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- ギリシャ神話や古代ギリシャの死後世界信仰において、生死の世界を隔てる冥府の川アケローンの渡し守を務めているとされる神性。日本語文献では「地獄の鬼」とも翻案される場合がある。
白髪に長い白髭を生やし、焚き火のように赤く光る目を持つ、恐ろしい顔をした老人の姿をしており、その身には襤褸を纏っている。
短気で常に怒っているとされ、舟に乗る亡者達に遅れる者がいれば櫂で殴りつけて乗船を急かすという。
また、カロンの舟に乗るには船賃として1オボロス銀貨(古代ギリシャの銀貨)を支払わねばならないという信仰があり、そのため古代ギリシャ人は葬儀の際は遺体の口に銀貨を含ませて弔う風習があったという。
なお、船賃を持たない者は後回しにされて100年以上アケロン川の周囲で待たされるといわれている。
- ギリシャ神話においてはヘラクレスやセテウス?ら冥界下りをするエピソードに度々登場する。
他、キリスト教文学の金字塔的作品であるダンテの『神曲』にも登場しており、地獄巡りに行くダンテと案内人ヴェルギリウスを舟に乗せている。
- 本作ではイベント舞台となる特異点に中途半端な形で召喚されたため、コロンブスに憑依する形で登場。
当初はコロンブスとして振る舞っていたが、カロンとしての正体を現した際は目の色が赤に変わる。
また、カロン独自のスキルとして銀貨を大量に顕現させる能力がある模様。
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