人物紹介 
ゲームにおいて 
- マシュとともに主人公と出会う、愛らしい動物。
カルデアの中を自由に散歩しているが、なついているのはマシュと主人公にだけ。
- ドラマCD版及びTVアニメ版でのCVは川澄綾子。下記のフォウくんカードにおけるイラストレーターはタイキ。
- ゲーム中ではサーヴァントのHP・ATKを強化する素材カードの絵柄にもなっている。カード名はHP強化が「英霊結晶・星のフォウくん」、ATK強化が「英霊結晶・太陽のフォウくん」。
- 太陽のフォウくんは耳の部分になにやら変質が見受けられるが…?
小ネタ 
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| | +クリックで展開
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- フォウ。マシュといつも一緒にいる動物。犬? 猫? のような謎の生き物。カルデアに到着した主人公が最初に出会うキャラクターである。
- ローディングの際にシルエットで登場。
そのため混雑時には延々とフォウくんが走る姿を見ることになる。GO名物(迷物)フォウくんマラソン。あまりにも混雑しているときは走ることすらせず静止している。
- その走りっぷりは『Fate/Zero』のコミカライズ作者である真じろうもネタに
したほど。
さらにその後、公式で「ランナー」の二つ名を受けることになった。
- 佐々木小次郎「右下で 走り続ける けものかな」
- 雑食。焼いたキメラの肉からお菓子まで何でも食べる。
- 適当にフォウフォウ言ってるだけと思いきや、竹箒日記により毎回意味のある言葉を込めた声であることが明らかになった。
第六章やアルトリア・ペンドラゴン(槍)の幕間では彼の言葉(意訳)が聞けるが、場面のせいか割と毒舌。
特に、マーリンに対してはとても辛辣で容赦が無い。
- マリーやブーディカの幕間の物語でも片鱗をみせていたが、礼装「デンジャラス・ビースト」で淫獣な性格をしていることが確定した。
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| | +フォウくんの正体 ※メインシナリオのネタバレ注意
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- その正体はマーリンの使い魔「キャスパリーグ」。
マーリンはフォウを介してアヴァロンの外に干渉することが出来るとされている。
- エレシュキガル曰く「災厄の魔獣」。
他者の「欲望の念」を食らう幻獣で、かつて村一つを壊滅させたとされる。
- 「キャスパリーグ」の出典は『アーサー王伝説』。「怪猫」「悪魔猫」とも呼ばれる、猫の姿をした幻獣。
伝説上では円卓の騎士であるケイ卿やアーサー王と戦っているが、ケイ卿の伝説とアーサー王伝説で出自が異なっている。
- ケイ卿の伝説では「豚飼いの豚から生まれた子猫」で、気味悪がった豚飼いが海に捨てた結果、潮に流されてアングルシー島に流れ着き、そこで人に拾われて育つも、魔獣と化してしまう。
魔獣の噂を聞きつけたケイ卿に退治されるも、それまでに180人もの戦士が犠牲になっている。
- アーサー王伝説(フランスの古い断片詩)では、アルプスの湖で跋扈していたところを退治されている。このときアーサー王の鎖帷子を引き裂いて出血させるなど、重傷を負わせている。
- マーリンとは、この散文を訳した『散文マーリン』を始め、流布本による派生でマーリンがキャスパリーグ退治に参加し、口笛を使っておびき寄せるなど強い関連がある。
- これとは別に中世の創作では、とある妖精の男が違う種族の妖精の美女に惚れ、無理矢理に“既成事実”を作った末に誕生している。つまり立派な妖精。
しかし男に望まない事実を作られた苦悩から、女はキャスパリーグを魔法で獣に変えてしまい、最後はアーサー王の家臣である「レアヌール」という騎士に倒された。
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| | ※最終章ネタバレ注意
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- ガイアの怪物「プライミッツ・マーダー」
TYPE-MOON作品『月姫』における吸血種・死徒の頂点「死徒二十七祖」の第一位。
人類に対する“絶対殺害権”を持つ「霊長の殺人者」。TYPE-MOONの全作品でも最強クラスの怪物。
プライミッツ・マーダーは吸血種ではないが、ある理由から吸血行為を行うため死徒のくくりに含まれている。
この個体は正確には「プライミッツ・マーダー」そのものでは無く、そうなる可能性を秘めた獣であり、
誤解を恐れず表現するのなら「プライミッツ・マーダー・リリィ」的な存在といえる。
- 人類悪の一角、「比較」の理を持つ【ビーストIV】クラス。
競争によって起きる闘争心や嫉妬・憎悪を餌に無尽蔵に成長する“災厄の獣”が、フォウくんの本質だった。
第七章にて言及されていたのは「キャスパリーグ」ではなく「プライミッツ・マーダー」を指しての事と思われる。
- なお、プライミニッツではなくプライミッツである。間違えやすいので注意。
- 彼と共に塔に幽閉されており、獣となる事を望まない本人としては外界から切り離された塔の暮らしは快適だったが、マーリンによって『おまえは自由に、本当に美しいものに触れて来なさい』と幽閉塔より追い出された。
- 本来ならそのまま人の欲望を食らって“ガイアの怪物”となるはずだったが、カルデアでマシュと主人公に出会い、レイシフトを介して世界を見回り、彼らとの時間を共有することで怪物となる未来を回避した。
- 最終章にて、今までため込んだ魔力を全てマシュに譲渡することで死者蘇生の“奇跡”を行使し、彼女に人並の寿命を与えた。
その代償として、ビーストとしての特性もない一介の獣へと堕ちる道を選んだ。
- 今までのレイシフトで「いつの間にか特異点に付いてきていた」という事が何度かあったが、これはビーストクラスの共通スキル「単独顕現」によるものではないかと推測される。
- 『Fate/Prototype』では沙条愛歌の呼び出す「終末の獣」として、不完全ながらビーストIVが顕現する。
この際の真名は「666の獣」。おそらくキャスパリーグやプライミッツ・マーダーとは異なる存在。そもそもこれらが『Prototype』の世界に存在するのかも不明。
- 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』で描かれた『Prototype』から8年前の聖杯戦争において、愛香のサーヴァント・セイバー「アーサー・ペンドラゴン」が願った「祖国の救済」を叶えるために、彼女の指示で人類史を喰らって崩壊させようとした。
しかし、愛香の妹である沙条綾香の言葉を切欠に自らの願いの誤りに気付いたアーサーは綾香の生きる「今」を守るために愛歌を見限って刺殺。主を失った獣は暴走し破壊の限りを尽くす。
最後は星の聖剣の光に焼かれて倒されたが、愛歌共々完全消滅はしてはおらず、『Prototype』で再びアーサーと対峙することになる。その結末の詳細は未だ語られていない。
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