- ジキル時はLv10でもなかなか成功しないが、ハイド時は「対魔力 A」持ちにもほぼ確実に成功する。
- スタンの成功率そのものが変化するのではなく、スタン成功率アップのバフで成功率を担保する設計になっている。
そのため強化無効が付与されていると成功率アップが不発に終わり、ハイド時でもスタンが決まりにくくなる。レアケースではあるが注意が必要。
「自己改造 D」→「自己変容 B+」
強化前:自身のクリティカル威力をアップ(3T)&ハイド時さらにクリティカル威力アップ(3T)
強化後:自身のクリティカル威力をアップ(3T)&ハイド時さらにクリティカル威力アップ(3T)&ジキル時NPをすごく増やす
+
| | スキル倍率(強化前)
|
スキルLv. | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv4 | Lv5 |
---|
クリティカル威力アップ | 5% | 6% | 7% | 8% | 9% | クリティカル威力アップ(ハイド) | 25% | 26% | 27% | 28% | 29% | スキルLv. | Lv6 | Lv7 | Lv8 | Lv9 | Lv10 |
---|
クリティカル威力アップ | 10% | 11% | 12% | 13% | 15% | クリティカル威力アップ(ハイド) | 30% | 31% | 32% | 33% | 35% |
|
- スキルがDランクのためか、同スキルを持つ他のサーヴァントのようにスター集中効果は付与されない。
- ハイド時の効果倍率は優秀だが、スターが集まりにくいためスターを飽和させるなどしないと使いにくさは否めない。
- ジキル時(アサシン)であればスターはそれなりに集まるためハイド時よりはクリティカルを狙いやすいが、効果はハイド時のそれには及ばない。
だが、ジキル時にアサシンのスター集中率を生かしてスターを集め、宝具BBチェインでバーサーカーの火力で大ダメージを狙うといった使い方もある。
- アマデウスのスキル等でスターを飽和させる、あるいはマスターの魔術礼装「2004年の断片」のBusterカードへのスター集中する等、限定的にはこのスキルの問題点を解決することは可能。
+
| | スキル倍率(強化後)
|
クリティカル威力アップ(ハイド) | 25% | 26% | 27% | 28% | 29% |
クリティカル威力アップ | 10% | 11% | 12% | 13% | 15% |
クリティカル威力アップ(ハイド) | 30% | 31% | 32% | 33% | 35% |
|
- ランクが低いためスター集中は無し。ハイド時に使用すれば追加効果で合計50%と同名スキルのCランク相当になる。
- ジキル時は、スターはそれなりに集まるものの倍率が低い。そしてハイド時は倍率は優秀だが、スターが集まりにくいクラスに変化するため味方からの補助がないと活かせない。
スターの配分はカード選択時に決まるため、スター・NP・カード配分の全てが揃った時に宝具始動ブレイブチェインを狙えば…とも考えられるが、この場合はジキル時にスキルを使う事になるため低倍率になってしまう。
アマデウスのスキル等でのスター飽和、マスターの魔術礼装「2004年の断片」のBusterカードへのスター集中等でハイド時の問題点をカバーできる。
- 強化クエストにより「自己変容」に変化し、ジキル時にのみNP増加が追加された。Lv1でも50%と増加量が多く、最大で80%まで伸びるため最短CT5のスキルとしては当然だが最高倍率。マーリンやシェイクスピアのスキル、アペンドスキルの魔力装填Lv10などから即宝具が可能に。また、宝具はOCが永続的なBuster性能アップに対応しているため、OC狙いでNPを200~300%貯める際の補助としても役立つ。
ただし、宝具発動目的で使用してしまうとハイド時のクリティカル威力アップを捨てることになるので使いどころが悩ましい。とはいえ最短CT5と短い点や概念礼装がフリーになることも考慮すると早々に切り、2回目をOC狙いでさらにNPを伸ばすか、宝具使用後にクリティカル強化するといった選択肢を見込んだ使い方の方が良いだろう。
また、同時期のバトル改修で初手Quickやマイティチェインならばスターが集まっていなくてもクリティカル率が20%上昇するため、スターによる援護が乏しくてもある程度クリティカルを期待できるようになる。
- 第3アペンドスキルは宝具によるクラス変化があるため「対セイバー/対ライダー攻撃適性」と二重表記されるという唯一無二の仕様となっている。
- ジキル(アサシン)時は対セイバーへの攻撃力がアップし、ハイド(バーサーカー)時は対ライダーへの攻撃力がアップする。
- また通常バーサーカーの第3アペンドスキルは対○○クリティカル発生耐性となっている中、対○○攻撃適性となっているのも実はハイドのみ。
宝具解説
- 「密やかなる罪の遊戯」
自身の人格を入れ替える(クラスがバーサーカーに変化、戦闘終了時まで宝具使用不能)&自身の最大HP大アップ&HPを全回復&Busterカード性能アップ
- 「密やかなる罪の遊戯」
自身の人格を入れ替える(自身のクラスがバーサーカーに変化&戦闘終了時まで宝具使用不能)&自身の最大HP大アップ&HPを全回復&Busterカード性能アップ
+
| | 宝具倍率(強化前)
|
宝具Lv. | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv4 | Lv5 |
---|
最大HP上昇 | 2,000 | 3,500 | 4,250 | 4,625 | 5,000 | オーバーチャージ | OC1 | OC2 | OC3 | OC4 | OC5 |
---|
Busterアップ | 20% | 30% | 40% | 50% | 60% |
|
+
| | 宝具倍率(強化後)
|
宝具Lv. | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv4 | Lv5 |
---|
最大HP上昇 | 3,000 | 4,500 | 5,250 | 5,625 | 6,000 | オーバーチャージ | OC1 | OC2 | OC3 | OC4 | OC5 |
---|
Busterアップ | 40% | 50% | 60% | 70% | 80% |
|
- Busterバフは高倍率でOCで更に伸びるため、宝具チェインを狙えるなら後ろの方に配置するといいだろう。
- クラスチェンジ後は宝具が使用不可能となるため、NPの使い道もなくなる。
このため、ハイド(バーサーカー)からジキル(アサシン)に戻ることは出来ないので注意。
- 宝具の効果にはHP全回復があるため、使用する際はHPが低い状況の方がより有用に活用できるだろう。捉え方によっては「一枠でアサシンとバーサーカーの2人が使える」とも言える。
- 1度きりという制限もあってか、効果量が高い永続バフと、強力ではあるものの、強化解除の対象になることに注意。
- HP全回復について、普段は気にする必要はないが、「HP回復量ダウン」デバフを貰っているときは回復量が下がり、全回復できないという事例があるらしい。
- Busterバフは高倍率かつ永続。OCで更に伸びるため、宝具チェインを狙えるなら後ろの方に配置したり、「自己変容」でOCを引き上げるといいだろう。
- クラスチェンジ後は宝具が使用不可能になり、NPの使い道もなくなる。宝具封印状態が付与される訳ではないので解除も不可。
ハイド(バーサーカー)からジキル(アサシン)に戻ることは出来ないので注意。
- 使用時にHP全回復するため、HPが低い状況だとより活かせるだろう。捉え方によっては「一枠でアサシンとバーサーカーの2騎を使える」とも言える。
- 1度きりという制限もあってか、効果量が高い永続バフで非常に強いが、強化解除の対象になることに注意。
- これはジキル実装当時に強化解除or弱体解除不可のギミックがなかったためであり、弱体解除不可スキル持ち実装後もジキル側の宝具性能改修はない。
- 強化解除されて薬が抜けてもジキルへは戻れない。
- HP全回復について普段は気にする必要はないが、「HP回復量ダウン」のデバフが付与されていると回復量が下がり、全回復ができなくなる。
- また、ジキル時とハイド時ではアペンドスキルの効果とクラススコアの効果が切り替わる仕様になっているが、ハイドのクラススキルがNPCで登場するハイドのクラススキルと同じ「狂化A」では無く、ジキルのクラススキル「気配遮断A」のままとなっており、長年不具合を放置されている。
総評
- 宝具やスキルの性質からアタッカーとして運用することになるが、攻撃宝具を持たない上に1回しか使用できないというハンデが非常に厳しい物となっている。
「自己改造」さえ使えれば火力は補填できるが、バーサーカーであるハイドにスターを集めるにはパーティーが大幅に制限されてしまい、それだけの労力に見合うリターンがあるかは疑問符がつく。
- 宝具を生かすのであれば、NPをしっかり貯めてオーバーチャージ発動させたいところ。オーバーチャージが十分に乗ったハイドのバスターには目を見はるものはある。
が、ジキルのNP周りはそこまで優良とはいえず、うまく使えないマスターだとHPが危険域に達したための緊急発動に終わることが多い。
- 総合的に見て極めて扱いづらく、実用性は非常に低いと言わざるを得ない。キャラクターが好きということでもなければ別のサーヴァントを起用した方が無難だろう。
- 敵として登場した時も同様の性質を持つ。つまり、宝具発動するとHPを全快されてしまう。アサシンクラスとしてゲージも短いので、一気に倒せる状況でないなら、ハイド化した後に攻撃するのが得策。
- クエストによっては最初からハイドの状態で登場する場合があるが、その際にはゲージが存在しない、またはゲージMAXでEX攻撃を放つ仕様となる。
- 宝具やスキルの性質からアタッカーとして運用することになるが、攻撃宝具を持たない上に変身も1回しかできないハンデが非常に厳しい。
「自己改造」で火力は補えるが、バーサーカーであるハイドへスターを集めるにはパーティーが大幅に制限されてしまい、それだけの労力に見合うリターンがあるか疑問符がつく。
- 宝具を活かすにはNPをしっかり貯めてオーバーチャージしたい。オーバーチャージが十分に乗ったハイドのバスターには目を見張るものはある。
しかし、ジキルのNP効率は優良とは言えず、慣れないマスターだとHPが危険域に達したための緊急発動に終わりやすい。
- とにかくクセが強すぎて扱いにくい。かなりトリッキーで奇を衒った特性の持ち主だが、どこまでアサシンのジキルとして扱い、どこからバーサーカーのハイドに切り替えるかを事前に考えておかねばならない。ハイドへ切り替える際もバーサーカーとしての持ち味を発揮させるための下準備を整えなければならないのでかなり手間がかかる。活用にはかなりの力量と構築力が要求される一騎である。
- 敵として登場した時も同様の性質を持つ。つまり、宝具発動するとHPを全快されてしまう。アサシンクラスなのでゲージが短いので、一気に倒せないなら、ハイド化した後に攻撃するのが得策。
- クエストによっては最初からハイドの状態で登場する。その場合はゲージが存在しない、またはゲージMAXでEX攻撃を放つ仕様。
- 持ち込めるクラスが制限される「聖杯戦線」系イベントではアサシンの枠をバーサーカーに転用することが可能になる。
NP溜めの手段は必要だが、聖杯戦線の仕様からスキル再使用しやすく、スタンの価値が大きいので意外な大活躍をする。
概念礼装について
- 宝具の発動が重要なサーヴァントであるため、NP補助系を装備させると扱いやすくなる。
- 宝具を回復手段としても使うのであれば、ガッツを付与できる「不夜の薔薇」、「カルデア・ライフセーバーズ」等を装備させておけばHP管理に余裕が出来、ギリギリまで凌いだ上で宝具で全回復するという戦法がとりやすくなる。
- ターン経過により最大HPが増加する「千年黄金樹」を装備させるという手もあり。
- 宝具発動が重要なのでNP補助系で扱いやすくしたい。
- 宝具を回復手段としても使うのであれば、ガッツを付与できる「不夜の薔薇」、「カルデア・ライフセーバーズ」等。HP管理に余裕が出来、ギリギリまで凌いでから宝具で全回復する戦法をとりやすくなる。
- ターン経過で最大HPが増加する「千年黄金樹」も手。
- 自己改造→自己変容のスキル強化を終えればNP補助の必要が無くなり、礼装の自由度が大きく向上する。
- 絆上限解放第四弾のひとり。絆Lv10で専用礼装を入手できる。
- 効果は自身がフィールドにいる間、味方全体のBusterカード性能を15%アップするというもの。自己強化としてみると礼装自体のATK上昇が100固定なこともあり他の礼装の方が有用だが、味方全体に常に効果が付加され続けるのが利点。
- 効果は自身がフィールドにいる間、味方全体のBusterカード性能を15%アップするというもの。自己強化としては礼装自体のATKが100固定なこともあり他の礼装が有用だが、味方全体へ常に効果が付加され続けるのが利点。
効果はジキル時、ハイド時どちらでも発動する。特にハイド時に効果的な性能となっている。
性能比較
名前 | HP | ATK | Q | A | B | 宝具 | 保有スキル |
---|
1 | 2 | 3 |
---|
荊軻 | 8293 | 7207 | 3 | 1 | 1 | Q/単 | 抑制[A] | 十歩殺一人[B+] | 傍若無人[A] | ジキル&ハイド | 9675 | 6320 | 2 | 1 | 2 | B/補 | 怪力[B] | 恐慌の声[A] | 自己変容[B+] | 百貌のハサン | 9310 | 6686 | 2 | 2 | 1 | A/単 | 蔵知の司書[C] | 専科百般[A+] | 戦闘撤退[B] | 風魔小太郎 | 8844 | 7091 | 3 | 1 | 1 | Q/全 | 破壊工作[B+] | 忍術[A+++] | 風声鶴唳[C++] | 静謐のハサン | 9316 | 6636 | 2 | 2 | 1 | A/単 | 変化(潜入特化)[C] | 毒の刃[C++] | 青ざめた死の舞踏[A] | 岡田以蔵 | 8844 | 6879 | 2 | 2 | 1 | A/単 | 人斬り[A] | 心眼(偽)[C] | 撃剣矯捷なること隼の如し[A] |
- 関連サーヴァント比較
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No. | 名前 | Lv.M | HP | ATK | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | Q | A | B | 保有スキル |
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42 | 荊軻 | 70 | 8293 | 7207 | D | E | A | E | D | B | 3 | 1 | 1 | 抑制[A] 十歩殺一人[B+] 傍若無人[A] | 81 | ジキル&ハイド | 70 | 9675 | 6320 | C+ | E | A+ | E | C | C | 2 | 1 | 2 | 怪力[B] 恐慌の声[A] 自己変容[B+] | 110 | 百貌のハサン | 70 | 9310 | 6686 | C | D | A | C | E | B | 2 | 2 | 1 | 蔵知の司書[C] 専科百般[A+] 戦闘撤退[B] | 117 | 風魔小太郎 | 70 | 8844 | 7091 | C+ | D | A+ | B | B | C | 3 | 1 | 1 | 破壊工作[B+] 忍術[A+++] 風声鶴唳[C++] | 124 | 静謐のハサン | 70 | 9310 | 6636 | D | D | A+ | C | A | C | 2 | 2 | 1 | 変化(潜入特化)[C] 毒の刃[C++] 青ざめた死の舞踏[A] | 210 | 岡田以蔵 | 70 | 8844 | 6879 | C | D | B | E | E | C | 2 | 2 | 1 | 人斬り[A] 心眼(偽)[C] 撃剣矯捷なること隼の如し[A] |
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小ネタ
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- ジキルとハイド。いわゆる「多重人格」の代名詞とも言える人物。
原作である『ジキル博士とハイド氏』はロバート・ルイス・スティーヴンソンが1886年に発表した小説である。
- 舞台は19世紀のロンドン。善行を良しとする名士として知られる「ヘンリー・ジキル博士」は自分の中の悪性を分離させようと独自に研究を重ね、自ら調合した薬を飲むことで「エドワード・ハイド」なる人物へと変貌することに成功。表向きは非の打ちどころのない人格者として生活しつつ、ハイドとして道徳から解放された自由な生活を送ることでストレスを発散していた。
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- 舞台は19世紀のロンドン。善行を良しとする名士として知られる「ヘンリー・ジキル博士」は自分の中の悪性を分離させようと独自に研究を重ね、自ら調合した薬を飲むことで「エドワード・ハイド」なる人物へと変貌することに成功。表向きは非の打ちどころのない人格者として生活しつつ、ハイドとして道徳から解放された自由な生活を送ることでストレスを発散していた。
ところがジキル博士は次第にハイドをコントロールできなくなっていく。さらに元に戻るための薬の材料が枯渇してしまい、ジキルとしての自我が完全に消えてしまう前にハイドを殺すべく、博士は自殺を選んだ。
- 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』に登場するバーサーカーのサーヴァントと同一人物。
パラメータの低下と引き換えに霊基を一般人と同等レベルにでき、サーヴァントとして検知されなくなる固有スキル「無力の殻」を持っている。これがアサシンの「気配遮断」に相当するため、FGOにてアサシンクラスとしての適正を得た模様。
またFGOのジキルは『蒼銀のフラグメンツ』における記憶とその影響を断片的に残しているようで、同作とは性格が大きく異なり、かなり暗くネガティブ、精神不安定なものとなっている。
- この時のマスターは「來野 巽」という少年。幕間の物語でもジキルが彼の名前に言及している。
偶然巻き込まれた一般人ながら正義感の強い高校生で、聖杯戦争を止めようとジキルとともに行動を起こすのだが……。
- 本作でのアサシンクラスのジキルが変身したハイドは「目が赤く変わり凶悪な顔つきになったジキル」という容姿であるが、バーサーカークラスで顕現した『蒼銀のフラグメンツ』におけるハイドは人狼めいた風貌をしており、牙や爪、精神干渉効果のある咆哮などの戦闘手段は異形そのもの。
- なお、『TYPE-MOONエース』に掲載された小説によると、この姿は自殺しないでハイドが成長し続けたら至る姿であるとのこと。
- 史実における『ジキル博士とハイド氏』のモデルは「ウィリアム・ブロディー」という男とされる。彼は実業家で市議会議員という表の顔と盗賊という裏の顔を持ち、十数年で数十件の盗みを働いていた。最終的に大規模な強盗計画が発覚して立件、処刑されることとなる。
- もう一人存在するモデルは18世紀イギリスの外科医「ジョン・ハンター」。当時の医者がまだまだ迷信のような治療をしていた中、独自の解剖学と様々な動物の研究による科学的な最先端の治療を実践、近代医学の発展に貢献した。世界で初めての人工授精も成功させている。その研究成果で医者として有名になりながらも、貧しい市民には無償で医療を提供していた。
- その一方で科学者としての知的好奇心が旺盛すぎて様々な奇行が残っている。特に珍しい動物や変わった体質・症例の人間がいると標本に欲しがり、葬儀業者に金を掴ませて片っ端から遺体を収集していた。その手段はかなり見境なく、当時でも非合法なものが多数含まれていた。
- 彼のロンドンの邸宅は、表通りに面した部分からは患者や社交界の知人が出入りしていた一方、裏通りに面した部分からは後ろ暗い業者が遺体の搬出入を行っているという二面的な構造となっており、スティーヴンソンはここからジキルとハイドのインスピレーションを受けたという。
|
- 『ジキル博士とハイド氏』のモデルとなった人物、という言葉は単純に小説『ジキル博士とハイド氏』がFate世界では「現実に起きた出来事を題材とした作品」として扱われていることを示す意味合いと思われる。
上記のTMエースに掲載された小説『Fate/Grand Order 英霊伝承 ~ヘンリー・ジキル/ハイド~』で生前のジキルが主題となっており、ハイドの誕生について記されている。
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| | Fate世界での生前のジキルについて(『英霊伝承』ネタバレあり)
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- Fateにおいてはあの名探偵シャーロック・ホームズやその相棒と知己の間柄であり、彼への情報提供役の一人として協力関係にあったようだ。
- 当初は、一般に軽犯罪と括られる程度の事件の調査を受け持っていたが、その知的好奇心から深淵である闇の世界を知ることにのめり込み、のちに重犯罪を含めた案件をも担当するほどになった。
ある時、ロンドンにおける多くの事件の黒幕と目される「犯罪界のナポレオン」ことジェームズ・モリアーティが闇の世界に潜んでいるのでは?という可能性に気付き、悪へと魅せられたことで、人間から悪性を切り離し、善性のみで存在できるよう自身を被験体として実験を開始する。
- 初期段階では肉体と精神の変化を自認する程度に安定していたかに見えたが、悪であるハイドの人格を切り離せずに逆に強く表れるさまを失敗と断じながら、投薬を繰り返し徐々に精神に変調を来すようになる。実験記録終盤のメモには
「失敗? むしろ自分は解放されているのでは?」
「随分と気分が良い。パブや阿片窟にでも繰り出そう!」
と記すほどに生来の気質と異なるものになっていた。最後には殺人事件を起こしたことへの後悔と警告を綴った手紙を残し、小説同様に服毒自殺を遂げた。
- この実験の裏には時計塔の植物科を管轄するアーシェロット家の協力のみならず、彼の存在を密かに把握していた犯罪王が手を回した援助があり、その成果は善人であるヘンリー・ジキルという個に、悪人エドワード・ハイドを背中合わせに存在させられる事態となった。
- この実験の裏には時計塔の植物科を管轄するアーシェロット家の協力のみならず、彼の存在を密かに把握していた犯罪王が手を回した援助があり、その成果は善人であるヘンリー・ジキルという個と背中合わせに、悪人エドワード・ハイドを存在させられる事態となった。
英霊としての成り立ちに、蜘蛛糸の果てに座する男の意志なくしてはあり得なかったのが彼なのである。
- 裏の人格であるハイドは、ジキルとは相反する凶悪な二重存在。投薬により表出した当初の彼の行動は、酒や女などで夜遊びする程度であったが、悪行に対して痛む善の心を持たないために、ほんの僅かな苛立ちから道ゆく人を傷付け殺害することを厭わない。ハイドがジキルへと戻る際は「頃合だと思った時」に服薬するだけである。
- 生前の最後の記述における文言に「ハイドは私一個人の悪の出現であったが、これがもし人という種全ての悪、人である以上は絶対に逃れ得ない大いなる悪が現れたとすれば勝ち目などないのではないか」とあったように、下手をすればそれらと同種のもの──人類悪に変じていた可能性も示唆されており、本作の物語においても無関係ではないと言える。
こうした誕生の経緯からか、ハイドがリスペクトしているのは自分よりも遥かにスケールのデカい"世界全ての悪であれ"と願われた最弱の復讐者であるらしい。
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- 史実における『ジキル博士とハイド氏』のモデルは「ウィリアム・ブロディー」という男とされる。彼は実業家で市議会議員という表の顔と盗賊という裏の顔を持ち、十数年で数十件の盗みを働いていた。最終的に大規模な強盗計画が発覚して立件、処刑されることとなる。
- もう一人存在するモデルは18世紀イギリスの外科医「ジョン・ハンター」。当時の医者がまだまだ迷信のような治療をしていた中、独自の解剖学と様々な動物の研究による科学的な最先端の治療を実践、近代医学の発展に貢献した。世界で初めての人工授精も成功させている。その研究成果で医者として有名になりながらも、貧しい市民には無償で医療を提供していた。
- その一方で科学者としての知的好奇心が旺盛すぎて様々な奇行が残っている。特に珍しい動物や変わった体質・症例の人間がいると標本に欲しがり、葬儀業者に金を掴ませて片っ端から遺体を収集していた。その手段はかなり見境なく、当時でも非合法なものが多数含まれていた。
- 彼のロンドンの邸宅は、表通りに面した部分からは患者や社交界の知人が出入りしていた一方、裏通りに面した部分からは後ろ暗い業者が遺体の搬出入を行っているという二面的な構造となっており、スティーヴンソンはここからジキルとハイドのインスピレーションを受けたという。
- 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』に登場するバーサーカーのサーヴァントと同一人物。
パラメータの低下と引き換えに霊基を一般人と同等レベルにでき、サーヴァントとして検知されなくなる固有スキル「無力の殻」を持っている。これがアサシンの「気配遮断」に相当するため、FGOにてアサシンクラスとしての適正を得た模様。
またFGOのジキルは『蒼銀のフラグメンツ』における記憶とその影響を断片的に残しているようで、同作とは性格が大きく異なり、かなり暗くネガティブ、精神不安定なものとなっている。
- この時のマスターは「來野 巽」という少年。幕間の物語でもジキルが彼の名前に言及している。
偶然巻き込まれた一般人ながら正義感の強い高校生で、聖杯戦争を止めようとジキルとともに行動を起こすのだが……。
- 本作でのアサシンクラスのジキルが変身したハイドは「目が赤く変わり凶悪な顔つきになったジキル」という容姿であるが、バーサーカークラスで顕現した『蒼銀のフラグメンツ』におけるハイドは人狼めいた風貌をしており、牙や爪、精神干渉効果のある咆哮などの戦闘手段は異形そのもの。
- なお、『TYPE-MOONエース』に掲載された小説によると、この姿は自殺しないでハイドが成長し続けたら至る姿であるとのこと。
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幕間の物語
- 開放条件:第四特異点クリア、霊基再臨3回、絆Lv4
- 開放条件:第四特異点クリア、霊基再臨×3回、絆Lv4
+
| | +クリックで展開
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Interlude | ハイド氏とジキル博士 | 推奨Lv | 60 | 場所 | ロンドン:シティ・オブ・ロンドン |
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| AP | 18 | 周回数 | 1 | クリア報酬 | 宝具強化 |
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絆P | 1,230 | EXP | 31,380 | QP | 12,800 |
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| 進行度 ■ | Battle 1/1 | スペルブックA Lv55(術:52,676) スペルブックB Lv55(術:52,676) ジキル Lv78(殺:246,160)→ハイド LV78(狂:250,410) |
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ドロップ |
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禁断の頁、アサシンピース、叡智の種火(術) | 備考 |
---|
サポートはNPCのハイド(狂)のみ。敵のジキルは宝具使用でハイドに変化。ブレイクゲージ持ちではないので、宝具使用前に一気に削ることができればジキルのまま倒せる。クリア後に宝具ランクが[C] → [C+]に強化される。 |
|
強化クエスト
- 開放条件:最終再臨
+
| | +クリックで展開
|
Battle 1/3 | 翅刃虫 Lv33(騎:16,731) | チンピラB Lv29(狂:13,072) | チンピラA Lv27(狂:12,260) |
---|
Battle 2/3 | 翅刃虫B Lv34(騎:28,699) | チンピラ Lv30(狂:23,891) | 翅刃虫A Lv36(騎:30,325) |
---|
Battle 3/3 | | 近衛兵 Lv39(狂:125,398) | |
---|
Battle 1/3 | チンピラB Lv11(狂:13,923) | ヤクザ Lv28(狂:17,773) | チンピラA Lv29(狂:13,072) |
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Battle 2/3 | チンピラ Lv32(狂:33,867) | ヤクザB Lv29(狂:38,435) | ヤクザA Lv31(狂:41,107) |
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Battle 3/3 | | 静謐のハサン Lv70(殺:142,443) | |
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狂の輝石、アサシンモニュメント、叡智の灯火(狂)、QP+20,000、+15,000 |
Battle 1/2 | 翅刃虫B Lv34(騎:36,352) | 翅刃虫A Lv32(騎:34,295) | ヤクザ Lv25(狂:29,722) |
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Battle 2/2 | 近衛兵 Lv38(狂:103,588) | | オジマンディアス Lv51(騎:152,437) |
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閑古鈴、騎の輝石、ライダーモニュメント、QP+15,000 |
クリアでスキル「自己改造 D」→「自己変容 B+」に変化。 |
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