- 協会の門を叩いた魔術師はまず「全体基礎科」で学び、その後に自らの目指す目的に達するための学部でより専門的な魔術を習う。語弊があるが、要は魔術の大学のようなもの。
「ロード」はいわば教授であり、余程の理由がなければ学部長の家系が代々ロードを継ぐ。学部名はその科の創設者の名が含まれている。
- 時計塔内では三つの派閥が存在している。
・血統を重視する「貴族主義派」(バルトメロイ派)
・血統よりも才能を重視する「民主主義派」(トランベリオ派)
・貴族主義派と民主主義派の派閥争いから離れ研究を重視する「中立派」(メルアステア派)
- 貴族主義派と民主主義派の争いは、19世紀イギリスの産業革命の際に、敵対する聖堂教会への攻撃となるとして産業革命を後押しするかしないかの内部争いに端を発する。
- 十二のロードの家系の内、時計塔設立時に大きな貢献をした「バルトメロイ」「トランベリオ」「バリュエレータ」の三家が「三大貴族」と称されており、時計塔で最も権力を握っている組織はどこかという問いには「バルトメロイ」と「トランベリオ」の二択になるとされる。
- 時計塔の運営上、非常に重大なものと判断される議案は十二のロードもしくはその代理人たちによって「冠位決議」という会議が開催される。
名目上は学科や派閥の分け隔てなく審議する場であるが、実情は貴族主義派と民主主義派のロードたちの権力争いの場となっている。議案によってはあえて欠席・棄権するロードもおり、特に中立派は前述の理由から出席率が悪い。
ケイネスの死亡時にも開催されたが、エルメロイ派閥の成果は見事に他のロードたちに奪われてしまった。
- 十三の学部の他に、封印指定を司る「秘儀裁示局・天文台カリオン」、時計塔の地下に広まる迷宮「霊墓アルビオン」を管理する「秘骸解剖局」といった組織を有している。
- FGOにおける「人理継続保障機関フィニス・カルデア」はアニムスフィア家が時計塔、聖堂教会、国連等から出資を受けて設立した。
学部番号 | 学部名 | 別名 | ロード | 派閥 |
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1 | 全体基礎科 | ミスティール | マグダネル・トランベリオ・エルロッド※1 | 民主主義 | 2 | 個体基礎科 | ソロネア | ソロネア※5 | 中立 | 3 | 降霊科 | ユリフィス | ルフレウス・ヌァザレ・ユリフィス※1 (ロッコ・ベルフェバン)※2 | 貴族主義 | 4 | 鉱石科 | キシュア | ケイネス・エルメロイ・アーチボルト →カルマグリフ・メルアステア・ドリューク※3 | 貴族主義 →中立 | 5 | 動物科 | キメラ | ガイウスリンク※5 | 貴族主義 | 6 | 伝承科 | ブリシサン | ブリシサン※5 | 中立 | 7 | 植物科 | ユミナ | アーシェロット※5 | 貴族主義 | 8 | 天体科 | アニムスフィア | マリスビリー・アニムスフィア | 貴族主義 | 9 | 創造科 | バリュエ | イノライ・バリュエレータ・アトロホルム※1 | 民主主義 | 10 | 呪詛科 | ジグマリエ | ジグマリエ※5 | 中立 | 11 | 考古学科 | アステア | カルマグリフ・メルアステア・ドリューク(鉱石科と兼務)※1 | 中立 | 12 | 現代魔術科 | ノーリッジ | ドクター・ハートレス※1 →ロード・エルメロイⅡ世 | 貴族主義 | 13 | 法政科 | なし | バルトメロイ・ローレライ※4 | 貴族主義 |
※1 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』シリーズの登場人物。現在のFGOには関連項目が無い。
※2 『Fate/strange Fake』、『事件簿』でのロード・ユリフィス不在時の代理役。
※3 ケイネス死亡によるアーチボルト家脱落によりロード引き継ぎ。考古学科と兼務。
※4 初出は『Character material』。また『カーニバル・ファンタズム』にもアイキャッチの一瞬のみ出演。
※5 『事件簿』及び『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 material』にて名前のみ登場。
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