ドゥラメンテ
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基本データ
[Red in Black]ドゥラメンテ | ||||
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バ場適性 | 芝 A | ダートG | ||
距離適性 | 短距離G | マイルA | 中距離A | 長距離C |
作戦適性 | 逃げ G | 先行 C | 差し A | 追込 A |
トレーニング成長ボーナス | ||||
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
+20% | +10% |
所有スキル
固有 | 羅刹、赤翼にて天上へ至らん | レース中間地点で後方にいると 速度が上がる、その後終盤の 最終コーナーで追い抜こうとすると 短い間わずかに前に出る |
初期 | 自信家 | スピードとパワーが十分に強いと スピードとパワーがわずかに上がる <マイル/中距離> |
初期 | 折れない心 | レース中盤のコーナーで しばらくの間速度がちょっと上がる |
初期 | 渾身の足取り | 終盤の最終コーナーで中団以降にいると 加速力がわずかに上がる <追込・中距離> |
覚醒Lv2 | 追込オーナー〇 | コーナーで速度がわずかに上がる <作戦・追込> |
覚醒Lv3 | ネバーギブアップ | レース中盤のコーナーで しばらくの間速度が少し上がる |
進化① | 磨穿鉄硯 | レース中盤のコーナーで しばらくの間速度が上がる |
条件 | 育成イベント「鍛錬の先へ」で 充実したトレーニングを行う または 速度が上がるスキルを3個以上所持する | |
基礎能力[スピード]が800以上になる または 基礎能力[パワー]が800以上になる | ||
覚醒Lv4 | たぎる血潮 | 最終直線で2番手以降で 先頭から4バ身以内にいると 速度が少し上がる<作戦・追込> |
覚醒Lv5 | 君臨 | 終盤の最終コーナーで中団以降にいると 加速力が上がる <追込・中距離> |
進化② | 赫焉 | 終盤の最終コーナーまたは中山レース 場の終盤のコーナーで中団以降だと 加速力が上がる、その後最終直線で 速度がわずかに上がる<追込・中距離> |
条件 | GⅠを6勝以上する |
出走可能レース
時期 | グレード | タイトル | レース場 | バ場・距離 | 獲得ファン数 | 目標レース | 二つ名レース | スコアボーナス |
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ジュニア級 6月 | デビュー | ジュニア級 メイクデビュー | 東京 | 芝 1800m(マイル) 左 | +700 人 | 出走 | ||
ジュニア級 12月前半 | G1 | 阪神ジュベナイル フィリーズ | 阪神 | 芝 1600m(マイル) 右・外 | +6,500 人 | 浪花節 | ||
朝日杯 フューチュリティ ステークス | +7,000 人 | |||||||
ジュニア級 12月後半 | G1 | ホープフル ステークス | 中山 | 芝 2000m(中距離) 右・内 | +7,000 人 | 年末の覇者 | ||
クラシック級 2月前半 | G3 | 共同通信杯 | 東京 | 芝 1800m(マイル) 左 | +3.800 人 | 5着以内 | ||
クラシック級 4月前半 | G1 | 皐月賞 | 中山 | 芝 2000m(中距離) 右・内 | +11,000 人 | 5着以内 | 二冠ウマ娘 三冠ウマ娘 | クラシック三冠 |
クラシック級 5月前半 | G1 | NHKマイルカップ | 東京 | 芝 1600m(マイル) 左 | +10,500 人 | マイルの寵児 変則二冠ウマ娘 | ||
クラシック級 5月後半 | G1 | 日本ダービー | 東京 | 芝 2400m(中距離) 左 | +20,000 人 | 5着以内 | 変則二冠ウマ娘 二冠ウマ娘 三冠ウマ娘 | クラシック三冠 |
クラシック級 6月前半 | G1 | 安田記念 | 東京 | 芝 1600m(マイル) 左 | +13,000 人 | マイルの寵児 粗削りのマイル王 スピードスター | 春秋マイル | |
クラシック級 6月後半 | G1 | 宝塚記念 | 阪神 | 芝 2200m(中距離) 右・内 | +15,000 人 | 浪花節 若きトップスタァ 春シニア三冠 | 春秋グランプリ 春シニア三冠 | |
クラシック級 10月後半 | G1 | 菊花賞 | 京都 | 芝 3000m(長距離) 右・外 | +12,000 人 | 出走 | 二冠ウマ娘 三冠ウマ娘 | クラシック三冠 |
クラシック級 11月前半 | G1 | エリザベス女王杯 | 京都 | 芝 2200m(中距離) 右・外 | +10,500 人 | |||
クラシック級 11月後半 | G1 | マイル チャンピオンシップ | 京都 | 芝 1600m(マイル) 右・外 | +11,000 人 | マイルの寵児 スピードスター | 春秋マイル | |
ジャパンカップ | 東京 | 芝 2400m(中距離) 左 | +30,000 人 | 秋シニア三冠 | 秋シニア三冠 | |||
クラシック級 12月後半 | G1 | 有馬記念 | 中山 | 芝 2500m(長距離) 右・内 | +30,000 人 | 年末の覇者 秋シニア三冠 | 春秋グランプリ 秋シニア三冠 | |
シニア級 2月後半 | G2 | 中山記念 | 中山 | 芝 1800m(マイル) 右・内 | +6,700 人 | 1着 | ||
シニア級 3月後半 | G1 | 大阪杯 | 阪神 | 芝 2000m(中距離) 右・内 | +13,500 人 | 1着 | 浪花節 春シニア三冠 | 春シニア三冠 |
シニア級 4月後半 | G1 | 天皇賞・春 | 京都 | 芝 3200m(長距離) 右・外 | +15,000 人 | 天皇賞春秋制覇 春シニア三冠 | 天皇賞春秋制覇 春シニア三冠 | |
シニア級 5月前半 | G1 | ヴィクトリアマイル | 東京 | 芝 1600m(マイル) 左 | +10,500 人 | マイルの寵児 | ||
シニア級 6月前半 | G1 | 安田記念 | 東京 | 芝 1600m(マイル) 左 | +13,000 人 | マイルの寵児 スピードスター | 春秋マイル | |
シニア級 6月後半 | G1 | 宝塚記念 | 阪神 | 芝 2200m(中距離) 右・内 | +15,000 人 | 1着 | 浪花節 春シニア三冠 | 春秋グランプリ 春シニア三冠 |
シニア級 10月後半 | G1 | 天皇賞・秋 | 東京 | 芝 2000m(中距離) 左 | +15,000 人 | 1着 | 天皇賞春秋制覇 秋シニア三冠 | 天皇賞春秋制覇 秋シニア三冠 |
シニア級 11月前半 | G1 | エリザベス女王杯 | 京都 | 芝 2200m(中距離) 右・外 | +10,500 人 | |||
シニア級 11月後半 | G1 | ジャパンカップ | 東京 | 芝 2400m(中距離) 左 | +30,000 人 | 1着 | 秋シニア三冠 | 秋シニア三冠 |
シニア級 12月後半 | G1 | 有馬記念 | 中山 | 芝 2500m(長距離) 右・内 | +30,000 人 | 年末の覇者 秋シニア三冠 | 春秋グランプリ 秋シニア三冠 | |
EX | EX | URAファイナルズ 予選 | ※出走状況によって変動 | +7,000 人 | 1着 | |||
URAファイナルズ 準決勝 | +10,000 人 | 1着 | ||||||
URAファイナルズ 決勝 | +30,000 人 | 1着 | F・チャンピオン |
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出走レース統計
レース場 | 距離 | 総獲得ファン数 | |||
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短距離 | 目標のみ | ||||
マイル | |||||
中距離 | |||||
長距離 | |||||
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専用二つ名
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主に走るレース場の情報
- 磨き抜かれたスポーツマンの魂
ドゥラメンテは、国内で知らぬものはおらず世界的にも有名なアスリート家系の血を継いだ、正に”俊英””傑物”と評価されるに足る血統の持ち主。
その出自から既に大きな注目が寄せられており、ドゥラメンテもまたその生まれ持っての宿命に従い、”最強”を証明するために「世界最高峰のGⅠ・凱旋門賞の勝利」を目標としている。
今後の出走ローテーションには「クラシック三冠」を掲げ、「日本ダービー」の結果次第では当年秋にも「凱旋門賞」へ挑むプランもある、と豪語。
世の期待を一身に受け、その全てに”最強”という結果で応えるために。トゥインクル・シリーズが幕を開ける。 - ”期待”は”呪い”
血統背景も然ることながら、ドゥラメンテ自身の自信に満ちた「世界最強」の宣言で、周囲から掛かる期待は時を経るごとに大きく、強くなっていく。
言葉少ないドゥラメンテの静かな態度も相俟って、中には「勝手な憶測」も飛び交うものの、「”最強”を証明する」とした彼女に対して「”勝利”は当然」と思うのも無理からぬことであり、それ故の”余裕”や”傲慢”と揶揄されることも少なくない。
しかし、ドゥラメンテは”未だこれから”最強に成るのであって、”もう既に”最強というわけではない。
そこには緊張もあれば不安も当然あり、「一流アスリートの血を継ぐものとして、それを示さねばならない」という重責が”呪い”となって余計に彼女の身を硬くする。 - ”最強”の前影
ドゥラメンテが掲げる”最強”には、明確なモデルが存在する。
それはかつての「日本ダービー」において、圧倒的な強さで他を寄せ付けぬ勝利を収め、2分23秒3のレースレコードを残した”最強”のウマ娘。
NHKマイルCからの連闘となる「NHKローテ」での挑戦も要因として重なり、その後ケガをして引退となったが、その鮮烈な走りをドゥラメンテは”最強の走り”として記憶しており、自身もそうありたい、そうあるべきだとしている。
その力強い加速は当然負荷も甚大であり、”最強”を目指すということは、常に「ケガのリスク」に晒されるということでもあるのだ。 - 二段加速
ドゥラメンテの固有スキル「羅刹、赤翼にて天上へ至らん」は、中間地点と最終コーナーで二度発動ステップがあり、後方からの鋭い追込みと最終直線で他を突き放す加速を兼ねている。
この二段階に渡る加速の発揮によって、ドゥラメンテはレース半ばからの進出を適えているが、言い換えればこれは「スパートの早仕掛け」でもあり、距離が延びれば延びるほど「超ロングスパート」となってしまうことになる。
そのため懸念点として「スタミナの不足」が挙げられることになり、長距離のレースを不得手としてしまっている。 - 世界と『つながる』
ドゥラメンテのクラシックでの目標は「皐月賞」と「日本ダービー」での勝利となる。
それもただの勝利ではなく、「”最強”を証明し、カッコよく勝ちたい」とするドゥラメンテの指針を叶える必要があるレースだ。
されど一方で、”最強”を謳い、「必然の勝利」を不敵に掲げるドゥラメンテには、多くの期待が重しとなって圧し掛かっていて、それが彼女自身の余裕、心のゆとりを失わせてしまっていた。
狭窄する視野を広く持ち直すため、ドゥラメンテはかつて「皐月賞」と「日本ダービー」の二冠を制したネオユニヴァースに教示を乞う。
そこでドゥラメンテは、己の昂りを一心に鎮めるのではなく、昂る己はそのままに”星の如き高い視座から見る”という方法を教わり、”約束された勝利への道”を見出すことができるようになるのだった。 - ”挑戦”の中座
日本ダービーの後、「凱旋門賞」へ出走の意向を出していたためにそれに向けたトレーニングを続ける中で、微かな骨の異常が検出されたことにより、「当年中の海外遠征」は急遽取り止めとなる。
予定が全て白紙となったが、国内でも”最強”を示すことができるレースはある。それがクラシック三冠の最後の一冠であり、”最も強いウマ娘が勝つ”とされる「菊花賞」だ。
走行距離が3000mと一気に延び、消耗戦となるこの一戦において、ドゥラメンテは「気性不利」と考えられた。 - 巨人の覚醒
またドゥラメンテの”進路変更”は、周囲にも大きな影響を与えており、そのうち特に大きく変わるのはキタサンブラックだ。
キタサンブラックとは「皐月賞」と「日本ダービー」でも競うことになるが、「菊花賞」のキタサンブラックはこれまでとは違い、大きく成長した姿で現れる。
前述の通り、ドゥラメンテはその荒々しい気性や、”二段加速”となる固有スキルの性能もあって、長距離のレースを苦手とする。
派手な逃げ脚で遥か先を往くキタサンブラックを、400mほどしかない直線で差し切ることは難しく、「三冠ウマ娘」の栄光を勝ち取ることは至難といえる。
競走馬としてのドゥラメンテは・・・
エアグルーヴの孫
ドゥラメンテは父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴを持つ競走馬・種牡馬である。
欧字では「Duramente」と表記し、イタリア語の音楽用語で「荒々しく、はっきりと」という意味。
ドゥラメンテの登場が発表される以前に実装されたキタサンブラックの育成シナリオにおいては「ブリュスクマン」の名で登場している。
「brusquement」はフランス語で同様の意味の音楽用語となっている。
出自
母アドマイヤグルーヴは2003・04年のエリザベス女王杯を連覇した実績を持ち、本馬を出産後の10月に胸部出血のため急死、ドゥラメンテが最後の産駒となった。
そのアドマイヤグルーヴの母が1996年優駿牝馬と翌97年天皇賞(秋)を制した《女帝》エアグルーヴであり、さらにその母ダイナカールもまた1983年の優駿牝馬に優勝しており、「連綿と続くGⅠ勝利馬の超優良血統」であった。
父キングカメハメハもまた2004年のNHKマイルC・東京優駿を制したGⅠ馬であり、引退し種牡馬入りした2007年度産から既にローズキングダム、アパパネ、ルーラーシップといったGⅠ馬を次々輩出し、2010・11年と2年連続リーディングサイアーとなっていた。
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2歳(2014年)
ドゥラメンテのデビュー戦は10月12日、東京競馬場芝1800m戦で行われ、1番人気に推されるも出遅れてしまい、2着だった。
2戦目は11月8日、東京の同距離未勝利戦に出走。2着に6馬身差をつけて初勝利を挙げたが、ゲート内で立ち上がったために発走調教再審査が課された。
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3歳(2015年)
前年末に帰厩後、首に輪を通してゲートに固定し、ゲート内で駐立させる訓練を実施し再審査を通過。
2月1日のセントポーリア賞では直線で抜け出すと、2着に5馬身差をつけ圧勝とし、中1週で共同通信杯を目指すこととなった。
共同通信杯でも圧倒的な1番人気に推されるものの、道中では折り合いを欠き、スムーズに運んだリアルスティールに敗れた。
次走は馬の状態を優先させ、トライアルを経ずに皐月賞直行をめざし、除外された場合は、青葉賞を経て東京優駿出走を予定していた。
獲得賞金的に出場は難しかったものの、出走馬が36年ぶりにフルゲートに満たなかったため、無事出場することとなった。
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新たな鞍上として同年にJRAの通年騎乗免許を取得したミルコ・デムーロ騎手を迎えて臨んだ4月19日の第75回皐月賞では、3連勝で弥生賞を制したクリストフ・ルメール騎乗のサトノクラウン、福永祐一騎乗のリアルスティールに続く3番人気に支持された。
逃げるクラリティスカイが緩みないペースを作り、これを2番手のスプリングステークス勝ち馬キタサンブラックらが追走する中、ドゥラメンテの序盤は後方からのレースとなり、第4コーナーで内側から大外まで大きく斜行するが、体勢を立て直すと直線では強烈な末脚を披露し、早め先頭に立ったリアルスティールを交わし勝利した。
第4コーナーでの斜行により3頭の進路を妨害したため、鞍上のデムーロはレース後開催4日間の騎乗停止処分を受けたが、降着にはならなかった。
またこの勝利により牝系三代に続き「母子四代でのGⅠ制覇」となった。
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5月31日の第82回東京優駿では単勝1.9倍で1番人気となった。
レースでは折り合いが心配されていたが、道中は中団に位置し、直線に入ると坂の途中で先頭に立ち、押し寄せる後続馬をものともせずに押し切り勝利した。
これにより、2011年に達成したオルフェーヴル以来、4年ぶり史上23頭目となる春の2冠達成となった。
また勝ち時計2分23秒2は父キングカメハメハとディープインパクトが記録した2分23秒3を0.1秒更新するレースレコードとなった。
また、関東所属のダービー馬は2009年に制したロジユニヴァース以来6年ぶり、関東所属のクラシック二冠馬は1997年のサニーブライアン以来、実に18年ぶりとなった。
鞍上のデムーロにとっては2003年のネオユニヴァース以来となる二冠達成となった。
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東京優駿後、秋に目標とするレースについて、三冠達成がかかる菊花賞、あるいは10月4日にフランスのロンシャン競馬場で開催される凱旋門賞の2つが浮上した。
しかし、ノーザンファーム早来へ放牧されていた際に両橈骨遠位端骨折が発見された。
堀調教師のコメントによればドゥラメンテの両脚の関節内へ米粒程度の軟骨片が遊離している状態であり症状としては軽度とされるも、今後について関係者間で協議して手術を行い骨片を摘出することに踏み切ったという。
手術によりドゥラメンテの競走能力へ影響が及ぶ懸念は無いと堀調教師はコメントしているが、もとより手術やリハビリ期間だけでも6か月を要し、さらに復帰時期が厳寒期にさしかかるため、より慎重なリハビリメニューをドゥラメンテに施し再起を図った。
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東京優駿以降、秋シーズンは全休を余儀なくされたものの皐月賞、東京優駿のクラシック春2冠制覇が大きく評価され、2016年1月6日に行われた2015年度JRA賞受賞馬選考委員会において、投票数291票中285票という圧倒的な得票数で最優秀3歳牡馬に選出された。
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4歳(2016年)
2月28日に行われた中山記念で9か月ぶりに復帰し、M.デムーロ騎乗で単勝2.1倍1番人気に推され勝利。
今後のレースは3月28日にメイダン競馬場で行われるドバイ国際競走出走を予定し、その後の経過によっては凱旋門賞も視野に入れているとコメント。
3月3日、ドバイシーマクラシック (芝12ハロン≒2,411m)へ出走することが正式に発表された。
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ドバイシーマクラシックでは、馬場入場後右前脚の蹄鉄を落鉄するアクシデントが発生。
蹄鉄の打ち直しもうまくいかずそのまま発走し、その影響もあってイギリスのポストポンドの2着に敗れた。
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6月26日、3か月ぶりの実戦として宝塚記念に出走し、天皇賞(春)を勝利したキタサンブラックを抑え、単勝1.9倍の1番人気に支持された。
しかし、直線で外から伸びを図るも、先に抜けたマリアライトにクビ差及ばず2着に敗れた。
その直後に歩様が乱れレース後に下馬し、左前肢跛行とする診断がなされた。
サンデーレーシング代表の吉田俊介は「凱旋門賞への出走はやめます。今後のローテーションについても白紙です」と語り、今後の病状によっては、2016年度も凱旋門賞への出走を事実上見合わせる方向で調整する予定だったが、6月29日、複数の靭帯、腱の損傷によって獣医師から競走能力喪失の診断が下され、引退することとなった。
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引退後
引退後は種牡馬となり、社台スタリオンステーションで繋養されることが決まった。
2017年から供用が開始され、同年は種牡馬生活1年目にして国内年間種付頭数の過去最高となる284頭との繁殖牝馬と交配された。
翌2018年1月15日にノーザンファームにて初産駒となる鹿毛の牝馬が誕生。母が現役時代にGI3勝を挙げたスイープトウショウだったため、両親のGI勝利数を合計して「五冠ベイビー」と称された。
同馬は後にクリーンスイープと命名され、シルクレーシングの所有馬、美浦の国枝栄厩舎の所属馬となっている。
2018年もロードカナロアの294頭に次ぐ290頭の繁殖牝馬と交配された。
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2020年に初年度産駒がデビュー。6月から始まる中央での新馬戦に先駆け、浦和でデビューしたトーセンウォーリアが4月24日に新馬勝ちを収め、これが産駒の初出走初勝利となった。
2020年6月7日、阪神競馬場の2歳新馬戦でアスコルターレがデビュー勝ちを収め、これが産駒のJRA初勝利となった。
2021年3月7日、中山競馬場のGII弥生賞ディープインパクト記念をタイトルホルダーが勝利して産駒の重賞初勝利となった。
種付け料は2020年度で700万円、2021年度は増額され、エピファネイア、キズナと同額の1000万円となる。
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2021年8月31日19時、急性大腸炎のため、繋養先の社台スタリオンステーションで死亡した。
関係者によれば、死亡する1週間前から右前肢の蹄冠部外傷の治療を行っており良化途上にあったが、同月30日から症状の兆候が見え始め、悪化の一途を辿っていったという。
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2021年10月24日、タイトルホルダーが菊花賞を制し、産駒のGI初勝利及びクラシック初制覇を果たした。
2022年4月10日、スターズオンアースが桜花賞を制し、産駒の牝馬限定GI初勝利及び牝馬クラシック初制覇を果たした。
2022年5月1日、タイトルホルダーが天皇賞(春)を制し、産駒の古馬GI初勝利を果たした。
2022年5月22日、スターズオンアースが優駿牝馬を制し、産駒が牝馬2冠を達成した。
2022年12月11日、リバティアイランドが阪神ジュベナイルフィリーズを制し、産駒の2歳GI初勝利を果たした。
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ノーザンファームの歴史を語れる血統
ドゥラメンテの血統表には、ノーザンファーム(旧くは社台ファーム)の創業から現在に至るまでの歴史が全て詰まっているといえ、ノーザンファームの公式ホームページにおける「ノーザンファームの歴史」の項目では、実際にドゥラメンテの血統表を参照しながら歴史を振り返ることができる。
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血統関係
◆母
アドマイヤグルーヴ(牝 2000 父:サンデーサイレンス(Sunday Silence))
├タイトルホルダー(牡 2018 母:メーヴェ(Mowen))
├スターズオンアース(牝 2019 母:サザンスターズ(Southern Stars))
├ヴァレーデラルナ(牝 2019 母:セレスタ(Seresta))
├リバティアイランド(牝 2020 母:ヤンキーローズ(Yankee Rose))
├ドゥラエレーデ(牡 2020 母:マルケッサ)
└シャンパンカラー(牡 2020 母:メモリアルライフ(Memorial Life))