人物紹介 
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- 武市瑞山。通称、武市半平太。幕末の尊皇攘夷団体「土佐勤王党」の首領。
岡田以蔵や田中新兵衛、坂本龍馬を同志とし、地元土佐や京都での尊皇攘夷運動の指導者として活動を行っていた。
- 江戸滞在時に高杉晋作ら長州藩士と交流を持ち、吉田松陰の思想に共鳴し地元土佐での尊皇攘夷活動を行うべく秘密結社「土佐勤王党」を結成する。
武市の土佐勤王党は藩政の実力者であり開国論者である吉田東洋の暗殺や有力者の懐柔などを経て実質的に土佐藩政を掌握。
後に朝廷と連携して尊皇攘夷活動を行うために上洛し、朝廷工作や幕府への妨害活動、岡田以蔵や田中新兵衛らによる「天誅」の黒幕して辣腕を振るう。
- しかし、武市らが京都で活動をしている間、土佐藩では勤王党に不快感を抱き始めた前藩主・山内容堂の元で反勤王党勢力が盛り返し、吉田東洋暗殺事件の調査や勤王党員への締め付け、入牢などの弾圧が行われ、最終的に武市は逮捕命令を下されて入牢することとなる。
吉田東洋暗殺などの様々な嫌疑に対し武市は否認を続けていたが、京都で捕縛された以蔵による数々の暗殺事件に対する自白が決定打となり、勤王党員が次々と逮捕。土佐勤王党は壊滅の道を辿った。
- 武市自身は否認を続けていき、土佐藩側も武市の関与を立証できなかったものの、藩主に対する不敬行為という名目で切腹を申しつけられ、自害する。享年35歳。
- 切腹にあたっては、史上誰もが為し得なかった腹を三回掻っ捌く「三文字割腹の法」に則り行うという、死の間際にまでその傑物ぶりを発揮したことが伝わる。
- 岡田以蔵にとっては剣術の師にあたる優れた剣術家であり、学識や弁論にも長けた文武両道の人物。
画才もあり、更に長身で色白の美男子と知られ、その人格も誠実で高潔だったと言われている。
一方で顎が大きかったことから、坂本龍馬からは「アギ(顎)」とあだ名されていたとも。
- 愛煙家で甘党であったが、猪口二杯で酔っ払ってしまう下戸でもあった。
- 愛妻家として有名であり、妻の富子とのエピソードには事欠かない。
- 妻との間に子がないことを心配した勤王党の同志が、妻の留守中に若い女中を送り込んでも一切手をつけずに、同志を叱りつけたという。
- 武市が逮捕されたときに、妻の富子は夫の苦労を忍んで自らも板の間に寝て、夏は蚊帳を張らずに、冬でも布団を使わずに寝起きしていたという。更に、毎日三食の差し入れや手紙や書籍の遣り取りも頻繁に行っていた(牢番は武市に信服して懐柔済み)。
- 武市が切腹を命じられたときの死に装束も妻が縫い上げて届けたもの。
富子は大正時代まで生き、夫の墓の隣に埋葬された。
二人の間に子供はいなかったため、親戚の子供を養子とし、後継にしていた。
- 浄瑠璃好きでもあるが、非常に音痴であり、蔵の中で義太夫を真似て不審な唸り声を度々上げていたという。
妻の富子曰く「下手の骨頂」「節も文句もメチャメチャ」
- 作中ではサーヴァントとして登場するが、クラスは不明。
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