人物紹介 
ゲームにおいて 
- イベント「Apocrypha Inheritance of Glory?」の登場人物。
かつての聖杯大戦において「黒の陣営」の頭領であった魔術師。ユグドミレニア一族の当主。
- イベント前において概念礼装「千年黄金樹」のイラストに描かれていた。
小ネタ 
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- 『Fate/Apocrypha』におけるヴラド三世?のマスターであり、魔術協会からの独立を掲げて「聖杯大戦」を仕掛けたユグドミレニア一族の長。
CV:檜山修之。
おじ様が歴代ランサー中、最も悲惨な死に方になった元凶
- もとは時計塔の重鎮のひとりで、「八枚舌のダーニック」の異名を持つ屈指の政治屋/詐欺師。
魔術協会はおろか聖堂教会側にさえ血族を忍ばせ、両者を手玉にとって騙し通すほどの手腕を誇る。
- 所持する階位は『冠位』。ただし『Apocrypha』世界は亜種聖杯戦争の多発により魔術師の全体数が減少しているため、ダーニックには特例として本来より一つ上の階位が与えられている。
つまり本来はケイネスなど多くのロードと同じ『色位』持ちである。
- 時計塔では二級講師として元素変換の講義を行っていたが、生徒からの評判は余りよくなかったらしい。
- その立場上から多数抱えていた政敵すらも利用してのし上がってきた彼が貴族の地位にいないのには、『Apocrypha』の時代から80年前に魔術師社会に流布された一つの讒言が起因している。
「ユグドミレニアの血は濁っており長くはもたない」―――これにより由緒正しいひとつの魔術師一族は、「魔術師として優秀な血族同士で次世代に己の才華を繋げていく」という一般的な魔術師としての道を尽く絶たれてしまう。
この流言により、当時10代で、新進気鋭の魔術師として貴族との縁談も行われるほどの評価を得ていたダーニックの名声は地に堕ち、ダーニックのみならずユグドミレニア一族自体の未来も閉ざされることとなる。
- ダーニックは自分のことはともかく、一族の未来が奪われたことが許せなかった。その後彼らは他の魔術師一族にそれぞれコンタクトをとりだした。
「まだ浅い家系で魔術刻印も上等でなく先が遠いもの」「魔術回路の衰退が始まり没落しだしたもの」「歪んだ者が多い魔術師社会でさえも嫌悪された外法もの」「貶められ居場所を失ったもの」…彼らをかき集めてダーニックはこう投げかけた。「血を遺したくはないか?研究成果を己のものだと謳い上げたくないか?一族の名を歴史に刻み付けたくはないか?」。
そうして編み上げられたのが千界樹の連合である。そこには大なり小なり、時計塔の貴族体制に対する復讐心が根付いている。
- 外見は魔術によって若作りしているが、実年齢は97歳とかなりの高齢。
第三次聖杯戦争においてはナチスドイツの魔術師として参戦し、間桐臓硯と死闘を繰り広げたという。
その後『Apocrypha』の世界では戦後、ドイツ軍を利用して冬木の地から大聖杯を奪い去り、更にナチスをすらも出し抜いて自らが治めるルーマニアの街「トゥリファス」に数十年間秘匿し続けてきた。
- アニメ版の描写で、第三次聖杯戦争での彼のサーヴァントは「フィン・マックール」だった事が判明した。
- ユグドミレニアのマスター達が統一感ある服装をしているのは、組織への帰属意識を高めるためのダーニックの趣味らしい。
- 策士としての手腕もさることながら魔術師としても優れる男であり、戦闘特化の魔術師が多く集められた“赤の陣営”のマスター“全員”でやっと対等になれると算段された。
また、財力もかなりのものであり作中ではゴルドのホムンクルス施設やアヴィケブロンの工場によるゴーレム大量生産を十全に機能させていた。
アヴィケブロンの宝具を完成させるだけの材料も調達していたが、その費用で財産の三割を費やしたという。
- 主な研究分野は「人間の魂」。「他者の魂を食らう」魔術を修得しており、寿命を保つべくこれまでに3人ほどの魂を食らっている。
ただしこの術、人間にとっては少しでもミスを犯すと自分の魂が消滅しかねないという超危険な業であり、しかも魂を食らい続けると人格さえも食らった魂の影響を受けて確実に歪んでいく副作用を持つ。
3人食らった(うち一人が赤子の魂)というのも、正確には「危なっかしくて3人しか食べてない」というのが本当のところ。
- ヴラド三世とは「王と臣下」の関係を保ちつつ、ヴラド三世が心腹を許すほどの親交を結んでいる。
一応、ルーマニアを支配していた一国の王として敬意を払うのも吝かではないし、自分と似た願いを持つヴラド三世の執念を好ましく思ってはいたが、それも本心では“魔術師”らしく「所詮は英霊の紛い物」と蔑視し、あくまで手駒としてしか見ていない。
ランサーってなんでマスターがいつもこんなのばっかなんだ……
- 汚名を雪ぐという目的、そして過剰なまでの自信と誇りという共通点を持っていた彼とランサーは「精神面、魂の色が途轍もなく似ていた」とされている。
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| | Fate/Apocrypha及びInheritance of Glory?のネタバレ
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- ユグドミレニア一族の繁栄を盤石かつ恒久のものとすべく、持ち前の権謀術数等で聖杯大戦を優位に進めていくも、黒のセイバー脱落を筆頭に次々に湧いて出る想定外の状況に徐々に追い詰められていき、遂には令呪と禁呪全てを集約させた禁じ手を以てサーヴァントたちに襲いかかる。
- その結果、空中庭園内部からルーマニア全土を呑み込みかねない災厄が現れるという事態に至ったため、ルーラーの神明裁決による命令によって、両陣営サーヴァントからの総攻撃を受ける。
なおも彼らを振り切り大聖杯に迫るも、そこに待ち構えていた赤陣営の神父の前に為す術もなく崩れ落ちた。
- しかし融合によりサーヴァントとも人間ともみなせる存在となっていた彼は大聖杯の内側に残留することになり、イベント「Apocrypha Inheritance of Glory?」において大聖杯奪還を狙う願望の残滓として再び暗躍するのであった…
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- 平和な『ちびちゅき!』世界では学校行事への参加にやたらと熱心であり、かなりはしゃいでいる愉快な人と化している。
- なおヴラド三世には案の定避けられており、わざわざダーニック人形を自作しそれを針刺しとして使うあたりその溝は深い。
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