春秋スプリント のバックアップ(No.1)
「春秋スプリント」は、中央競馬で行われるスプリンターズステークス、高松宮記念の2レースを指す。
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春秋スプリントの歴史
「春秋スプリント」の確立について、正確なことなどは定かではない。
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まずスプリンターズステークスは、1967年より施行、1984年グレード制施行によりGⅢに格付けされ、1987年にはGⅡ、1990年にはGⅠに昇格し、1994年には国際GⅠ競走ともなった。
一方高松宮記念は、1971年に「高松宮杯」として新設されたが、当時は2000mのレースであり、1996年に1200mに短縮されGⅠに格上げ、1998年に現名称である「高松宮記念」に改称された。
このことから「春秋スプリント」が出揃ったのは1996年のことになり、ここが第一の創始ポイントである。
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また国際的な面として、2005年からオーストラリア、イギリス、日本、香港、アラブ首長国連邦の5か国(2015年まではシンガポールを含めた6か国)の競馬団体が参加して施行した「グローバル・スプリント・チャレンジ」にスプリンターズステークスが組み込まれている上、2011年からはセントウルステークスに替わって高松宮記念が加わっている。
これにより、国際的な視点で見れば「日本の春秋スプリント」としてスプリンターズSと高松宮記念が認識されるようになったのは2011年以降とし、ここが第二の創始ポイントと考えられる。
「グローバル・スプリント・チャレンジ」は2018年に施行が休止されており、現在は行われていない。
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それぞれのレースが「初春の短距離王決定戦」「晩夏・初秋の短距離王決定戦」という位置づけであり、何れも「電撃6ハロン」とも呼ばれるレースである。
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歴代春秋スプリントの優勝記録
高松宮記念が1200mに短縮された、1996年以降のものを掲載。
| 年度 | 高松宮記念 | スプリンターズステークス |
| 1996 | フラワーパーク | フラワーパーク |
| 1997 | シンコウキング | タイキシャトル |
| 1998 | シンコウフォレスト | マイネルラヴ |
| 1999 | マサラッキ | ブラックホーク |
| 2000 | キングヘイロー | ダイタクヤマト |
| 2001 | トロットスター | トロットスター |
| 2002 | ショウナンカンプ | ビリーヴ |
| 2003 | ビリーヴ | デュランダル |
| 2004 | サニングデール | カルストンライトオ |
| 2005 | アドマイヤマックス | サイレントウィットネス |
| 2006 | オレハマッテルゼ | テイクオーバーターゲット |
| 2007 | スズカフェニックス | アストンマーチャン |
| 2008 | ファイングレイン | スリープレスナイト |
| 2009 | ローレルゲレイロ | ローレルゲレイロ |
| 2010 | キンシャサノキセキ | ウルトラファンタジー |
| 2011 | キンシャサノキセキ | カレンチャン |
| 2012 | カレンチャン | ロードカナロア |
| 2013 | ロードカナロア | ロードカナロア |
| 2014 | コパノリチャード | スノードラゴン |
| 2015 | エアロヴェロシティ | ストレイトガール |
| 2016 | ビッグアーサー | レッドファルクス |
| 2017 | セイウンコウセイ | レッドファルクス |
| 2018 | ファインニードル | ファインニードル |
| 2019 | ミスターメロディ | タワーオブロンドン |
| 2020 | モズスーパーフレア | グランアレグリア |
| 2021 | ダノンスマッシュ | ピクシーナイト |
| 2022 | ナランフレグ | ジャンダルム |
| 2023 | ファストフォース | ママコチャ |
| 2024 | マッドクール |