人物紹介 
ゲームにおいて 
- マシュとともに主人公と出会う、愛らしい動物。
カルデアの中を自由に散歩しているが、なついているのはマシュと主人公にだけ。
- ドラマCD版及びTVアニメ版でのCVは川澄綾子。下記のフォウくんカードにおけるイラストレーターはタイキ。
- ゲーム中ではサーヴァントのHP・ATKを強化する素材カードの絵柄にもなっている。
- HP強化用カードがレアリティ順から「英霊結晶・宵闇のフォウくん」「煌めくフォウくん」「星のフォウくん」「流星のフォウくん」
ATK強化用カードは「英霊結晶・明けのフォウくん」「輝けるフォウくん」「太陽のフォウくん」「日輪のフォウくん」。
- 上昇量はレアリティ順に+10,+20,+50。
ただし☆4の「流星のフォウくん」「日輪のフォウくん」は☆2相当の+20上昇、かつ強化値が1000~1980のキャラにしか使えない。当初の役割であった、聖杯転輪に次ぐやりこみ要素としての強化という側面を引き継いだものであるためか、現時点での入手手段はイベント報酬かレアプリズム交換のみとなっている。
小ネタ 
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| | +クリックで展開
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- フォウ。マシュといつも一緒にいる動物。犬? 猫? のような謎の生き物。カルデアに到着した主人公が最初に出会うキャラクターである。
- ローディングの際にシルエットで登場。
そのため混雑時には延々とフォウくんが走る姿を見ることになる。GO名物(迷物)フォウくんマラソン。あまりにも混雑しているときは走ることすらせず静止している。
- その走りっぷりは『Fate/Zero』のコミカライズ作者である真じろうもネタに
したほど。
さらにその後、公式で「ランナー」の二つ名を受けることになった。
- 佐々木小次郎「右下で 走り続ける けものかな」
- 雑食。焼いたキメラの肉からお菓子まで何でも食べる。
- 適当にフォウフォウ言ってるだけと思いきや、竹箒日記により毎回意味のある言葉を込めた声であることが明らかになった。
第六章やアルトリア・ペンドラゴン(槍)の幕間では彼の言葉(意訳)が聞けるが、場面のせいか割と毒舌。
特に、マーリンに対してはとても辛辣で容赦が無い。
- マリーやブーディカの幕間の物語でも片鱗をみせていたが、礼装「デンジャラス・ビースト」で淫獣な性格をしていることが確定した。
- HPアップ用フォウくんカードとATKアップ用フォウくんカードではそれぞれ異なるフォウくんのイラストが描かれている。
ATKアップ用のフォウくんは耳の部分になにやら変質が見受けられるが…?
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| | +フォウくんの正体 ※メインシナリオのネタバレ注意
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- その正体はマーリンの使い魔「キャスパリーグ」。
マーリンはフォウを介してアヴァロンの外に干渉することが出来るとされている。
- エレシュキガル曰く「災厄の魔獣」。
他者の「欲望の念」を食らう幻獣で、かつて村一つを壊滅させたとされる。
- 「キャスパリーグ」の出典は『アーサー王伝説』。「怪猫」「悪魔猫」とも呼ばれる、猫の姿をした幻獣。
伝説上では円卓の騎士であるケイ卿やアーサー王と戦っているが、ケイ卿の伝説とアーサー王伝説で出自が異なっている。
- ケイ卿の伝説では「豚飼いの豚から生まれた子猫」で、気味悪がった豚飼いが海に捨てた結果、潮に流されてアングルシー島に流れ着き、そこで人に拾われて育つも、魔獣と化してしまう。
魔獣の噂を聞きつけたケイ卿に退治されるも、それまでに180人もの戦士が犠牲になっている。
- アーサー王伝説(フランスの古い断片詩における)では、アルプスの湖で跋扈していたところを退治されている。このときアーサー王の鎖帷子を引き裂いて出血させるなど、重傷を負わせている。
- マーリンとは、この散文を訳した『散文マーリン』を始め、流布本による派生でマーリンがキャスパリーグ退治に参加し、口笛を使っておびき寄せるなど強い関連がある。
- これとは別に中世の創作では、とある妖精の男が違う種族の妖精の美女に惚れ、無理矢理に“既成事実”を作った末に誕生している。つまり立派な妖精。
しかし男に望まない事実を作られた苦悩から、女はキャスパリーグを魔法で獣に変えてしまい、最後はアーサー王の家臣である「レアヌール」という騎士に倒された。
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| | ※最終章ネタバレ注意
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- さらに隠されていたその正体は人類悪の一角「比較」の理を持つ【ビーストIV】にして、ガイアの怪物「プライミッツ・マーダー」。
- 「比較」の理…競争によって起きる闘争心や嫉妬・憎悪を餌に無尽蔵に成長する“災厄の獣”が、フォウくんの本質だった。
第七章にて言及されていたのは「キャスパリーグ」以上にこちらの意味合いのほうが強いと思われる。
- またプライミッツ・マーダーとはTYPE-MOON全作品を統括しても最強クラスの怪物であり、人類に対する絶対的な殺害権利を持つ「霊長の殺人者」。
厳密には異なるが、ある理由から吸血行為を行うため、『月姫』においては吸血種・死徒の頂点「死徒二十七祖」の第一位に据えられている。
- これ一匹に対して守護者七騎がかりでようやく同等とされており、冬木の聖杯戦争はこれになぞらえているという裏設定があった。今作品でのグランドサーヴァントとビースト設定によってこの伏線が回収され驚いたファンも多かったという。
- ただし、この個体は正確には「プライミッツ・マーダー」そのものでは無く、そうなる可能性を秘めた獣である。
誤解を恐れず表現するのなら「プライミッツ・マーダー・リリィ」的な存在といえる。
- なお、プライミニッツではなくプライミッツである。間違えやすいので注意。
- 獣となる事を望んでいなかったため、外界から切り離された塔で快適に暮らしていたが、同じくそこに幽閉されていたマーリンによって『おまえは自由に、本当に美しいものに触れて来なさい』と文字通り地上に投げ落とされてしまった。
- 本来ならそのまま人類の負の欲望を食らって“ガイアの怪物”となるはずだったが、カルデアでマシュと主人公に出会い、レイシフトを介して危機に立ち向かう世界たちを見回り、彼らとの尊き時間を共有することで怪物となる未来を回避することができた。
それが成立した暁に、今までため込んだ魔力を全てマシュに譲渡することで死者蘇生の“奇跡”を行使。彼女に人並の寿命を与え、その代償として自身はビーストとしての特性と多くの知性を手放し、一介の動物となる道を選んだ。
- 今までのレイシフトで「いつの間にか特異点に付いてきていた」という事が何度かあったが、これはビーストクラスの共通スキル「単独顕現」によるものではないかと推測される。
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