サポート重視運用の総評 
- 「Quickパーティ特化の攻防一体型サポーター」。
- 「四神地相(白鷺) A」による高倍率全体クリバフと宝具のカードバフにより、PT全体の火力を大幅に向上させられるうえに、宝具を回転させることができれば防御、疑似HP回復と幅広い状況に手を出せるのが強み。
- クリティカル威力アップバフ、カードバフ共に全体3ターン持続タイプとしては高倍率である。自身の場持ちの良さやQuick主体ゆえの星の安定性などもあり、火力支援役としては上々の強化といえる。
- 防御強化も強力な攻撃支援についているものとしては悪くない部類。短スパンで撒けるならばPTの粘り強さに貢献可能。
- また、FGOでは優秀なサポーターがキャスターに集中しており、キャスターが相性不利なライダーを相手に強気に出られるサポーターは貴重。
- 強化解除についても、最近は強化解除不能ギミック(6章のギフトなど)が増えているため逆風気味ではあるが持っていて損はないスキルといえる。
しかしながら短所も多く、扱いは簡単ではない。
特に、支援の片輪を担う宝具の取り回しにその難点が集中している点が悩みどころ。
- 特に、FGOのシステム上Quick補助宝具であることがデメリットとして扱われやすい。
- 宝具には順番ボーナスや1stボーナスが乗らないため、基本的に初手に置くのがセオリー。そのため宝具の属性は基本的に1stボーナス供給やチェイン完成用としての意味合いを持つ。
- しかし1stQuickボーナス(スター発生率UP)は補正が小さすぎ、現状ではほぼ無意味に等しい。また、Quickチェインもスター10個獲得のみと貧弱で使い所が限定される。
- そのため、刑部姫の宝具カードはチェイン、1stボーナス供給用としての価値を見込めない点がPTとしてみると重い。攻撃宝具であれば威力が高くhit数に応じて星とNPの回収を見込めるが、刑部姫の場合それらが一切発生しない補助宝具であるため、Quickであることのメリットが全て消えている。
- 1stボーナスの供給と宝具解放を両立しようと考えた場合、「A宝具□」「B宝具□」の組み合わせで宝具を撃つことになる。しかしこの場合でも2ndカードの順番ボーナス(カード性能が1stカード比1.5倍、ダメージ1.2倍)を潰されている点には注意。
- 刑部姫のカード性能自体は良好な部類ではあるが、Quick補助宝具であるために宝具始動ブレイブチェインで十分なNP回収を見込めず、結果としてPT単位ではNP効率が若干悪くなってしまう。
- 刑部姫に限らずFGOのサポーターは1騎ですべてのことを行うのは不可能に近いため、サポーター同士で欠点を補う運用が求められることが多い。しかし刑部姫以外のサポーター(特にヒーラー)はキャスターに多く、刑部姫が得意とするライダーの強敵に対する長期戦に起用した場合クラス相性の問題で戦線を維持しにくい。
- また、ライダーに不利を取られないジャンヌ・ダルクなどの支援役はNP効率に難を抱えていることが多く、刑部姫と宝具回転を両立させることが難しい。
- 現在はこの難点を踏まえたとしてもアサシンで唯一のクリティカルサポーターとしての地位を確立している。
- ケイローンの火力支援能力とエレシュキガルの耐久支援能力を一騎に詰めてQuick主体運用に振ったような性能している。
- そのため、Quickクリティカル主体のサーヴァントとの相性が劇的に改善している。PT全体でArtsとQuickをバランス良く用意してA始動クリティカルでPTを回すことが求められるだろう。
- 以下に相性の良いサーヴァントの一例
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| | 相性の良いサーヴァント
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謎のヒロインXQ2+1 A2 B1
- アサシン唯一のQ宝具+Q2A2型アタッカー。
- ヒロインXの売りは星出しの安定性にある。スキル、宝具と通常Quick以外にも星を出す能力が充実している。そのため、クリティカル威力アップが活きやすく、PTとしての火力が高い水準で安定しやすい。自前での火力バフを持たないXにとって、高倍率火力支援はありがたい存在。
- また、Arts2枚が始動用パーツとして機能しやすい点も良い。
- ジャック・ザ・リッパーQ3+1 A1 B1
- 最強Quickを持つ幼女。
- 最強クラスのQuickで星とNPを荒稼ぎできるが、火力バフは瞬間Quick強化のみと控えめだった。クリティカル主体で立ち回ることが前提のジャックとクリティカル威力バフが非常によく噛み合う。
- 短スパンで回せるHP回復と強化解除も役に立つシーンが多い。
- 難点として、Quick以外の星出し手段を所持していないこと、Artsが少ないことによるNP効率の不安定化が挙げられる。
- 両儀式(殺)Q2 A2+1 B1
- Arts型最高のNP効率と火力を両立したクリティカル重視マルチロールアタッカー。
- 自身でもクリティカル威力アップを所持しているため、式のクリティカル威力が非常に高くなりやすいため、クリティカルアタッカーとしての式の火力をさらに上げられることができる。
- 式はスキル「陰陽魚」でHPを減らしていくため、疑似HP回復による継戦能力強化が活きやすい。
- Arts型アサシンではあるが、式は高いQuick性能を用いたQuickクリティカルもサイドアームとして用いる。そのため、刑部姫のQuick性能アップバフが活きやすい点も良い。
- 式最大の強みの宝具は自前バフのみでも威力が10万overと高火力。さらに、Arts属性であるため刑部姫からの火力支援は難しいものの、式→刑部姫と宝具チェインを行うことでQuick補助宝具のデメリットを踏み倒しやすいのはQuick型アタッカーに対する利点といえる。
- エミヤ(殺)Q2 A2+1 B1
- スキル「スケープゴート」とチャージ減少宝具が魅力のアタッカー。
- スキル「スケープゴート」と刑部姫の「四神地相」を合わせることで、1ターンだがPT単位での被ダメージを大幅に減らすことができる。さらに刑部姫は被弾でNPチャージを貯め、エミヤ側は「聖杯の寵愛」を合わせた高威力クリティカルで星を有効活用できる。
- さらに、エミヤはhit数が多めのため刑部姫の「千代紙操法」のスター発生率アップが活きやすい。エミヤはNP効率が悪いサーヴァントなのでこの点も助かる。
- 難点はエミヤの壊滅的なNP効率。1発撃てばその後は回るようになるが、1発目までが遠いので根気強く補助しよう。
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| | スキル強化前はこちら
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- スキル強化前は刑部姫が供給できる支援のほぼすべてが宝具に集約されており、宝具を回転させる必要があった。
- 刑部姫の宝具は多彩な効果を持つ反面効果1つ1つは専門家に及ばない。漫然と目的意識を持たないで運用しているだけでは有効な支援が行えなかった。
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現在はスキルでクリティカル威力アップバフを撒けるようになったことで、PT単位での火力が向上し、刑部姫の素殴りに回す火力的余裕が出たこと、クリティカル威力アップと乗算関係にあるカードバフの価値が上がったことから刑部姫が宝具を撃つ価値が上がった。
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| | 敵として出現した場合
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- アサシンのためチャージゲージが3、宝具バフも丁度3ターンであるため擬似的に回復になるHP増加効果、
スキルであるため連発される味方のチャージ増加&クリティカル発生率アップに強化解除&防御ダウン、
自身の宝具とスキルで二重にバフがかかるため非常に硬い上、敵ゆえの高HP(とブレイクゲージ)でなかなか落とせない。
おまけにバラバラの方向を向いている支援のため、味方を選ばない。敵の行動は1stボーナスやチェインの概念がないのでQuick宝具であることのデメリットすらない。
- プレイアブルのシステム(NPゲージ、スター、スキルリチャージ)ととことん相性が悪いだけで、彼女のポテンシャルは非常に高いのである。
- 特に強化解除とチャージ増を連発されると非常に厄介なので早めに排除したいが、先述のように非常に硬いのでなかなか落としづらい。その間もバフを貰った味方が襲ってくるので苦戦は免れない。
- 刑部姫に有効な特攻は女性特攻、神性特攻、地属性特攻、混沌特攻の4つ。
相性有利なキャスター、バーサーカー内では織田信長(狂)が神性特攻宝具、源頼光が地属性特攻スキルを所持している。
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