Guide2 のバックアップ(No.3)


 BroadcastカテゴリはSDK2のVRC_Triggerでは主に次のプルダウンに相当します。

guide2_1.png

 また、Randomize、Delay in Secondsの設定もBroadcastで行います。

 

 Trigger2to3では、トリガを引いた本人のみ動作させる場合はBroadcastLocalを使用し、トリガを引いた本人以外にも動作させる場合はBroadcastGrobalを使用します。Broadcastカテゴリのモジュールはこの2つのみです。

 Broadcastのパラメータは次の通りです。

パラメータLocal内容
Send Targetなし誰に動作させるか。Grobalの場合はAll(全員)に動作させるのが通常。Ownerとは、BroadcastGrobalがアタッチされているGameObjectのオーナー。
Usable Playerなし誰がトリガできるか。Masterのみ、Ownerのみに使用制限をかけることができる。
Buffer Typeなし後から入ったユーザーに状態を再現させるため、トリガを記録するか。1つ前だけ記録する場合はBuffer One。全て記録する場合はEverytime。
Delay in SecondsありActionの発生を遅らせる秒数。
RandomizeありActionの発生をランダムにするか。(確率はそれぞれのActionのRondom Value)
Common Bufferなし複数のトリガが1つのものを動作させる場合、正しい順番でBufferできるようにするためのモジュール。詳細は後述。
 
 
 
 

 VRC_Triggerのプルダウンに対する、Trigger2to3のモジュールとパラメータは次の通りです。

VRC_TriggerTrigger2to3モジュールUsable PlayerBuffer Type
AlwaysBroadcastGrobalAlwaysEverytime
MasterBroadcastGrobalMasterEverytime
LocalBroadcastLocal--
OwnerBroadcastGrobalOwnerEverytime
AlwaysUnbufferdBroadcastGrobalAlwaysUnbufferd
MasterUnbufferdBroadcastGrobalMasterUnbufferd
OwnerUnbufferdBroadcastGrobalOwnerUnbufferd
AlwaysBufferOneBroadcastGrobalAlwaysBufferOne
MasterBufferOneBroadcastGrobalMasterBufferOne
OwnerBufferOneBroadcastGrobalOwnerBufferOne
 

Common Bufferについて Edit

 「Common Buffer」はオプション機能です。以下に該当する場合は使用してください。

 

 通常、Bufferによる途中入室者への再現はそれぞれのBroadcast単位で行われるため、次の図のように1つのオブジェクトに複数のBroadcastが干渉している場合、再現の順番が変わってしまい、結果が実際の操作と食い違ってしまいます。

 このような場合、任意のGameObjectに「T23_CommonBuffer」のUdonBehaviourを設定し、それぞれのBroadcastGrobalの「Common Buffer」にそのGameObjectをセットしてください。干渉するBroadcastのトリガ発生順が記録され、実際の操作と再現結果が食い違わないようになります。

guide2_2.png