ウオッカ

Last-modified: Wed, 08 Nov 2023 00:28:43 JST (169d)
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基本データ

[ワイルドトップギア]ウオッカ
バ場適性芝  AダートG
距離適性短距離FマイルA中距離A長距離F
作戦適性逃げ C先行 B差し A追込 F
トレーニング成長ボーナス
スピードスタミナパワー 根性  賢さ  
+10%+20%

所有スキル

固有カッティング×DRIVE!残り200mを切って前の方にいると
競り合いに強くなり速度が上がる
初期直線回復レース中盤の直線で
持久力がわずかに回復する
初期差し切り体勢レース終盤始めの方に中団以降にいると
加速力がわずかに上がる
<作戦・差し>
初期上昇気流レース終盤に後ろの方だと
加速力がわずかに上がる<マイル>
覚醒Lv2直線加速直線で加速力がわずかに上がる
覚醒Lv3好転一息レース中盤の直線で持久力が回復する
進化①スキットルブレイク中盤の直線に入ると持久力を回復し
速度がわずかに上がる
条件日本ダービーを勝利する
または
基礎能力[スピード]が800以上になる
速度が上がるスキルを3個以上所持する
覚醒Lv4マイル直線○直線で速度がわずかに上がる<マイル>
覚醒Lv5豪脚レース終盤に後ろの方だと
加速力が上がる<マイル>
進化②抜群の豪脚レース終盤に後ろの方だと
加速力がすごく上がる<マイル>
条件阪神JF、安田記念を勝利する
または
<マイル>のスキルを2個以上所持する
基礎能力[パワー]が800以上になる

出走可能レース

時期グレードタイトルレース場バ場・距離獲得ファン数目標レース二つ名レーススコアボーナス
ジュニア級
6月
デビュージュニア級
メイクデビュー
京都芝 1600m(マイル)
右・内
+700 人出走
ジュニア級
12月前半
G1阪神ジュベナイル
フィリーズ
阪神芝 1600m(マイル)
右・外
+6,500 人5着以内浪花節
ジュニア級
12月後半
G1ホープフル
ステークス
中山芝 2000m(中距離)
右・内
+7,000 人年末の覇者
クラシック級
3月前半
G2チューリップ賞阪神芝 1600m(マイル)
右・外
+5,200 人5着以内
クラシック級
4月前半
G1桜花賞阪神芝 1600m(マイル)
右・外
+10,500 人5着以内マイルの寵児
浪花節
ダブルティアラ
トリプルティアラ
トリプルティアラ
クラシック級
5月前半
G1NHKマイルカップ東京芝 1600m(マイル)
+10,500 人マイルの寵児
変則二冠ウマ娘
クラシック級
5月後半
G1日本ダービー東京芝 2400m(中距離)
+20,000 人5着以内常識破りの女帝
変則二冠ウマ娘

二冠ウマ娘
三冠ウマ娘
クラシック三冠
クラシック級
6月前半
G1安田記念東京芝 1600m(マイル)
+13,000 人常識破りの女帝
マイルの寵児
粗削りのマイル王
スピードスター
春秋マイル
クラシック級
6月後半
G1宝塚記念阪神芝 2200m(中距離)
右・内
+15,000 人浪花節
若きトップスタァ
春秋グランプリ
クラシック級
10月後半
G1秋華賞京都芝 2000m(中距離)
右・内
+10,000 人3着以内ダブルティアラ
トリプルティアラ
トリプルティアラ
クラシック級
11月前半
G1エリザベス女王杯京都芝 2200m(中距離)
右・外
+10,500 人
クラシック級
11月後半
G1マイル
チャンピオンシップ
京都芝 1600m(マイル)
右・外
+11,000 人マイルの寵児
スピードスター
春秋マイル
ジャパンカップ東京芝 2400m(中距離)
+30,000 人常識破りの女帝
クラシック級
12月後半
G1有馬記念中山芝 2500m(長距離)
右・内
+30,000 人出走年末の覇者春秋グランプリ
シニア級
3月後半
G1大阪杯阪神芝 2000m(中距離)
右・内
+13,500 人浪花節
春シニア三冠
春シニア三冠
シニア級
5月前半
G1ヴィクトリアマイル東京芝 1600m(マイル)
+10,500 人3着以内常識破りの女帝
マイルの寵児
シニア級
6月前半
G1安田記念東京芝 1600m(マイル)
+13,000 人2着以内常識破りの女帝
マイルの寵児

スピードスター
春秋マイル
シニア級
6月後半
G1宝塚記念阪神芝 2200m(中距離)
右・内
+15,000 人浪花節
春シニア三冠
春秋グランプリ
春シニア三冠
シニア級
10月後半
G1天皇賞・秋東京芝 2000m(中距離)
+15,000 人1着常識破りの女帝
天皇賞春秋制覇

秋シニア三冠
天皇賞春秋制覇
秋シニア三冠
シニア級
11月前半
G1エリザベス女王杯京都芝 2200m(中距離)
右・外
+10,500 人
シニア級
11月後半
G1マイル
チャンピオンシップ
京都芝 1600m(マイル)
右・外
+11,000 人マイルの寵児
スピードスター
春秋マイル
ジャパンカップ東京芝 2400m(中距離)
+30,000 人常識破りの女帝
秋シニア三冠
秋シニア三冠
シニア級
12月後半
G1有馬記念中山芝 2500m(長距離)
右・内
+30,000 人年末の覇者
秋シニア三冠
春秋グランプリ
秋シニア三冠
EXEXURAファイナルズ
予選
※出走状況によって変動+7,000 人1着
URAファイナルズ
準決勝
+10,000 人1着
URAファイナルズ
決勝
+30,000 人1着F・チャンピオン
 

出走レース統計

レース場距離総獲得ファン数
阪神3短距離0目標のみ91,400 人
東京4マイル6+35%123,390 人
京都2中距離3レジェンドまで-196,610 人
中山1長距離1

専用二つ名

タイトル獲得条件
常識破りの女帝日本ダービー、安田記念、ジャパンC、天皇賞(秋)、
ヴィクトリアマイルを含むG1を7勝以上する
 

主に走るレース場の情報

阪神レース場 芝1600m

桜花賞やチューリップ賞などで走ることになる、外回りでゆったりとしたカーブが特徴のマイルコース
長い下り坂となる最終直線での瞬発力での勝負展開になりやすく、差しのウオッカには有利な地形といえる。
何れのレースでもダイワスカーレットがライバルとして立ちはだかるため、成長途上のクラシック序盤では
なかなか勝利を掴めないことも間々あるだろう。
最終直線で優位に立つための位置取りが重要なコースといえ、勝利を掴むには十分な根性と賢さが必要となる。

東京レース場 芝1600m・2000m・2400m

ダービーで走る2400m、二つのG1マイルで走る1600m、そして天皇賞・秋を走る2000mと、

4つのレースで訪れることになるコース。

何れの距離においても、3コーナー手前に上り坂が来た後に下りながら4コーナーを抜ける形となり

さらに最終200m手前にも上り坂がある、見た目の数字よりもスタミナを消耗するコース構成となっている。

差しのウオッカは最終直線で一気に上がれる脚があるため、如何に最終コーナーをいい位置で抜けるかが勝負となる。

京都レース場 芝2000m

秋華賞で走ることになる、カーブがきつく向こう正面やゴール前の直線の短さが特徴の中距離コース。

向こう正面から3コーナーまでに”淀の坂”と呼ばれる勾配のきつい上り坂・下り坂があり、

前が詰まるためスタミナやパワーを一気に消耗しやすく、スパートが伸び悩むことも多い。

中距離としては短めだが、スタミナを多めに盛ると安定した走りができるだろう。

直線を走るタイミングが少ないため、直線で発動するスキルを多く有するウオッカにはきついコースとなる。

「外差し準備」や「コーナー巧者」など、最終コーナーでの位置取りを支援するスキルを持っておきたい。


  • ダイワスカーレットとの激闘
    ウオッカはトレセン学園に入学当初から、寮で同室に割り当てられたダイワスカーレットと激しい対立を繰り広げている。
    二人とも適性が似ており、模擬レースなどでもよくぶつかり合う相手だけに、嫌でもライバルとして対抗意識を持つ同士だ。
    それはトゥインクルシリーズにデビューしてからも変わることなく、数々のレースで二人はぶつかり合うことになる。
  • 自分が「面白い」「カッコいい」と思ったことに従う
    ウオッカは父親の影響もあり「カッケェこと」を何よりも大事にしており、目標として尊敬している先輩ウマ娘・テイエムオペラオーに倣って「GⅠレースの連覇快勝」を掲げている。
    一方、ライバルとして意識しているダイワスカーレットは「一番のウマ娘」になることを自身の目標に課しており、やはり「GⅠレースの制覇」を掲げていることから、二人が同期デビューをすればバチバチにやり合うことになるのは必定であった。
    チューリップ賞を前哨戦とした桜花賞で、二人はお互いに目標に掛ける覚悟と意地を見せ、「口だけじゃない」ことを証明してみせる。
  • 路線横断、日本ダービーへ
    チューリップ賞・桜花賞での対戦でダイワスカーレットをライバルと認めたウオッカ。そのままティアラロードの第二戦・オークスに向かうこともできたが、日本ダービーは幼いころから夢見てきた憧れの舞台。
    ダイワスカーレットとの勝負の余韻に後ろ髪を引かれながらも、ウオッカは日本ダービーへ駒を進める。
    ティアラロードから三冠路線へ、前人未踏の暴挙にも近い行動に打って出たウオッカは、その後さらに「次は海外遠征」とデッカくブチ上げてしまう。
    が、出立の空港でカッコよくターンを決めた拍子に脚をひねり、結局海外遠征は取り止めに。何とも締まらない展開だが、それもウオッカらしいといえばらしいのかもしれない。
  • 連戦!ダイワスカーレット
    秋、ティアラロードに戻り秋華賞に挑むウオッカは、ダービーへの路線変更で勝負ができず、ひとり燻り続けたダイワスカーレットとの激突に臨む。
    そこでウオッカは「自分にはまだ見えてきていない『夢のカタチ』」が、「全てにおいて1番を目指す」ダイワスカーレットには見えてきていると実感。年末・有馬記念での再戦を約すも、ウオッカは「本当にこのままダイワスカーレットと戦い続けるだけでいいのか」と悩み始める。
    有馬記念でもそのもやもやは払拭しきれず、ウオッカは完全に「何がカッコいいことなのか、何のために走るのか」を見失ってしまうのだった。
  • 一瞬の煌めきを掴み取れ
    もう一度始めからリスタートを切るウオッカはヴィクトリアマイルに参戦。そこで「最後の直線に掛ける『ダッシュ力』」に光明を見出し、グランプリレース・宝塚記念を蹴ってマイルレース・安田記念に連戦。
    最終直線で一気にブッチギる末脚をモノにしたウオッカは、「もうどんな距離、どんな相手でも負ける気がしない」と豪語。そして秋華賞以来、前に立つことを避けていたライバル・ダイワスカーレットとの決着をつけるため、天皇賞・秋に挑む。
  • 東京リーディング
    ウオッカは日本ダービーを始め、ヴィクトリアマイル、安田記念、天皇賞・秋と、東京レース場での開催レースに出走・快勝しており、東京レース場と所縁が深い。
    実際、東京競馬場内、正門から向かって左にあるローズガーデンにはウオッカの銅像が建立されており、東京競技場を「ウオッカのホームグラウンド」とする向きは強い。
    東京レース場の開催レースは何れも左回りのものであるため、「左回り巧者」といえるサイレンススズカと好走条件が似ている。
  • 一番カッコいいのは
    上記のレース一覧でオレンジ色に染めたレースでは、ダイワスカーレットとの勝負が取り組まれる。
    そのすべてで勝利すると、隠しイベント「カッコいいと、一番」が発生。膨大なステータスとスキルヒントが得られる。
    有馬記念を二連覇しなければならないため、長距離因子の継承が必須であるが、「好転一息」を持つウオッカは長距離因子さえあれば十分勝てる能力を持っている。
  • 競走馬としてのウオッカは・・・
    06年10月、京都の新馬マイル戦でデビュー。単勝2番人気に支持され、スタートから先頭に立つとそのまま押し切って3馬身半差で初勝利を挙げる。
    2戦目には11月の黄菊賞に出走。中団からの追い上げを狙うも逃げるマイネルソリストに1馬身半及ばず2着に敗れた。
    続いて12月のGⅠ・阪神ジュベナイルフィリーズに出馬登録。このときの登録馬は出走可能頭数18頭を超える24頭であり、賞金順で出走が確定した上位10頭を除いて残り8頭は抽選となり、ウオッカは当選し出走が決定。単勝オッズ11.1倍の4番人気の支持で出走。1枠2番から発走し好位だったが、外枠の馬の台頭により中団に位置した。直線では1.6倍の1番人気であるアストンマーチャンとの差して差されてを演じ、クビの差差し切って入線。2勝目、重賞およびGI級競走初勝利となった。走破タイム1分33秒1は、アサカホマレが1996年から保持していた2歳芝1600メートルの日本レコードを0.3秒更新した。年末表彰では、289票中271票を集めてJRA賞最優秀2歳牝馬を受賞した。
  • ダイワスカーレットとの対決
    翌年は2月エルフィンステークスから始動。直線で先頭に立ち、後方に3馬身差をつけて2連勝とした。
    続いて3月の桜花賞トライアル・チューリップ賞に単勝1番人気で出走。直線で逃げるダイワスカーレットに外から並んで競い合いとなり、3番手以下を突き放して一騎打ちとなり、クビ差をつけて勝利、3連勝とした。
    4月、桜花賞に出走。単勝オッズ1.4倍の1番人気に支持され、続く2、3番人気のアストンマーチャンダイワスカーレットと「三強」と呼ぶ声も存在した。レースではスタートからダイワスカーレットが好位となり、その後方につけて追走、直線では、抜け出したダイワスカーレットの外から追い上げたが、並び立つことができずに突き放され、1馬身半遅れた2着と連勝快進撃がストップした。
  • 東京優駿(日本ダービー)へ
    桜花賞敗退後は、牝馬クラシック二冠目の優駿牝馬(オークス)ではなく、東京優駿(日本ダービー)に進んだ。
    96年のビワハイジ以来11年ぶりとなる、牝馬による東京優駿出走に「無謀」といった声や調教師OBによる新聞紙上での批判表明も存在した。さらに、見送った優駿牝馬では桜花賞優勝馬のダイワスカーレットが感冒により出走を回避しており、そちらを選べば楽に勝てただろうと挑戦を歓迎しない声もあった。
    5月、初の関東圏に進出し東京優駿に出走。ウオッカは10.5倍の3番人気に支持され、2枠3番から発走して馬場の内側、中団に位置。最終コーナーは8番手で通過し、直線では馬場の中央に持ち出すと馬群を抜き出でて、残り150メートルで逃げるアサクサキングスに3馬身差をつけて先頭で入線、東京優駿を優勝した。
    37年のヒサトモ、43年のクリフジに続いて64年ぶり史上3頭目、優駿牝馬が春に移設されてから初めて、戦後初めてとなる牝馬による東京優駿制覇を達成した。加えて、史上初めて父・タニノギムレットとの父娘同一GⅠ級競走制覇、父娘東京優駿制覇を成し遂げた。
  • 凱旋門賞を目指すも・・・
    東京優駿3日後にフランス凱旋門賞出走が決定したウオッカは、古馬とのレース経験を積むために6月の宝塚記念に参戦。
    1996年のヒシナタリー以来11年ぶりとなる3歳牝馬出走となり、ファン投票は6位となる5万608票を集めた。初対決となる古馬を上回り、単勝オッズ3.5倍の1番人気に支持されるも、良いスタートを切ったが折り合えず、最後の直線で伸びを欠いて8着に敗れた。
    その後栗東トレーニングセンターで調整中、右後脚に蹄球炎を発症。蹄球炎自体は4日休んだことで癒えたものの、調教に遅れが生じたため、凱旋門賞を勝利しうる状態での出走ができなくなったと判断され遠征中止が発表された。
    秋は日本国内に専念することになりトライアル競走を使わずGⅠ秋華賞に出走。単勝1番人気で出走するも、ダイワスカーレットに敗れて3着。
    続くエリザベス女王杯では前日発売で単勝1番人気に支持されていたが、出走当日朝に右関節跛行のため出走取消。軽症だったため、2週間後のジャパンカップに単勝2番人気で出走、最後方待機から直線コースで外に持ち出して追い上げ、4着。有馬記念のファン投票では10万5441票を集め、牝馬としてはエアグルーヴヒシアマゾンに続く史上3頭目、3歳牝馬としては史上初の1位となった。単勝3番人気で出走、中団につけたが直線で伸びず11着、初めて二桁着順に敗れた。
    JRA賞表彰では、JRA賞最優秀3歳牝馬を7戦4勝2着3回、牝馬二冠のダイワスカーレットに奪われるも、牝馬による東京優駿勝利が評価され、JRA賞特別賞を受賞した。
  • 連敗続き、1年ぶりの勝利
    08年、4歳古馬となったウオッカは2月京都記念から始動、後方待機から追い込んだが、6着と敗退。
    続いてドバイ遠征を行い、3月中旬に出国。ドバイデューティフリーに出走。4,5番手で最終コーナーを回り、直線で1度抜け出す場面があったが、かわされ4着に敗れた。
    帰国後、5月のヴィクトリアマイルに単勝オッズ2.1倍の1番人気で出走。中団から直線で外に持ち出して追い上げたが、好位から抜け出したエイジアンウインズに4分の3馬身及ばず2着と、東京優駿から丸一年勝利することができなかった。
    6月には安田記念に参戦。東京優駿優勝馬による安田記念出走は、89年のサクラチヨノオー以来2度目のことであり、スーパーホーネットに次ぐ単勝2番人気に推されて出走した。
    18頭立て3枠5番から発走、好スタートから先行し、直線では馬場の最も内側から抜け出した。残り300メートルで先頭となると、同じく先行していた香港調教馬アルマダに3馬身半の差をつけ入線。1年ぶりの勝利、GI級競走3勝目となった。安田記念がGIに定められた1984年以降、牝馬の勝利は91年のダイイチルビー、94年のノースフライトに続いて3頭目であった。
    宝塚記念のファン投票では1位となる7万5594票を集めたが出走は回避され、放牧には出ず、栗東トレーニングセンターの厩舎で夏休みに入った。
  • ダイワスカーレットとの激闘
    秋は、10月の毎日王冠から始動。初めて逃げを打つ形を取り、最終コーナーを先頭で通過。残り100メートル地点では、後方から迫ったスーパーホーネットと競り合いとなったが決勝線10メートル手前で先頭をスーパーホーネットに譲り、アタマ差の2着に敗れた。
    11月には天皇賞(秋)に参戦。出走17頭すべてが重賞優勝馬である中、ウオッカは単勝オッズ2.7倍の1番人気に推され、同期のダイワスカーレットが3.6倍の2番人気、1歳下の東京優駿優勝馬ディープスカイが4.1倍の3番人気となり、オッズ一桁台の人気はこの3頭だけだった。
    スタートからダイワスカーレットが逃げる中、ディープスカイと並んで中団に位置。ハイペースの中、馬場の最も内側を逃げるダイワスカーレットが先頭のまま最後の直線に入り、ディープスカイとともに追い上げた。残り200メートルにて、内で逃げるダイワスカーレット、外から迫るディープスカイ、ウオッカで3頭が横並び状態、次第に外2頭の末脚が勝り、一番外のウオッカが先頭に躍り出るも、残り100メートルから、ダイワスカーレットが盛り返してウオッカに迫り、2頭の並んだところで決勝線を通過した。
    1位2位の決着には写真判定が行われ、終決までは13分を要し、ウオッカのハナ差先着、2センチ先着が認められた。走破タイム1分57秒2は、99年にスペシャルウィークが樹立したレースレコードを0.8秒更新、GI級競走4勝目、史上初めて牝馬による牡牝混合GI級競走3勝。また、牝馬による天皇賞制覇は05年のヘヴンリーロマンス以来3年ぶりであり、牝馬による天皇賞(秋)1着2着(ウオッカダイワスカーレット)は、1958年(1着:セルローズ、2着:ミスオンワード)以来50年ぶりのことだった。
    11月にはジャパンカップに出走するも、スローペースのために抜け出すほどの末脚を発揮することができず3着と敗れ、有馬記念のファン投票では13万6619票を獲得し2年連続で1位になったが、出走を回避した。
    JRA賞表彰では、全300票中180票を集めてJRA賞年度代表馬、196票を集めてJRA賞最優秀4歳以上牝馬を受賞。牝馬による年度代表馬受賞は、97年のエアグルーヴ以来、11年ぶり史上2頭目であった。
 

血統関係

◆父

タニノギムレット(牡 1999 母:タニノクリスタル)

ウオッカ(牝 2004 母:タニノシスター)

 

◆父の父

ブライアンズタイム(Brian's Time 牡 1985 父:ロベルト(Roberto))

ナリタブライアン(牡 1991 母:パシフィカス(Pacificus))

マヤノトップガン(牡 1992 母:アルプミープリーズ(Alp Me Please))

タニノギムレット(牡 1999 母:タニノクリスタル)

 └ウオッカ(牝 2004 母:タニノシスター)

 

◆母

タニノシスター(牝 1993 母:エナジートウショウ)

ウオッカ(牝 2004 父:タニノギムレット)

 

◆母の父

ルション(Rousillon 牡 1981 父:リバーマン(Riverman))

└タニノシスター(牝 1993 母:エナジートウショウ)

 └ウオッカ(牝 2004 父:タニノギムレット)

 

◆父の母の母の母の父・父の父の母の父

グラウスターク(Graustark 牡 1963 父:リボー(Ribot))

├フラクセン(Flaxen 牝 1968 母:フラヴィア(Flavia))

│└タニノシーバード(Tanino Sea-Bird 牝 1972 父:シーバード(Sea Bird))

│ └タニノクリスタル(牝 1988 父:クリスタルパレス(Crystal Palace))

│  └タニノギムレット(牡 1999 父:ブライアンズタイム(Brian's Time))

|   └ウオッカ(牝 2004 母:タニノシスター)

└ケリーズデイ(Kelley's Day 牝 1977 母:ゴールデントレイル(Golden Trail))

 └ブライアンズタイム(Brian's Time 牡 1985 父:ロベルト(Roberto))

  └タニノギムレット(牡 1999 母:タニノクリスタル)

   └ウオッカ(牝 2004 母:タニノシスター)