虞美人（槍）

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「夏の避暑地！　項羽様とのバカンス！」
かくして気合一閃、霊基を水着に変貌させた虞美人であったが、よんどころない事情により項羽はカルデアに残ることになったのであった。
──第一章・終──

しかし。虞美人の野望は潰えたが、特異点の調査は完了していない。
機体の名将・項羽が算出した「夏の魔物」。
その備えとして貸し与えられた一本の槍を手に、希代の美女は華やかに艶やかに、夏の特異点に出陣するのであった。
──第二章・終──

身長/体重：160cm・49kg
出典：史記、漢書
地域：中国
属性：秩序・悪　　　性別：女性
自分と項羽の間の秩序のためなら何でもする。

項羽の言う『夏の魔物』とは『一夏の気の迷い』『ナンパに対する夏の免疫低下』等のニュアンスを含む言葉であると知る虞美人。
「それは……私がナンパされるのを案じていらっしゃるということでは！？」と逆にその愛を感じて興奮。
あとにはただ、いつもより項羽との愛に浮かれた、そしていつもよりナンパ男どもに容赦のない虞美人だけが残ったのである。
─虞美人の夏・完─

○性格
通常の虞美人とほぼ同じだが、項羽の槍を貸し与えられたことにより若干浮かれている。
また、項羽との絆を普段より強く感じているため、全体的な人間嫌いは変わらないまま、特に自分に色目を向けてくるナンパ男たちへの容赦のなさが一段階上がっている。ナンパ男滅ぶべし。
これは実際ナンパしてこなくとも、色目を使ってきた（と彼女が勝手に感じる）相手に対して発動する。
つまり彼女の水着姿を見ただけで槍が飛んでくる可能性がある。
項羽様への操を守るためなら仕方がないでしょう、というのが本人の弁。

○夏の受肉精霊：A＋
受肉精霊であることはもちろん変わらない。
が、水着に霊基が変化したことにより、その在り方が若干夏寄りに最適化されている。
マナの吸収効率が、夏らしい自然……すなわち避暑地の湖畔の水や燦々たる日光……からであればあるほど高くなる。
吸血種のイメージにあるまじきスタイルになるが、もちろん彼女は気にしない。
別に嗜好が変化しているわけではないので、
「暑いわね！」とかぶちぶち文句を言いながら日光浴などをしている姿が見られる。

○在りし日の舞：EX
かつて項羽の前で行っていた剣舞のスキル。
人の文化が嫌い、真似をするなどくだらない、という信念はあれど、項羽のためならばそれを曲げるときもあるのだ。
客観的に上手いかどうかは知らない。
他者にどう評価されるかなど知らない。どうでもいい。
ただ、ときには舞うことが必要だったというだけ。
彼がどう評価してくれたのか、どんな表情を浮かべてくれたのかは、彼女のみが知る。
それは大切な記憶として、このスキルと共に彼女の霊基の奥に刻まれている。

このスキルは本来は封印されており、また、項羽が近くに存在しないと使用不可能。
今回は彼の槍を貸し与えられた衝撃でこのスキルの封が解け、それにより彼の槍が一種の代わりとして機能しているために使用できる。
今は槍舞としてアレンジされている。

『夏魔必滅槍舞』
ランク：Ａ　種別：対軍宝具
レンジ：１～１０　最大捕捉：２０人

アンチフリング・ロンド。
フリングとは俗語で『浮気』や『一夏の恋』、転じて夏の魔物のことをここでは指す。
項羽に貸し与えられた、項羽の愛の具現化である、（と当人は思っている）槍による、対・夏の魔物専用強制排除ムーブ。
極端な決めつけによる男性特攻を持つ。

虞美人には武術や戦術の心得などないが、項羽への愛が盛り上がった結果、かつて彼の前で踊った剣舞のことを思い出した。
それを利用しようと思い立ち、さらに槍舞としてアレンジしたのがコレである。
結果としてなぜかポールダンスっぽくなってしまった。

元の宝具『呪血尸解嘆歌』と同じように自らの肉体を破壊しながら魔力を暴走させて異常気象を起こすものだが、項羽の槍を軸とした槍舞の動きにより「回転」のベクトルが与えられることで、結果的に血の雨ではなく竜巻型の呪詛が発生することになる。
永遠の嘆歌（ラメント）が形を変えた、死の輪舞（ロンド）。

あいつと自分には、どちらも長き時と一つの望みがあった。

叶わぬものと半ば諦め、けれど諦めきれずに永遠を彷徨った自分。
叶えると呪いのように誓い、ゆえに血脈としての永遠を紡いだあいつ。

そんな望みのために永遠に足を踏み入れるなんて、愚かで無駄なことにしか思えなかった。
だが───愚かさも賢さもなく、始まってしまえば、それが止まらぬものであっただろうことも理解できた。
その愚直で純粋な在り方は、たった一つの願いだけを種子に託して命を紡ぐ木々と同じに思えたから。
意味はどうあれ、善悪はどうあれ、続いてしまうものなのだろう。

だから嫌悪はしない。侮蔑はしない。ただ、呆れてため息をつくだけだ。

結論。
望みを叶えてやることはできないが───あいつという存在自体は。

「……まあ、別に嫌いではないわよ。
　呼び方だけはどうにかなんないのかって思うけど」

• 項羽様との夏のバカンスに備え、気合一閃で水着霊基となった虞美人パイセン。パリピ落ち
  しかし項羽様はカルデアへ残ることになり、虞美人の野望はプロフィール段階で挫折した。虞ぬぬ
  『おかしいわね。項羽様の気配がないわ』

• 参加条件が特異点Fクリアのイベントで配布サーヴァントになる存在がネタバレなパイセン。
  • 第一部未クリアの場合、イベント冒頭のダ・ヴィンチちゃんとの会話シーンでサングラスをかけている。
    これはユーザーに向けたネタバレ防止策というわけではなく、とある事情でダ・ヴィンチちゃんに顔を知られているため。
    • アサシン霊基の場合はダ・ヴィンチちゃんやマシュの知っている人物とは髪型が違い雰囲気そのものも結構違うが、こちらは髪型が同じでありかなり元の雰囲気に近づいてしまっている。
    • なぜそれでイケると思ったのか小一時間ほど問い詰めたいが一応バレてない。

• ☆4が水着イベント配布サーヴァントの元霊基に選ばれるのは、スト限とはいえ初の事例。
  • サービスインからの過去4年は期間限定☆5のみだった。
    • 2016年スカサハ→スカサハ（殺）
    • 2017年イシュタル→イシュタル（騎）
    • 2018年ジャンヌ・ダルク（オルタ）→ジャンヌ・ダルク（狂オルタ）
    • 2019年葛飾北斎→葛飾北斎（剣）

• 更には2024年4月より巡霊の祝祭によって初心者マスターは人理修復の旅をパイセンと旅出来るようになっただけでなく、星5配布で項羽様を選べばアツアツランデブー気分で黒幕をぶっ飛ばしに行けるという、シリアスもへったくれもない光景に発展する。
  フレンドポイントガチャで徐福を当てれば、奇妙な三角関係に囲まれるおまけつき。

• バトルモーションはオリジナルと同じく「舞」がベース。
  • しかしダンスはダンスでもよりによってポールダンス。何故か？マテリアルでもツッコまれてしまった

• 単体宝具になってきた「夏魔必滅槍舞(アンチフリング・ロンド)」は、本来はナンパ男を殲滅する対軍宝具である。
  • フリング（fling）はヒップホップのスラングで「ひと夏の恋」や「浮気」、転じて「夏の魔物」を指す。
    すなわち「夏の魔物」＝ナンパ男というわけだ。
    そのため男性特攻を持っているが、どうやらナンパの判定は虞美人の勝手によるものだそうな…一夫多妻去勢拳とは違う意味で恐ろしい。
    敵単体〔男性〕に〔ナンパ男〕特性を付与＆敵単体に超強力な〔ナンパ男〕特攻攻撃
  • アサシン時の宝具「呪血尸解嘆歌」に槍舞の回転を加え、敵に炸裂する際に虞美人草の花が咲く。
    自爆からの虞美人草はある意味原典通り

• 吸血種でありながら日光や流水で元気になる。ゲーム内でも陽射しと水辺でパワーアップする。
  • 精霊である彼女は自然界のエネルギーを吸い上げて活動する。手段の一つとして他者の血“も”吸えるため『吸血種』に分類されてはいるものの、吸血衝動がなくいわゆる『吸血鬼』とは別物。
    生態的にはどちらかというと植物に近く、日光や流水との相性が良いのはある意味当然。

• 穿き込みが浅い。

• これまで先輩を自称したり主人公をパシリに使う事はあったが、ついに後輩と呼び始めた。

• 不老不死ではあるが、死んで蘇るタイプなので夜毎の犠牲者を肩代わりできる人柱パイセン(スキルのタゲ取りもそれが理由か)。
  • ランサーが死んだ！

• 性格のみならず、存在そのものが怪異・怪奇現象への徹底メタ優位に立つホラーブレイカー。
  • 恐怖を糧にするモノ相手でも、不老不死なので怖いものが無い且つ怖がらない。
  • 汚染の類に晒されても肉体ごと爆散し、リセットしてしまうため取り憑くしまもない。
  • コメディホラーになる(紫式部談)

• 先輩風(グビネード)
  • パイセンの風になってあの大きな空を吹き渡っています(物理)。
  • 真・覚醒乱舞

• プラナリアパイセン

• 十二の試練どころではないレベルの不死っぷり。
  • 不死身のはずなのにゲームにほとんど反映されていなかったが、そりゃこんなもん反映するのはゲームバランス考えたら不可能だとしか言いようがないレベルの不死っぷりをイベントで発揮。
    一応、十二の試練の場合ストックが残っている限りは致命傷を受けてもそのまま戦闘の続行が可能ではあったり一度受けた攻撃に耐性ができるなどがあるが、虞美人は耐久力などは変わらずいったん幽霊（？）状態で行動不能(喋ったりそういうことは普通にできる)になってしまう。が、それを考慮してもこのランサー、死なない。いや、死んだとしても幾度となく生き返る。
    • 何なら致命傷を受け行動不能になる前に自分から自爆すればいいらしい。もはやずるいとかそういうレベルではない。
    • おそらく十二の試練をはじめ「死なない」のが通常のガッツ、死んでもすぐ生き返る(キャラロストしない)のが虞美人という感じ。ただしイベントにおいて「死ぬはずのない攻撃で死んだ」という表現があるので虞美人も普段であればそもそも死なないという可能性もある。

• 吸血鬼すぐ死ぬ

• 項羽様、水着サーヴァント、李書文（槍）、紅閻魔、殺生院キアラ（月）所持時にマイルーム会話に特殊台詞が追加される。
  • 李書文（槍）への会話は、Lostbelt No.3クリアも解放条件となる。