Guide2 のバックアップ(No.10)


 BroadcastカテゴリはSDK2のVRC_Triggerでは主に次のプルダウンに相当します。

guide2_1.png

 また、Randomize、Delay in Secondsの設定もBroadcastで行います。

 

 Trigger2to3では、トリガを引いた本人のみ動作させる場合はBroadcastLocalを使用し、トリガを引いた本人以外にも動作させる場合はBroadcastGlobalを使用します。Broadcastカテゴリのモジュールはこの2つのみです。

 Broadcastのパラメータは次の通りです。

パラメータLocal内容
Send Targetなし誰に動作させるか。Globalの場合はAll(全員)に動作させるのが通常。Ownerとは、BroadcastGlobalがアタッチされているGameObjectのオーナー。
Usable Playerなし誰がトリガできるか。Masterのみ、Ownerのみに使用制限をかけることができる。
Buffer Typeなし後から入ったユーザーに状態を再現させるため、トリガを記録するか。1つ前だけ記録する場合はBuffer One。全て記録する場合はEverytime。
Delay in SecondsありActionの発生を遅らせる秒数。
RandomizeありActionの発生をランダムにするか。(確率はそれぞれのActionのRondom Avg)
Common Bufferなし複数のトリガが1つのものを動作させる場合、正しい順番でBufferできるようにするためのモジュール。詳細は後述。
 

 VRC_Triggerのプルダウンに対する、Trigger2to3のモジュールとパラメータは次の通りです。

VRC_TriggerTrigger2to3モジュールUsable PlayerBuffer Type
AlwaysBroadcastGlobalAlwaysEverytime
MasterBroadcastGlobalMasterEverytime
LocalBroadcastLocal--
OwnerBroadcastGlobalOwnerEverytime
AlwaysUnbufferdBroadcastGlobalAlwaysUnbufferd
MasterUnbufferdBroadcastGlobalMasterUnbufferd
OwnerUnbufferdBroadcastGlobalOwnerUnbufferd
AlwaysBufferOneBroadcastGlobalAlwaysBufferOne
MasterBufferOneBroadcastGlobalMasterBufferOne
OwnerBufferOneBroadcastGlobalOwnerBufferOne
 

Common Bufferについて Edit

 BroadcastGlobalをBuffer付きにしたとき、CommonBuffer欄が現れます。

 CommonBufferは、途中入室者の再現順序を管理するために必要なもので、複数のトリガーが1つのオブジェクトに干渉している場合、これをSceneに用意していないと再現結果が狂うことになります。

 

 空欄になっているCommonBuffer欄の右側の「Add CommonBuffer」欄、
 またはHierarchyウィンドウの右クリックで「GameObject > Trigger2to3 > AddCommonBuffer」を選択すると、
 CommonBufferがついたGameObjectがSceneの直下に生成されます。

 生成すると、自動的にScene上のBroadcastGlobalと結びつきます。

guide2_4.png
 
guide2_5.png
 

 CommonBufferを1つ用意していれば、他のBroadcastGrobalを設定したとき、自動的にそのCommonBufferと結びつくようになります。

 
 

 複数のBuffer付きBloadcastが干渉している場合、必ずCommonBufferをSceneに用意しましょう。
 深く考えず、Bufferを使用する場合はとにかくCommonBufferを用意する、という考えでも良いです。