アテナトウショウ

マチカネフクキタルの母

アテナトウショウは父トウショウボーイ、母グレイトウショウを持つ競走馬・繁殖牝馬である。

1983年にデビュー、3年間走り13戦2勝、重賞戦績は84年のG3クイーンカップ3着が最高位であった。

引退後は藤正牧場（1988年よりトウショウ牧場に改称）で繁殖入りする予定だったが、その馬格と血統に惚れ込んだ本巣信平に購入され本巣牧場（1989年より信成牧場に改称）で繁殖牝馬となり、1994年にクリスタルグリッターズとの間にマチカネフクキタルを産む。

本馬の父トウショウボーイは抜群のスピードで「天馬」とも称された名馬であり、母グレイトウショウの父であるシルバーシャークもフランスの短距離を中心に活躍し、ムーラン・ド・ロンシャン賞、イスパーン賞、アベイ・ド・ロンシャン賞などの大レースを優勝した実力馬である。

またクリスタルグリッターズもイスパーン賞を二連覇するなどマイル距離のスピード戦に定評があったことから、その血を継ぐマチカネフクキタルは長距離が不得意と思われていたが、予想に反して菊花賞を制し、評判を覆した。

またグレイトウショウはオグリキャップの母ホワイトナルビーと同父であり、アテナトウショウとオグリキャップは従姉弟に当たる。

血統関係

トウショウボーイ(牡 1973 父:テスコボーイ)

└アテナトウショウ(牝 1981 母:グレイトウショウ)

　└マチカネフクキタル(牡 1994 父:クリスタルグリッターズ(Crystal Glitters))

シルバーシャーク(Silver Shark 牡 1963 父:ビュイソンアルドン(Buisson Ardent))

├グレイトウショウ(牝 1974 母:ローズトウショウ)

│└アテナトウショウ(牝 1981 父:トウショウボーイ)

└ホワイトナルビー(牝 1974 母:ネヴァーナルビー)

　├オグリキャップ(牡 1985 父:ダンシングキャップ(Dancing Cap))

　└オグリローマン(牝 1991 父:ブレイヴェストローマン(Bravest Roman))