.4''|
|第11回|1960|~|~|~|ユキロウ|牡3|1:43.8|
|第12回|1961|~|~|~|セルコール|牡3|1:45.9|
|第13回|1962|~|~|~|テルチカラ|牡3|1:44.5|
|第14回|1963|~|~|~|ハロユウ|牡3|1:43.7|
|第15回|1964|~|~|~|タマノニシキ|牝3|1:43.6|
|第16回|1965|~|~|~|ニユーサカエ|牡3|1:41.7|
|第17回|1966|~|~|~|ヒカルタカイ|牡3|1:42.6|
|第18回|1967|~|~|~|バトラー|牡3|1:43.6|
|第19回|1968|~|~|~|トウシユン|牡3|1:41.8|
|第20回|1969|~|~|~|タマプチー|牡3|1:42.3|
|第21回|1970|~|~|~|タニノカツヒメ|牝3|''1:40.5''|
|第22回|1971|~|~|~|ヤシマスウパー|牡3|1:41.6|
|第23回|1972|~|~|~|チヤイナホープ|牡3|1:41.9|
|第24回|1973|~|~|~|スピードパーシア|牡3|1:41.0|
|第25回|1974|~|~|~|シタヤロープ|牡3|1:40.8|
|第26回|1975|~|~|~|カツフアーム|牡3|1:41.3|
|第27回|1976|~|~|~|カシキユネ|牡3|1:42.3|
|第28回|1977|~|~|~|ヒダカホーリユウ|牡3|1:41.2|
|第29回|1978|~|~|~|マイリマンド|牡3|''1:40.5''|
|第30回|1979|~|~|~|スーパーヤマト|牡3|''1:40.3''|
|第31回|1980|~|~|~|シゲノカマダ|牡3|1:41.4|
|第32回|1981|~|~|~|ヒノデスター|牡3|1:42.8|
|第33回|1982|~|~|~|ヨネタロウ|牡3|1:42.5|
|第34回|1983|~|~|~|ヨシマサボーイ|牡3|1:42.8|
|第35回|1984|~|~|~|ロングタイシヨー|牡3|1:42.7|
|第36回|1985|~|~|~|ミハマシヤーク|牡3|1:42.5|
|第37回|1986|~|~|~|ダイカツラモーヌ|牝3|1:43.8|
|第38回|1987|~|~|~|リユウコウキング|牡3|1:43.2|
|第39回|1988|全日本3歳優駿|~|~|ミルユージ|牡3|1:44.7|
|第40回|1989|~|~|~|ハセノトライアン|牡3|1:43.9|
|第41回|1990|~|~|~|ユウユウサンボーイ|牡3|1:42.7|
|第42回|1991|~|~|~|ヤマニンロード|牡3|1:42.3|
|第43回|1992|~|~|~|キタサンテイオー|牡3|1:42.0|
|第44回|1993|~|~|~|キタノジライ|牡3|1:43.2|
|第45回|1994|~|~|~|ヒカリルーファス|牡3|1:42.1|
|第46回|1995|~|~|~|ホウシュウサルーン|牡3|1:44.1|
|第47回|1996|~|~|~|オグリダンディ|牡3|1:42.3|
|第48回|1997|~|~|~|アグネスワールド|牡3|1:41.7|
|第49回|1998|~|~|~|アドマイヤマンボ|牡3|1:43.3|
|第50回|1999|~|~|~|アグネスデジタル|牡3|1:41.1|
|第51回|2000|~|~|~|トーシンブリザード|牡3|1:42.6|
|第52回|2001|全日本2歳優駿|~|~|プリンシパルリバー|牡2|1:42.5|
|第53回|2002|~|~|~|ユートピア|牡2|1:42.4|
|第54回|2003|~|~|~|アドマイヤホープ|牡2|1:42.8|
|第55回|2004|~|~|~|プライドキム|牡2|1:40.6|
|第56回|2005|~|~|~|グレイスティアラ|牝2|1:42.3|
|第57回|2006|~|~|~|フリオーソ|牡2|1:41.8|
|第58回|2007|~|~|~|イイデケンシン|牡2|1:41.8|
|第59回|2008|~|~|~|スーニ|牡2|1:40.5|
|第60回|2009|~|~|~|ラブミーチャン|牝2|''1:40.0''|
|第61回|2010|~|~|~|ビッグロマンス|牡2|1:41.2|
|第62回|2011|~|~|~|オーブルチェフ|牡2|1:41.6|
|第63回|2012|~|~|~|サマリーズ|牝2|1:41.9|
|第64回|2013|~|~|~|ハッピースプリント|牡2|1:40.4|
|第65回|2014|~|~|~|ディアドムス|牡2|1:45.3|
|第66回|2015|~|~|~|サウンドスカイ|牡2|1:43.1|
|第67回|2016|~|~|~|リエノテソーロ|牝2|1:42.8|
|第68回|2017|~|~|~|ルヴァンスレーヴ|牡2|1:41.6|
|第69回|2018|~|~|~|ノーヴァレンダ|牡2|1:42.6|
|第70回|2019|~|~|~|ヴァケーション|牡2|1:41.9|
|第71回|2020|~|~|~|アランバローズ|牡2|1:40.7|
|第72回|2021|~|~|~|ドライスタウト|牡2|''1:39.2''|
|第73回|2022|~|~|~|デルマソトガケ|牡2|1:43.3|