ゲーティア のバックアップ(No.87)


ステータス Edit

SSRNo.151
我が名はゲーティア! 人理焼却式・魔神王ゲーティアである!
クラスビーストI
属性混沌・悪
真名ゲーティア
時代紀元前10世紀
地域イスラエル
筋力A耐久A
敏捷D魔力A+
幸運B宝具A+++
能力値(初期値/最大値)
HPー/ー
ATKー/ー
COST
特性
獣属性、混沌属性、悪属性、王
保有スキル効果継続CT取得条件
召喚術[EX]設定上の保有スキル
啓示[-]
ソロモンの指輪[EX]
千里眼[EX]
単独顕現[A]
ネガ・サモン[EX]
クラススキル効果
陣地作成[A]設定上のクラススキル
高速詠唱[A]
道具作成[C]
宝具種類ランク種別
誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの(アルス・アルマデル・サロモニス)???EX対人宝具
効果
敵全体に攻撃&Quickカードの性能をダウン(1T)またはArtsカードの性能をダウン(1T)またはBusterカードの性能をダウン(1T)


イラストの変化 Edit

+  イラスト:山中虎鉄 (+クリックで展開)

霊基一覧


セリフ Edit

+  CV:杉田智和+クリックで展開)

魔神王ゲーティア

CV杉田智和
開始「ようこそ諸君。早速だが死に給え。無駄話は、これで終わりだ」(1戦目)
「助けを請え! 怯声をあげろ! 苦悶の海で溺れる時だ! それが、貴様らにとって唯一の救いである」(2戦目)
アタック「灰と化せ……」
「原型を留めるな」
「燃え尽きよ」
スキル「少しは砕き甲斐があるか?」
「一度死なねば分からんようだな」
ダメージ「フンッ!」
「小癪小癪小癪小癪……!」
宝具「ではお見せしよう。貴様らの旅の終わり、この星をやり直す人類史の終焉、我が大業成就の瞬間を。第三宝具展開。誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの。さぁ、(あくた)のように燃え尽きよ! アルス・アルマデル・サロモニス!」(1戦目)
「我が偉業! 我が理想! 我が誕生の真意を知れ!この星は転生する!あらゆる生命は過去になる! 讃えるがいい! 我が名はゲーティア! 人理焼却式・魔神王ゲーティアである!」(2戦目)
戦闘不能「オ、オ───オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」



人王ゲーティア

CV杉田智和
開始「多くの魔神は燃え尽き、神殿は崩壊した。我が消滅を以って、人理焼却も消滅する。だが……最後の勝ちまでは譲れない……! 始めよう、カルデアのマスター。お前の価値を、私の手で焼却する」
アタック「フンッ…!」
「そこか」
「ハァァッ……!」
スキル「あと少し、付き合ってもらうぞ」
「楽しいな……!」
ダメージ「見事だ」
宝具「ここまでか……。いいや、ここからだ……!」
戦闘不能「実に……素晴らしい、命だった──」


マテリアル Edit

+  キャラクター詳細(+クリックで展開)

七十二柱の魔神、その集合体。
ソロモン王死後、彼の骸の内側に封じられていた七十二柱の魔神たちは独自の思想に目覚め、ソロモンの名を騙って(彼らからすれば自分たちこそ魔術王ソロモンなのだが)人類総エネルギー化事業に乗り出した。

そも七十二柱の魔神とは、(人間の)魔術の祖ソロモンが創り出した“正しい道理を、効率的に進めるシステム”である。
それがソロモン王と人間たちの関係を嘆き、怒り、ソロモン王が無視し続けた“人間の不完全性”を克服しようと活動する呪いとなった。

その名を人理焼却式ゲーティア。
真の叡智にいたる為に編み出され、人類史すべてを利用して原初に至ろうとする、意思を持った魔術である。

+  「帰還」をクリアすると開放 (+クリックで展開)

『誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの』
ランク:EX 種別:対人宝具
アルス・アルマデル・サロモニス。
第三宝具。原罪のⅠ。人類終了を告げる光帯。
人類史すべてを熱量に変換したもので、この光帯を何億と集め、加速、収束させる事で、膨大な年月の時間逆行をも可能とする。

+  「帰還」をクリアすると開放 (+クリックで展開)

自らを魔神王と名乗ったビースト。
天地の理すべてを従わせる全能感、人類すべてを憎むといわんばかりの威圧感を持つ。
その両手指には十個の指輪がはめられていたが、左手の中指のものだけレプリカだった。

ソロモン王がベースなので(恐ろしいが)理知的な性格。
とはいえ七十二柱の魔神柱の集合体なので、その性格・性質は七十二に及ぶ。
個人であり群体である為、余人と対話する時は、その相手に似た『魔神柱』が表面に現れる。
ゲーティアの性質が『鏡』と評されたのはこの為。

彼はソロモン王ですら到達できなかった全能者である。本来であれば人を統べる王として十分な資格がある。
だが全能である以上は人間を理解できず、不死である以上は答えに辿り着けず、故に、『人の王』にはなり得なかった。

+  「帰還」をクリアすると開放 (+クリックで展開)

○召喚術:EX
過去、あるいは未来から霊体を喚起する魔術。
ソロモン王の死後、置き去りにされた“七十二柱の魔神”の概念はソロモン王の遺体の中に巣くい、長い年月を経てソロモン王の皮を被った“何者か”として新生した。
英霊召喚や通常の使い魔は呼び出せないものの、七十二柱の魔神であれば自在に現世に召喚できる。
ソロモン王の内界に巣くった“架空の魔神”たちを外界に投射する変換器、と言えば分かりやすい。

○啓示:-
天からの声を聞き、最適な行動をとるスキル。
これは魂が持つスキルな為、ソロモン王の遺体に巣くったゲーティアには使用できない。

○千里眼:EX
千里眼は肉体に備わったスキルであるため、ゲーティアにも使用可能。

+  「帰還」をクリアすると開放 (+クリックで展開)

ゲーティアの目的は極点に至る事───この星において唯一の存在になる事だった。
ソロモンは人間の救われなさ、醜さを知ったうえでこれを正す事なく死を受け入れた。
しかし魔神たちはこれを良しとせず、人間と未来に価値はないと結論し、消滅という結果を恐れた。
自己の消滅はもとより、あらゆるものは消滅する、という結末を嫌悪したのだ。

+  「帰還」をクリアすると開放 (+クリックで展開)

かくしてゲーティアはソロモン王の亡骸を巣にする事で活動を再開したが、その在り方には大きなジレンマがあった。

人間に価値はないと断言しながら、魔神である彼らは人間に使役されなければ存在できない。
高次元の生命でありながら、この宇宙唯一にして最大の『無駄遣い』である人間の下にいなくてはならない恥辱。
ゲーティアはその矛盾と不誠実さに良しとせず、自己変革に乗り出した。

人間に仕えるという目的の再設定。
この星で最高の存在であることの絶対証明。
ソロモンにもなし得なかった極点への到達。
すなわち、神に至る大事業の始まりである。

+  「帰還」をクリアすると開放 (+クリックで展開)

かくしてゲーティア───魔術王ソロモンを名乗るモノの事業は始まった。
彼は歴史を狂わせる特異点として聖杯を造り、自分がデザインした魔術師たち(ゲーティアの意思で魔神へと変貌する)を子孫として人類史にちりばめ、七つの起爆点を作り出した。
それが各年代における人理定礎崩壊の原因である。
その企みが成立した段階で、人類から2016年以降の未来は消滅した。

以上の功績をもって彼のクラスは決定された。
グランドキャスターなぞ偽りの冠位。
其は人間が生み出した、人類史をもっとも有効に悪用した大災害。

その名をビーストⅠ。
七つの人類悪のひとつ、『憐憫』の理を持つ獣である。
(人が人を哀れみ失望するという奢り。それこそがゲーティアの獣性である)


ゲームにおいて Edit

  • 敵専用キャラクター。
    ソロモンティアマトと同じくストーリーに登場した時点でマテリアル一覧に登録され、最終決戦のクリアでプロフィールが全て開示される。
  • クラスはビーストⅠ。ティアマトとは異なり、クラス相性は魔神柱に準じたもの。
    というよりも不明であった魔神柱の固有クラスが「ビーストⅠ」であり、すべてに等倍である「ビーストⅡ」とは別クラスと言う扱い(アイコンも細部が異なる)。
    クラス相性が変則的で、推奨はライダー・アサシン・キャスター・アヴェンジャー。下記参照。
    ビーストⅠに与えるダメージ受けるダメージ
    セイバー・アーチャー・ランサー1.0倍2.0倍
    ライダー・キャスター・アサシン2.0倍1.0倍
    バーサーカー1.5倍2.0倍
    シールダー・ルーラー
    アルターエゴ・ムーンキャンサー・フォーリナー
    1.0倍1.0倍
    アヴェンジャー1.0倍0.5倍

  • シナリオ上ではビーストクラスで2回、キャスタークラスで1回戦闘を行う。
+  第一戦及び二戦
  • 1戦目はイベント戦闘。
    ゲーティアに宝具を撃たせることによって次のクエストに進む。
    この段階のみデバフや不利な状態異常に対して完全耐性を持つため何を仕掛けてもNO EFFECTとなり弾かれる。加えて、この時はHPを0にしても即座にHP全回復ガッツが発動するため撃破することは不可能。
  • 2戦目は本戦。
    こちらは負けイベントでもなく、150万のHPを削りきらねばならない。既存も新規も合わせて様々な仕様を駆使してくる。
    • ネガ・サモン
      戦闘開始時に1度だけ使用するスキル。
      宝具によるダメージとクリティカルヒットによるダメージを3ターンの間ほぼ無効化する。このため、「開幕宝具やクリティカル攻撃で速攻で決着を付ける」という戦い方はまず望めない。
      このスキルの効果は強化解除不可能なので、攻撃宝具は効果が切れるまでは使用を控えたほうが良い。
      無効化するのはダメージのみで防御力ダウンなどのデバフは通るので、補助系宝具ならば使っても問題ない。
    • 追加効果(弱体)
      通常攻撃時、対象に弱体効果が付与される。
      戦闘開始時から常時永続発動しており、解除できない。
      付与自体は確率なので、弱体耐性を上げるクラススキル(対魔力等)やスキル・礼装である程度は対策することが出来る。
      判定は攻撃1セットごとに行われるので、ヒット数の多いラッシュや掃射でも付与される効果は1つ。
      また、回避や無敵でダメージを無効にしても弱体付与までは防げない。
      • 効果は攻撃方法によって決まっている。
        ラッシュ(単体)は「攻撃力ダウン」
        波動砲(全体)は「防御力ダウン」
        光弾掃射(全体)は「スター発生ダウン」
  • 人理装填
    最初の行動時に1度だけ使用するスキル。
    1ターンのみ3重の宝具強化+無敵貫通付与&チャージゲージMAX。
    これにより即座に即死級の火力を持った宝具を放ってくる。
    基本的に前衛の全滅はまず免れないので、ガッツによる復活や強力な防御力バフの重ねがけ、または始めから前衛を捨てて後衛三人だけで戦える編制を組む等の対策を講じたい。
    +  代表的な対策+クリックで展開)
    • 1.最初の行動ターンでしか使わないため、1ターン目にスキル封印状態にすれば以降は使ってこない。
      ただしスタン等で行動そのものを止めた場合は次のターンに使ってくるので注意。
    • 2.宝具そのものには無敵貫通効果はないため、月の海の記憶メフィストフェレスのスキル、またはジャンヌ・ダルク(オルタ)の宝具で「強化無効状態」にしておけば回避や無敵でやり過ごせる。
    • 3.効果が1ターンのみのため、1ターン目で「宝具封印状態」にすることで宝具使用を妨害し、バフが切れた2ターン目で改めて宝具攻撃を凌ぐという方法もある。
    • 4.アルトリア・キャスターの宝具で付与される『対粛正防御』状態ならば無敵貫通を無視できるうえ、ゲーティアに対し攻撃有利なので採用する価値あり。
    • 5.不可能ではないという対策。
      「人理装填」で強化されるのは宝具威力のみ。そのため攻撃力デバフと防御力バフの合計値が100%になればダメージは0になる。だがそれには相当な数/レベルの攻撃力ダウンと全体防御力アップを重ね掛けせねばならず、そしてこの戦闘ではマシュを使うことはできない。
      確実にパーティー全体をこの方法で守りたい場合は強烈な攻撃力ダウンと全体防御力アップを一度に掛ける貴重な手段を持つアステリオスとカレイドスコープ+NP供給スキルの組み合わせが最も現実的だが、そうでない場合「強力な防御バフを持つ一人のメンバーに対して更に防御バフを重ね、攻撃デバフを併用して確実に守り抜く」のが妥協点である。
  • 喚起
    チャージを1段階進める。
    無条件かつランダムに使用してくる都合上こちらの戦術予定をズラされることが多い上、1ターンで2回連続で使うこともある。油断してると一瞬でチャージが溜まって全滅させられる事もあるため、相手のチャージゲージには注意したい。
  • 通常攻撃
    全体攻撃の「光弾掃射」と単体攻撃の「ラッシュ」はヒット数が多く凄まじいNP獲得量になるため、運が良ければ毎ターン宝具を連発する事も望める。
    一方、NPが殆ど貯まらない上に一撃が重く防御ダウンまで付与してくる全体攻撃「波動砲」はかなりの脅威であり、喚起と合わせて運要素を排除できなくなっている。
  • 宝具「誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの(アルス・アルマデル・サロモニス)
    全体攻撃&ランダムでいずれかのカード性能をダウン。
    ヒットしたサーヴァント全員に同一でBuster、Quick、Artsカードのいずれかの性能を1ターン下げる。
    持続時間こそ短いもののデバフ効果がかなり大きいため、何とか宝具を耐えきれたキャラの次のコマンドには要注意。
+  第三戦
  • 人王となった最終戦ではキャスタークラスに変わっており、ライダークラスを多く起用できるならビースト時よりも楽な相手。
    また男性属性があるため男性特攻宝具持ちも活躍できるだろう。特にゲーティアからの被ダメージを減らせるメイヴが扱いやすい。
    ソロモン戦と同様、常時特攻を付けるついでに途中の無敵スキルを無視できる起源弾も心強い武器になる。
    • 十の王冠
      クラス相性を変更する(全クラス防御同位)
      こちらから攻撃する分にはダメージは全て等倍だが、相手からのダメージは通常通りクラスに影響されるため、強力なライダーを揃えていれば余裕を持って戦える。
      攻撃が等倍という事でアサシンもアタッカーに据えられるが、倍速で削られることに変わりはないのでオススメは出来ない。
      特殊バフ扱いとして戦闘開始時から常時永続発動しており、解除できない。
    • 追加効果(弱体)
      魔神王時と条件は同じだが、発生する弱体効果が「クリティカル威力ダウン」「宝具威力ダウン」「NP獲得量ダウン」になっており、戦局に直結しづらくなった。
    • 賢者の智慧
      自身に防御アップ3T&ダメージカット3T&弱体耐性アップ3T&チャージ+1
      防御バフ+チャージという、シンプルなスキル。等倍でダメージが入る為あまり気にならない場面も多いが、意外なところで邪魔になる。
    • 愚者の智慧
      自身に攻撃アップ3T&クリティカル威力アップ3T&宝具威力アップ3T&チャージ+1
      こちらは攻撃バフ+チャージのスキルで、どの効果も自陣に大きく影響する。特にチャージ攻撃の順番を狂わされ、高威力の全体攻撃をぶつけられるのは避けたい。
    • 一~十の指輪
      「一の指輪」のみ戦闘開始時に発動し、残りの指輪はHPが規定値を割るたびに一度ずつ発動する。
      +  各指輪の効果 (+クリックで展開)
      敵全体のNPを0にする戦闘開始時
      敵全体にスキル封印1THP90万以下
      敵単体に「攻撃時に自身に攻撃ダウンの追加効果」状態3THP80万以下
      敵全体に宝具封印3THP70万以下
      敵単体に「攻撃時に自身に防御ダウンの追加効果」状態3THP60万以下
      敵全体にHP回復量ダウン1THP50万以下
      敵単体に「攻撃時に自身に最大HPダウン(-1,000)の追加効果」状態3THP40万以下
      自身に無敵1THP30万以下
      自身の弱体解除&敵全体の強化解除HP25万以下
      自身の宝具威力アップ&チャージMAX&自身のHPを1にするHP20万以下
    • 宝具「主よ、生命の歓びを
      全体攻撃+最大HPダウン(-1000)。
      通常時は普通のチャージ攻撃程度の威力だが、HPダウンが中々の曲者。「指輪」のスキルと相まって、結構な頻度で撃たれると長期戦になりやすい。
    • 特に「十の指輪」直後の宝具バフは超高倍率であり、この場合ライダークラスであっても4万ものダメージを叩き出すので回避・無敵でなければまず即死は免れない。
      とはいえデメリットの都合上、「十の指輪」後のこれに耐えきれば勝ちである。スキルやメンバーの残りに余裕をもたせつつ削っていこう。
      • 調子に乗って一気に削りすぎると「九の指輪」と同時に発動し、無敵貫通の高火力で飛んでくるので注意。

性能比較 Edit

No.名前筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
149ティアマトA+EXCA++EX-
151ゲーティアAADA+BA+++
168Ⅲ/R殺生院キアラCEXBEXAEX
240Ⅲ/Lカーマ/マーラCEXAEXBEX
333コヤンスカヤAABEXEEX
 

小ネタ Edit

+  +クリックで展開 ※終局特異点ネタバレ注意
  • 魔神王・ゲーティア。最終決戦にて遂に判明したグランドキャスター・ソロモンの正体。
    かつて魔術王ソロモンが使役しその半身として在った「七十二柱の魔神」そのものであり、その集合体。
    • ソロモン王の死後、その遺体に巣食った彼らは独自の命題を獲得し、王の名を騙って(彼らからすれば自分たちこそ魔術王ソロモンなのだが)人理焼却──人類総エネルギー化事業に乗り出した。
      そもそも七十二柱の魔神とは、(人間の)魔術の祖ソロモンが創り出した「正しい道理を、効率的に進めるシステム」である。
      それがソロモン王と人間たちの関係を嘆き、怒り、王が無視し続けた「人間の不完全性」を克服しようと活動する呪いとなった。
      その名を「人理焼却式ゲーティア」。
      真の叡智にいたる為に編み出され、人類史すべてを利用して原初に至ろうとする、意思を持った魔術である。
    • ソロモン王がベースなので(恐ろしいが)理知的な性格。
      とはいえ七十二柱の魔神柱の集合体なので、その性格・性質は七十二に及ぶ。
      個人であり群体である為、余人と対話する時は、その相手に似た魔神柱が表面に現れる。
      ゲーティアの性質が「鏡」と評されたのはこの為。
      肉体は「統括局」と呼ばれ、全魔神柱の総体意識と最終決定を担っている。
  • ビーストⅠ。
    「憐憫」の理を持つ獣。
    人間が生み出した、人類史をもっとも有効に悪用した大災害。
    人が人を哀れみ失望するという奢り。それこそがゲーティアの獣性である。
    ゲーティアはソロモンですら到達できなかった全能者であり、本来であれば人を統べる王として十分な資格がある……が、全能である以上は人間を理解できず、不死である以上は答えに辿り着けず、故に、「人の王」にはなり得なかった。
    • ゲーティアの目的は極点に至る事──この星において唯一の存在になる事だった。
      ソロモン王は人間の救われなさ、醜さを知ったうえでこれを正す事なく死を受け入れたが魔神たちはこれを良しとせず、人間と未来に価値はないと結論し、消滅という結果を恐れた。自己の消滅はもとより、あらゆるものは消滅する、という結末を嫌悪した。
    • 人間に価値はないと断言しながら、魔神である彼らは人間に使役されなければ存在できない。高次元の生命でありながら、この宇宙唯一にして最大の「無駄遣い」である人間の下にいなくてはならない恥辱。ゲーティアはその矛盾と不誠実さに良しとせず、自己変革に乗り出した。
      人間に仕えるという目的の再設定。
      この星で最高の存在であることの絶対証明。
      ソロモンにもなし得なかった極点への到達。
      すなわち、神に至る大事業の始まりである。
  • ゲーティアは歴史を狂わせる特異点として聖杯を造り、自分がデザインした魔術師たち(ゲーティアの意思で魔神へと変貌する)を子孫として人類史にちりばめ、七つの起爆点を作り出した。
    それが各年代における人理定礎崩壊の原因であり、その企みが成立した段階で、人類から2016年以降の未来は消滅した。
  • 名は魔導書『ソロモン王の小鍵』の一冊、『ゲーティア』から。
    これにはソロモン王の使役した七十二の悪魔について記されている。
    綴りは「Goetia」。ラテン語読みでゴエティアが有名だが、本作では英語読みを採用。
    他、ソロモン/ゲーティアの宝具名はソロモン王の小鍵の各部に由来する。
  • 黄金の樹木の如き角と胸部に巨大な眼球を持ち、筋骨隆々とした肉体を持つ禍々しくも神々しい魔神。グランドトナカイマン。
  • マーリン死すべし砲。
+  スキル・宝具解説 +クリックで展開
  • 元々がソロモン王の肉体であるため、ゲーティアもソロモンの所持していたスキルや宝具を扱える。
  • 「陣地作成 A」、「高速詠唱 A」、「道具作成 C」。
    高速詠唱のみソロモンよりランクが高いが、これは中身が違うことによる。ゲーティアには性格的な弱点が無いため、ミスはしない。
  • スキル「召喚術 EX」。
    過去、あるいは未来から霊体を喚起する魔術。
    王の死後、置き去りにされた「七十二柱の魔神」の概念はその遺体の中に巣食い、長い年月を経て新生した。
    英霊召喚や通常の使い魔は呼び出せないものの、七十二柱の魔神であれば自在に現世に召喚できる。
    ソロモン王の内界に巣食った「架空の魔神」たちを外界に投射する変換器、と言えば分かりやすい。
  • 「啓示」スキルは失われている。
    本来ならば天からの声を聞き最適な行動をとるスキルだが、魂が持つスキルな為、ゲーティアには使用できない。
  • 「千里眼 EX」はゲーティアにも使用可能。
    ソロモンの千里眼は「過去と未来」を見通すとされる。
  • 「単独顕現 A」はビーストⅡも所持していた特殊スキル。
    『Fate/Grand Order material Ⅳ』における「単独顕現」の説明はサーヴァントごとに違い、彼の項には「特異点による人理焼却にも、○○○○○による人理編纂にも影響を受けず、条件が揃ってさえいれば顕現する」の一文がある。
  • スキル「ネガ・サモン A」はサーヴァントによる攻撃を否定・破却する。
    あらゆる宝具を全てキャンセル(無効・無敵・吸収・削減)する。……ただし、ただひとつの例外を除いて。
  • 第三宝具「誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの(アルス・アルマデル・サロモニス)」。
    ランクEXの対人宝具。
    原罪のⅠ。人類終了を告げる光帯。
    人類史すべてを熱量に変換したもので、この光帯を何億と集め、加速、収束させる事で、膨大な年月の時間逆行をも可能とする。
  • 第二宝具「戴冠の時きたれり、其は全てを始めるもの(アルス・パウリナ)」。
    ランクAの対界宝具。
    魔力に変換された人類史を集め束ねる空間。時間神殿ソロモンそのものであり、ソロモン王の遺体を増幅して作り上げた固有結界。通常の時間軸と隔絶された虚数空間に存在する。
    その仕組みは『Fate/stay night』における「ユスティーツァの大聖杯」と同じものとされる。
  • 第一宝具「訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの(アルス・ノヴァ)」。
    ゲーティアは「ソロモンには三つの宝具がある」と知ってはいるが、最後の一つの詳細を知らない──知る事はできない。
  • 全てが終わり、全能の力を失い、不老ではなくなったゲーティアは、わずか5分ばかりの寿命を得たことで「人間」を理解した。
    魔神王のように「怒り」や「憤り」といった激情で動くのではなく、人としてごく当然の「喜怒哀楽」を持ち、悟りに至った。
    カルデアのマスターへの怒りはない。もはや崩壊も敗北も覆らない。最後に立ちはだかるのは、「意地」であった。
    「全てを失った虚しさを飲み込みながら、この素晴らしい敵に敬意を表して、最後まで敵としてぶつかり合う」
    それが彼──ソロモンを越える賢者・「人王」ゲーティアに与えられた、三千年の大偉業に対する最大にして唯一の報酬だった。

このビーストについてのコメント Edit

+  過去ログ

最新の15件を表示しています。 ゲーティア/コメント

  • 途中から宝具連射だけになってた。そうだ、お前の攻撃ってそうだったな……

    -- 2021-07-28 (水) 08:32:32

    • ごん太ビームでなければNPがガッツリ溜まるもんな…
      全体拡散弾は大して痛くないのに多段ヒットで毎ターン宝具を回せて非常に美味しい

      -- 2021-07-29 (木) 02:21:49

  • 「芥のように燃え尽きよ」で吹いた

    -- 2021-07-29 (木) 13:31:35

    • ん、面白い面白い

      -- 2021-07-29 (木) 16:39:41

      • 辛辣な反応で草

        -- 2022-01-25 (火) 23:31:40

  • コルデーに膝刺されて悶絶するゲーティア

    -- 2021-07-29 (木) 14:10:57

    • コルデーはターバンのガキだった…?

      -- 2021-08-02 (月) 16:46:29

  • 耐性バフが最近みたいに永久なヤツだと勘違いしちゃってどうやって倒したの?って焦った

    -- 2021-08-03 (火) 08:44:43

  • 前回は前衛捨ててジャンヌマーリンメディアリリィでひたすら耐えて倒したから知らなかったけど、こいつ火力高かったんだな…。
    キャストリアで初回粛清防御して玉藻龍馬で楽勝かと思って後衛を絆上げ構成にしたら殿のヘラクレスがあと1発で落ちるとこまで持ってかれたわ…。

    -- 2021-08-04 (水) 07:11:20

  • 映画でソロモン罵倒しまくってて笑った
    あらゆる知識があるのにあいつの事情は知らなかったわけだ

    -- 2021-08-09 (月) 18:58:28

  • 喋ってないボイスは何かのフラグだったりするのかな

    -- 2021-08-18 (水) 00:11:54

  • ゲーティアは結局、何がダメだったのか。

    -- 2021-09-04 (土) 23:08:18

    • ソロモンの行方を探さなかったところが最大のターニングポイントゃないかなあ
      一回目の聖杯戦争の結末は一緒に見てるから、中身がどっかで人間として受肉してるのは知ってる筈だし

      -- 2021-09-04 (土) 23:48:26

  • アーケードでティアマトが出てきたし、もしかしたらゲーティアも出たりして

    -- 2021-12-14 (火) 21:44:39

    • 2部PVで我が名はソロモンとか言ってるCV杉田がいるからな…なんかそれっぽい奴もチラチラ出てるしな…

      -- 2021-12-14 (火) 22:55:47

  • アプリにはソロモンもゲーティアも
    設定的に実装してほしくないなーと
    思ってしまう

    -- 2021-12-14 (火) 22:41:20

    • 同じ考えの人が居た。
      気難しい、面倒くさい人って思われそうだけど、あのストーリー、結末で召喚に応じでサーヴァント化は何か違う気がする

      -- 2021-12-14 (火) 23:31:14

      • それいったらティアマトも同じやんけ ティアマトを出したってことはそういうことよ

        -- 2021-12-14 (火) 23:34:10

  • ゲーティアって、神話で描かれている「死」の起源についてどう思ってたのかな。Fateでは神話の世界は神代として実際に歴史の中に存在したものとしているけど、神代において「死」という概念は人間にとって「後付け」されたものであり、そもそも原初の人間は不死ないしは不老であり、苦しみながら死ぬ人間は存在しなかった。魔神がもし原初の人間をもその目で見てきたのであれば、彼らのことをどう思っていたんだろうか?

    -- 2021-12-24 (金) 05:56:17

  • 斬ザブローと共にフリーダムトーク(ボソッ

    -- 2022-01-01 (土) 13:18:39

  • BD発売で見直したけど、悪魔を名乗るにはちょっと優しすぎない?人理補正式として作られたからなのかな

    -- 2022-01-20 (木) 14:32:00

  • 助けを乞え、嬌声を上げろ

    -- 2022-01-25 (火) 23:57:18

  • そういやビースト系の相性表ってプリテンダーがどうなってるか検証した人っている?誰でもいつでも検証可能なのってCCCインタールードのキアラさんくらいで、次点でメインストーリーに居るカーマ以外のビーストと魔神柱くらいか

    -- 2022-01-26 (水) 07:34:07

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