GⅠレース/ヴィクトリアマイル のバックアップ(No.1)
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- 1 (2023-07-09 (日) 03:11:33)
- 2 (2024-05-26 (日) 21:58:46)
歴史
ヴィクトリアマイルは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の春の4歳以上の牝馬マイル重賞競走(GⅠ)である。
競走名の「ヴィクトリア(Victoria)」は、ローマ神話に登場する勝利の女神に由来する。
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競走馬生産の原点である牝馬は従来、早期に引退させて生産界へ戻すべきと考えられており、古馬牝馬にとって目標となる競走も長らく設けられていなかった。
その後1996年にエリザベス女王杯が条件変更され、4歳(現3歳)以上牝馬のGI競走として行われるようになってからは、牝馬重賞競走の増設やローテーションの整備など競馬番組の充実が図られるようになり、競走馬として長く活躍する牝馬が多くなった。
一方、こうして長く現役として活躍した牝馬からも優秀な産駒が誕生するようになったことにより生産界の考え方にも変化が生じてきたほか、ヨーロッパでも競走馬としての牝馬の価値を重視する傾向が強まってきた。
こうした流れの中、2006年に4歳以上牝馬による春季のチャンピオン決定戦として本競走が新設された。
なお、本競走の創設に関してJRA内では「内国産競走馬のレベル向上のため、強豪牝馬は早く引退して繁殖牝馬になるべき。レースに出ては故障してしまう」という反対意見もあった。
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創設時より国際競走として外国馬が出走可能で、ステップ競走で所定の成績を収めた地方競馬所属馬も出走が可能となっている。
創設時の格付けでは「JRA-GⅠ」であったが、翌2007年からは国内格付けとして「JpnⅠ」、国際格付けでは「L(リステッド)」となる。
2009年以降は国際格付けで「GⅠ」となり、JpnⅠは併記しないこととなった。
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2017年より、本競走の1 - 3着馬には当該年に行われるジャック・ル・マロワ賞(GⅠ)への優先出走権が付与されることになった。
2018年より安田記念とともにデスティナシオンフランスの名称でジャック・ル・マロワ賞と提携。
2021年よりムーラン・ド・ロンシャン賞(GⅠ)も対象競走に追加され、上位3頭に優先出走権が付与される。
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2020年からブリーダーズカップ・チャレンジの対象競走に指定され、優勝馬には当該年のブリーダーズカップ・フィリー&メアターフへの優先出走権と出走登録料・輸送費用の一部負担の特権が付与される。
時期 | タイトル | レース場 | バ場 | 距離 | 根幹 | 向き |
---|---|---|---|---|---|---|
5月前半 | ヴィクトリアマイル | 東京 | 芝 | マイル1600 | ○ | 左 |
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競技場
東京競馬場 芝1600m(マイル) 左
直線は525.9m。向正面直線の右奥がスタート地点で、最初の3コーナーまでの距離は約542m(Aコース時)。
3コーナー手前に高低差1.5mの上り坂、最後の直線途中に高低差2.1mの上り坂が設けられている。
3~4コーナーは緩やかなカーブ。スピードのみならず、スタミナ・持続力も求められるコース。
歴代優勝馬
回数 | 施行年 | 競走名 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | タイム |
第1回 | 2006 | ヴィクトリアマイル | 東京 | 1600m | ダンスインザムード | 牝5 | 1:34.0 |
第2回 | 2007 | コイウタ | 牝4 | 1:32.5 | |||
第3回 | 2008 | エイジアンウインズ | 牝4 | 1:33.7 | |||
第4回 | 2009 | ウオッカ | 牝5 | 1:32.4 | |||
第5回 | 2010 | ブエナビスタ | 牝4 | 1:32.4 | |||
第6回 | 2011 | アパパネ | 牝4 | 1:31.9 | |||
第7回 | 2012 | ホエールキャプチャ | 牝4 | 1:32.4 | |||
第8回 | 2013 | ヴィルシーナ | 牝4 | 1:32.4 | |||
第9回 | 2014 | ヴィルシーナ | 牝5 | 1:32.3 | |||
第10回 | 2015 | ストレイトガール | 牝6 | 1:31.9 | |||
第11回 | 2016 | ストレイトガール | 牝7 | 1:31.5 | |||
第12回 | 2017 | アドマイヤリード | 牝4 | 1:33.9 | |||
第13回 | 2018 | ジュールポレール | 牝5 | 1:32.3 | |||
第14回 | 2019 | ノームコア | 牝4 | 1:30.5 | |||
第15回 | 2020 | アーモンドアイ | 牝5 | 1:30.6 | |||
第16回 | 2021 | グランアレグリア | 牝5 | 1:31.0 | |||
第17回 | 2022 | ソダシ | 牝4 | 1:32.2 | |||
第18回 | 2023 | ソングライン | 牝5 | 1:32.2 |