オグリローマン

Last-modified: Wed, 19 Oct 2022 02:34:08 JST (527d)
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オグリキャップの半妹

オグリローマンは、父にブレイヴェストローマン、母にホワイトナルビーを持つオグリキャップの半妹(父親違いの姉妹)である。

オグリキャップと同じく笠松競馬場でデビューし、笠松時代にオグリキャップに騎乗していた安藤勝己を主戦騎手に7戦6勝の好成績を収め、中央へ進出。

3番人気で迎えた桜花賞では他馬を怖がる気性に最内枠という厳しい条件ではあったが、武豊の好騎乗もあり、直線では鋭い末脚を繰り出し、ゴール前はツィンクルブライドとの激しい追い比べの末、写真判定の結果ハナ差で兄が成し得なかったクラシック制覇を果たした。またこの勝利で、武豊は史上2人目の桜花賞連覇を達成した。ウイニングラン中には、スタンドからオグリコールが沸き起こった。

この勝利によって、次走の優駿牝馬では1番人気に押されたものの、距離の影響もあったのか勝ったチョウカイキャロルに大きく離された12着に終わった。その後、秋競馬ではエリザベス女王杯など、4レースに出走したものの精彩を欠き一度も掲示板に乗ることは叶わなかった。翌年1月に脚部骨折したこともあって早々と現役を引退した。

 

女傑に喰らいついていく

オグリローマンが出走した1994年のローズステークス、エリザベス女王杯は『女傑』ヒシアマゾンが優勝したレースである。

ヒシアマゾンはその後クラシック三冠ナリタブライアンとの”タイマン”に熱を入れることになるが、オグリローマンも”その場にいた可能性がある”ことになり、「『怪物』オグリキャップの妹」という立場をどう扱われるのかが期待されている。

 

血統関係

ホワイトナルビー(牝 1974 父:シルバーシャーク)

オグリキャップ(牡 1985 父:ダンシングキャップ)

オグリローマン(牝 1991 父:ブレイヴェストローマン)