GⅠレース/ホープフルステークス の変更点

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**歴史 [#gc402141]

''ホープフルステークス''は1984年、「''ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス''」の名称で創設。

創設当初は桜花賞と同様、阪神競馬場の芝1600mで施行されていた。

当時3歳馬の重賞最高格・GⅠ競走として、関東に「朝日杯3歳ステークス」、関西に「阪神3歳ステークス」があり、3歳馬はその所属に応じて関東・関西に分かれて頂点を競っていたが、この両競走は牡馬・牝馬の区別なく出走できていたため、牝馬がこれに勝つというのはそう多くない現状があった。

1984年にグレード制が導入されるのにあわせて、3歳牝馬限定の重賞が関東・関西にて整備。関東に創設されたのが「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス(現・フェアリーステークス)」、関西に創設されたのが本競走である。

1991年には3歳重賞路線に大きく手が加えられ、東西別のチャンピオン路線から牡馬・牝馬による区別化が図られることとなり、競走条件を「牡馬・セン馬」に変更。距離も延長されて2000mとなり、タイトルを「''ラジオたんぱ杯3歳ステークス''」に改めた。

2001年から馬齢表記が国際基準に変更されたのに合わせ、「''ラジオたんぱ杯2歳ステークス''」に改称。

2004年に寄贈賞を提供してきた日本短波放送が愛称を「ラジオNIKKEI」に変更したことを受け、2006年から「''ラジオNIKKEI杯2歳ステークス''」に改称。

2014年に2歳戦の中距離路線拡充の動きを受け、開催地を中山競馬場へ移転するとともに名称を「''ホープフルステークス''」に変更。「ラジオNIKKEI」の寄贈杯は、京都に新設された「ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス」に引き継がれている。

2017年にGⅠの格付けを受け、これにより有馬記念の後に施行されることが多くなり、JRAでは「年内最後に行われる中央競馬のGⅠ競走」と位置づけられている。
|~時期|~タイトル|~レース場|~バ場|~距離|~根幹|~向き|h
|12月後半|ホープフルステークス|中山|芝|中距離2000|○|右・内|
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**競技場 [#p34de755]

中山競馬場・内回りコースを使用。

正面スタンド前の直線右端がスタート地点で、コースを1周強する。

最初の1コーナーまでの距離は約405m(Aコース時)。直線は約310mで、ゴール前に高低差2.4mの急坂がある。

スタート後すぐとゴール前で二度急坂を経験するため、馬力・スタミナが要求される。

**同名レースの存在 [#x1700107]

中山競馬場では1988年から2013年まで、2歳オープンの特別競走として「''ホープフルステークス''」の名称が使われていたが、JRAではこの競走を現在のものの前身とはしていない。

が、一応参考としてそちらの歴代優勝馬も列挙しておく。

**歴代優勝馬 [#n72f9cf7]
|~回数|~開催年|~競走名|~開催地|~距離|~優勝馬|~性齢|~タイム|h
|第1回|1984|ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス|阪神|1600m|ニホンピロビッキー|牝3|1:35.9|
|第2回|1985|~|~|~|ダイナカンパリー|牝3|1:37.1|
|第3回|1986|~|~|~|ドウカンジョー|牝3|1:35.5|
|第4回|1987|~|~|~|プリンセススキー|牝3|1:36.6|
|第5回|1988|~|~|~|タニノターゲット|牝3|1:36.1|
|第6回|1989|~|~|~|レガシーワイス|牝3|1:35.8|
|第7回|1990|~|京都|~|イソノルーブル|牝3|1:35.0|
|第8回|1991|ラジオたんぱ杯3歳ステークス|阪神|2000m|ノーザンコンダクト|牡3|2:05.9|
|第9回|1992|~|~|~|ナリタタイシン|牡3|2:05.8|
|第10回|1993|~|~|~|ナムラコクオー|牡3|2:05.7|
|第11回|1994|~|~|~|タヤスツヨシ|牡3|2:03.4|
|第12回|1995|~|~|~|ロイヤルタッチ|牡3|''2:02.7''|
|第13回|1996|~|~|~|メジロブライト|牡3|2:03.1|
|第14回|1997|~|~|~|ロードアックス|牡3|2:03.8|
|第15回|1998|~|~|~|アドマイヤベガ|牡3|2:04.1|
|第16回|1999|~|~|~|ラガーレグルス|牡3|2:03.7|
|第17回|2000|~|~|~|アグネスタキオン|牡3|''2:00.8''|
|第18回|2001|ラジオたんぱ杯2歳ステークス|~|~|メガスターダム|牡2|2:03.4|
|第19回|2002|~|~|~|ザッツプレンティ|牡2|2:04.5|
|第20回|2003|~|~|~|コスモバルク|牡2|2:01.6|
|第21回|2004|~|~|~|ヴァーミリアン|牡2|2:03.5|
|第22回|2005|~|~|~|サクラメガワンダー|牡2|2:01.9|
|第23回|2006|ラジオNIKKEI杯2歳ステークス|~|~|フサイチホウオー|牡2|2:02.1|
|第24回|2007|~|~|~|サブジェクト|牡2|2:07.0|
|第25回|2008|~|~|~|ロジユニヴァース|牡2|2:01.7|
|第26回|2009|~|~|~|ヴィクトワールピサ|牡2|2:01.3|
|第27回|2010|~|~|~|ダノンバラード|牡2|2:02.2|
|第28回|2011|~|~|~|アダムスピーク|牡2|2:02.4|
|第29回|2012|~|~|~|エピファネイア|牡2|2:05.4|
|第30回|2013|~|~|~|ワンアンドオンリー|牡2|2:04.3|
|第31回|2014|ホープフルステークス|中山|~|シャイニングレイ|牡2|2:01.9|
|第32回|2015|~|~|~|ハートレー|牡2|2:01.8|
|第33回|2016|~|~|~|レイデオロ|牡2|2:01.3|
|第34回|2017|~|~|~|タイムフライヤー|牡2|2:01.4|
|第35回|2018|~|~|~|サートゥルナーリア|牡2|2:01.6|
|第36回|2019|~|~|~|コントレイル|牡2|2:01.4|
|第37回|2020|~|~|~|ダノンザキッド|牡2|2:02.8|
|第38回|2021|~|~|~|キラーアビリティ|牡2|''2:00.6''|
|第39回|2022|~|~|~|ドゥラエレーデ|牡2|2:01.5|
|第40回|2023|~|~|~|レガレイラ|牝2|''2:00.2''|
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|~回数|~開催年|~競走名|~開催地|~距離|~優勝馬|~性齢|~タイム|h
|第1回|1988|(OP)ホープフルステークス|中山|2000m|ワンダーナルビー|牡3|2:04.4|
|第2回|1989|~|~|~|プリミエール|牡3|2:03.8|
|第3回|1990|~|~|~|サクラヤマトオー|牡3|''2:02.7''|
|第4回|1991|~|~|~|タケデンジュニア|牡3|2:04.1|
|第5回|1992|~|~|~|ウイニングチケット|牡3|''2:02.3''|
|第6回|1993|~|~|~|エアチャリオット|牡3|''2:02.1''|
|第7回|1994|~|~|~|マイネルブリッジ|牡3|2:02.3|
|第8回|1995|~|~|~|メイショウヤエガキ|牡3|2:03.6|
|第9回|1996|~|~|~|エアガッツ|牡3|2:04.9|
|第10回|1997|~|~|~|ショウナンハピネス|牡3|2:04.5|
|第11回|1998|~|~|~|トウカイダンディー|牡3|2:03.4|
|第12回|1999|~|~|~|エアシャカール|牡3|2:05.9|
|第13回|2000|~|~|~|スイートゥンビター|牡3|2:04.2|
|第14回|2001|~|~|~|タイガーカフェ|牡2|''2:01.7''|
|第15回|2002|~|~|~|マイネヌーヴェル|牝2|2:04.6|
|第16回|2003|~|~|~|エアシェイディ|牡2|2:02.1|
|第17回|2004|~|~|~|エキゾーストノート|牡2|2:02.6|
|第18回|2005|~|~|~|ニシノアンサー|牡2|2:03.6|
|第19回|2006|~|~|~|ニュービギニング|牡2|''2:01.1''|
|第20回|2007|~|~|~|マイネルチャールズ|牡2|2:03.9|
|第21回|2008|~|~|~|トーセンジョーダン|牡2|''2:00.4''|
|第22回|2009|~|~|~|アリゼオ|牡2|2:02.2|
|第23回|2010|~|~|~|ベルシャザール|牡2|''2:00.4''|
|第24回|2011|~|~|~|アドマイヤブルー|牡2|2:01.4|
|第25回|2012|~|~|~|サトノネプチューン|牡2|2:01.6|
|第26回|2013|~|~|~|エアアンセム|牡2|2:02.0|
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