GⅠレース/かしわ記念 の変更点

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**歴史 [#z16a4280]

''かしわ記念''は、千葉県競馬組合が船橋競馬場で施行する地方競馬の重賞競走(ダートグレード競走、JpnⅠ)である。

農林水産大臣が賞を提供しており、正式名称は「農林水産大臣賞典 かしわ記念」と表記される。

競走名の「かしわ」は、船橋競馬場の前身で柏市に1952年まで所在していた柏競馬場を表している。
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「かしわ記念」という競走は1978年に準重賞として1800mで創始されていたが、第1回千葉県営競馬が柏競馬場で行われたことを記念し、1989年に重賞競走として改めて創設された。

これに伴い準重賞であったほうの競走は廃止となったため、「準重賞から重賞への格上げ」とする向きもあるが、回次は引き継がれずに1989年が第1回開催とされている。

1995年に南関東地区のグレード制施行により、G2に格付けされる。

1996年には中央・地方全国指定交流競走に指定を受け、距離を1600mに変更。

1997年にダートグレード競走の統一GⅢに格付けされ、この頃から中央開催の春のダートGⅠ・フェブラリーステークスからの出走馬も増えて、中央・地方の一流馬による高レベルな争いが繰り広げられるようになる。

2002年には南関東グレードのG1、ダートグレードの統一GⅡにそれぞれ格上げされ、2005年には統一GⅠに、2007年に格付け表記を「JpnⅠ」に変更、南関東グレードは表記を省略されるようになった。

2016年に中央競馬所属馬の出走枠が1頭増えて6頭に、それにともない地方競馬所属馬の出走枠が8頭となる。

実施されたのがゴールデンウィーク中だったこともあって、2019年から現在に至り売得金額の売上レコードを更新し続けており、「今最もアツい地方競馬」ともされる。
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|>|~時期|~タイトル|~レース場|~バ場|~距離|~根幹|~向き|h
|SIZE(16):シ&br;ニ&br;ア|SIZE(16):5月前半|SIZE(16):かしわ記念|SIZE(16):船橋|SIZE(16):ダート|SIZE(16):マイル1600|SIZE(16):&size(16){〇};|SIZE(16):左|
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**競技場 [#m52bbf5e]

舞台となる船橋1600mは、ホームストレッチからスタートして馬場を1周するコース設定で、スタートから1コーナーまでの距離が約250m。

船橋競馬はコーナーの入りが緩やかで内外に高低差がついたスパイラルカーブが採用されており、スピードを落とさず直線に入ることができるため、地方競馬の中では速い時計が出やすいコースと言える。
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**歴代優勝馬 [#rf2e3d5c]
|回数|開催年|競走名|距離|優勝馬|性齢|所属|タイム|
|回数|開催年|競走名|距離|優勝馬|性齢|所属|タイム|h
|第1回|1989|かしわ記念|1800m|イシノラッキー|牝5|船橋|1:52.5|
|第2回|1990|~|~|フジノダンサー|牝4|船橋|1:54.8|
|第3回|1991|~|~|パワーディクター|牡4|船橋|1:54.7|
|第4回|1992|~|~|スーパージョーク|牡6|船橋|1:55.7|
|第5回|1993|~|~|トキノクンショウ|牡4|大井|1:53.4|
|第6回|1994|~|~|ヤマジュンオー|牡5|大井|1:53.7|
|第7回|1995|~|~|ヤマノセイコー|牡5|船橋|1:53.0|
|第8回|1996|~|1600m|ヒカリルーファス|牡4|大井|1:39.4|
|第9回|1997|~|~|バトルライン|牡4|JRA|1:37.9|
|第10回|1998|~|~|アブクマポーロ|牡6|船橋|''1:35.4''|
|第11回|1999|~|~|サプライズパワー|牡5|船橋|1:39.5|
|第12回|2000|~|~|ビーマイナカヤマ|牡6|JRA|1:40.8|
|第13回|2001|~|~|タマモストロング|牡6|JRA|1:38.1|
|第14回|2002|~|~|トーシンブリザード|牡4|船橋|1:36.5|
|第15回|2003|~|~|スターリングローズ|牡6|JRA|1:38.2|
|第16回|2004|~|~|ナイキアディライト|牡4|船橋|1:39.7|
|第17回|2005|~|~|ストロングブラッド|牡6|JRA|1:37.9|
|第18回|2006|~|~|アジュディミツオー|牡6|船橋|1:38.6|
|第19回|2007|~|~|ブルーコンコルド|牡7|JRA|1:37.4|
|第20回|2008|~|~|ボンネビルレコード|牡6|JRA|1:37.6|
|第21回|2009|~|~|エスポワールシチー|牡4|JRA|1:35.9|
|第22回|2010|~|~|エスポワールシチー|牡5|JRA|1:36.8|
|第23回|2011|~|~|フリオーソ|牡7|船橋|1:38.2|
|第24回|2012|~|~|エスポワールシチー|牡7|JRA|1:36.5|
|第25回|2013|~|~|ホッコータルマエ|牡4|JRA|1:37.8|
|第26回|2014|~|~|コパノリッキー|牡4|JRA|1:39.2|
|第27回|2015|~|~|ワンダーアキュート|牡9|JRA|1:37.4|
|第28回|2016|~|~|コパノリッキー|牡6|JRA|1:39.2|
|第29回|2017|~|~|コパノリッキー|牡7|JRA|1:39.9|
|第30回|2018|~|~|ゴールドドリーム|牡5|JRA|1:39.2|
|第31回|2019|~|~|ゴールドドリーム|牡6|JRA|1:40.2|
|第32回|2020|~|~|ワイドファラオ|牡4|JRA|1:38.6|
|第33回|2021|~|~|カジノフォンテン|牡5|船橋|1:39.3|
|第34回|2022|~|~|ショウナンナデシコ|牝5|JRA|1:38.9|
|第35回|2023|~|~|メイショウハリオ|牡6|JRA|1:39.3|