トリスタン のバックアップ(No.81)

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アーサー王伝説における円卓の騎士の一人。
クラスはセイバーであるが、その弓の高名さからか、アーチャーで召喚されることが多い。
トリスタンと彼が愛した女性イゾルデの物語は、ヨーロッパでも屈指の人気を誇る伝説である。

身長／体重：186cm・78kg
出典：アーサー王伝説
地域：ブリテン
属性：秩序・善　　　性別：男性
何をしていても悲しく、そして美しい。

トリスタンはローヌア王リヴァランとコーンウォール公マルクの妹ブランシュフルールの間に産まれた子供である。
ただし、その境遇は「哀しみの子」と呼ぶに相応しいものであった。
そもそも父リヴァランはトリスタンの顔を見ることもできずに、戦死していた。
母ブランシュフルールはリヴァランの忠実な配下であったロアールに子を託し、トリスタンという名を与えて出産後すぐに亡くなった。

トリスタンはその後、叔父であるマルク王の騎士として仕えることになった。
トリスタンは良き騎士として王に仕え――王もまた、眉目秀麗なこの騎士に厚い信頼を寄せていた。

しかし、ある時トリスタンはイゾルデという女性と恋に落ちる。いや、落ちてしまった。

悲劇だったのはイゾルデこそがマルク王が愛し、嫁に娶ることを誓った女性だったことであろう。
やがてトリスタンを嫉むマルク王の廷臣たちの諫言により、彼は宮廷を離れることを余儀なくされる。

その後、彼は偶然にもイゾルデという同名の女性を娶ることになったが、かつてのイゾルデへの想いは募るばかりであった。

やがてトリスタンはとある戦いで毒に倒れ、瀕死の状態でイゾルデに会うことを願う。
「彼女が来るなら白き帆を。来ないのであれば黒き帆を――」
イゾルデが乗ったという船を待つトリスタンに妻であるイゾルデが囁いた。
「黒き帆の船が、こちらに向かってきます」
自分を娶りながらも、決して愛そうとしなかった夫へのささやかな叛逆（うそ）によって、トリスタンの物語は幕引きとなるのである。

絆クエスト

• サー・トリスタン。トリスタン卿。円卓の騎士の一員。『トリスタンとイゾルデ』の恋愛譚が著名。円卓一の弓の名手として知られる。
  また、吟遊詩人でもあり常に傍らに竪琴を携えていた。宝具「痛哭の幻奏(フェイルノート)」は彼の竪琴を改造したものという伝承もある。
• プロフィールで語られている部分は全て『トリスタンとイゾルデ』での逸話によるもの。ちなみにトリスタンはランスロットと同じく後年になってアーサー王伝説に組み込まれた騎士である。
• 『Fate/hollow ataraxia』にて話題に出たのが初出。
  アーサー王を評価する言葉の中でも特に印象的な「王は人の心が分からない」は彼の台詞であり、その言葉を残してトリスタンは円卓から去っていった。
  • 『hollow』でトリスタンの話題が出たときはまだ彼が上記の台詞を発言したことがわかっておらず、 初登場となった第六特異点での立ち振舞いに驚いたプレイヤーも多かった。
• Fateにおける二つ名は「嘆きのトリスタン」。
  ちなみに他に二つ名が判明している円卓の騎士は「鉄のアグラヴェイン」「憂いのランスロット」「根菜のガウェイン」。
• ストーリー中のトリスタンは円卓の騎士達の中でも冷酷で非道、残虐な振る舞いが特に目立っているが、これは獅子王からの祝福『反転』を授かった事で本来の性格や属性から文字通り反転していたからだと思われる。
  イメージとしては『Fate/stay night』HFルートでのセイバー・オルタが近いか。
  • 竹箒日記の7月31日分にて彼が『反転』の祝福を得た理由が判明。
    獅子王に呼び出された円卓の騎士達は同士討ちによってその数を減らしたこと、トリスタンはその悲しみから自らの両目を潰したこと、仲間を殺した自分の指が悲しみから動かせなくなったこと。……トリスタンは「人の心がわからない」と言って円卓を去ったことを後悔しており、「再び、そして最期まで王に仕える」ことを望んでいた。例えそれが獣の、悪逆の行いだとしても。
    悲しむばかりの自分では王の騎士にはなれない。ならばどうすればよいか。悲しまぬ自分であればいい――。
    その後の彼の結末は語るまでもないだろう。
• 自身のサーヴァントとして召喚した際は本来の性格、マスターを想う優しげで穏やかな騎士となっている。また、生前に騎士王の元を去ったことについては深い後悔と自責の念を抱いていることがうかがえる。
  ただしランスロット（剣）に対する台詞から若干空気が読めない性格の可能性も。
• 胸元の黒い模様に関しては現状不明。
  トリスタンは父系の血筋がピクト人由来であるため、遺伝的な痣もしくは「背後から心臓を一突きにされて絶命した」という逸話の傷痕のどちらかではないかと推察される。決して胸毛ではない……はず。
• 最終再臨のセイントグラフでは他の円卓の騎士達が写っている。
  右下から時計回りにガウェイン、ベディヴィエール、白髪の騎士（名称不明）、モードレッド。
• 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』ではアーサーがアーラシュの弓技を見た際に、トリスタンの「必中の弓」と技を比べようとするシーンが描かれた。
• 『Garden of Avalon』では、トリスタンの弓を指して「アレを『弓』と呼ぶのは躊躇われる。世界各地の弓の名手が『それは違う、アナタは弓というものを根本的に勘違いしている』と抗議しかねない」と語られている。
  • 第六特異点にて、その詳細が判明。
    「音階」を矢として放つというもので、アーラシュや俵藤太という正統派アーチャーと比べると、やはり「弓というものを勘違いしている」と言われても仕方ないのかもしれない。
• 基本的に目を閉じているお方だが眠っているわけではない。が、第六章冒頭から居眠りしている疑惑が浮上する。
  • FGOマテリアルにおいて騎士王からは「起きているのだか寝ているのだかわからない」と評されてしまっている。
• イベント初登場となった「ネロ祭再び ～2016 Autumn～」ではカルデアの自分と違うとはいえ、6章の自分がやった行いに心を痛めていた。
• イベント「ハロウィン・カムバック！ 超極☆大かぼちゃ村 ～そして冒険へ……～」ではクレオパトラの部下としてランスロットと共に登場。
  上司の前で( ˘ω˘)ｽﾔｧする、竪琴でエジソンのテーマを演奏する、命令されてアイキャンフライするも音の力で滑空するなど、ギャグシナリオに物凄く馴染んでいる。
  • ちなみに飛び降りてそのまま滑空は原典ネタである。
    トリスタンが自身の処刑の前に礼拝堂で祈りを捧げたいと懇願して礼拝堂で一人になった時に、窓から崖の下まで一気に飛び降りて無事に逃げられた、というもの。
• キャラデザの森井しづきのTwitterにて第六章CM時の作画参考用の表情差分が掲載されている。
• アルトリア系サーヴァント、ランスロット(剣)/(狂)所持時にマイルームに特殊会話が追加される。

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