人物紹介
ゲームにおいて
- メインシナリオ等に登場するエネミー。
担当イラストレーターは山中虎鉄氏、声優は杉田智和氏(どちらも竹箒日記より)
- 敵として戦闘を行う際は「?」という特殊クラスで登場することが多い。
また、通常攻撃が全体攻撃であることがほとんど(一部の個体は単体攻撃)。
- 魔神柱と各クラスの相性は下表の通り。
魔神柱に与えるダメージ | | 受けるダメージ |
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セイバー・アーチャー・ランサー | 1.0倍 | | 2.0倍 |
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ライダー・キャスター・アサシン | 2.0倍 | | 1.0倍 |
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バーサーカー | 1.5倍 | | 2.0倍 |
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シールダー・ルーラー | 1.0倍 | | 1.0倍 |
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アヴェンジャー | 1.0倍 | | 0.5倍 |
個体解説
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| | +クリックで展開 ※メインシナリオ等ネタバレ注意
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フラウロス
- シナリオ中に最初に登場する魔神柱。
第二特異点においてレフ教授が変貌する形で登場。
他、「スカサハ体験クエスト」においても登場。
終局特異点では第一節の他、「情報室フラウロス」名義でも登場する。
なお、第二特異点等で戦うフラウロスと「情報室フラウロス」とでは体色が異なる他、「情報室フラウロス」戦では専用のボイスがつく。また、「情報室フラウロス」のみクラスがランサーとなっている。
- 一人称は「私」。一人称が「我」であることが多い魔神柱では珍しい存在(他にはアモンが存在する)。
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| | +以下、終局特異点クリア後ネタバレあり
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- 「竹箒日記」によると魔神柱の中では唯一最初から感情を獲得した存在であり、ゲーティアの語る、マシュに同情を示した迷いの一柱。
また、ゲーティアを構成した最後の一柱でもあり、事実上ゲーティアの「人格」たる存在とも言える魔神柱。
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フォルネウス
- 第三特異点において登場。海魔フォルネウス。
イアソンがメディア(リリィ)の手により変貌する。
- 終局特異点においては「観測所フォルネウス」という名称で再登場。
終局特異点においては体色が変化している他、戦闘時にボイスが流れる。また、クラスもキャスターとなっている。
- なぜか黒髭氏に辛辣。
貴様は特に不認なり。
また、本人曰くイカではなくエイとのこと。
バルバトス
- 第四特異点において登場。変貌者はマキリ・ゾォルケン。
戦闘時にボイスがついた初めての魔神柱。
- 終局特異点において「管制塔バルバトス」として再登場。
体色が第四章時とは異なっており、クラスも「?」からアサシンに変化しているが、ボイスの多くは共通のもの。
- 終局特異点に登場した際は、「蛮神の心臓」や「禁断の頁」等の需要の高い素材をまとめてドロップしたため、ユーザーが一斉にバルバトスに殺到して終局特異点配信から12時間30分ほどで200万体が討伐されるバルバトス祭りが発生。
余りのバルバトス人気に「詫びバルバトス」「殺したかっただけで死んでほしくはなかった」「バルバトスロス」「採集決戦」など、迷フレーズ・迷言が生まれた。もっとだ…もっとよこせバルバトス!
ハルファス
- 第五特異点において登場。軍魔ハルファス。
変貌者はクー・フーリン(オルタ)。
終局特異点では「兵装舎ハルファス」として再登場する。
- フラウロスからバルバトスまで共通の姿をしていた中で、初めて固有グラフィックを持つ魔神柱。
- 第五特異点、終局特異点共にボイスがついているが、宝具使用時のボイスが前者と後者で台詞が全面的に変更されている。また、クラスも「?」からバーサーカーへ変更されている。
アモン
- 七十二柱の魔神の思考と理論を司る知性の魔神柱。
- 第六特異点においてはオジマンディアスに乗っ取られる形で「大神アモン・ラー」として登場する他、アーラシュの幕間の物語にも登場。
終局特異点においては「覗覚星アモン」として再登場。
クラスは第六特異点では「?」クラス、アーラシュの幕間ではセイバー、終局特異点ではライダーとなっている。
- 固有グラフィック&固有ボイス持ちであり、第六特異点と終局特異点では台詞は全面的に異なる他、姿も若干の違いがある。
- 「大神アモン・ラー」は金色の瞳を持ち、体色は金地に青の格子模様、「覗覚星アモン」は赤色の瞳に、体色は金地に赤の格子模様となっている。
また、「大神アモン・ラー」はオジマンディアスによりエジプトの神としての性質を帯びていたことからエジプトの神々の名を呼ぶ。
- 最終盤で自我を確立した後はマルバス、マレファルと融合して徹底抗戦を行う。
愛され系魔神柱“アモンくん”
ナベリウス
- 終局特異点に登場する魔神柱。溶鉱炉ナベリウス。クラスはセイバー。
姿は第二特異点のフラウロスやフォルネウスと同様だが独自ボイスが存在する。
- ナベリウスを含む溶鉱炉の九柱を「音を知るもの」「歌を編むもの」と称する。
そのためか戦闘時の台詞が貴族的・芸術家的な口調や内容となっている。
サブナック
- 終局特異点に登場する魔神柱。生命院サブナック。クラスはアーチャー。
固有グラフィック&ボイスあり。
- 父性を感じさせる台詞や撃破時に「生命の父」と称するのは、第七特異点に登場する「原初の母」に対応したものと思われる。
- イシュタルの一斉掃射にキレて外道呼びする。
アンドロマリウス
- 終局特異点に登場する魔神柱。廃棄孔アンドロマリウス。クラスはセイバー。
固有グラフィック&ボイス持ち。
七つの特異点で出会った英霊たちの存在しない第八の領域で主人公たちの抹殺のために現れるが、イベントシナリオで出会った英霊たちが駆けつけ交戦することとなる。
予想外の英霊たちの出現に気まぐれで復讐者を利用した統括局を非難する。
- 終局特異点の魔神柱制圧戦では他の魔神柱は200万体で撃破できるのではあるが、アンドロマリウスのみ600万体討伐が必要であった。
- ゲーティアを構成する最後から二番目の魔神柱。
「竹箒日記」ではきのこに対するお叱り役。
ハーゲンティ
- メディア(リリィ)の幕間の物語に登場する魔神柱。
専用グラフィックとボイスが存在する。
終局特異点では生命院を構成する魔神柱として名前のみ登場。
- 別名「パンケーキ」さん。
- 上記のメディア(リリィ)の幕間の物語において、メディア(リリィ)によって絶対になくならないパンケーキの材料にするための素材狩りのために召喚されたことが由来。他の魔神柱たちが強敵として立ちはだかる中、とんでもない理由で召喚され、倒された彼の戦闘台詞はどこか悲哀に満ちていた…。
「なぜ私だけがこんなぁぁぁぁぁ!!」
グラシャラボラス
- イベント「魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~」に登場する魔神柱。
ナーサリー・ライムの遊び相手であるかわいい黒ひつじさん(?)。
ナーサリー・ライム曰く、誰よりも優しく永遠に遊んでくれる黒ひつじさん、とのこと。
- 姿は第二特異点のフラウロスと同様のもの。ボイスはなし。
- 終局特異点では観測所の魔神柱として名前のみ登場。こちらでは「グラシャ=ラボラス」と表記される。
人理焼却をサボって幼女と遊んでいる魔神柱
バアル
- 終局特異点のシナリオパートにのみ登場。
序列一位。特使五柱のひとり。所属は覗覚星。
終局特異点第一節で英霊たちと戦う姿が描かれている。
また、第十節において英霊たちの侵攻と死への耐え難い苦痛からソロモンに対して光帯使用を求めるも一蹴される。
- 魔神柱たちが自我を確立した後の顛末の中でバアルの名前が出されなかったため、その去就は不明。
なお、バアル以外に顛末不明の魔神柱はゼパルとフェニクス、ラウムの三柱が存在する
ガープ
- 終局特異点のシナリオパートにのみ登場。
第一節にて召喚された英雄たちと戦闘を行う。
- 最終盤で自我を確立した際は、自身の中に存在する感情の熱に歓喜しながら敵である英霊たちを讃え、ゲーティアに対して崩壊する前に3000年の計画の結末を、例え失敗であっても見せるよう要求する。
オセ
- 終局特異点のシナリオパートにのみ登場。
第一節にて召喚された英雄たちと戦闘を行う。
相互理解を拒んだ人間たちが協力して魔神柱たちを打ち破る姿に疑問と驚異を覚える。
ラウム
- 終局特異点のシナリオパートにのみ登場。
第一節にて召喚された英雄たちと戦闘を行い、損壊。宙域よりの離脱を主張する。
- バアルやゼパルと同じく、自我を確立した後の顛末が不明の魔神柱の一柱。
ゼパル
- 終局特異点のシナリオパートにのみ登場。
溶鉱炉の魔神柱。
第一特異点の英霊たちに圧倒される現状に、統括局への弾劾を訴える。
- バアルと同様、ゼパルも自我を確立した後に顛末が作中で語られていない魔神柱の一柱。
グシオン
- 終局特異点のシナリオパートにのみ登場。管制塔の魔神柱。
最終盤で自我を確立して、サーヴァント撃退への意義を見出せずに攻撃を停止。
ゲーティアの統括から離脱して、生き残った管制塔の魔神柱のエリゴスとカイムと共に最期まで英霊たちとの議論を続けることを選ぶ。
クロケル
- 終局特異点のシナリオパートにのみ登場。生命院の魔神柱。
最終盤で自我を確立。他の生命院の魔神柱たちはクロケルに魔力を託して消滅。怒りと口惜しさから3000年の計画達成よりも英霊たちを一騎でも殲滅することを選択。
「我らの偉業に、我の如し感情は不要なり」と宣言して、ゲーティアより離脱する。
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小ネタ
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| | +クリックで展開 ※終局特異点ネタバレあり
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- 出典は魔術書『ソロモン王の小さな鍵』の一冊『ゲーティア』に登場するソロモン王の使役した72の悪魔。
- 出典元の『ゲーティア』には悪魔ごとに階位が存在するが、階位が上であるほど実力や権力が上というものではなく、上下関係は存在していない。
例えるなら出席番号のようなもの。
- 『ゲーティア』に記されている72の悪魔の中には、キリスト教的世界観の外にある宗教や神話に登場する神や霊獣に由来していると類推されるものが複数存在する。
例えば、序列七位の「アモン」も、エジプト神話における同名の神「アモン神」に由来しているという説が存在する。
- 本作において上記の説が採用されており、オジマンディアスの力によって「エジプトの神という本来の神性を取り戻したアモン」が「大神アモン・ラー」として第六特異点に登場する。
- フォルネウスが「海魔」と呼ばれているのは原典において海の怪物の姿で現れるとされていることから。
- ハルファスが「軍魔」と呼ばれるのは原典において拠点や武器弾薬、軍勢召喚といった軍事にかかわる能力を持っていることに依ると思われる。
- 第四章の「御使いの四柱」や終局特異点のソロモンは「焼却式・ベレト」を使用することから、周囲にいる魔神柱のうち一柱はベレト(序列十三位)と思われる。
- 第四特異点でマキリ・ゾォルケン、すなわち間桐臓硯が魔神バルバトスに変貌しているが、『Fate/stay night』における世界線で魔神柱化していない理由は現在のところ語られていない。
- アマデウスは本来、魔神アムドゥシアスになる人間であったことが語られている。
なお、アムドゥシアスは終局特異点において情報室の魔神柱として名前のみ登場する。
- 最終特異点で戦闘するナベリウス、フラウロス、フォルネウス、バルバトス、ハルファス、アモン、サブナック、アンドロマリウスの八柱については戦闘時にそれぞれ専用のBGMが流れる。
ナベリウスからサブナックまでの七柱は第一特異点から第七特異点のフィールドBGMアレンジ、アンドロマリウスは特異点 FのフィールドBGMアレンジとなっている。
- 終局特異点最終盤ではゲーティアに統括されていた魔神柱たちが自我・感情を獲得する。
自我や感情を獲得した魔神柱は生存放棄や自己矛盾により崩壊する者もいれば仲間への仇討ちに怒り狂う、攻撃を止めて議論を続けると宣言すると様々な最期を迎える。
また、アロケル、オロバスの二柱は英霊たちの盾となって消滅という顛末を迎えた。
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