- ガイアの怪物「プライミッツ・マーダー」
TYPE-MOON作品『月姫』における吸血種・死徒の頂点「死徒二十七祖」の第一位。
人類に対する“絶対殺害権”を持つ「霊長の殺人者」。TYPE-MOONの全作品でも最強クラスの怪物。
プライミッツ・マーダーは吸血種ではないが、ある理由から吸血行為を行うため死徒のくくりに含まれている。
正確には「プライミッツ・マーダー」そのものでは無く、そうなる可能性を秘めた獣。
誤解を恐れず表現するのなら「プライミッツ・マーダー・リリィ」的な存在。
- 第四の獣・「比較」を司る【ビースト】クラスの一角。
競争によって起きる闘争心や嫉妬・憎悪を餌に無尽蔵に成長する“災厄の獣”。それがフォウくんの本質。
第七章にて言及されていたのは「キャスパリーグ」ではなく「プライミッツ・マーダー」を指しての事と思われる。
- なお、プライミニッツではなくプライミッツである。間違えやすいので注意。
- マーリンの使い魔であり彼が幽閉された時に共に塔に幽閉された、獣となる事を望まない本人としては外界から切り離された塔の暮らしは快適だったがマーリンによっておまえは自由に、本当に美しいものに触れて来なさいと幽閉塔より追い出された。
本来ならそのまま人の欲望を食らって“ガイアの怪物”となるはずだったが、カルデアでマシュと主人公に出会い、レイシフトを介して世界を見回り、彼らとの時間を共有することで怪物となる未来を回避した。
- 最終章にて、今までため込んだ魔力を全てマシュに譲渡することで死者蘇生の“奇跡”を行使し、彼女に人並の寿命を与えた。
その代償として一介の獣へと堕ちる道を選んだ。
- 今までのレイシフトで「いつの間にか特異点に付いてきていた」という事が何度かあったが、これはビーストクラスのスキル「単独顕現」によるものではないかと推測される。
- 『Fate/Prototype』では沙条愛歌の呼び出す「終末の獣」として、不完全ながらビーストIVが顕現する。
この際の真名は「666の獣」。おそらくキャスパリーグやプライミッツ・マーダーとは異なる存在。そもそもこれらが『Prototype』の世界に存在するのかも不明。
- 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』で描かれた『Prototype』から8年前の聖杯戦争において、愛香のサーヴァント・セイバー「アーサー・ペンドラゴン」が願った「祖国の救済」を叶えるために、彼女の指示で人類史を喰らって崩壊させようとした。
しかし、愛香の妹である沙条綾香の言葉を切欠に自らの願いの誤りに気付いたアーサーは綾香の生きる「今」を守るために愛歌を見限って刺殺。主を失った獣は暴走し破壊の限りを尽くす。
最後は星の聖剣の光に焼かれて倒されたが、愛歌共々完全消滅はしてはおらず、『Prototype』で再びアーサーと対峙することになる。その結末の詳細は未だ語られていない。
私は本当に、美しいものを見た。
刃を交えずとも倒せる悪はあり、血を流さなかったからこそ、辿り着ける答えがあった。
おめでとう、カルデアの善き人々。第四の獣は、君たちによって倒された。
|