クロエ・フォン・アインツベルン のバックアップ(No.129)

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イリヤから分かれた半身が、とある英霊の型を得て現界した姿。
幼い容姿に似合わぬ蠱惑的な言動は、常に周囲を振り回す。
自称「イリヤの姉」。
だがイリヤもまた姉を自称するため、鏡合わせのような姉妹喧嘩がいつも絶えない。

身長/体重：133cm・29kg
出典：Fate/kaleid_liner プリズマ☆イリヤ
地域：日本･冬木市
属性：混沌･善　　性別：女性
「魔力供給……お願いね？」

始めはイリヤに拒絶されていたクロだったが、和解後はアインツ家に居住することになった。
表向きは従妹と言うことになっているが、あまりにそっくりな顔のため双子と思われることが多い。
イリヤの義兄、士郎も初対面時はクロをイリヤだと勘違いしていた。
クロの存在を知らなかったため仕方がないとはいえ、別人だと見抜いてくれなかったことはイリヤにとってわりとショックだったらしい。

型を借りた英霊が何者なのかは自覚していない。
ただ、その英霊が培った戦闘技術のみを継承している。
高い戦闘力を刹那的な思考で奔放に振るっていたクロだったが、それを脅威と見た凛によって痛覚共有の呪いを施される。
イリヤと痛覚を共有することによってイリヤへの危害を抑止する狙いだったが、この小悪魔はその程度ではまったく止まらなかったのである。

『鶴翼三連』
ランク：Ｃ　種別：対人宝具
かくよくさんれん。
とある英霊が振るった絶技。
互いに引き合う性質を持つ夫婦剣を三対投影し、投擲と斬撃を重ね当てる必中不可避のコンビネーション。
更にクロは敵の背後への転移をも組み合わせるため、心眼をもってしても見切ることは困難だろう。
これを打ち破るには全方位への防護か、損傷を無視した術者本体への特攻しかない。

○キス魔：Ｂ
図らずもマスター不在で現界してしまったサーヴァントのような存在であるクロは、常に魔力を欲している。
そこで契約を伴わない手っ取り早い手段として、粘膜接触による魔力供給を採用。
隙あらばキスシーンをねじ込み、お茶の間を凍りつかせる褐色の小悪魔となってしまった。
　
「でも、あくまで医療行為なんだから勘違いしないでよねっ」とは本人の弁。なるほど。

イリヤの封印された記憶と性質、それが沈殿し複雑化して一個の人格となったものがクロである。
彼女は自覚している。
今、この世に存在していることこそが奇跡だと。
望まれた形ではなかったかもしれない。
それでもイリヤたちは受け入れてくれた。
奪われたと思っていた家族のあたたかさは、
確かにそこにあった。
　
―――だからきっと、それが生まれてきた意味。
頼りない妹に檄を飛ばし、敵を討ち払い、道を示す。
背にいると思っていた妹は、いつしか姉をも超えて遠い星々の輝きを目指すだろう。

• 相方にサポートを求める場合は「狐の嫁入り」で火力を上げ、スキル回転率も補助してもらえる「玉藻の前」が好相性。
  クリティカル主体の運用をする場合は星の生産と注ぎ込み先の両方を担えるためある程度相方を選ばず活躍可能。ただし彼女の星生成はあくまでキス魔Lv10ありきのもの、通常時の生成量は多くの中堅アーチャーと同程度のため過度の期待は禁物である。
  クリティカル運用の場合「アンデルセン」との相性が良い。強化後宝具に確率でスター発生率上昇、「無辜の怪物」によるスター生産＆クリティカル強化と、クロの補助に必要となるものを一通り揃えてくれており、恒常的にクリティカルを狙っていける。彼女の低いHPを補ってくれる宝具の回復効果も見逃せない。
  • また似通ったスキルを持つお兄ちゃんエミヤはうまく噛み合ったときの循環率が良い。「キス魔」と「鷹の瞳」を交互に使うことで星出しを補い合いつつArtsチェインをクリティカルにしていけるため、エミヤ側の使い勝手を上げてくれる。
    • エミヤはスキル中のクリティカル威力と全体宝具によるスター最大回収数で上を行く分、通常攻撃の性能で大きく劣り宝具装填をArtsチェインかクリティカルに頼りがちである。
      そこでクロのQuickやスキル中Artsで星を出すことでエミヤのArtsクリティカルに繋げることが可能となる。
      総合的にはメリットが多いタッグと言えるが、2人ともスター集中スキルがなく星を取り合いやすいことに注意。残る3人目のクラスも気に留めておこう。

• 同じ☆4単体宝具のアーチャーにはトリスタンとアン＆メアリー(弓)、エミヤ（オルタ）、アーチャー・インフェルノ、アルテラ・ザ・サン（タ）がいる。大まかな特徴は下記の通り。
  • クロエは突出したArtsクリティカル性能と高性能なバフを含むNP獲得スキルにより短期的な宝具回転力に抜きん出て優れ、ボス撃破を主目的としたメインアタッカーとしての運用に向く。
    また、スキルもNP効率とクリティカル率にずば抜けて恩恵を得られるため、Artsクリパでの主力として縦横無尽の活躍が可能。
    ただしその分防御面は脆く、☆4全体でも屈指のHPの低さから落ちる時はあっさり落とされる点には注意が必要。
    Artsパーティに良く入るキャスターなどには、その欠点をカバーできるキャラが存在する。
  • トリスタンはアーチャー統一パでは高難易度で重要な立ち位置にあり、全体回避付与＆回復や相手のバフ消し等のサポート能力をほぼ唯一持つ他、通常Quickでの星出しが安定して優秀なので、クラス相性を保ったままスターを確保できる。
    その反面火力強化スキルを持たずNP獲得スキルにも宝具封印がついているなど、アタッカーとしての伸びしろに乏しい。基本的にはストーリー召喚限定であるのも影の薄さに拍車をかける。
  • アン＆メアリー(弓)は継続的な攻撃力増加スキルを複数持ち、同時使用時の火力の高さは折り紙つき。
    事故防止の永続ガッツやHPが減るほど威力の上がる宝具等もある長期戦に向いたアタッカーと言える。
    しかしクリティカル威力アップやNP獲得と言った短期的な火力向上が行えないため爆発力では及ばないうえ、攻撃力が他2人以上にスキルレベルなどに依存しやすく入手も期間限定ガチャのみと、クロ以上に敷居が高い。
  • エミヤ（オルタ）はクロとは真逆のHP型ステータスだが、Artsクリティカルパに向いた通常攻撃の性能(全カードで4hit)＆宝具の特性が似通っているため、Artsクリティカル型としての噛み合いはそれなりに良い。
    一方で高倍率の回数制スキルにより、単体攻撃に対する耐性やパーティー運用単位での攻撃面にて安定性を発揮する、独立したサブアタッカーとして並べられる。通常攻撃性能だけは瓜二つだが、基本的にはストーリー召喚限定である。
  • アーチャー・インフェルノはクロと同じATK重視型だが、HPの低さをガッツ+最大HPアップの「血脈励起」で補える。
    宝具での持続ダメージをブーストすることが可能という側面も持つが、Buster寄りということもあって通常攻撃性能があまり高くないため、
    そこを「乱戦の心得」とクロの星出しを活かしたクリティカル戦術で補っていこう。
  • アルテラ・ザ・サン（タ）はやや単体宝具に比重を置いたQuick型で、比較的使いやすい宝具による圧倒的なスター獲得力が魅力的。反面スキルは高レートの宝具バフ付与を筆頭にある程度のサポート力こそあるものの、自己強化に専念させた場合流石に使い勝手はクロには一歩及ばない。
  • 5人とも一長一短があり、連れて行くクエストやパーティー構成によって使い分けたい。
    ただ、アーチャーだけあって全員クリティカル攻撃補正に大なり小なり長じているため、星出し手段さえ確保できれば組み合わせての運用も十分に視野に入る。

• Artsクリティカル型の運用を意識することで実力を発揮させやすいため、装備礼装は「もう一つの結末」が好適。
  他にも宝具運用を見込んで「フォーマルクラフト」などのArts強化系や、「足どりは軽やかに」「カレイドサファイア」「静穏なひと時」といったArts強化+αも相性良好。
  • Arts強化系以外にはスター生成率と宝具威力という長所を伸ばせる「英雄風采 三英傑」やクリティカル威力を伸ばせる「月の湯治」、NP関連を強化する「ハロウィン・プチデビル」「蒼玉の魔法少女」なども候補に挙がる。
  • 独力でもArtsクリティカルを出しやすいためNP効率は決して悪くないが、キス魔がLv10ならハロウィン・プリンセスやダイブ・トゥ・ブルー（どちらも要限凸）と併せて1ターン目から高威力宝具を撃ちに行くような使い方もできる。1wave目からボスと戦ったり、後衛に保険として置く際の選択に。

• 厳密な出典は『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei!』以降。大聖杯の術式の影響で、クラスカードを触媒にして現界したイリヤの半身。
  同作のイリヤが窮地に陥った際にのみ一時的に発現していた、「封印された機能と知識と記憶、ないし時を経て形成されたもう一つの人格」がその正体。
  • これは『Fate/stay night』のイリヤが持っていた小聖杯/魔術師としての特性などに相当するためか、彼女の性格はどちらかと言うと『stay night』版イリヤに若干近い。
    オリジナルであるイリヤを殺して成り代わろうと企むが、紆余曲折の末に和解して、家族として迎えられる。
• アーチャー・エミヤのクラスカードを触媒にして生まれた存在のため、それに引きずられる形でその英霊の能力と容姿の特徴が根付いている。
  作中では投影魔術とショートレンジの転移能力を主に使いこなし、「干将・莫耶」や「偽・偽・螺旋剣(カラドボルグⅢ)」などを主武装としている。
  但し「熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)」の花弁が7枚ではなく4枚まで減っているなど、本家より出力は落ちている様子。
  • 心眼と思しきスキルも持つが、使用時の描写は「どうしてかはわからない。でもどうすればいいかは解る。それがアーチャー（わたし）の力」というもので、能力の由来は明確には知らなかった。
    このため本作でも経験により高度な判断を下すエミヤの「心眼（真）」と違い、直感的に答えを得る「心眼（偽）」を持っている。
    • 「鶴翼三連(かくよくさんれん)」は継承した上で転移能力を組み合わせ強化している。「無限の剣製」については現状使用されていない。
  • アーチャーなので弓は一応使う。
• 愛称は「クロ」。
  上述の通り「もう一人のイリヤ」というべき存在であることは確実であるために当初は「イリヤスフィール」を名乗っていたが、ややこしいので区別のために遠坂凛が命名した。
  由来は「肌の色が黒いから」というかなり適当な理由だったが、これを元に自らを「クロエ・フォン・アインツベルン」と名乗るようになる。
• サーヴァント化にあたりまさかのスキル化となったキス魔について…魔力を受けて現界しているが故に、常に魔力供給を要する身になってしまっているため、主にイリヤと頻繁にちゅっちゅすることを彼女は選んでいる。
  なお、イリヤの他にも同級生の女子小学生と担任教師の藤村大河のファーストキスも奪っている（ちなみにクロ自身のファーストキスの相手はこの人）。
  ちなみに彼女とイリヤの営みを見て天啓を受けた某女子小学生は冥府魔道を歩むこととなるが、それはまた別の話。
• お腹にある紋様（遠坂凛の令呪と同じ形）はイリヤとの痛覚共有の呪詛の証。イリヤを殺さないようにと凛に施されたもの。
• 絵のセンスが物凄く独特。過程をすっ飛ばして結果を手繰り寄せる能力はあくまで魔術限定である模様。
• 『コハエース』においては珍しくトーンが使われた存在。
• イベント「魔法少女紀行 ～プリズマ・コーズ～」に登場する「ファースト・レディ」は基本的には彼女と同性能であるが、クロの宝具とは違いレディの宝具に必中付与効果が存在していないという違いがある。
• 再臨アイテムの「ハートのペンダント」は原作で誕生日プレゼントに義兄の士郎にもらったものであり、誕生日が一緒のイリヤ、美遊とおそろい。(正確にはイリヤが五芒星、美遊が六芒星という差異がある)
• 宝具発動時に流れるBGMはアニメ第一期OPのアレンジである「少女よ星になれ」。劇中では対バゼット戦時にクロが鶴翼三連を行った際に流れている。
• 天の衣、エミヤ（殺）、エミヤ、イリヤ所有時にマイルームに特殊会話が追加される。

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