トリプルティアラ の変更点

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「''トリプルティアラ''(牝馬三冠)」は、中央競馬で行われる[[桜花賞>GⅠレース/桜花賞]]・[[優駿牝馬(オークス)>GⅠレース/オークス]]・[[秋華賞>GⅠレース/秋華賞]]の3競走を指す。

桜花賞(中山四歳牝馬特別&size(16){)は1939年~、オークス(};阪神優駿牝馬&size(16){)は1938年~、秋華賞(前・ビクトリアカップ)は1970年~。};

**&size(16){「牝馬三冠」の歴史}; [#o4e5db6d]

&size(16){日本の中央競馬に「五大クラシック競走」が誕生した1939年、牝馬限定の競争は桜花賞とオークスの二つだけであり、三冠達成を狙うならば菊花賞に進むしかなかったが、当時の日本の牝馬は牡馬に比べて成育が半年ほど遅れていると見られていたことや、3000mという長距離で勝利を掴むことは至難とされ、菊花賞へ挑戦する牝馬は少なかった。};

1970年にビクトリアカップが創設され、これを最終戦と位置づけた「牝馬三冠路線」が確立した。

1976年からはビクトリアカップがエリザベス女王杯に改称されたことから、各レースの勝利馬を「桜の女王」「樫の女王」などと呼称する慣わしが生まれた。

1996年には牝馬競走体系が大きく見直され、エリザベス女王杯が古馬にも開放されて新たな最終戦として秋華賞が設立された。

このビクトリアカップから続く「牝馬三冠の最終戦」に関しては、創設の経緯の違いなどから「中央競馬クラシック競走」には数えられていない。

**歴代三冠の記録 [#j3e717bf]
|年数|桜花賞|オークス(優駿牝馬)|秋華賞&br;(ビクトリアカップ'70~/エリザベス女王杯~'95)|エリザベス女王杯('96~)|
|1938||アステリモア|||
|1939|ソールレディ|ホシホマレ|||
|1940|タイレイ|ルーネラ|||
|1941|ブランドソール|テツバンザイ|||
|1942|バンナーゴール|ロツクステーツ|||
|1943|ミスセフト|''クリフジ''|||
|1944|ヤマイワイ||||
|1945|||||
|1946||ミツマサ|||
|1947|ブラウニー|トキツカゼ|||
|1948|ハマカゼ|ヤシマヒメ|||
|1949|ヤシマドオター|キングナイト|||
|1950|トサミツル|コマミノル|||
|1951|ツキカワ|キヨフジ|||
|1952|スウヰイスー|スウヰイスー|||
|1953|カンセイ|ジツホマレ|||
|1954|ヤマイチ|ヤマイチ|||
|1955|ヤシマベル|ヒロイチ|||
|1956|ミスリラ|フエアマンナ|||
|1957|ミスオンワード|ミスオンワード|||
|1958|ホウシユウクイン|ミスマルサ|||
|1959|キヨタケ|オーカン|||
|1960|トキノキロク|スターロツチ|||
|1961|スギヒメ|チトセホープ|||
|1962|ケンホウ|オーハヤブサ|||
|1963|ミスマサコ|アイテイオー|||
|1964|カネケヤキ|カネケヤキ|||
|1965|ハツユキ|ベロナ|||
|1966|ワカクモ|ヒロヨシ|||
|1967|シーエース|ヤマピツト|||
|1968|コウユウ|ルピナス|||
|1969|ヒデコトブキ|シャダイターキン|||
|1970|タマミ|ジュピック|クニノハナ||
|1971|ナスノカオリ|カネヒムロ|タイヨウコトブキ||
|1972|アチーブスター|タケフブキ|アチーブスター||
|1973|ニットウチドリ|ナスノチグサ|ニットウチドリ||
|1974|タカエノカオリ|トウコウエルザ|トウコウエルザ||
|1975|テスコガビー|テスコガビー|ヒダロマン||
|1976|テイタニヤ|テイタニヤ|ディアマンテ||
|1977|インターグロリア|リニアクイン|インターグロリア||
|1978|オヤマテスコ|ファイブホープ|リードスワロー||
|1979|ホースメンテスコ|アグネスレディー|ミスカブラヤ||
|1980|ハギノトップレディ|ケイキロク|ハギノトップレディ||
|1981|ブロケード|テンモン|アグネステスコ||
|1982|リーゼングロス|シャダイアイバー|ビクトリアクラウン||
|1983|シャダイソフィア|ダイナカール|ロンググレイス||
|1984|ダイアナソロン|トウカイローマン|キョウワサンダー||
|1985|エルプス|ノアノハコブネ|リワードウイング||
|1986|''メジロラモーヌ''|''メジロラモーヌ''|''メジロラモーヌ''|''''|
|1987|マックスビューティ|マックスビューティ|タレンティドガール||
|1988|アラホウトク|コスモドリーム|ミヤマポピー||
|1989|シャダイカグラ|ライトカラー|サンドピアリス||
|1990|アグネスフローラ|エイシンサニー|キョウエイタップ||
|1991|シスタートウショウ|イソノルーブル|リンデンリリー||
|1992|ニシノフラワー|アドラーブル|タケノベルベット||
|1993|ベガ|ベガ|ホクトベガ||
|1994|オグリローマン|チョウカイキャロル|ヒシアマゾン||
|1995|ワンダーパヒューム|ダンスパートナー|サクラキャンドル||
|1996|ファイトガリバー|エアグルーヴ|ファビラスラフイン|ダンスパートナー|
|1997|キョウエイマーチ|メジロドーベル|メジロドーベル|エリモシック|
|1998|ファレノプシス|エリモエクセル|ファレノプシス|メジロドーベル|
|1999|プリモディーネ|ウメノファイバー|ブゼンキャンドル|メジロドーベル|
|2000|チアズグレイス|シルクプリマドンナ|ティコティコタック|ファレノプシス|
|2001|テイエムオーシャン|レディパステル|テイエムオーシャン|トゥザヴィクトリー|
|2002|アローキャリー|スマイルトゥモロー|ファインモーション|ファインモーション|
|2003|''スティルインラブ''|''スティルインラブ''|''スティルインラブ''|アドマイヤグルーヴ|
|2004|ダンスインザムード|ダイワエルシエーロ|スイープトウショウ|アドマイヤグルーヴ|
|2005|ラインクラフト|シーザリオ|エアメサイア|スイープトウショウ|
|2006|キストゥヘヴン|カワカミプリンセス|カワカミプリンセス|フサイチパンドラ|
|2007|ダイワスカーレット|ローブデコルテ|ダイワスカーレット|ダイワスカーレット|
|2008|レジネッタ|トールポピー|ブラックエンブレム|リトルアマポーラ|
|2009|ブエナビスタ|ブエナビスタ|レッドディザイア|クィーンスプマンテ|
|2010|''アパパネ''|''アパパネ''|''アパパネ''|スノーフェアリー|
|~|~|サンテミリオン(1位同着)|~|~|
|2011|マルセリーナ|エリンコート|アヴェンチュラ|スノーフェアリー|
|2012|''ジェンティルドンナ''|''ジェンティルドンナ''|''ジェンティルドンナ''|レインボーダリア|
|2013|アユサン|メイショウマンボ|メイショウマンボ|メイショウマンボ|
|2014|ハープスター|ヌーヴォレコルト|ショウナンパンドラ|ラキシス|
|2015|レッツゴードンキ|ミッキークイーン|ミッキークイーン|マリアライト|
|2016|ジュエラー|シンハライト|ヴィブロス|クイーンズリング|
|2017|レーヌミノル|ソウルスターリング|ディアドラ|モズカッチャン|
|2018|''アーモンドアイ''|''アーモンドアイ''|''アーモンドアイ''|リスグラシュー|
|2019|グランアレグリア|ラヴズオンリーユー|クロノジェネシス|ラッキーライラック|
|2020|''デアリングタクト''|''デアリングタクト''|''デアリングタクト''|ラッキーライラック|
|2021|ソダシ|ユーバーレーベン|アカイトリノムスメ|アキイト|
|2021|ソダシ|ユーバーレーベン|アカイトリノムスメ|アカイイト|
|2022|スターズオンアース|スターズオンアース|スタニングローズ|ジェラルディーナ|
|2023|''リバティアイランド''|''リバティアイランド''|''リバティアイランド''|ブレイディヴェーグ|
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-%%%クリフジ%%%
1943年の優駿牝馬を制したクリフジは同年の東京優駿競走(日本ダービー)と&size(16){京都農商省賞典四歳呼馬(};菊花賞)を制しているため「三冠馬」に数えられる。