マナナン・マク・リール（バゼット）

→→→

ケルトの海神にして魔術師。異界の主ともされる。

太陽神ルーの養父であるが、ルーだけでなく、
クー・フーリン、ディルムッド・オディナなどの勇士に多くの魔道具を贈ったという『与える神性』。

その中でもっとも有名なものの一つが『フラガラック』であり、それを現代まで伝えてきたフラガ一族の末裔を依代にした疑似サーヴァントとして現界を果たした。

その人間の名はバゼット・フラガ・マクレミッツ。
魔術協会の封印指定執行者であり、とある聖杯戦争の記憶を（部分的に）有しているようだが……？

身長/体重：172cm・58kg
出典：ケルト神話、Fate/hollow ataraxia
地域：アイルランド
属性：中立・善　　性別：女性
本来のマナナン・マク・リールは男性神。

マナナンはケルト神話における海の神であり、
異界の支配者であり、また大いなる魔術師であるとされる。クー・フーリンの父である太陽神ルーの育ての親でもある。

ファンという妖精族の妻がおり、この妻は
クー・フーリンに恋をしてその愛人となったという伝説がある。のちにクー・フーリンと別れて帰ってきたという彼女を赦したマナナンは、二度と妻を奪われないよう、
その姿を魔法のマントで隠したという。

ちなみにこの話をカルデアにいるクー・フーリンに振っても、
「……よく覚えてねぇんだよな、その件は……」
としかめっ面で返してくるだけである。

○封印指定執行者：A
バゼット・フラガ・マクレミッツの身体に染み付いた対魔術師戦闘法。
境界に封印指定されるような危険な魔術師に対抗するための格闘術、魔術、精神性などを総合した能力のレベルを示す。

○海神のルーン：EX
海神マナナンの力をもって行使されるバゼットのルーン魔術。
サーヴァントとしての霊基に宿るマナナンは分霊ではあるが、神性を持つ存在である。
それに起因する力を利用する以上、本来ならば多種多様な魔術行使が可能なはずであるが、依代であるバゼット自身の不器用さにより『彼女が元から使える魔術をパワーアップする』方向性でしか基本的に使用できない。

とはいえ不器用さは純粋さにも通じる。
言い方を変えれば、これは本来ならば万能とも言える多様性を持つ海神の力が全てシンプルすぎる用途（拳の強化など）に一点集中されるということであり、結果として汎用性の代わりに恐るべき破壊力を生むことになる。

『斬り抉る戦神の剣』
ランク：ＥＸ　種別；迎撃宝具
レンジ：１～５０　最大捕捉：１人

フラガラック。
マナナン・マク・リールより太陽神ルーに与えられた短剣。フラガラッハとも。
別名『逆光剣』、『後より出でて先に断つもの（アンサラー）』。
カウンターに特化した迎撃礼装であり、相手の攻撃に対し『必ず先に命中する』という因果逆転の能力を持つ。
フラガの一族が伝承保菌者（ゴッズホルダー）として現代まで伝えていた宝具と同じものである……が、
元の所有者であるマナナンの疑似サーヴァントとなったバゼットは、それをより根源的な部分で扱えるようになっている。

『奔り猛る戦神の剣』
ランク：ＥＸ　種別；迎撃宝具
レンジ：１～５０　最大捕捉：１人

フラガラック・アンヴァル。
封印指定執行者としてのバゼットが使っていたフラガラックは、一つを作成するために一ヶ月ほどの儀式を要するものであったが、本来の所有者であるマナナンはそれより遥かに簡易に、そして多様な方法でフラガラックを作り上げることができる。
この宝具は特にマナナンの『海の神としての性質』、そして所有しているという『海を駆ける魔法の白馬アンヴァル』を軸にしたものである。
今回、マナナンは波と泡の具現とも言われるその白馬アンヴァルを海の白泡に変じさせ、それを逆光剣に錬成するという形を取る。
一言で言えば海神として作り上げる泡製フラガラック。

マナナンは多くの魔術を行使し、特に変身能力に優れていた。それを使って人間の女とも交わり、多くの子を作ったという。

また、彼は様々な魔法の道具を所有していた。フラガラックをはじめ、魔法の船である静波号（ウェーブ・スイーパー）、食べても蘇る魔法のブタ、人を眠らせるリンゴの枝、陸も海も走る白馬……。
彼は神話において、それらのマジックアイテムを勇者に渡す役目を多く担っている。
ルーにはフラガラックや船を、クー・フーリンには面兜を、ディルムッドには槍を。

彼は基本的に、人間を愛しているのだ。
恵みを与える海のように。
だからこそ人類史の危機を察知し、相性のいい存在───バゼットを依代にサーヴァントとして現界した。
バゼットに宿っているのは本来の力のほんの一部分、切り離した自己の欠片であり、故にアルターエゴのクラスを得ている。

かつて勇士たちに魔法道具を貸し与えたときと気分的には変わらない、今回は自分の一部を貸したというだけ。
依代が予想外に不器用な女性だったことにはやや驚いたものの、現界してしまったものは仕方がない。
力を強めて殴るというシンプルなムーブを、海神の力をもって全力でサポートするのみである。

• 敵の攻撃を受けると発動する。種類や受けたダメージ量は基本的に問われず、通常攻撃・クリティカル・宝具のほぼすべてが対象。
  • 防御力アップや回避、無敵、対粛正防御でダメージが0になっても発動する。
  • 敵の攻撃でバゼットのHPが0になり、戦闘不能となった場合は発動しない。
    ただし、ガッツで復活した場合は発動する。
  • アンリマユの宝具によるカウンターダメージでは発動しない。
  • （敵バゼットによる）フラガラックカウンター攻撃では発動しない。
• 敵のアクティブスキルの対象になると発動する。
  これはデバフやチャージ減少だけでなく、紅閻魔のスキルなどにある「相手にHP回復またはバフのみ与える」といったデメリット系の影響も含まれる。
  • 弱体無効などでデバフを無効化しても発動する。
  • 相手への干渉をしないスキル（自己または味方全体へのバフ・回復のみ）だった場合、バゼットに何の影響ももたらされないため発動しない。
  • ゲージブレイク時の特殊スキルなど、行動回数を消費しない専用行動では発動しない。
• 全体宝具や全体対象スキルでも発動する。
  • 敵からの「スター減少」「スター増加」スキルも全体対象扱いなので発動する。
• スタン、魅了、石化、睡眠などで行動不能になると発動しない。
• ガッツ状態で陳宮の宝具の生贄にされた場合など、味方が他者に与えるデメリット効果では発動しない
• カウンター攻撃は相手のターゲット集中を無視する。
  例えば敵Aがターゲット集中状態で、別の敵Bがバゼットに攻撃またはスキルを行っても、必ず敵Bにカウンターが発動する。

• カウンター攻撃は1HitのQuick単体宝具扱い。そのため宝具威力アップとQuick性能アップが乗る他、通常の攻撃宝具と同様に宝具Lvに応じた威力となる。
  • 被ダメージ時効果や回数制の防御バフなども剥がすことができ、最大で3+相手の行動回数分の攻撃を1ターンで叩き込める。一定回数(宝具)攻撃を当てるギミックなども他の倍の速度で遂行できるが、逆に被ダメージ時にこちらに不利な効果が発動するような相手は注意。
  • 加えて、通常のコマンドカード/宝具の攻撃と同様にバフデバフやクラス相性の影響を受ける他、クラススキル「伝承保菌者」の効果により、1ターン持続の攻撃力アップもカウンターに乗っている。
  • カウンターは単体対象だが1発の威力は全体宝具と同程度（＝通常の単体宝具の半分）。ただし自身がターゲットされた回数分カウンターが飛ぶため、エネミー3体から攻撃されれば実質全体宝具となる。
    同じ敵から2回以上攻撃/デバフされれば同じだけカウンターするし、敵が6体なら最大6回のカウンターになる。
  • 一部の4回以上攻撃してくれる相手なら当然さらにダメージは伸び、6回攻撃を受ければもはやOC5のロビンフッドなども超えた単独トップに躍り出る。
    単体の敵から3回攻撃された場合は、単体宝具の1.5倍(宝具レベル1/2でも3/5と並ぶ、あるいは一般的な単体特攻宝具のOC1と同等)のダメージを与える事ができる強力な攻撃になる。
    また変則など、体力が高い敵と低い敵の2体が並ぶ場合は3回攻撃されれば低い敵には全体攻撃、高い敵には単体攻撃の火力で攻撃できるため効率よくダメージを割り振れる。低い敵が2体いる場合も殴りで1体を倒せれば同様にwaveをクリアできる。
  • カウンター攻撃直後に、Quick耐性ダウンとスター獲得も行われる。同じ敵に複数回カウンターすればその分Quick耐性ダウンが重複するので火力が上昇していく。
    スターは一回発動毎に10個獲得し、攻撃によるスター1~3個生成と合わせてカウンター1回ごとにスター11~13個生成する。カウンター3回でスター33~39個確保できるため、スター獲得宝具としても有用。
  • カウンター攻撃は必中などがない場合は回避などで防がれる。ただし味方時の場合は自ターン終了時に効果ターンが減少するので、1t継続の回避を使われたターンに発動した場合カウンターは回避効果が切れた後にヒットする。
    敵対時も同様なので、回避などを付けたサーヴァントで攻撃すればダメージは無効化出来る。
  • 「（宝具を含む）攻撃毎に発動する特殊効果」の発生条件に含まれる。つまり、クロエ（讐）のスキル効果中において〔原稿完成〕状態を蓄積させられる。
    • 敵の防御力変化が解除されるのは敵が行動開始したタイミングのまま。カウンター攻撃は敵の防御力アップを無視できることがある反面、防御力ダウンの恩恵を受けられないこともある。
  • また、宝具攻撃を受けることで耐性が剥がれる敵の場合はカウンター1発につき1回分を消せる。3度カウンターすれば3回分。
  • 敵にブレイクゲージがある場合、カウンター攻撃で敵をブレイクすることはできずHPが1残る。
    敵にブレイクゲージが残っていない最後のHPゲージのみ、カウンター攻撃で敵を倒すことができる。
    • つまり、敵ターンに入る前に紫ゲージをブレイクし、なおかつ宝具威力が十分ならば1ターンでラスト2ゲージ(紫→赤)を削りきることが可能。

ターゲット集中のある状態でガッツが発動すると、こちらを対象とした行動が1回分スキップされるという仕様がある。(自己強化スキルはスキップされない。)
例1：敵の行動1回目→ガッツ発動→(敵の行動2回目)→敵の行動3回目→ターン終了
例2：敵の行動1回目→敵の行動2回目→ガッツ発動→(敵の行動3回目)→ターン終了
例1の場合、敵の行動3回目がスキルなら問題ないが、攻撃だとそのまま倒されてしまう可能性がある。
また、他に味方がいない(単騎)時にガッツで復活すると、こちらに対する敵の行動がスキップされる。

ただし、バゼットのカウンター攻撃が行われた場合は例外的に上記の行動スキップが起こらなくなり、敵の行動が通常通りに継続されてしまう仕様となっている。礼装や味方のガッツで耐久を補う際は注意したい。

バゼットが敵として出てきた場合、敵バゼットを対象とした味方サーヴァントの攻撃・宝具・デバフスキルにカウンターが発動する。基本的には味方時の仕様と変わらないが、いくつか例外や注意したい点がある。

• マスタースキルには一切反応しない。ダイレクトアタックはされないのでご安心を。
• スキル使用で敵のカウンターが発動した場合、HPが1残る。
• ブレイブチェインで攻撃した場合は合計4回カウンターが飛んでくる。
  特に回数制の回避や無敵、対粛正防御はフラガラックが発動する回数に注意を。
• 条件欄にもある通り、紅閻魔の「星の籠（小）」あたりによる「敵へのHP回復効果」といった、敵への干渉がデメリット効果にしかないものでもカウンターを撃たれるので注意。冷静に考えるとひどい絵面だ。
• スタンなどで行動不能にすれば発動しないが、ミスや無効化された場合は発動する。
• ターゲット集中が通用しないのも同様。

優秀なQuickカード性能やカウンター攻撃でのスター獲得があるためスターが飽和しやすいこと、1ターンとはいえ自身でスター集中度アップを持つことにより、クラスごとのスター集中度の違いに振り回されにくく、混成編成でもクリティカルを狙いやすい。

• 「マナナン・マク・リール」とは、ケルト神話に登場する神。
  海と異境の神で太陽神ルーの養親とされ、ルーにフラガラックなどの様々な装備を授けた。
  他、ディルムッド・オディナの育ての親ともされる。
  • 穏やかで寛容な性格であるとされる一方で、海に害をなす相手には激しく怒り狂うという。
    また、伝承によっては脚が3本あると言われる。
  • マナナンとディルムッドの関係についてはディルムッド・オディナ（剣）のマテリアルにても触れられている。
    セイバー版ディルムッドの持つ双剣の一つ「モラ・ルタ」を授けたことが記述されている他、セイバーディルムッドのバレンタイン礼装「異界の果実」のテキストにも名前が登場している。
  • 妻の名はファン。妖精ともされる。彼女はクー・フーリンに恋をしてしまい愛人となっていた事がある。不倫に怒ったマナナンが姿を消すと、クー・フーリンはマナナンに代わって彼女の領土を守ったが、クー・フーリンの本妻であるエメルの怒りを買い、ファンは自ら身を退いた。その後、ファンはマナナンとよりを戻したがマナナンは魔法の外套で妻の姿をクー・フーリンから隠したという。その後、クー・フーリンは妻ともどもドルイドに忘れ薬を処方されファンの事を忘れ去った。クー・フーリンがこの件を覚えていないのはこれが原因と思われる。
    • マナナン時のマイルーム会話でのクー・フーリンへのブラックジョークや、他のキャラへの会話で不倫に苦言を呈するのはこれが由来。
  • マナナンが住むという異郷は「常若の国」「ティル・ナ・ノーグ」「マグ・メル（喜びの原）」などと呼ばれ、西の海原の彼方の楽園とされる。異郷にはゴブニュの饗応という麦酒が存在し、これを振る舞われることで住人は永遠の若さを保っている。
  • 原典では男神とされ、マテリアルにあるようにFateにおいても男性設定の模様。クー・フーリン(槍)曰く「マナナンのじいさま」。
    アムールやカーマと同様に神性と依り代の性別が異なるタイプの疑似サーヴァント。
    • 初登場イベントでは諸事情でバゼットとマナナンが分離。マナナンはバゼットの姉を名乗り、バゼットをイラつかせていたどこかで見たような……うっ頭が……。
      他にも女子会トークを提案するなど元男神なのにノリノリ。

• 依り代はバゼット・フラガ・マクレミッツ。
  時計塔の封印指定執行者を務める魔術師。
  時計塔屈指の武闘派魔術師で、現存する宝具「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」の使い手。
  言峰綺礼とは彼の代行者時代からの顔見知り。

• 初登場イベントではバゼットは聖杯を埋め込まれた意志のあるカカオの木(テオブロマ)から造られたチョコの模造品であり、マナナン・マク・リール(他者へ分け与えるもの)と比較し、封印指定執行者(他者から奪うもの)としての自分に呵責を感じた結果齟齬が生じ、完全な状態での擬似サーヴァントとは言い難いものになっていた。
  終盤、テオブロマに一度吸収されてしまうものの、マナナンがバゼットと接触した事で齟齬を埋めてようやくマナナンの擬似サーヴァントという形で再誕する形となる。

• どちらもクー・フーリンの縁者であるが、バゼットにとっては「憧れていたケルトの英雄であり、召喚して幻滅したもののなんだかんだ付き合えた相棒」であるのに対して、マナナンにとっては「義理の孫であり、妻(ファンズ)を奪い記憶消去(証拠隠滅)を謀った不埒者」である。

• 疑似サーヴァントとしての宝具も上記の"斬り抉る戦神の剣"を使用。
  • 前述の通り、ルーにフラガラックを与えたマナナンは造り手でこそあれ担い手とは言い難いのだが、依代のバゼットがフラガラックを造り出して用いる担い手であり、宝具として使いこなしうる者としての適性での人選なのかもしれない。
    詳細は「フラガラック」の小ネタを参照のこと。
  • １・２臨でのExAttackで放つのは、『Fate／unlimited codes』における聖杯必殺技『斬り抉る戦神の大剣(トゥール・フラガラック)』。
    ３本のフラガラックを用いて３方向から敵を穿ち、対象を粉砕する大技である。
  • 宝具発動時のBGMはPC版『hollow ataraxia』後半のテーマソング『hollow』のアレンジ。
  • この宝具を用意する為にバゼットは「約一か月儀式を行ってようやく一本」に対し、マナナンは「湯水のように白馬アンヴァルを変質して(それ以外にも様々な方法で)ぽこじゃが作成できる」という大きな違いがある。

• 実はバゼットのサーヴァントとしての登場は2回目。
  1度目は『カプセルさーばんと』において、クラス：ボクサーのサーヴァント派遣英霊「フラガ」として登場するというギャグ展開。
  • 英霊の座（派遣用）に酷使されて心神が摩耗しており、しかしEDで子供シロウに励まされ、正規雇用に目指して実績（聖杯戦争で正規英霊を潰すこと）を積み重ねようと奮発した。
  • 偶然か否か、英霊派遣会社カルデアに再雇用本作で登場した2022年は『カプセルさーばんと』(2014年発売のPS Vita版『Fate/hollow ataraxia』に収録)のシナリオから約7年後である。

• 彼女のプレイアブル化により、2015年TYPE-MOONエイプリルフールにて行われたバゼット及びクー・フーリン、ディルムッド、ヴラド三世、カルナの5人による「TOKIO」のパロディ「農耕系アイドルグループ『YARIO』」がFGOにて再現可能となった。ただしバゼットだけランサーではなくアルターエゴ。
  • FGOでもイベント「バレンタイン2018 ～繁栄のチョコレートガーデンズ･オブ･バレンタイン」にてシナリオ内でYARIOネタが取り上げられ、エイプリルフール時のイラストも使われている。
    ちなみに当時未実装のバゼットは案山子扱い。
  • サーヴァントとしての実装以前に概念礼装「封印指定執行者」「スイート・デイズ」「パラドクス・エースキラー」で描かれている。

• 特定のサーヴァント所持時にマイルームに特殊会話が追加されるが、霊基再臨の段階によってそれぞれ相手が異なる。
  • 霊基第1段階時。
    オケアノスのキャスター、クー・フーリン(槍)、封印指定級の魔術師系サーヴァント？(会話6)、カルナ（サンタ）、スカサハ、カレン・C・オルテンシア、アンリマユ所持時。
  • 霊基第2段階時。
    クー・フーリン(槍)、ディルムッド・オディナ、フェルグス・マック・ロイ、モードレッド、女王メイヴ(水着版でも可)所持時。