アグネスデジタル

Last-modified: Mon, 20 Nov 2023 02:57:39 JST (151d)
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基本データ

[超特急!フルカラー特殊PP]アグネスデジタル
バ場適性芝  AダートA
距離適性短距離FマイルA中距離A長距離G
作戦適性逃げ G先行 A差し A追込 B
トレーニング成長ボーナス
スピードスタミナパワー 根性  賢さ  
+8%+8%+7%+7%
 
[愛麗♡キョンシー]アグネスデジタル
バ場適性芝  AダートA
距離適性短距離FマイルA中距離A長距離G
作戦適性逃げ G先行 A差し A追込 B
トレーニング成長ボーナス
スピードスタミナパワー 根性  賢さ  
+7%+7%+8%+8%

所有スキル

  • 通常衣装
固有尊み☆ラストスパ━(゚∀゚)━ト!レース終盤に2回追い抜くと間近で拝む
ウマ娘ちゃんのあまりの尊さに思わず
速度を上げてコース取りがうまくなる
初期差し直線○直線で速度がわずかに上がる
<作戦・差し>
初期ウマ好み近くにウマ娘がたくさんいると
速度がわずかに上がる
初期前列狙いレース終盤に
コース取りが少し上手くなり
加速力がわずかに上がる<ダート>
覚醒Lv2道悪○「稍重」「重」「不良」のバ場状態が
少し得意になる
覚醒Lv3ウママニア近くにウマ娘がたくさんいると
速度が上がる
進化①限界ウママニア近くにウマ娘がたくさんいると
速度が上がり
持久力をわずかに回復する
条件芝のGⅠを2勝以上する
または
ダートのGⅠを2勝以上する
速度が上がるスキルを3個以上所持する
覚醒Lv4中距離直線○直線で速度がわずかに上がる<中距離>
覚醒Lv5狙うは最前列!レース終盤にコース取りが上手くなり
加速力が少し上がる<ダート>
進化②最前列は譲れない!レース終盤にしばらくの間
コース取りがうまくなり
加速力が少し上がる<ダート>
条件基礎能力[スピード]が800以上になる
または
基礎能力[スタミナ]が600以上になる
基礎能力[パワー]が800以上になる
または
基礎能力[賢さ]が800以上になる
<ダート>のスキルを2個以上所持する
  • キョンシー衣装
固有萌到讓我活過來了!
(とっても可愛かったので生き返りました)
中盤のコーナーで中団以降にいるとき
近くにウマ娘ちゃんが3人以上いると
萌えパワーで速度が上がる
初期ペースアップレース中盤に追い抜くと
速度がわずかに上がる
初期上昇気流レース終盤に後ろの方だと
加速力がわずかに上がる<マイル>
初期盛り返しレース中盤に後ろの方にいると
速度がわずかに上がる<ダート>
覚醒Lv2ウマ好み近くにウマ娘がたくさんいると
速度がわずかに上がる
覚醒Lv3アガッてきた!レース中盤に追い抜くと
速度が上がる
進化①超特急入稿!レース中盤に追い抜くと
速度が上がり
持久力をわずかに回復する
条件育成イベント「哀しき怪物・ヲタキョンシー!」で
アグネスデジタルが再度蘇る夢を見る
または
持久力が回復するスキルを2個以上所持する
基礎能力[スピード]が800以上になる
覚醒Lv4前列狙いレース終盤に
コース取りが少し上手くなり
加速力がわずかに上がる<ダート>
覚醒Lv5捲土重来レース中盤に後ろの方にいると
速度が上がる<ダート>
進化②尊みを求めてふっかーーつ!レース中盤に後ろの方にいると
速度が上がり
持久力をわずかに回復する<ダート>
条件ダートのGⅠを2勝以上する
基礎能力[パワー]が800以上になる
または
基礎能力[根性]が600以上になる
イベントで獲得砂浴び〇前のウマ娘のすぐ後ろに付けると
速度がわずかに上がる<ダート>
マイル直線〇直線で速度がわずかに上がる<マイル>

出走可能レース

出走可能レース

時期グレードタイトルレース場バ場・距離獲得ファン数目標レース二つ名レーススコアボーナス
ジュニア級
6月
デビュージュニア級
メイクデビュー
東京ダート
1600m(マイル)
+700 人出走
ジュニア級
12月前半
G1阪神ジュベナイル
フィリーズ
阪神芝 1600m(マイル)
右・外
+6,500 人※イベント目標浪花節
朝日杯
フューチュリティ
ステークス
+7,000 人
ジュニア級
12月後半
G1ホープフル
ステークス
中山芝 2000m(中距離)
右・内
+7,000 人年末の覇者
全日本
ジュニア優駿
川崎ダート
1600m(マイル)
+4,200 人ダートマイルの勇者
川崎の鉄人
クラシック級
2月後半
OPヒヤシンス
ステークス
東京ダート
1600m(マイル)
+1,900 人3着以内
クラシック級
4月前半
G1桜花賞阪神芝 1600m(マイル)
右・外
+10,500 人※イベント目標マイルの寵児
浪花節
ダブルティアラ
トリプルティアラ
トリプルティアラ
皐月賞中山芝 2000m(中距離)
右・内
+11,000 人二冠ウマ娘
三冠ウマ娘
クラシック三冠
クラシック級
5月前半
G1NHKマイルカップ東京芝 1600m(マイル)
+10,500 人5着以内マイルの寵児
変則二冠ウマ娘
クラシック級
5月後半
G1オークス東京芝 2400m(中距離)
+11,000 人ダブルティアラ
トリプルティアラ
トリプルティアラ
日本ダービー+20,000 人変則二冠ウマ娘
二冠ウマ娘
三冠ウマ娘
クラシック三冠
クラシック級
6月前半
G1安田記念東京芝 1600m(マイル)
+13,000 人マイルの寵児
粗削りのマイル王
スピードスター
春秋マイル
クラシック級
6月後半
G1宝塚記念阪神芝 2200m(中距離)
右・内
+15,000 人浪花節
若きトップスタァ
春シニア三冠
春秋グランプリ
春シニア三冠
クラシック級
7月前半
G1ジャパン
ダートダービー
大井ダート
2000m(中距離)右
+4,500 人5着以内大井の帝王
クラシック級
10月前半
G1マイルチャンピオンシップ
南部杯
盛岡ダート
1600m(マイル)
+6,000 人ダートマイルの勇者
クラシック級
10月後半
G1天皇賞・秋東京芝 2000m(中距離)
+15,000 人天皇賞春秋制覇
秋シニア三冠
天皇賞春秋制覇
秋シニア三冠
秋華賞京都芝 2000m(中距離)
右・内
+10,000 人ダブルティアラ
トリプルティアラ
トリプルティアラ
クラシック級
11月前半
G1エリザベス女王杯京都芝 2200m(中距離)
右・外
+10,500 人
JBC
レディスクラシック
大井
盛岡
川崎
船橋
京都
ダート
マイル
+4,100 人地方の完全女傑
大井の帝王
川崎の鉄人
JBCスプリントダート
短距離/マイル
+6,000 人大井の帝王
川崎の鉄人
JBCクラシックダート
マイル/中距離
+8,000 人
クラシック級
11月後半
G1マイル
チャンピオンシップ
京都芝 1600m(マイル)
右・外
+11,000 人3着以内マイルの寵児
スピードスター
春秋マイル
ジャパンカップ東京芝 2400m(中距離)
+30,000 人秋シニア三冠秋シニア三冠
クラシック級
12月前半
G1チャンピオンズカップ中京ダート
1600m(マイル)左
+10,000 人GⅠで
3回
3着以内
春秋ダート
クラシック級
12月後半
G1東京大賞典大井ダート
2000m(中距離)右
+8,000 人大井の帝王
シニア級
2月前半
G1川崎記念川崎ダート
2100m(中距離)左
+6,000 人川崎の鉄人
シニア級
2月後半
G1フェブラリー
ステークス
東京ダート
1600m(マイル)左
+10,000 人GⅠで
3回
3着以内
ダートマイルの勇者春秋ダート
シニア級
3月後半
G1大阪杯阪神芝 2000m(中距離)
右・内
+13,500 人浪花節
春シニア三冠
春シニア三冠
シニア級
5月前半
G1ヴィクトリアマイル東京芝 1600m(マイル)
+10,500 人GⅠで
3回
3着以内
マイルの寵児
かしわ記念船橋ダート
1600m(マイル)左
+8,000 人
シニア級
6月前半
G1安田記念東京芝 1600m(マイル)
+13,000 人GⅠで
3回
3着以内
マイルの寵児
スピードスター
春秋マイル
シニア級
6月後半
G1宝塚記念阪神芝 2200m(中距離)
右・内
+15,000 人GⅠで
3回

3着以内
浪花節
春シニア三冠
春秋グランプリ
春シニア三冠
帝王賞大井ダート
2000m(中距離)右
+6,000 人大井の帝王
シニア級
9月後半
G1スプリンターズ
ステークス
中山芝 1200m(短距離)
右・外
+13,000 人スピードスター春秋スプリント
シニア級
10月前半
G1マイルチャンピオンシップ
南部杯
盛岡ダート
1600m(マイル)
+6,600 人ダートマイルの勇者
シニア級
10月後半
G1天皇賞・秋東京芝 2000m(中距離)
+15,000 人1着天皇賞春秋制覇
秋シニア三冠
天皇賞春秋制覇
秋シニア三冠
シニア級
11月前半
G1エリザベス女王杯京都芝 2200m(中距離)
右・外
+10,500 人
JBC
レディスクラシック
大井
盛岡
川崎
船橋
京都
ダート
マイル
+4,100 人地方の完全女傑
大井の帝王
川崎の鉄人
JBCスプリントダート
短距離/マイル
+6,000 人大井の帝王
川崎の鉄人
JBCクラシックダート
マイル/中距離
+8,000 人
シニア級
11月後半
G1マイル
チャンピオンシップ
京都芝 1600m(マイル)
右・外
+11,000 人マイルの寵児
スピードスター
春秋マイル
ジャパンカップ東京芝 2400m(中距離)
+30,000 人秋シニア三冠秋シニア三冠
シニア級
12月前半
G1チャンピオンズカップ中京ダート
1600m(マイル)左
+10,000 人春秋ダート
シニア級
12月後半
G1有馬記念中山芝 2500m(長距離)
右・内
+30,000 人※二つ名目標年末の覇者
秋シニア三冠
春秋グランプリ
秋シニア三冠
東京大賞典大井ダート
2000m(中距離)右
+8,000 人大井の帝王
EXEXURAファイナルズ
予選
※出走状況によって変動+7,000 人1着
URAファイナルズ
準決勝
+10,000 人1着
URAファイナルズ
決勝
+30,000 人1着F・チャンピオン
 

出走レース統計

レース場距離総獲得ファン数
東京4短距離0目標のみ120,600 人
大井1マイル4+35%162,810 人
京都1中距離2レジェンドまで-157,190 人
Ex.(3)長距離0※GⅠ3回を合算し
 30,000人で計上
Ex.(3)
 

獲得可能な二つ名

タイトル獲得条件
万能オタク娘ジャパンダートダービー、マイルCS、フェブラリーS、
安田記念、天皇賞(秋)、有馬記念(シニア級)を勝利する
 

主に走るレース場の情報


  • バ場を選ばない“オールラウンダー”
    アグネスデジタルは芝・ダートともに高い適性を持ち、出走するレース場を選ばない万能脚質の持ち主。
    距離適性もマイル・中距離と、王道レースを制覇できる脚を持っている。
    また目標に設定されているレースも数が少なく、あらゆる二つ名獲得に絡むことなく組まれており、どんなレース展開をも可能としているのが彼女の魅力のひとつだ。
  • ライバルは『みんな』!DD(誰をも大好き)オタク娘
    アグネスデジタルあらゆるバ場に適性を持つが故に特定の路線を走らず、また特定の誰かに拘らず全てのウマ娘ちゃんを愛するが故、いわゆる「同期デビューで接戦・激戦を繰り広げるライバル」的なものが存在しないウマ娘。
    そのため、育成シナリオ中では一足先にデビューしている先輩ウマ娘のキングヘイローテイエムオペラオーメイショウドトウなどがシナリオライバルとして登場している。
  • 天を味方に付ける“豪運”
    アグネスデジタルの出走レースでは「雨の重バ場」になることが多く、マイルCSや天皇賞・秋では確定で雨となる。
    そのため、「道悪○」や「雨の日○」を覚えておくと勝負が楽になり、勝率を安定させることが可能だ。
  • 万能を超える
    アグネスデジタルの育成シナリオでは、ジュニア級のマイルG1である「朝日杯FS」及び「阪神JF」、「桜花賞」、「NHKマイルC」、「マイルCS」、「フェブラリーS」、「ヴィクトリアM」、「安田記念」のいわゆるマイルG1に全て勝利することで、シニア12月前半に隠しイベントが発生。
    ステータスポイントとマイルのスキルヒントを得ることができる。
    またこのイベント内において「全距離での勝利」を掲げているため、専用二つ名である【万能オタク娘】の最後の獲得条件である「有馬記念の制覇」に繋がるイベントと言える。
  • 長距離適性が欲しいが・・・
    アグネスデジタルの専用二つ名【万能オタク娘】の獲得のためにはシニア級有馬記念の勝利が条件となっているが、アグネスデジタルは長距離適性がGと低く、たった100mの差といえど長距離に分類される有馬記念は厳しい戦いとなる。
    因子継承で少しでも長距離に適性を付け、何とか勝利に漕ぎ付けたいものだ。
  • ステータスも幅広く上がるが・・・
    万能適性を掲示するかのように、成長ボーナスも幅広く分布しているアグネスデジタル
    だが、差しウマ娘になくてはならない根性には成長ボーナスが付いておらず、これが上がりにくいことで勝利を逃す展開が多くなる。
    サポート編成には根性のカードを複数積み込み、末脚の爆発力を上げよう。
    また終盤に前へ抜け出せないことで「パワー不足」という指摘を受けることも多いだろうが、差し脚の場合前へ抜け出すためには「賢さ」の値が必要となるため、賢さのサポートカードも多めに盛っておきたい。
  • 競走馬としてのアグネスデジタルは・・・
    97年、アメリカはケンタッキー州で生まれたアグネスデジタルは、管理調教師による直接取引で購買され、日本へと輸出された。
    競走適齢期を迎えた99年9月、阪神開催の新馬戦でデビュー。短距離ダートに挑むも初戦は7馬身差の2着で敗退。続く2戦目も短距離ダートで2着に3馬身差を付けて初勝利を上げた。
    3戦目には芝に進出するも、10頭立ての8着と敗れ、しばらくダートに専念することになった。
    ダートに戻って4戦目を2着、5戦目では2着に7馬身差を付けて圧勝。12月には全日本3歳優駿に出走。単勝オッズ1.7倍の1番人気に支持されると、第3コーナー先頭からゴールまで押し切って重賞初勝利を挙げた。
    (全日本3(2)歳優駿は川崎競馬場が開催地であり、ウマ娘プリティーダービーには川崎競馬場がレース場として登場していないため、全日本3(2)歳優駿も該当レースは存在しないアップデートにより川崎競馬場が実装、同時に「全日本ジュニア優駿」として当レースも実走された)
  • 砂か芝か、中距離かマイルか
    4歳となった00年は2月ヒヤシンスSから復帰するも3着と敗れ、その後はNHKマイルカップへの出走を目指し芝のレースへと戻る。
    クリスタルカップ3着、前哨戦となるニュージーランドトロフィー4歳Sも3着となり、5月に迎えた本番では道中7番手の位置から最後の直線で伸びず、そのまま流れこむ形での7着となった。
    のち再びダートに戻り、名古屋優駿(東海ダービー)に出走し1分59秒8のレコードタイムで勝利。7月にはジャパンダートダービーに出走し、1番人気に支持されるも、レースでは最終コーナーまで4番手の位置を進んだが、最後の直線で失速し、15頭立ての14着と大敗を喫した。
    2ヶ月の休養を経て9月ユニコーンSで復帰。新馬戦で敗れたマチカネランに2馬身半差を付けて勝利すると、10月には古馬との初対戦となる武蔵野Sでは2着となる。
    秋の最大目標にはダートGⅠ・ジャパンカップダートと芝のGⅠ・マイルチャンピオンシップが候補に挙がるが、2100mと距離が長いダートはアグネスデジタルにはきついと見てマイルを選択。11月に迎えたマイルCSでは突出した実績馬がおらず、混戦模様といわれる中にあって芝での戦績が乏しいアグネスデジタルは13番人気と低い評価を受けた。
    レースではスタート悪く後方に付けるも、直線に向いたところから追い出すと鋭く伸び、残り200メートルで15番手という位置から先団を一気に差しきり、1番人気のダイタクリーヴァに半馬身差をつけての優勝を果たした。走破タイム1分32秒6はコースレコードであり、また13番人気での勝利、その配当5570円は、いずれもレースレコードだった。
  • 出走権の悲喜交々
    01年は1月、京都金杯に出走するもダイタクリーヴァに雪辱を許し3着となる。その後は2月のダートGⅠ・フェブラリーステークスに向かう予定だったが、右前脚に球節炎を発症し休養を余儀なくされる。
    5月の京王杯スプリングCでは9着、GⅠ・安田記念では11着と敗れ、競争後に再び休養に入った。
    9月、復帰戦の日本テレビ盃で勝利を挙げると、10月には盛岡で行われた交流GI・マイルチャンピオンシップ南部杯に臨み、これに勝利。84年にグレード制が導入されて以来初となる芝・ダート双方でのGⅠ制覇を成し遂げた。
    その後は連覇の懸かるマイルチャンピオンシップへ出走の予定だったが、収得賞金額が出走要件を満たしていたことから天皇賞(秋)へ急旋回。このときの天皇賞は日本中央競馬会の国際化計画に基づき、前年から外国産馬の出走枠が2頭分設けられたばかりで、競走1カ月前に天皇賞出走と目されていた外国産馬は、宝塚記念優勝の5歳馬メイショウドトウと、NHKマイルカップ優勝の3歳馬クロフネであった。
    クロフネは特に注目を集め、前年春以来、芝の中・長距離戦線ではテイエムオペラオーメイショウドトウが6度にわたって1、2着を占めており、ファンの間にも倦怠感が漂いつつあるなかで、そうした状況を打破する新勢力として期待されていたのだが、獲得賞金で上回るアグネスデジタルの出走によりクロフネは天皇賞から除外され、一部ファンからはアグネスデジタル陣営に対して非難の声も上がった。
    当日、アグネスデジタルは4番人気に支持されたが、オッズは上位で一桁台のテイエムオペラオーメイショウドトウステイゴールドからは大きく離れた20倍であった。午前中の降雨により馬場状態は重馬場となり、スタートから逃げ馬が出遅れて重馬場を考慮してもスローな展開となったが、多くの馬がこのペースに焦れて騎手との呼吸を欠いていくなか、10番手前後を進んだアグネスデジタルは落ち着いた状態で馬場の良いところを進み、最後の直線ではメイショウドトウをかわしたテイエムオペラオーが抜け出したが、第4コーナーから観客席側へ大きく外を追い込んだアグネスデジタルがゴール前で一気に差し切り、同馬に1馬身差を付けて優勝を果たした
    外国産馬による天皇賞制覇は、出走可能であった1956年秋に優勝したミツドフアーム以来、45年ぶりの出来事であった。(天皇賞は71年から00年までの間、外国産馬に出走権が与えられなかった時期があり、また外国産馬の出走枠制限は05年に撤廃されている)
  • 戦いの舞台は海外へ
    連覇の掛かったマイルチャンピオンシップを飛ばし、12月香港国際競走のメインレース・香港カップ(2000m)へ出走。当年の香港国際競走には4つのG1競走へ6頭の日本馬が参戦し、香港ヴァーズ(2400m)をステイゴールドが、香港マイルをエイシンプレストンが制するなか、アグネスデジタルはスタートよく先頭に立つと道中を好位で追走し、第3コーナーからペースが上がるのに任せて最終コーナーで再び先頭に立ち、最後の直線では追いすがる1番人気のトブーグをアタマ差しのいで勝利した。
    当年これが最後の出走となったアグネスデジタルは、年度表彰JRA賞において最優秀4歳以上牡馬に選出された。最優秀ダートホースには天皇賞除外によりダート路線を進みジャパンカップダートを制したクロフネが受賞したが、同馬は屈腱炎発症によりこの年限りで引退しており、同馬とアグネスデジタルとの対戦は結局実現しなかった。
    02年はドバイワールドカップへの出走を目標に、前年故障のため回避したフェブラリーステークスに出走。史上最多10頭のGI優勝馬が顔を揃えたなかでアグネスデジタルは1番人気の支持を受け、レースでは6番手追走から先行勢を差し切って優勝した。南部杯、天皇賞、香港カップ、フェブラリーステークスと4戦連続でのGI制覇は史上初の記録となった。
    3月、香港経由でドバイに向かうも、航空機のトラブルにより香港で一時足止めされていたほか、ドバイ到着後も集中豪雨に遭い発、調教不順で、その状態は芳しいものではなく、レースでは後方待機から最後の直線で追い込みを図ったが、1着から約16馬身差の6着と敗れた。
    その後は香港へ戻り、香港マイル優勝馬エイシンプレストンと共にクイーンエリザベス2世カップに出走。レースでは5番手追走から最後の直線で先頭に立ったが、ゴール前でエイシンプレストンに差され、半馬身差の2着となった。日本国外の競走における日本馬の1、2着独占は史上初の出来事であった。なお、今回のアグネスデジタルのような2カ国に跨った転戦の場合、従来は検疫上の理由から一度日本に帰国しなければならなかったが、調教師の白井寿昭がJRA理事長に訴えてドバイから香港への直接出走を可能とした経緯があり、海外遠征史におけるひとつの大きな成果となった
  • 最期の大記録
    香港から帰国後、前年秋からの連戦疲労により右肩や後躯に不安が出たため休養に入り、そのまま約1年を休養に充て、2003年5月に交流重賞・かきつばた記念で復帰したが、最終コーナーで先頭に並びかけるも4着と敗れる。
    この内容に「もう復調はない」「全盛期を過ぎた」との見方もあったなか、6月、2年前に惨敗を喫した安田記念に出走。中団を進み、最後の直線では外に持ちだして追い込むと、前を行く2頭を差し切り、1年4カ月ぶりの勝利を挙げた。この劇的な復活は「この馬だけは本当に分からん」と識者たちを大いに混乱させた。
    走破タイム1分32秒1は90年にオグリキャップが出した記録を13年ぶりに更新するコースレコードで、これによりアグネスデジタルのGI勝利数は、いずれも最多7勝を挙げたシンボリルドルフテイエムオペラオーに次ぐ6勝となり、また史上4頭目の4年連続GI勝利という記録も達した。
    これがアグネスデジタルの最後の勝利となり、以後は日本テレビ盃の2着を最高成績として、年末の有馬記念9着を最後に引退した。
 

血統関係

◆父

クラフティプロスペクター(Crafty Prospector 牡 1979 父:ミスタープロスペクター(Mr. Prospector))

├クラフティワイフ(Crafty Wife 牝 1985 母:ワイフミストレス(Wife Mistress))

│└エヴリウィスパー(牝 1997 父:ノーザンテースト(Northern Taste))

│ └トーセンジョーダン(牡 2006 父:ジャングルポケット)

アグネスデジタル(Agnes Digital 牡 1997 母:チャンシースクヮー(Chancey Squaw))

 

◆父の父

ミスタープロスペクター(Mr. Prospector 牡 1970 母:ゴールドディガー(Gold Digger))

├スタッツブラックホーク(Stutz Blackhawk 牡 1977 母:サニーモーニング(Sunny Morning))

│└ケイエスミラクル(K.S.Miracle 牡 1988 母:レディベンドフェイジャー(Lady Bend Fager))

├ファッピアーノ(Fappiano 牡 1977 母:キラロー(Killaloe))

│└アンブライドルド(Unbridled 牡 1987 母:ガーナファシル(Gana Facil))

│ └アンフォイルド(Unfoiled 牝 1995 母:ボールドフォイル(Bold Foil))

│  └マダムチェロキー(牝 2001 父:チェロキーラン(Cherokee Run))

│   └ホッコータルマエ(牡 2009 父:キングカメハメハ)

├ミスワキ(Miswaki 牡 1978 母:ホープスプリングセターナル(Hopespringseternal))

│├ワキア(Wakia 牝 1987 母:ラスカルラスカル(Rascal Rascal))

│|└サイレンススズカ(牡 1994 父:サンデーサイレンス(Sunday Silence))

│└ロッシーニ(Rossini 牡 1997 母:タッチオブグレートネス(Touch of Greatness))

│ └ジョコンダⅡ(Jioconda 牝 2003 母:ラジョコンド(La Joconde))

│  └サトノクラウン(牡 2012 父:マルジュ(Marju))

├コンキスタドールシエロ(Conquistador Cielo 牡 1979 母:ケーディープリンセス(K D Princess))

│└スィートシエロ(Sweet Cielo 牝 1987 母:チェンジウォーター(Change Water))

│ └ツルマルツヨシ(牡 1995 父:シンボリルドルフ)

├クラフティプロスペクター(Crafty Prospector 牡 1979 母:リアルクラフティレディ(Real Crafty Lady))

│├クラフティワイフ(Crafty Wife 牝 1985 母:ワイフミストレス(Wife Mistress))

││└エヴリウィスパー(牝 1997 父:ノーザンテースト(Northern Taste))

││ └トーセンジョーダン(牡 2006 父:ジャングルポケット)

│└アグネスデジタル(Agnes Digital 牡 1997 母:チェンシースクヮー(Chancey Squaw))

├ウッドマン(Woodman 牡 1983 母:プレイメイト(Playmate))

│├ヒシアケボノ(Hishi Akebono 牡 1992 母:ミステリーズ(Mysteries))

│├ティンバーカントリー(Timber Country 牡 1992 母:フォールアスペン(Fall Aspen))

││└コパノニキータ(牝 2001 母:ニホンピロローズ)

││ └コパノリッキー(牡 2010 父:ゴールドアリュール)

│└ラスリングカプス(Rustling Copse 牝 1993 母:フィールディ(Fieldy))

│ └アストンマーチャン(牝 2004 父:アドマイヤコジーン)

├マイニング(Mining 牡 1984 母:アイパス(I Pass))

│└ローミンレイチェル(Roamin Rachel 牝 1990 母:ワンスマートレディ(One Smart Lady))

│ └ゼンノロブロイ(牡 2000 父:サンデーサイレンス(Sunday Silence))

シーキングザゴールド(Seeking the Gold 牡 1985 母:コンゲーム(Con Game))

├フォーティナイナー(Forty Niner 牡 1985 母:ファイル(File))

│└エンドスウィープ(End Sweep 牡 1991 母:ブルームダンス(Broom Dance))

│ └スイープトウショウ(牝 2001 母:タバサトウショウ)

├マキャヴェリアン(Machiavellian 牡 1987  母:クーデフォリー(Coup de Folie))

│├ヴェットーリ(Vettori 牡 1992 母:エアーディスタンギエ(Air Distingue))

││└ラジョコンド(La Jioconde 牝 1999 母:ラスト(Lust))

││ └ジョコンダⅡ(Jioconda 牝 2003 父:ロッシーニ(Rossini))

││  └サトノクラウン(牡 2012 父:マルジュ(Marju))

│└ハルーワスウィート(牝 2001 母:ハルーワソング(Halwa Song))

│ └シュヴァルグラン(牡 2012 父:ハーツクライ)

キングマンボ(Kingmambo 牡 1990 母:ミエスク(Miesque))

 ├エルコンドルパサー(El Condor Pasa 牡 1995 母:サドラーズギャル(Saddlers Gal))

 ├キングズベスト(King's Best 牡 1997 母:アレグレッタ(Allegretta))

 |└エイシンフラッシュ(牡 2007 母:ムーンレディ(Moonlady))

 └キングカメハメハ(牡 2001 母:マンファス(Manfath))

  ├ホッコータルマエ(牡 2009 母:マダムチェロキー)

  ├デアリングバード(牝 2011 母:デアリングハート)

  |└デアリングタクト(牝 2017 父:エピファネイア)

  └ドゥラメンテ(牡 2012 母:アドマイヤグルーヴ)

 

◆母・子孫

チャンシースクヮー(Chancey Squaw 牝 1991 母:アリカンス(Allicance))

アグネスデジタル(Agnes Digital 牡 1997 父:クラフティプロスペクター(Crafty Prospector))

 ├マイネランデブー(牝 2005 母:ノーザンドライバー)

 │└ディアドムス(牡 2012 父:ジャングルポケット)

 └カゼノコ(牡 2011 母:タフネススター)

 

◆母の父

チーフズクラウン(Chief's Crown 牡 1982 父:ダンジグ(Danzig))

└チャンシースクヮー(Chancey Squaw 牝 1991 母:アリカンス(Allicance))

 └アグネスデジタル(Agnes Digital 牡 1997 父:クラフティプロスペクター(Crafty Prospector))

 

◇母の母の父

アレッジド(Alleged 牡 1974 父:ホイストザフラッグ(Hoist the Flag))

├アリカンス(Allicance 牝 1980 母:ラナウェイブライド(Runaway Bride))

|└チャンシースクヮー(Chancey Squaw 牝 1991 父:チーフズクラウン(Chief's Crown))

| └アグネスデジタル(Agnes Digital 牡 1997 父:クラフティプロスペクター(Crafty Prospector))

└ラーソサエティ(Law Society 牡 1982 母:ボールドビキニ(Bold Bikini))

 └サトルチェンジ(Subtle Change 牝 1988 母:サンタルチアーナ(Santa Luciana))

  └マンハッタンカフェ(牡 1998 父:サンデーサイレンス(Sunday Silence))