**歴史 [#m4ae1ee6]
''NHKマイルカップ''は1996年、4歳牡馬・牝馬限定のGⅠ競走として東京競馬場に新設。
当競走は1953年に同等条件で創設された｢''NHK盃''｣を前身としており、こちらは1984年にGⅡの格付けを受けたものの、1995年の開催を最後に廃止となっている。
NHK盃は施行距離が2000mであったが、NHKマイルカップは1600mであり、｢NHK盃のGⅠ昇格｣と見る向きもあるが、実質的には別箇のレースと考えられている。
創設当時は皐月賞や桜花賞などクラシック競走に出走できなかった外国産馬や短距離適性のある馬に目標となる大レースを春季に創設しようという気運が高まり、4歳マイル王決定戦として新設された。
NHK盃が｢東京優駿(日本ダービー)へのトライアル競走｣という側面を持っていたことからその性質を受け継いでおり、本競走で2着以内に入った馬は東京優駿への出走申し込みが可能となる。
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|~時期|~タイトル|~レース場|~バ場|~距離|~根幹|~向き|h
|５月前半|NHKマイルカップ|東京|芝|マイル1600|○|左|
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**変則二冠とは [#za5989c0]
NHKマイルカップと東京優駿(日本ダービー)を勝利すると｢変則二冠｣の二つ名が獲得できるが、これは2004年にキングカメハメハが成し遂げたものが由来とされており、ほかに2008年のディープスカイもこの変則二冠を達成している。
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**競技場 [#q5e84857]
東京競馬場・芝1600mで施行。直線は525.9m。
向正面直線の右奥がスタート地点で、最初の3コーナーまでの距離は約542m(Aコース時)。
3コーナー手前に高低差1.5mの上り坂、最後の直線途中に高低差2.1mの上り坂が設けられている。
3～4コーナーは緩やかなカーブ。
スピードのみならず、スタミナ・持続力も求められるコース。
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**歴代優勝馬 [#e67a5f85]
|~回数|~施行年|~競走名|~競技場|~距離|~優勝馬|~性齢|~タイム|h
|第1回|1953|NHK盃|東京|2000m|ボストニアン|牡4|2:05 0/5|
|第2回|1954|~|~|~|タカオー|牡4|2:05 1/5|
|第3回|1955|~|~|~|イチモンジ|牡4|2:04 4/5|
|第4回|1956|~|~|~|キタノオー|牡4|2:04 4/5|
|第5回|1957|~|~|~|ヒカルメイジ|牡4|2:05 1/5|
|第6回|1958|~|~|~|ダイゴホマレ|牡4|2:04 2/5|
|第7回|1959|~|~|~|ウイルデイール|牡4|2:03 1/5|
|第8回|1960|~|~|~|ケンマルチカラ|牡4|2:03.7|
|第9回|1961|~|~|~|チトセミノル|牡4|2:05.1|
|第10回|1962|~|~|~|オヤシオ|牡4|2:04.8|
|第11回|1963|~|~|~|キングダンデイー|牡4|2:04.5|
|第12回|1964|~|~|~|ウメノチカラ|牡4|2:03.6|
|第13回|1965|~|~|~|ダイコーター|牡4|2:03.7|
|第14回|1966|~|~|~|ナスノコトブキ|牡4|2:05.2|
|第15回|1967|~|~|~|アラジン|牡4|2:05.5|
|第16回|1968|~|~|~|マーチス|牡4|2:02.6|
|第17回|1969|~|~|~|カネハヤテ|牡4|2:02.7|
|第18回|1970|NHK杯|~|~|アローエクスプレス|牡4|2:08.5|
|第19回|1971|~|~|~|ヒカルイマイ|牡4|2:02.8|
|第20回|1972|~|~|~|ランドジャガー|牡4|2:01.2|
|第21回|1973|~|~|~|ハイセイコー|牡4|2:02.3|
|第22回|1974|~|~|~|ナスノカゲ|牡4|2:02.2|
|第23回|1975|~|~|~|カブラヤオー|牡4|2:06.1|
|第24回|1976|~|~|~|コーヨーチカラ|牡4|2:02.4|
|第25回|1977|~|~|~|プレストウコウ|牡4|2:02.9|
|第26回|1978|~|~|~|インターグシケン|牡4|2:02.1|
|第27回|1979|~|~|~|テルテンリュウ|牡4|2:00.8|
|第28回|1980|~|~|~|モンテプリンス|牡4|2:01.8|
|第29回|1981|~|~|~|サンエイソロン|牡4|2:03.4|
|第30回|1982|~|~|~|アスワン|牡4|2:01.5|
|第31回|1983|~|~|~|カツラギエース|牡4|2:02.9|
|第32回|1984|~|~|~|ビゼンニシキ|牡4|2:04.0|
|第33回|1985|~|~|~|トウショウサミット|牡4|2:02.3|
|第34回|1986|~|~|~|ラグビーボール|牡4|2:03.6|
|第35回|1987|~|~|~|モガミヤシマ|牡4|2:01.6|
|第36回|1988|~|~|~|マイネルグラウベン|牡4|2:02.0|
|第37回|1989|~|~|~|トーワトリプル|牡4|2:05.0|
|第38回|1990|~|~|~|ユートジョージ|牡4|2:00.8|
|第39回|1991|~|~|~|イブキマイカグラ|牡4|2:01.9|
|第40回|1992|~|~|~|ナリタタイセイ|牡4|2:02.8|
|第41回|1993|~|~|~|マイシンザン|牡4|2:00.7|
|第42回|1994|~|~|~|ナムラコクオー|牡4|2:01.9|
|第43回|1995|~|~|~|マイネルブリッジ|牡4|2:01.7|
|第1回|1996|NHKマイルカップ|~|1600m|タイキフォーチュン|牡4|''1:32.6''|
|第2回|1997|~|~|~|シーキングザパール|牝4|1:33.1|
|第3回|1998|~|~|~|エルコンドルパサー|牡4|1:33.7|
|第4回|1999|~|~|~|シンボリインディ|牡4|1:33.8|
|第5回|2000|~|~|~|イーグルカフェ|牡4|1:33.5|
|第6回|2001|~|~|~|クロフネ|牡3|1:33.0|
|第7回|2002|~|~|~|テレグノシス|牡3|1:33.1|
|第8回|2003|~|~|~|ウインクリューガー|牡3|1:34.2|
|第9回|2004|~|~|~|キングカメハメハ|牡3|''1:32.5''|
|第10回|2005|~|~|~|ラインクラフト|牝3|1:33.6|
|第11回|2006|~|~|~|ロジック|牡3|1:33.2|
|第12回|2007|~|~|~|ピンクカメオ|牝3|1:34.3|
|第13回|2008|~|~|~|ディープスカイ|牡3|1:34.2|
|第14回|2009|~|~|~|ジョーカプチーノ|牡3|''1:32.4''|
|第15回|2010|~|~|~|ダノンシャンティ|牡3|''1:31.4''|
|第16回|2011|~|~|~|グランプリボス|牡3|1:32.2|
|第17回|2012|~|~|~|カレンブラックヒル|牡3|1:34.5|
|第18回|2013|~|~|~|マイネルホウオウ|牡3|1:32.7|
|第19回|2014|~|~|~|ミッキーアイル|牡3|1:33.2|
|第20回|2015|~|~|~|クラリティスカイ|牡3|1:33.5|
|第21回|2016|~|~|~|メジャーエンブレム|牝3|1:32.8|
|第22回|2017|~|~|~|アエロリット|牝3|1:32.3|
|第23回|2018|~|~|~|ケイアイノーテック|牡3|1:32.8|
|第24回|2019|~|~|~|アドマイヤマーズ|牡3|1:32.4|
|第25回|2020|~|~|~|ラウダシオン|牡3|1:32.5|
|第26回|2021|~|~|~|シュネルマイスター|牡3|1:31.6|
|第27回|2022|~|~|~|ダノンスコーピオン|牡3|1:32.3|
|第28回|2023|~|~|~|シャンパンカラー|牡3|1:33.8|
|第29回|2024|~|~|~|ジャンタルマンタル|牡3|1:32.4|
