**エアシャカールの半姉 [#qbee732c]
エアデジャヴーは、父にノーザンテースト、母にアイドリームドアドリーム(I Dreamed a Dream)を持つエアシャカールの半姉(父親違いの姉妹)である。
1997年11月の新馬戦でデビューし優勝。その後は好走はするもののなかなか勝てず、1998年にはクイーンカップ2着の後桜花賞へ出走する。
9番人気とあまり注目はされていなかったが、メンバー中最速の末脚でファレノプシスの3着に食い込んだ。続く優駿牝馬（オークス）ではエリモエクセルを捕らえきれず2着に敗れた。
秋にはクイーンステークスを快勝し秋華賞へ出走するが、ファレノプシスの3着に敗れた。その後は凡走続きで、1999年6月の巴賞2着を最後に現役を引退した。
引退後は社台ファームで繁殖牝馬となり、サンデーサイレンスとの2番仔エアメサイアが2005年の秋華賞に優勝。母が成しえなかったGI制覇を達成した。2008年には初仔のエアシェイディがアメリカジョッキークラブカップに優勝している。
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**黄金世代の陰に隠れる [#w0369981]
牝馬としてのクラシックレースではエリモエクセル、ファレノプシスと『三強』を競ったエアデジャヴー。
90年代末期はグラスワンダーやセイウンスカイといった黄金世代が時代を作った時と言え、牝馬としてもエアグルーヴやメジロドーベルといった先達たちの活躍が大きく、エアデジャヴーやファレノプシスはその栄光の陰に入ってしまった形となる。
2000年に入ると今度は『世紀末覇王』テイエムオペラオーの一強時代に入り、やはり注目を浚われてしまうという憂き目に遭っている。
