テスコボーイ のバックアップソース(No.1)

**70年代を代表する種牡馬 [#y5635489]

テスコボーイ(Tesco Boy)は父プリンスリーギフト(Princely Gift)、母サンコート(Suncourt)を持つイギリスの競走馬である。

現役時代はイギリスで走り、大レースは繰り上がりでアスコット競馬場のクイーンアンステークスを優勝したのみ。

ほかにローズオブヨークステークス、ヴァラエティクラブステークス、クイーンエリザベス2世ステークス3着、チャンピオンステークス3着など11戦5勝の成績を残し、総額で6,841ポンドの賞金を得ている。

1967年に引退しアイルランドで種牡馬となり、さらに同年12月に日高軽種馬農業協同組合門別種馬場により日本に輸入された。
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日本では初年度産駒からランドプリンス(皐月賞)を出すなど成功、のちにはキタノカチドキ(皐月賞、菊花賞)、テスコガビー(桜花賞、優駿牝馬)、トウショウボーイ(皐月賞、有馬記念)、サクラユタカオー(天皇賞(秋))らを送り出し1974年と1975年、1978年と1979年にそれぞれ日本リーディングサイアーになっている。

軽種馬農協所有のため種付け料が安価で産駒も高く売れたため、産駒のトウショウボーイと同じく「お助けボーイ」と呼ばれることもあった。
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父系となるプリンスリーギフト系は2022年現在、テスコボーイからサクラユタカオーを通さない父系はほぼ途絶えてしまったと言ってよい。

当初は早熟のスプリンター系統と見られていたが、日本の牝系とのかけあわせによって代を経て距離をこなす産駒も多く出ている。

ただし中長距離に適性を見せて活躍した馬は、種牡馬として成功し難い傾向も見られる。
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**ミスターシービーとカツラギエースの血統関係 [#zecac0f3]

テスコガビーの父プリンスリーギフトは、カツラギエースから見ても高祖父に当たり、トウショウボーイの子であるミスターシービーと先祖を同じくする関係(人間社会で譬えるなら「分家筋」などに該当)である。
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***血統関係 [#x8a770bc]

プリンスリーギフト(Princely Gift 牡 1951 父:ナスルーラ(Nasrullah))

├キングストループ(King's Troop 牡 1957 母:エクイリア(Equiria))

│└ボイズィーボーイ(Boysie Boy 牡 1965 母:ライジングホープ(Rising Hope))

│ └カツラギエース(牡 1980 母:タニノベンチャ)

└テスコボーイ(Tesco Boy 牡 1963 母:サンコート(Suncourt))

 ├ランドプリンス(牡 1969 母:ニュウパワー)

 ├キタノカチドキ(牡 1971 母:ライトフレーム)

 ├トウショウボーイ(牡 1973 母:ソシアルバターフライ(Social Butterfly))

 │├ミスターシービー(牡 1980 母:シービークイン)

 │└※その他の産駒についてはトウショウボーイのページを参照

 ├ホクトボーイ(牡 1973 母:フイリバスター(Filibuster))

 ├インターグシケン(牡 1975 母:キヨウエイパンセ)

 ├ハギノカムイオー(牡 1979 母:イットー)

 └サクラユタカオー(牡 1982 母:アンジェリカ)

  └※サクラユタカオーのページを参照