GⅠレース/フェブラリーステークス のバックアップ(No.2)
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- 1 (2022-09-12 (月) 02:13:18)
- 2 (2022-09-17 (土) 10:02:04)
- 3 (2024-05-26 (日) 21:46:17)
歴史
フェブラリーステークスは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する、最も古い歴史を持つ中央競馬のダート重賞競走である。
1984年に前身となるフェブラリーハンデキャップが創設、東京競馬場のダート1600mで施行され、当初はGⅢの格付けだった。
1994年にGⅡへ昇格するとともに負担重量も別定に変更、名称もフェブラリーステークスに改称された。
その後、中央競馬と地方競馬の交流競走が拡大されるなか、1997年には中央競馬のダート重賞競走として初めてGⅠに格付けされ、負担重量も定量に変更、国内の上半期のダート最強馬決定戦に位置付けられた。
2007年からは国際競走に指定され、外国馬の出走も可能になった。
2016年からブリーダーズカップ・チャレンジの対象競走に指定され、優勝馬には当該年のブリーダーズカップ・クラシックへの優先出走権と出走登録料・輸送費用の一部負担の特権が付与される。
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本競走で上位を争った馬からは、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われる国際招待競走ドバイミーティングへ遠征するものも出るようになった。
2011年の優勝馬トランセンドは、ドバイワールドカップで優勝したヴィクトワールピサと接戦の末、2着に入っている。
また、1999年にはメイセイオペラが地方競馬所属馬として初めて優勝した。
時期 | タイトル | レース場 | バ場 | 距離 | 根幹 | 向き |
---|---|---|---|---|---|---|
2月後半 | フェブラリーステークス | 東京 | ダート | マイル1600 | ○ | 左 |
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コース
東京競馬場、ダート1600mを使用。
スタート地点は芝コース上にあり、スタート直後は芝コースを走行、第2コーナー付近からダートコースに入る。
バックストレッチとホームストレッチに2つの坂が設けられており、このうち長さが501mあるスタンド前のホームストレッチには高低差2.4mの上り坂がある。
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歴代優勝馬
回数 | 施工年 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | タイム |
第1回 | 1984 | 東京 | 1600m | ロバリアアモン | 牡6 | 1:40.1 |
第2回 | 1985 | アンドレアモン | 牡7 | 1:36.9 | ||
第3回 | 1986 | ハツノアモイ | 牡6 | 1:36.7 | ||
第4回 | 1987 | リキサンパワー | 牡6 | 1:36.5 | ||
第5回 | 1988 | ローマンプリンス | 牡8 | 1:37.7 | ||
第6回 | 1989 | ベルベットグローブ | 牡7 | 1:37.2 | ||
第7回 | 1990 | カリブソング | 牡5 | 1:36.7 | ||
第8回 | 1991 | ナリタハヤブサ | 牡5 | 1:34.9 | ||
第9回 | 1992 | ラシアンゴールド | 牡5 | 1:35.4 | ||
第10回 | 1993 | メイショウホムラ | 牡6 | 1:35.7 | ||
第11回 | 1994 | チアズアトム | 牡6 | 1:37.8 | ||
第12回 | 1995 | ライブリマウント | 牡5 | 1:36.4 | ||
第13回 | 1996 | ホクトベガ | 牝7 | 1:36.5 | ||
第14回 | 1997 | シンコウウインディ | 牡5 | 1:36.0 | ||
第15回 | 1998 | グルメフロンティア | 牡7 | 1:37.5 | ||
第16回 | 1999 | メイセイオペラ | 牡6 | 1:36.3 | ||
第17回 | 2000 | ウイングアロー | 牡6 | 1:35.6 | ||
第18回 | 2001 | ノボトゥルー | 牡5 | 1:35.6 | ||
第19回 | 2002 | アグネスデジタル | 牡5 | 1:35.1 | ||
第20回 | 2003 | 中山 | 1800m | ゴールドアリュール | 牡4 | 1:50.9 |
第21回 | 2004 | 東京 | 1600m | アドマイヤドン | 牡5 | 1:36.8 |
第22回 | 2005 | メイショウボーラー | 牡4 | 1:34.7 | ||
第23回 | 2006 | カネヒキリ | 牡4 | 1:34.9 | ||
第24回 | 2007 | サンライズバッカス | 牡5 | 1:34.8 | ||
第25回 | 2008 | ヴァーミリアン | 牡6 | 1:35.3 | ||
第26回 | 2009 | サクセスブロッケン | 牡4 | 1:34.6 | ||
第27回 | 2010 | エスポワールシチー | 牡5 | 1:34.9 | ||
第28回 | 2011 | トランセンド | 牡5 | 1:36.4 | ||
第29回 | 2012 | テスタマッタ | 牡6 | 1:35.4 | ||
第30回 | 2013 | グレープブランデー | 牡5 | 1:35.1 | ||
第31回 | 2014 | コパノリッキー | 牡4 | 1:36.0 | ||
第32回 | 2015 | コパノリッキー | 牡5 | 1:36.3 | ||
第33回 | 2016 | モーニン | 牡4 | 1:34.0 | ||
第34回 | 2017 | ゴールドドリーム | 牡4 | 1:35.1 | ||
第35回 | 2018 | ノンコノユメ | 騸6 | 1:36.0 | ||
第36回 | 2019 | インティ | 牡5 | 1:35.6 | ||
第37回 | 2020 | モズアスコット | 牡6 | 1:35.2 | ||
第38回 | 2021 | カフェファラオ | 牡4 | 1:34.4 | ||
第39回 | 2022 | カフェファラオ | 牡5 | 1:33.8 |
関東馬として20年ぶりの優勝・ノンコノユメ
2018年優勝のノンコノユメは、関東(美浦)所属の馬として20年ぶりに本競走を勝利した。
1999年優勝のメイセイオペラは、前述のとおり地方(岩手)からの出走で初の勝利を飾った競走馬だが、その後の2000年から2017年までの優勝馬は何れも関西(栗東)所属の競走馬であった。
騎乗した内田博幸と調教を担当した加藤征弘の「超大外」に持ち出す奇策で、前年優勝のゴールドドリームとの叩き合いを制した。
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ノンコノユメは2016年から2020年まで、本競走に5度に渡って出走したが、勝利したのはこの1回のみで、中央で開催されるGⅠ競走の勝利もこれきりだった。