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- フローレンス・ナイチンゲール。英国では「統計学の先駆者」と呼ばれる統計学者であるが、世界的には「クリミアの天使」の異名で知られる偉人的看護師であり、「近代看護教育の母」ともされる通り看護師という職業そのものの社会的地位向上に貢献した教育者。
- フローレンス・ナイチンゲール。「クリミアの天使」の異名で世界的に知られるイギリスの看護師。「近代看護教育の母」ともされる通り看護師という職業そのものの社会的地位向上に貢献した教育者でもあり、「統計学の先駆者」と呼ばれる統計学者の顔も持つ。
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| | 史実における解説 +クリックで展開
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- 19世紀(1853年~56年)に起きた「クリミア戦争」の戦地にて、献身的な看護活動を行ったことで一般に知られる女性。
バーサーカーとしての登場は一見そのイメージとはかけ離れているが、生前の彼女はまさにその通り──むしろ豪傑という言葉が似合うような苛烈な性格の人物であったという。
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| | +クリミア戦争について
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- 南下政策を掲げて海洋進出を狙うロシアが、当時黒海周辺を領有していたオスマン帝国と衝突して起こった戦争。主戦場はクリミア半島(ウクライナの南端部)だったがバルト海や太平洋まで戦域が広がる大戦争に発展した。
- 当初はロシアが一方的と言えるほど優勢だったが、これがイギリスとフランスの危機感を煽り、両国がオスマン帝国側について派兵。しかし現地の事情に疎かったことや戦略的なミスが重なり、セヴァストポリ包囲戦では戦死者よりも病死者が上回るなど泥沼化。結局戦勝国はなく講和条約も現状維持にとどまったが、戦術的にはロシアの敗北だった。
- 開戦にあたりロシアはバルカンや黒海周辺に多くいるキリスト教系スラヴ民族のナショナリズムを煽ってオスマン帝国を苦しめ、その保護を名目に出兵した。このナショナリズムはかつてナポレオンがフランス革命戦争を通して欧州各地に広めたものだった。
- 19世紀に起きた「クリミア戦争」の戦地にて、献身的な看護活動を行ったことで一般に知られる女性。
バーサーカーとしての登場は一見そのイメージとはかけ離れているが、生前の彼女はまさにその通り――むしろ豪傑という言葉が似合うような苛烈な人物であったという。
- 恵まれた家庭環境と勤勉さの賜物による豊富な知識に加え、尋常でない仕事量をこなす恐ろしいまでのタフネス、自他問わずに誰に対しても常に持ち続ける妥協を一切許さない不寛容さや厳しさ、そして軍人や政治家などといった権力者の干渉にすら相手が折れるまで絶対に自分を曲げない意志の強さや行動力、果敢さで知られていた。
- ロシアはその後もバルカンの民族主義を煽り、1877年にオスマン帝国とふたたび交戦して今度は完全勝利する。しかしこれは列強の外交的な介入によって戦果を縮小されてしまう。
ロシアはヨーロッパ側での南下を中断して太平洋側に力点を移動し、満州や朝鮮に進出する。しかしこちらでは近代化を進める日本の安全保障政策とぶつかり、日露戦争で日本に敗北。太平洋側でも南下を絶たれてしまう。
- 度重なる失政により国内が苦しくなったロシアはついに民族主義を全面に押し出してバルカンに舞い戻るが、今度はオスマン帝国だけでなくドイツが煽っていたゲルマン民族主義とも衝突。長年煽られるだけ煽られて何らの着地点も得られなかった民族対立は危険なレベルまで激化し、結果的に第一次世界大戦が勃発するのである。
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- 恵まれた家庭環境と勤勉さの賜物による豊富な知識(当時の英国において、上流階級の子女が高等教育を受けることはかえって稀なことである)に加え、尋常でない仕事量をこなす恐ろしいまでのタフネス、自他問わずに誰に対しても常に持ち続ける妥協を一切許さない不寛容さや厳しさ、そして軍人や政治家のような権力者が相手でも全く怯まない意志の強さや行動力、果敢さで知られていた。
自分が裕福な生まれであることも最大限生かし、コネを辿ってイギリス女王陛下直々のお墨付きを獲得したり、物資や施設が足りない際は私財を投じて間に合わせるなど、使えるものは全て利用していた。
- 意外な事に臨床看護師としての活躍は期間で言うと2年と短い。それ以外は自ら作成した統計的データを軍部に叩きつけて医療衛生に革命を起こしたり、患者にとって理想的な空間配分の病院を自ら設計して今に至るまでの病院建築に影響を与えたり、当時小間使いの仕事とされていた看護職の社会的地位を大きく向上させたり、その養成のための制度・施設作りに奔走していたという。
生涯に渡って凄まじい激務の中に身を置き、体を壊そうと、周囲が泣いて止めようと、寝たきりになろうとも「人を助ける」ことに自らの文字通り全てを捧げ尽くした女性である。
- まるでロボットが人間になったかのような凄まじい仕事人間である彼女だが、色恋の話も無かったわけではない。本格的に看護師としての道を進もうとする中で一人の青年と恋に落ちる。
「私には満足を求める知的な性質がある。その満足はあの人から得られる。私には満足を求める情熱的な性質がある。その満足もあの人から得られる」との手記があり、相当恋焦がれ彼に入れ込んでいたらしい。しかし結局看護によって万人を救う道を選んだ彼女は一人の為に生きる生き方を捨て、慈善病院の監督、そしてクリミア戦争に従軍する事になる。
- 彼と別れた彼女は日記に「今年で30歳になる。キリストが伝道を始めた歳だ。もはや子供っぽいことは終わり。無駄なことも、恋も、結婚も」と書き残していた。そのまま彼女は生涯独身を貫いている。
- 男女として結ばれることはなかったものの彼はナイチンゲールの活動に理解を示しており、後に寄付金を集める活動などで彼女を長らく支援してくれた。
- 1820年5月12日、両親の新婚旅行先であるトスカーナ大公国の首都フィレンツェで生まれる。「フィレンツェ」の英語読みから「フローレンス」と名付けられた。
実家は裕福なジェントリ(郷紳、地方貴族)の家系。教育熱心な両親により幼い頃から一流の英才教育を受けたため、数ヵ国語を話し、数学や哲学、芸術や文学についても深い教養を身につける。若い頃はいわゆる「社交界の華」としてもてはやされていたらしい。
- 当時としては申し分のない生活をしていたナイチンゲールだったが、慈善事業に参加した際に貧しい人々の窮状を知り、社会貢献をしたいという想いが強まっていく。そんな中、とあるきっかけでローマの保養所の所長をしていたシドニー・ハーバート(ナイチンゲールの幕間の物語にも登場)とその妻エリザベスと交流するようになったことでその決心は固まっていった。
特に、当時下賤な職とされていた看護婦の現状を変えたいという想いから本格的に看護を学びはじめるが、家族からは猛反対を受け一時期絶縁状態にまでなる(後に和解)。唯一父親だけは応援してくれたため、ナイチンゲールはドイツに留学し、当時としては先進的な看護教育を行っていたカイザーヴェルト学園で学んだ。卒業後はエリザベスに紹介されたロンドンの病院で働き始め、看護体制の改善に取り組むようになる。なお、駆け出しの頃はほぼ無給だったところをこれも父親が多額の仕送りをしてくれたため生活できていたとのこと。
- 彼女の業績で最も有名なのはやはり「クリミア戦争」での看護活動だろう。当時、劣悪な環境で負傷兵の死亡率が問題視されており、戦時大臣となっていたハーバートはナイチンゲールに従軍を依頼する。これを受けたナイチンゲールは陸軍病院の看護婦総監督に任命され、シスターと看護婦からなる精鋭の看護団を率いて現地に向かった。
当初は縦割り行政の弊害で満足な活動ができなかったが、病院のトイレ掃除がどこの管轄でもなかったことに目をつけたナイチンゲールたちは率先してトイレ掃除を行い、これを足掛かりにして少しずつ軍隊内の業務に介入していく。さらに、難色を示す上官たちをハーバートのツテで取り寄せたヴィクトリア英国女王からの命令書で黙らせる。
負傷兵の死亡原因が衛生環境の悪さにあると睨んだナイチンゲールは徹底的なまでの衛生管理を行い、一時期は約42%だった負傷兵の死亡率を5%にまで引き下げた。後の調査で、負傷兵の死因の大半は戦場の怪我によるものでなく病院で蔓延した疾病によるものと結論付けられており、これもナイチンゲールの提供した報告に基づいている。「病気を防ぐため、環境を清潔にすること」は現在では当たり前ではあるが、そもそも当時は医療従事者にすらこの感覚が根付いておらず、ナイチンゲールの登場で初めて一般に周知されるようになったとまで言われている。
- 彼女の活動は負傷兵から「クリミアの天使」と称賛され、後に「白衣の天使」という言葉が生まれるきっかけとなった。また、ランプを掲げて夜遅くまで患者のもとを巡回する姿から「ランプを持った貴婦人」と呼ばれたことも有名。
- クリミア戦争での逸話や晩年の看護教育における実績が注目されがちだが、「統計学の先駆者」と呼ばれたように統計学においても多くの業績を残しており、イギリス王立統計学会初の女性会員や、アメリカ統計学会の名誉会員にも選ばれている。また晩年の彼女の友人であったデイヴィット夫妻は娘に「フローレンス・ナイチンゲール(・デイヴィット)」と名付けており、彼女もまたその名に恥じぬ統計学者として大成している。
- 意外な事に臨床看護師としての活躍は期間で言うと2年と短い。それ以外は自ら作成した統計的データを軍部に叩きつけて医療衛生に革命を起こしたり、患者にとって理想的な空間配分の病院を自ら設計して今に至るまでの病院建築に影響を与えたり、当時小間使いの仕事とされていた看護職の社会的地位を大きく向上させたり、その養成のための制度・施設作りに奔走していたという。
その苛烈な仕事ぶりは、「小陸軍省」とまで渾名された。
生涯に渡って凄まじい激務の中に身を置き、体を壊そうと、周囲が泣いて止めようと、寝たきりになろうとも「人を助ける」ことに自らの文字通り全てを捧げ尽くした女性である。
- クリミア戦争終結の時点で彼女の業績は英国中に広まり、英雄として有名になっていた。
しかし戦争終結の1年後、極度の疲労とストレスに由来する心臓発作により倒れ、その後全身が絶えず疲労感に苛まれ衰弱する「慢性疲労症候群」という病気(現在も治療法は見つかっていない)によって半ば寝たきりの生活を余儀なくされる。
しかし彼女はそれでも持ち前の凄まじい精神力を振り絞り、殆ど動かなくなってしまった身体でペンを動かし激務を続けたという。
しかし戦争終結の1年後、極度の疲労とストレスに由来する心臓発作により倒れ、その後全身が絶えず疲労感に苛まれ衰弱する症状によって半ば寝たきりの生活を余儀なくされる。
- 現代の研究では、彼女はクリミアで「ブルセラ症」という細菌感染症にかかり、さらにそれが引き金となって「慢性疲労症候群」という病気になったと考えられている。
- しかし彼女はそれでも持ち前の凄まじい精神力を振り絞り、ほとんど動かなくなってしまった身体でペンを動かしながら延々と働き続けていたという。
1910年にロンドンで没。90歳での大往生だった。
- このように彼女自身は私財、肉体、生涯総てをなげうってでも人々を救う為に奔走しようとしたが、その一方で「犠牲なき献身こそ真の奉仕」であるとして個人の自己犠牲やボランティア精神によって医療が成り立つ事を良しとせず、専門的な看護師教育や看護医療のシステム化などを推し進めている。
- この考え方は当時の彼女の在り方に感銘を受けて「ナイチンゲール憲章」なるものを作った赤十字社の在り方に対する批判によく表れている。
自らの体験からか、安定した経済援助もなく、構成員達の自己犠牲によってのみ行われる慈善事業が長続きしないものである事をはっきりと指摘しており、そのような不安定な活動を旨とするボランティア組織の活動には一切関与する事が無かった。
- 自分自身は二の次でありながら、他人に対してその姿勢を取ることを間違った事であると断じ許さない姿勢は、何処かの正義の味方とはかなりの似たもの同士であり、恐らく終生のライバルになりかねない存在と言えるかもしれない。
- この考え方は当時の彼女の在り方に感銘を受けて「ナイチンゲール記章」なるものを作った赤十字社の在り方に対する批判によく表れている。
自らの体験からか、安定した経済援助もなく、構成員達の自己犠牲によってのみ行われる慈善事業が長続きしないものである事は当時からはっきりと指摘しており、そのような不安定な活動を旨とするボランティア組織の活動には一切関与する事が無かった。
- 自分自身は二の次でありながら、他人に対してその姿勢を取ることを間違った事であると断じ許さない姿勢は、どことなくとある正義の味方と似ているとも言える。
- まるでロボットが人間になったかのような凄まじい仕事人間であるナイチンゲールだが、色恋の話も無かったわけではない。本格的に看護師としての道を進もうとする中で一人の青年と恋に落ち何度もプロポーズを受ける。
「私には満足を求める知的な性質がある。その満足はあの人から得られる。私には満足を求める情熱的な性質がある。その満足もあの人から得られる」との手記があり、相当恋焦がれ彼に入れ込んでいたらしい。しかし結局看護によって万人を救う道を選んだ彼女は一人の為に生きる生き方を捨て、慈善病院の監督、そしてクリミア戦争に従軍する事になる。
- 彼と別れたナイチンゲールは日記に「今年で30歳になる。キリストが伝道を始めた歳だ。もはや子供っぽいことは終わり。無駄なことも、恋も、結婚も」と書き残していた。そのまま彼女は生涯独身を貫いている。
- 男女として結ばれることはなかったもののその男性はナイチンゲールの活動に理解を示しており、後に寄付金を集める活動などで彼女を長らく支援してくれた。
- マテリアルでは「(恐らくは)生前と違い」と濁しているが、上述の通り生前から非常に我が強く妥協しない性格であった事は歴史と逸話が物語っている。
優秀な数学者でもある彼女は自論の根拠として膨大なデータを自ら纏め上げてグラフ化し、反対する相手の眼前に突き付け、有無を言わさずに自らの意思を通したのだという。
論理やデータに基づいた根拠による自分の方針や考えに絶対の自信と信頼を持ち、その弁舌と実行力、辣腕で反対者すら引きずり込んで我が道を貫徹した彼女は、「私が成功した理由は、決して弁解しなかったことと、どんな弁解も受け入れなかったことだ」という格言まで残している。
- そしてそれを証明するかのようなエピソードが……
ある日、戦場で物資不足に悩まされていた状況でナイチンゲールは物資の集積所に赴いた。しかし、管理係の者は、「回せる物資なんて無いですよ」と答える。
――そう、確かに無いのだ。『下士官用の物資は無い』のだ。
- そして、その言葉を体現するかのようなエピソードが以下である。
……ある日、戦場で物資不足に悩まされていた状況でナイチンゲールは物資の集積所に赴いた。しかし管理係は「回せる物資なんて無いですよ」と答える。
──そう、確かに無い。『下士官用の物資は無い』のだ。
それならばとナイチンゲールは将校用の物資を要求するも、物資が入っている木箱を開けるには数週間後に開かれる委員会の承認が必要だと言われる。
その答えを聞いたナイチンゲールは黙って退いたかと思うと、斧を持って現れ将校用の物資の入った木箱を叩き割った。
「有るじゃないですか」と言ってナイチンゲールは、その物資を持って帰った。
- なお、このエピソードは斧ではなく拳で叩き割ったという説もあるやっぱりバーサーカー。
- 重ね重ねここまで苛烈な立ち回りをしながらも、"実力行使"を受けずに使命を全うしたのは驚嘆に値する。
渾身と言う言葉すら生温い程に、ややもすれば敵をも作りかねない生き様、それを運命すら味方につけ1世紀弱まで永らえたのである。幸運A+という驚異のステータスの所以か。
「開いたので物資は貰います」と、そう言ってナイチンゲールは帰った。
- この話の根拠となる資料は、どれもナイチンゲールの死後の年代のものばかりなため後世での創作という説が色濃いのだが、彼女ならばそのくらいやりかねないというのが正直なところだろう。ちなみに斧ではなく拳で叩き割ったという説もある。やっぱりバーサーカー。
- 本作でナイチンゲールの着用している服は19世紀~20世紀初頭の英国陸軍の制服がモデルと思われ、実際に赤い色であった。
また、装備している拳銃はペッパーボックスピストルという代物で、発想としてはリボルバーの先祖のようなもの。
リボルバーの弾倉部分をそのまま延長して、銃身も兼ねさせたような構造になっている。
銃身ごと回転してしまうので命中率は劣悪だが、単発の銃が当たり前のこの時代にしてみれば、連発できるだけでも大きなアドバンテージだったわけである。
ちなみに今でも、水中銃などの特殊用途の銃として使用されている。
- 彼女の弟子の一人にアナスタシアの祖母に当たる女性がいたりする。
- 猫をこよなく愛していたという一面が伝えられている。生涯を通じて60匹以上、一時期には17匹の猫を同時に飼っていたという。他にも旅先のギリシャで拾ったフクロウを飼っており、死後も剥製にして共に過ごしたという。
- 1890年、70歳の時に収録されたという肉声の録音が残っている。(ちなみにこの際に使われた録音機材はトーマス・エジソンの発明)
- 収録されたメッセージの大意
「私の存在が人々の記憶から消え私の名前だけが残された時、この私の声が、我が人生を懸けた偉大なる仕事を永遠のものにしてくれることを願います。
神よ、バラクラバ(バラクラバの戦い)の古き同志たちに幸運を。そして彼らを無事に故郷へと連れて行ってください。
フローレンス・ナイチンゲール」
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| | +バラクラバの戦いについて
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- イギリス・フランス・オスマン帝国の連合軍に包囲されたクリミア半島のセヴァストポリ要塞を救援しようとするロシア軍が、包囲軍の補給基地になっていたバラクラバ港を1854年10月25日に襲撃して起こった戦い。
- イギリス軍が3つの勇敢な行動によって連合軍を救い、クリミア戦争の中でも有名な戦いとなった。
- 味方が敗走する中、第93歩兵連隊は2列横隊でロシア騎兵の突撃を防ぎ切りシン・レッド・ライン(The Thin Red Line)と呼ばれ讃えられた。
- 600人の重騎兵旅団は3500人のロシア軍軽騎兵に攻撃されたが、逆に突撃してこれを打ち破った。
- 軽騎兵旅団600人あまりはロシア軍の砲兵陣地に真正面から突撃し、甚大な損害を受けつつ敵を追い払った。
- この戦いが起こったのはナイチンゲールが連合軍の後方基地に入って4日後のことだった。
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- 本実装に先立ちイベント「監獄塔に復讐鬼は哭く」のシナリオにて先行出演。
同イベントでは名前を含めて記憶を失っており、巌窟王にはかつてのエドモン・ダンテスの婚約者からとって「メルセデス」の仮称で呼ばれていた。
また、エミヤの幕間の物語でも「人属性の英霊」の例として名前が挙げられている。
- 第五章にて本登場。直前のイベントとは正反対のキャラクターに度肝を抜かれたプレイヤーも多かったとか。
- 初登場は本作ではあるが、「竹箒日記」においてキャラクターとしては『Fate/EXTRA CCC』開発時点で造型されていたことが明かされている。
敵側新サーヴァント候補として最後まで残り、結果としてエリザベート・バートリーが採用されたのではあるが、その『鋼の信念』が菌糸類の琴線に触れ、FGO五章のメインキャラとして抜擢を受けた模様。
- CCCのコンセプトとは致命的に相性が悪かったのがボツの理由であるらしいが、『Fate/EXTELLA』においては、ナイチンゲールのデータをある人物が使用するイベントが存在する。
- 宝具名は有名な『ナイチンゲール誓詞』より。ルビは英語読み、名前は『ナイチンゲール誓詞』内にある一文、“我はすべて毒あるもの、害あるものを絶ち”から。
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| | +『ナイチンゲール誓詞』全文
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同イベントでは名前を含めて記憶を失っており、巌窟王にはかつてのエドモン・ダンテスの婚約者からとって「メルセデス」の仮称で呼ばれていた。この時は記憶を失っていたせいもあってか、かなり大人しくしおらしい言動だった。
また、エミヤの幕間の物語でも「人属性の英霊」の例として名前が挙げられていた。
- 第五特異点にて本登場。直前のイベントとは正反対のキャラクターに度肝を抜かれたプレイヤーも多かったとか。
- 初登場は本作ではあるが、『竹箒日記』においてキャラクターとしては『Fate/EXTRA CCC』開発時点で造型されていたことが明かされている。
敵側新サーヴァント候補として最後まで残り、結果としてエリザベート・バートリーが採用されたのではあるが、その『鋼の信念』が菌糸類の琴線に触れ、第五特異点のメインキャラとして抜擢を受けた模様。
- 『CCC』のコンセプトとは致命的に相性が悪かったのがボツの理由であるらしいが、『Fate/EXTELLA』においては、ナイチンゲールのデータをある人物が使用するイベントが存在する。
- スキル「人体理解」
精密機械として人体を正確に把握していることを示す。治療系のスキルや魔術の行使にプラス補正。相手の急所をきわめて正確に狙うことが可能となり、攻撃時のダメージにプラス補正が加えられ、被攻撃時には被ダメージを減少させる。ナイチンゲールにとっては知識であると同時に肉体が覚え込んだ勘の集大成である。
- 敵が機械でも人型なら特攻が発動する。「人体理解」という文字通り、生きているかや人間であるかどうかではなく、人体という形の構造そのものに対する特攻という事だろう。
- 宝具「我はすべて毒あるもの、害あるものを断つ」
ナイチンゲールの精神性と彼女自身の逸話、そして近代にかけて成立した「傷病者を助ける白衣の天使」という看護師の概念が結び付いた宝具。
効果範囲内のあらゆる毒性と攻撃性を無視し強制的に作り出される絶対的安全圏。
その演出は白亜の巨大看護婦を召喚し、看護婦が“浄化の大剣”で敵陣を叩き斬るという非常に物騒なもの。おそらくは“毒と害あるもの”を断つという概念が、浄化の剣として顕在化したものと考えられる。
元ネタは看護学校の卒業の際などに唱和される『ナイチンゲール誓詞』より。ルビは英語読み、名前は誓詞内にある一文から。
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| | 『ナイチンゲール誓詞』全文 +クリックで展開
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我はここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん───
我が生涯を清く過ごし、我が任務(つとめ)を忠実に尽くさんことを。
我はすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、
悪しき薬を用いることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。
我は我が力の限り我が任務の標準(しるし)を高くせんことを努むべし。
我が任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、
我が知り得たる一家の内事のすべて、我は人に洩らさざるべし。
我は心より医師を助け、我が手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。
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- 因みに、この『ナイチンゲール誓詞』はナイチンゲール自身が作り上げたものではなく、彼女の教えを基として1893年にアメリカ・デトロイトのファンランド看護学校長リストラ・グレッター夫人を委員長とする委員会が古代ギリシャの「ヒポクラテスの誓い」に倣って作成したものである。
- ナイチンゲールの着用している服は19世紀~20世紀初頭の英国陸軍の制服で、実際に赤い色であった。
また、装備している拳銃はペッパーボックスピストルという代物で、発想としてはリボルバーの先祖のようなもの。
リボルバーの弾倉部分をそのまま延長して、銃身も兼ねさせたような構造になっている。
銃身ごと回転してしまうので命中率は劣悪だが、単発の銃が当たり前のこの時代にしてみれば、連発できるだけでも大きなアドバンテージだったわけである。
ちなみに今でも、水中銃などの特殊用途の銃としては未だに生き残っている。
- 彼女の弟子の一人にアナスタシアの祖母に当たる女性がいたりする。
- ちなみに、この『ナイチンゲール誓詞』はナイチンゲール自身が作り上げたものではなく、彼女の教えを基として1893年にアメリカ・デトロイトのファンランド看護学校長リストラ・グレッター夫人を長とする委員会が古代ギリシャの「ヒポクラテスの誓い」に倣って作成したものである。
- 彼女の作る料理はイベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』で夫役となっていた乳上曰く、家庭的な英国料理で美味しいが、
食卓・クロス・ナプキン・食器の何から何まで消毒薬の刺激臭に塗れて台無しになっているとのこと。
- 彼女の作る料理はイベント「星の三蔵ちゃん、天竺に行く」で夫役となっていた乳上曰く、家庭的な英国料理で美味しいが、食卓・クロス・ナプキン・食器の何から何まで消毒薬の刺激臭に塗れて台無しになっているとのこと。
- 人体理解スキルはすなわち「人体構造を医学知識として理解している」ことであり、これは戦闘時には「致命傷になりやすい部分を効率的に狙い、一方で回避に置いても自身への致命点を避ける事を優先する」スキルとして機能する。
- 精神負傷系サーヴァント、巌窟王 エドモン・ダンテス(会話5、9)、カルデア医務室担当サーヴァント、カルデアキッチン担当サーヴァント、子供のサーヴァント、巌窟王 モンテ・クリスト所持時にマイルームに特殊会話が追加される。
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幕間の物語
- 開放条件:終局特異点クリア、霊基再臨3回、絆レベル5
- 開放条件:終局特異点クリア、霊基再臨×3回、絆Lv5
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| | +クリックで展開
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Battle 1/3 | スケルトン Lv47(槍:20,372) スペルブックA Lv45(術:18,915) スペルブックB Lv45(術:18,915) |
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Battle 2/3 | スケルトンA Lv52(槍:28,040) サンダーブック Lv40(術:29,576) スケルトンB Lv52(槍:28,040) |
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Battle 3/3 | フィン Lv80(槍:89,250) 玄奘三蔵 Lv58(術:79,728) パラケルスス Lv90(術:82,308) |
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キャスターモニュメント×2、ランサーモニュメント、禁断の頁、凶骨、叡智の灯火、槍の輝石、QP+2,000 |
モニュメント(槍、術x2)確定?、禁断の頁、凶骨、叡智の灯火、槍の輝石、術の輝石、QP+2,000、+3,000 |
クリアで宝具「我はすべて毒あるもの、害あるものを絶つ」ランク C → C+ に強化 |
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- 開放条件:幕間の物語1クリア
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| | +クリックで展開
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Battle 1/3 | 疑似免疫A Lv35(剣:12,419) 疑似免疫B Lv36(剣:12,761) 疑似免疫C Lv39(剣:22,979) |
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Battle 2/3 | 疑似免疫A Lv30(剣:28,863) 疑似免疫B Lv41(剣:26,593) 疑似免疫C Lv30(剣:30,847) |
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Battle 3/3 | 疑似免疫A Lv34(剣:46,768) 理性の欠片 Lv60(剣:101,646)→(剣:130,688) 疑似免疫B Lv42(剣:37,119) |
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サポートは??? Lv90(10/10/10†5)のみ ナイチンゲール登場時「髪振り乱す狂女」攻撃力アップ&毎ターンNP獲得(+20)&与HP回復量アップ(+100%):全て永続 各wave最初の自ターン前「恩讐の彼方よりの炎」敵全体に防御力ダウン&呪い(500):全て永続 疑似免疫はウェアウルフ、理性の欠片は青鬼 |
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強化クエスト
- 開放条件:霊基再臨4段階目で開放
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| | +クリックで展開
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Battle 1/3 | ドルイドB Lv60(術:10,479) | スペルブック Lv72(術:27,894) | ドルイドA Lv60(術:10,794) |
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Battle 2/3 | スペルブックB Lv75(術:44,660) | スペルブックA Lv73(術:43,496) | ドルイド Lv65(術:13,318) |
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Battle 3/3 | デーモン Lv50(術:243,064) | スペルブックB Lv76(術:63,338) | スペルブックA Lv76(術:63,338) |
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蛮神の心臓、禁断の頁、英雄の証、術の輝石、QP+20,000 |
Battle 1/3 | スペルブックB Lv52(術:24,924) | ファイアブック Lv57(術:33,673) | スペルブックA Lv52(術:24,924) |
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Battle 2/3 | ウィンドブックB Lv59(術:52,257) | ファイアブック Lv59(術:65,321) | ウィンドブックA Lv59(術:52,257) |
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Battle 3/3 | | パラケルスス Lv70(術:285,180) | |
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禁断の頁、キャスターモニュメント、叡智の灯火(術) |
Battle 1/2 | ウィンドブックB Lv55(術:40,636) | ファイアブック Lv57(術:55,140) | ウィンドブックA Lv55(術:40,636) |
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Battle 2/2 | デーモン Lv50(術:109,378) | | ダ・ヴィンチ Lv80(術:290,389) |
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蛮神の心臓、キャスターモニュメント、叡智の灯火(術)、QP+30,000 |
クリアでスキル「鋼の看護」ランク A → A+ に強化。 |
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- 開放条件:一つ前の強化クエストをクリアで追加
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| | +クリックで展開
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Battle 1/3 | ゾンビB Lv51(槍:23,361) | グール Lv45(狂:29,348) | ゾンビA Lv53(槍:24,217) |
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Battle 2/3 | グールB Lv48(狂:43,996) | グールA Lv46(狂:42,288) | ゾンビ Lv54(槍:37,823) |
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Battle 3/3 | | ワルキューレ Lv54(槍:149,202) | |
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オーロラ鋼、英雄の証、槍の輝石、叡智の灯火(槍)、叡智の大火(狂)、QP+10,000 |
Battle 1/3 | グール・グルトン Lv40(狂:35,674) | グールB Lv47(狂:27,862) | グールA Lv49(狂:28,966) |
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Battle 2/3 | グール・グルトンB Lv43(狂:47,373) | グール・グルトンA Lv41(狂:45,240) | グール Lv50(狂:36,187) |
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宵哭きの鉄杭、アサシンモニュメント、QP+15,000、+20,000 |
Battle 1/2 | ゾンビ Lv63(槍:35,325) | グール・グルトンB Lv46(狂:42,145) | グール・グルトン Lv44(狂:40,367) |
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Battle 2/2 | ワルキューレ Lv59(槍:135,740) | | アムール Lv82(裁:103,555) |
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オーロラ鋼、宵哭きの鉄杭、モニュメント(四騎士のいずれか)、叡智の大火(狂)、QP+20,000 |
クリアでスキル「天使の叫び」強化。(ランク表記は変化無し) |
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