ヴィブロス

Last-modified: Sat, 20 Apr 2024 08:22:11 JST (16h)
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◆実装◆

2023年11月16日、アニメ『ウマ娘』season 3 第7話にて登場。公式ポータルに掲載。

2024年1月19日、育成ウマ娘に実装。

基本データ

[Voyage étincelant]ヴィブロス
バ場適性芝  AダートG
距離適性短距離EマイルA中距離A長距離G
作戦適性逃げ G先行 D差し A追込 C
トレーニング成長ボーナス
スピードスタミナパワー 根性  賢さ  
+10%+10%+10%

所有スキル

固有デラックス☆ファウンテンレース終盤の最終直線に入ったとき
中団にいると残り300mを切ってから
速度が少し上がる、レースを冷静に
運べていたならすごく上がる
初期垂れウマ回避ラストスパートで前が塞がれた時
加速力がわずかに上がり
コース取りがちょっとうまくなる
初期恐れぬ心レース後半に中団にいると
速度がわずかに上がりさらに加速力が
ほんのちょっと上がる<作戦・差し>
初期下り坂巧者下り坂で速度がわずかに上がる
覚醒Lv2鋭い眼光レース終盤に他のウマ娘が
わずかに動揺する<作戦・差し>
覚醒Lv3至高のダウンヒラー下り坂で速度が上がる
進化①天来のリトルシスター下り坂で速度が上がり
さらに加速力がわずかに上がる
<マイル/中距離>
条件GⅠを3勝以上する
または
速度が上がるスキルを3個以上所持する
<マイル>のスキルを2個以上所持する
または
<中距離>のスキルを2個以上所持する
覚醒Lv4自信家スピードとパワーが十分に強いと
スピードとパワーがわずかに上がる
<マイル/中距離>
覚醒Lv5大胆不敵レース後半に中団にいると速度が上がり
さらに加速力がちょっと上がる
<作戦・差し>
進化②ハイソ・メンタリティ!レース後半に中団にいるとしばらくの間
速度が上がり、さらに
加速力がちょっと上がる<作戦・差し>
条件育成ウマ娘とのお出かけを1回以上行う
または
友人タイプまたはグループタイプとのお出かけを1回以上行う
基礎能力[パワー]が800以上になる
または
基礎能力[賢さ]が800以上になる

出走可能レース

時期グレードタイトルレース場バ場・距離獲得ファン数目標レース二つ名レーススコアボーナス
ジュニア級
6月
デビュージュニア級
メイクデビュー
京都芝 1600m(マイル)
右・内
+700 人出走
ジュニア級
12月前半
G1阪神ジュベナイル
フィリーズ
阪神芝 1600m(マイル)
右・外
+6,500 人ファン
5000人
獲得
浪花節
朝日杯
フューチュリティ
ステークス
+7,000 人
ジュニア級
12月後半
G1ホープフル
ステークス
中山芝 2000m(中距離)
右・内
+7,000 人年末の覇者
全日本
ジュニア優駿
川崎ダート
1600m(マイル)
+4,200 人ダートマイルの勇者
川崎の鉄人
クラシック級
3月後半
クラシック級
4月前半
G1桜花賞阪神芝 1600m(マイル)
右・外
+10,500 人5着以内マイルの寵児
浪花節
ダブルティアラ
トリプルティアラ
トリプルティアラ
クラシック級
5月前半
G1NHKマイルカップ東京芝 1600m(マイル)
+10,500 人マイルの寵児
変則二冠ウマ娘
クラシック級
5月後半
G1オークス東京芝 2400m(中距離)
+11,000 人5着以内ダブルティアラ
トリプルティアラ
トリプルティアラ
クラシック級
6月前半
G1安田記念東京芝 1600m(マイル)
+13,000 人マイルの寵児
粗削りのマイル王
スピードスター
春秋マイル
クラシック級
6月後半
G1宝塚記念阪神芝 2200m(中距離)
右・内
+15,000 人浪花節
若きトップスタァ
春シニア三冠
春秋グランプリ
春シニア三冠
クラシック級
9月前半
G3紫苑ステークス中山芝 2000m(中距離)
右・内
+3,500 人3着以内
クラシック級
10月後半
G1秋華賞京都芝 2000m(中距離)
右・内
+10,000 人3着以内ダブルティアラ
トリプルティアラ
トリプルティアラ
クラシック級
11月前半
G1エリザベス女王杯京都芝 2200m(中距離)
右・外
+10,500 人
クラシック級
11月後半
G1マイル
チャンピオンシップ
京都芝 1600m(マイル)
右・外
+11,000 人マイルの寵児
スピードスター
春秋マイル
ジャパンカップ東京芝 2400m(中距離)
+30,000 人秋シニア三冠秋シニア三冠
シニア級
2月後半
G2中山記念中山芝 1800m(マイル)
右・内
+6,700 人3着以内
シニア級
3月後半
G1大阪杯阪神芝 2000m(中距離)
右・内
+13,500 人浪花節
春シニア三冠
春シニア三冠
シニア級
5月前半
G1ヴィクトリアマイル東京芝 1600m(マイル)
+10,500 人3着以内マイルの寵児
シニア級
6月前半
G1安田記念東京芝 1600m(マイル)
+13,000 人マイルの寵児
スピードスター
春秋マイル
シニア級
6月後半
G1宝塚記念阪神芝 2200m(中距離)
右・内
+15,000 人1着浪花節
春シニア三冠
春秋グランプリ
春シニア三冠
シニア級
10月後半
G1天皇賞・秋東京芝 2000m(中距離)
+15,000 人天皇賞春秋制覇
秋シニア三冠
天皇賞春秋制覇
秋シニア三冠
シニア級
11月前半
G1エリザベス女王杯京都芝 2200m(中距離)
右・外
+10,500 人※二つ名目標
シニア級
11月後半
G1ジャパンカップ東京芝 2400m(中距離)
+30,000 人1着秋シニア三冠秋シニア三冠
EXEXURAファイナルズ
予選
※出走状況によって変動+7,000 人1着
URAファイナルズ
準決勝
+10,000 人1着
URAファイナルズ
決勝
+30,000 人1着F・チャンピオン
 

出走レース統計

レース場距離総獲得ファン数
短距離目標のみ
マイル
中距離
長距離
 

専用二つ名

タイトル獲得条件
小悪魔系ウマ娘1番人気で重賞を6勝以上し、秋華賞、
エリザベス女王杯(シニア級)、ヴィクトリアマイルを勝利し、
ファン数が320000人以上になる
 

主に走るレース場の情報


  • ドバイに夢を見るセレブリティなウマ娘
    ヴィブロスは長姉・ヴィルシーナ、次姉・シュヴァルグランを持つ三姉妹の末妹である。
    性格は正に天真爛漫で、人懐っこく甘えるのがとても上手い。
    世界有数の産油国であり、ウマ娘のレース界でも国際G1を様々なカテゴリで行う有力国として知られ、近年では日本から招待を受けて参戦するウマ娘も多く見られるようになったドバイ。
    そのドバイでレースに出て、勝つことがヴィブロスの掲げる『夢』である。
  • クラシック期の目標は『トリプルティアラ』へ
    ドバイへの挑戦は大目標として、その前に日本国内でも相応の実力を示す必要がある。
    ヴィブロスは姉であるヴィルシーナが当代最強ウマ娘・ジェンティルドンナに悉く後塵を拝した「トリプルティアラ」を目指すと宣言。
    口惜しい結果に終わってしまった姉のリベンジという名目もあるが、何よりトリプルティアラという響きが「如何にもセレブっぽい」という理由であった。
  • 小食というハンディキャップ
    そんなヴィブロスにはひとつ欠点がある。それが「食が細い」ということだ。
    セレブな生活に憧れている彼女は、生活習慣もセレブに染まろうと一所懸命で、食すものもキラキラでエレガントな映えを意識したものが多く、ほかのウマ娘と比べても「食べていない」のが現状。
    とはいえ、過酷なレースを走るウマ娘にとって体づくりの基礎となる食は大切なもの。普段から満足に食べていないと、スタミナが付きづらくレースでは疲労を溜め、復調にも時間が掛かる。
    かといって、いきなりのドカ食いもまた成長期の体には負担が大きいため、ヴィブロストリプルティアラへの挑戦を一応は視野に入れつつ、先ずは「レースに耐えられるしっかりとした体づくり」が求められることに。
  • 姉と重ねられる、ということ
    ヴィブロスがティアラ路線を往くことが発表され、ヴィルシーナのファンからは「あの子が適えられなかった夢を果たしてくれるのか」と大きな期待を受ける。
    当のヴィルシーナからは「自分と重ねられることが負担になるのでは」と心配されるが、ヴィブロスはむしろ俄然やる気が出るようだ。
    勿論、自分自身の夢は「ドバイで勝つこと」であり、トリプルティアラへの挑戦は正に「お姉ちゃんのため」であるが、自分で「やりたい」と決めたことだから、負担ではないのだという。
  • 胃潰瘍と喘鳴症
    クラシック期に入り、ティアラ路線への出走を目指してトレーニング強度を上げていくヴィブロス
    だがその体調は芳しくなく、以前から度々見られていた腹痛と呼吸器障害の症状がひどくなっていた。
    保険医の検診の結果、「しばらくレースに出ない方がいいかもしれない」と聞かされるが、ヴィブロスは珍しく断固としてこれを拒否。
    「絶対にトリプルティアラに出る!」と頑として譲らないヴィブロスは、心配するヴィルシーナにその真意を吐露する。
    ヴィルシーナの現役時代をずっと傍で見てきたヴィブロスにとって、「ティアラを懸けて走るヴィルシーナ」が誰よりもかっこいい憧れであったこと、そのティアラをひとつも取れないままで、それでも最後まで諦めず勝利を求めていたこと、それでも負けてしまって、自身の前で「自分が情けない」と悔しさと不甲斐なさに歯噛みしていたこと…。
    確かに自分は姉本人ではないが、「お姉ちゃんのリベンジができるのは、妹である私しかいない」と、そう力強く訴えるのだった。
  • バチバチライバルのいないクラシック
    そんなわけでヴィブロスは、自身の体調不良をどうにか管理しながらティアラ路線に挑むこととなる。
    ヴィブロスの同期には『サトノグループの至宝』とも謳われるサトノダイヤモンドがいるものの、彼女はクラシック三冠路線を進むため、ティアラ路線を往くヴィブロスとは直接対決をすることなく、ヴィブロスにとって「バチバチにやり合う同期ライバル」という存在はいない。
    従ってヴィブロストリプルティアラは「姉の雪辱を果たせるか」が重点となっていて、惜しい結果や残念な結果で進むのは中々に心苦しい展開となる。
    実際のレースでは、ティアラ・ロードの大先輩であるウオッカエアグルーヴといった面々が高い壁となって立ちはだかる。
  • 最終直線でのごぼう抜き
    ヴィブロスの固有スキルは、最終直線の残り300m地点から効果を発揮するため、<差し>となるヴィブロスは割と最終盤まで脚をタメることになる。
    内を突くか、外を周るかは実際の位置取り次第だが、内を突く場合はパワーが、外を周る場合はスタミナが必要になり、また何れにおいてもレースを冷静に運ぶためには賢さが不可欠だ。
    特にオークスを走る東京や秋華賞を走る京都は最終直線が長い上、ゴール手前には急こう配の坂があり、差し切れずに負けてしまう展開も大いにある。

シュヴァルグランの半妹

ヴィブロス(Vivlos)は日本の競走馬・繁殖牝馬である。

2016年の秋華賞、2017年のドバイターフを勝利した。

全姉であるヴィルシーナや半兄シュヴァルグラン同様、”大魔神”佐々木 主浩氏が馬主である。

 

デビューから2戦目で初勝利を挙げたものの、喉頭蓋エントラップメント(喘鳴症)の発症が判明、さらに慢性的な胃潰瘍にも悩まされ、クラシック参戦の掛かるチューリップ賞、フラワーカップと重賞レースに挑戦したが、いずれも12着と敗退。

その後4ヵ月の休養となり、ノドの疾病を手術して復帰。

中京競馬場で行われた条件戦に勝利後、秋華賞トライアルレースである紫苑ステークスに挑戦。

3コーナーで鞍上の福永が「落馬するかと思った」とコメントするほどの致命的な不利を被ったものの、勝ち馬ビッシュから2馬身半差の2着に健闘し、秋華賞への優先出走権を獲得した。

続く秋華賞ではビッシュ、桜花賞馬ジュエラーに次ぐ3番人気に支持され、レースでは中団に位置取り、最後は上がり3ハロン33秒4の豪脚を披露して初重賞制覇と共にGI初制覇となった。

 

翌年はドバイターフの出走馬に選出され、招待を受諾。国内での叩きとして2月26日の中山記念に出走した。

ロゴタイプ・アンビシャス・ヌーヴォレコルトなど牡牝の強豪を会する一戦の中で4番人気に推され、5番手から競馬を進めたが、直線では伸びきれず勝ち馬ネオリアリズムから0.3秒差の5着に留まった。

続いて、ドバイターフ(アラブ首長国連邦、メイダン競馬場)にジョアン・モレイラ騎手とのコンビで出走。

レースでは中団以下につけると、最後の直線では最内から外に持ち出し、そのまま他馬を差し切り優勝。

日本の牝馬としては史上5頭目の海外GI制覇となり、ドバイターフは前年のリアルスティールに次ぐ日本馬連覇を達成した。

 

ドバイ戦以降はヴィクトリアマイルや宝塚記念といった春のGIシリーズに出走することなく休養した。

 

秋シーズン復帰戦に府中牝馬ステークスを選択し、鞍上にクリストフ・ルメールを迎えて出走。

約7カ月ぶりの実戦ながら1番人気に推されたが、スローペースに持ち込んだ逃げ馬のクロコスミアを捕らえきれず、クビ差の2着に敗れた。

続くエリザベス女王杯でも1番人気に支持されて好位に位置を取ったものの、道中で折り合いを欠いたことが影響して勝ち馬モズカッチャンから0.3秒差の5着に敗退した。

 

この年は国内では未勝利に終わったものの、ヴィクトリアマイル優勝馬アドマイヤリードの不調に加え、エリザベス女王杯の勝ち馬が3歳馬だったこともあり、ドバイターフ制覇の実績が評価されJRA賞最優秀4歳以上牝馬に選出された。

 

年明け初戦は中山記念に出走。

前年のマイルCS勝ち馬ペルシアンナイト、中山巧者のウインブライトに次ぐ3番人気での出走となったが、後方待機から直線でも伸びずに勝ち馬ウインブライトから0.5秒差の10頭立て8着に終わった。

 

続いて、連覇を目指しドバイターフにリアルスティール、一歳年下の秋華賞馬ディアドラ、ネオリアリズム、クロコスミアと共に出走。鞍上にはデビュー戦以来となるクリスチャン・デムーロを迎えた。

速い流れの中で後方に待機すると直線では外から脚を伸ばし、優勝した地元・UAEのベンバトルには離されたものの、リアルスティール、ディアドラとの叩き合いを制し2着に入った(リアルスティールとディアドラは3着同着)。

 

帰国後は宝塚記念に出走。

サトノダイヤモンド、キセキに次ぐ6.5倍の3番人気の支持を集めたが、中団待機から伸びきれず4着となった。

 

秋初戦となった天皇賞(秋)にはレイデオロやスワーヴリチャードなどの実績馬が揃ったため、単勝オッズは7番人気に留まった。

レースではキセキが淀み無いペースで引っ張る中3番手を追走し、直線では内を突いたが8着に終わった。

 

その後、ラストランとして香港マイルに出走。

3歳初戦のチューリップ賞以来となるマイル戦のため伏兵扱いだったが、圧倒的人気のビューティージェネレーションが直線で後続を突き放す中での壮絶な2着争いを制し、2着に健闘した。

この結果を受け、馬主の佐々木は引退を撤回。翌年のドバイターフをラストランにすると発表した。

 

翌年は中山記念には出走せず、ラストランとなるドバイターフに三冠牝馬アーモンドアイ、前年3着のディアドラと共に出走。

中団後方に位置を取ると直線では前を行くアーモンドアイを追って2着で入線し、ドバイターフでの3年連続連対を果たした。

なお、その後行われたドバイシーマクラシックでも半兄シュヴァルグランが2着に入っており、兄妹揃っての好走となった。

引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となる。

 

日本国内での勝鞍は未勝利戦・500万下競走・秋華賞の3勝のみであるが、高額賞金を誇るドバイターフや香港マイルでの好走により海外で7億円以上の賞金を獲得しており、生涯成績17戦4勝での通算の獲得賞金は約9億5000万円にまで達している。

3歳時までは馬体重 410 kg 台での出走が殆どであり、キャリア中の最高値でも 440 kg と小柄な馬体であった。

秋華賞優勝時の馬体重 414 kg はティコティコタック (420 kg) やミッキークイーン (434 kg) などの記録を更新する、同レース優勝馬史上最少馬体重となっている。

 

血統関係

ハルーワスウィート(牝 2001 父:マキャヴェリアン(Machiavellian))

ヴィルシーナ(牝 2009 父:ディープインパクト)

シュヴァルグラン(牡 2012 父:ハーツクライ)

ヴィブロス(牝 2013 父:ディープインパクト)