ダイワルージュ のバックアップ(No.1)
ダイワスカーレットの半姉
ダイワルージュは、父にサンデーサイレンス、母にスカーレットブーケを持つ、ダイワメジャーの全姉、ダイワスカーレットの半姉である。
2000年に美浦トレーニングセンターの上原博之厩舎に所属。北村宏司を鞍上に福島競馬場の新馬戦の芝1200m戦を9馬身差で圧勝。
続いて新潟3歳ステークス(現・新潟2歳ステークス。この年は新潟競馬場の改修工事の為、中山競馬場の芝1200mで施行)も快勝。
暮れの阪神3歳牝馬ステークス(現・阪神ジュベナイルフィリーズ)はテイエムオーシャンに2馬身差で敗退したが、2001年のクラシック路線の有力馬に数えられる存在になった。
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翌2001年は桜花賞を目指し、前哨戦のアネモネステークスを勝つ。そして本番の桜花賞へと駒を進めるが、圧倒的1番人気に押されたテイエムオーシャンの前に3着と敗退。
引き続き優駿牝馬へと駒を進めるが、距離不適正もあって13着と大敗。秋の秋華賞はステップレースを使わず、鞍上も柴田善臣へと乗り代わって仕切り直しの一戦となったが、9着と敗退。
続くキャピタルステークスは2着となるが、阪神牝馬ステークスは7着と敗退。以後勝ち星を上げることなく、2003年の4月のレースを最後に引退して繁殖牝馬となった。
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繋がる細い糸
2003年・2004年とダイワテキサスを種付けされるも死産と不受胎で、初仔を出したのは2006年になってからであった。
ブライアンズタイムとの間に初仔ダイワバーガンディを産み、さらに2007年からはジャングルポケットとの間に3頭の産駒に恵まれた。
2010年にジャングルポケットとの仔を死産し、ダイワルージュも死去したと伝えられた。
2012年福島記念をダイワファルコンが優勝し、産駒の重賞初制覇。
ブライアンズタイムとの初仔ダイワバーガンディと、ジャングルポケットとの二番仔ダイワエタニティーは共に繁殖牝馬として活躍している。