Thu, 04 May 2023 19:59:47 JST (494d)
シナリオ紹介
Epic of Remnant 亜種特異点Ⅳ |
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時代 | A.D.1692 |
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主題 | 禁忌降臨庭園 セイレム |
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副題 | 異端なるセイレム |
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場所 | アメリカ合衆国 : マサチューセッツ州セイレム(現エセックス郡ダンバース町) |
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人理定礎値 | ?? |
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説明 |
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幾度もの惨劇を経た北米東海岸の町村を、突如として暗闇が覆いその地の住人である五万人のアメリカ国民の存在が消失した。 原因究明のために潜入した暗闇の内部は17世紀末の「セイレム」。かの魔女裁判を装うかのように現れた最後の亜種特異点で、異形の存在と対峙していく。 |
Ⅰ新宿幻霊事件 | Ⅱアガルタの女 | Ⅲ英霊剣豪七番勝負 | Ⅳ異端なるセイレム | EoR/EXTRA |
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其は罪人なり 七つの縄の結び目なり
異端の地に贖罪を求むるは、悪魔の収穫なり
ゲームにおいて
- 第1.5部「Fate/Grand Order – Epic of Remnant -」4番目のシナリオ。
2017年11月29日18:00より配信。
- ストーリーの時系列上は1.5部最後にあたり、「新宿幻霊事件」「アガルタの女」のシナリオ開幕・終幕時に明かされる事項を前提とする描写が存在している。
ストーリー的には他の1.5部シナリオをクリア後にプレイすることが推奨されるが、難易度としては他と比べるとあまり高くない。
- メインクエストで初となる時限開放式のギミックが存在していた。
開放日程は下記の通り
- プロローグ~第3節:11月29日(水)
第4節~第6節:12月1日(金) 0:00以降
第7節~エピローグ:12月3日(日) 0:00以降
- 本章の通常戦BGMは「恐怖への呼び声」
- PVで示されているキーワードは「迷信からの降臨」「魔女裁判」「逃れられぬ告発」「大いなる災厄」「最も異端なる魔女」「魔女狩り」「マサチューセッツ州セイレム」「西暦1692年」「七つの絞首刑」
- 公会堂のフリークエストをクリアすることでメインシナリオ扱いの「番外劇」が開放される。
- 公式サイトによる紹介文は下記参照。
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それは突如として何の前触れもなく現れた。
地上の明かりをすべてかき消し、夜の帳に紛れて町一つを覆い
尽くすように広がるその光景は"暗闇"と呼ぶに相応しい───。
暗き闇の中より放たれる悪意に満ちた特大の魔力は、
人理焼却を目論む魔神の影を彷彿とさせる。
すべての元凶を排除した時、異端の地にて訪れる結末とは…?
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- 登場人物の一覧はこちら※ネタバレを含むため注意
小ネタ
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- 「セイレムの魔女裁判」とは1692年マサチューセッツ湾植民地(現在のマサチューセッツ州)セイレム村で発生した事件。「アメリカ史上最悪の魔女狩り」とも称される。
親に隠れて降霊会に参加した当時12歳の少女「アビゲイル・ウィリアムズ」らが突如として奇行を起こしたことから悪魔憑きと診断され、少女たちの証言から100名を超える村人たちが魔女と告発され、19名が絞首刑、1名が拷問死、5名が獄中死するという凄惨な事態が勃発した。
- 村人たちが次々と魔女として告発され、ついには魔女裁判を取り仕切っていた判事や牧師たちの親族も魔女として告発を受けるまでに至る。
最終的には植民地総督ウィリアム・フィップスの介入により裁判停止、魔女認定されて収監されていた村人の無罪釈放が行われたが、介入が遅くなれば犠牲者は更に増えていたと推察されている。
- なお、村人たちを魔女認定した少女たちは何らかの処罰を受けたという記録は特に存在せず、「アビゲイル・ウィリアムズ」については事件以降の行方自体が不明。
- このような事件が起こった原因としては麦角菌説、集団ヒステリー説が有力と言われている。
- 裁判の後、記録に残っている限りでは不幸に見舞われた少女はいない。
アビゲイルのいとこで裁判の中心人物であったベティ・パリスは結婚し5人の子供を生み77歳まで生きた。なお彼女は黒人の悪魔に呪われていると思いこんでおり、有色人種の少女を告発している。
積極的に魔女を告発したエリザベス・ハバードは村を出て、グロスターの男性と結婚し子供達に囲まれ幸せに暮らした。(結婚相手はそれなりに地位のある裕福な男性だったため記録が残っていた)
魔女に呪われて癲癇を発症したと証言したメアリーは2人の男性と結婚し9人の子宝に恵まれた。
また告発した少女のうちの1人は後に「迷惑をかけた」としたものの、「自分が嘘をついた」とは認めていない。
- ストーリー中で12年前、1680年に彗星が観測されたことが語られているが、これは望遠鏡によって初めて観測された「キルヒ彗星」のこと。
- 作中で登場するモブキャラクターの名前はセイレム魔女裁判関係者及び『クゥトゥルフ神話』に由来している。出典は以下の通り。
- ホーソーン判事、レベッカ、オズボーン、ジャイルズ
- セイレム魔女裁判関係者。
ホーソーン判事は実際にセイレム魔女裁判の判事であった「ジョン・ホーソーン」。
レベッカ、オズボーン、ジャイルズは魔女裁判の中で死亡した人物の名称。
- また、オズボーンはラヴクラフトの作品『ダンウィッチの怪』の登場人物の名称でもある。
- ピックマン
- 「クゥトゥルフ神話」シリーズの登場人物「リチャード・アプトン・ピックマン」。
原典において先祖がセイレム魔女裁判で処刑されたという設定が存在しているため、作中に登場するピックマン一家はリチャードの先祖と思われる。
- マーシュ船長
- H.P.ラヴクラフトの小説『インスマスの影』の登場人物「オーベッド・マーシュ」。
アプリ版では名前のみの言及だったが、コミカライズ版では本人が登場しており、魚類めいた異相を持つ男性として描かれている。
- キザイア
- コミカライズ版で登場する酒場の女店主。
出典はH.P.ラヴクラフトの小説『魔女の家の夢』の登場人物「キザイア・メイスン」。
原典小説おいてセイレムで魔女認定を受けた人物という設定が付与されている。
- 「クトゥルフ神話」に登場する架空の都市「アーカム」は同様の魔女裁判が起きたという設定を含めセイレムをモデルとしている。
- 主題歌「清廉なるHeretics」だが、この英語は「異端」「異端者」の意味を持つ(一部界隈ではラテン語の「Haereticus」という綴りでも知られる)。タイトルと歌詞が示すものは一体…?
- なお、ボーカルのMAAKIIIさんは、アガルタ配信直後のドリカムおじさんのTwitterトレンド入りに際して反応していた本物のドリカムおじさんこと、中村正人の奥様。
- 他のメインシナリオ1.5部と一緒にコミカライズが決定され、『月刊ComicREX』3月号(2019年1月26日)より、『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム 異端なるセイレム』の題で連載が開始された。主人公は女性。
作者は大森葵氏。コミカライズ連載以降に実装された鬼一法眼のキャラクターデザインも務めている。
- また、2019年3月11日より、コミカライズ版「英霊剣豪七番勝負」の連載が行われている『マガジンポケット』でのweb連載も開始されている。
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