ヴァイスリーガル のバックアップ(No.1)


ゴールドシチーの父

ヴァイスリーガル(Viceregal)は、父にノーザンダンサー(Northern Dancer)、母にビクトリアレジナ(Victoria Regina)を持つゴールドシチーの父である。

1968年にデビューし、短~中距離のレースを8戦8勝。年度代表馬に選出されている。

翌年のレースで故障し引退、種牡馬として活躍し1976 - 1978年と3年連続でカナダのリーディングサイアーに選出された。

その後日本へ輸入され、イタリアンシチーとの間にゴールドシチーを輩出。

またマーベラスサンデーの母となるモミジダンサーを仔とするブルードメアサイアーでもある。

 

全弟の存在

国内産駒としてはゴールドシチーが成績を残したが、それ以外の産駒はあまりパッとせず、ヴァイスリーガルのサイアーとしての評価はあまり高くはない。

一方、ヴァイスリーガルの全弟となるヴァイスリージェント(Vice Regent)は、ヴァイスリーガルが日本に輸出された翌1979年から1989年の11年間カナダでリーディングサイアーとなるなど大活躍し、それもまたヴァイルリーガルの相対的評価下げに繋がってしまっていると言える。

またヴァイスリーガルの産駒牡馬が牡馬を輩出しなかったことから系統として残ることができず、ノーザンダンサー系としてもヴァイスリージェントがその名を残している。

しかしながら、ヴァイスリーガルの活躍によって全弟のヴァイスリージェントが種牡馬入りしたとも言え、ノーザンダンサーの血統を繋いだ大きな存在である。