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- 「ヤガ」とは異聞帯ロシアにおける獣人種。
パツシィの世界においてはA.D.1570頃に地球規模の大寒波が襲い、人類のほとんどは全滅してしまっている。
元々の環境から寒波への対策がなされていたロシアにおいても多くの者は凍死し、辛うじて生き延びた者達は皇帝(ツァーリ)の生存計画により魔術的に人間と魔獣の合成人間へと作り替えられる事となった。それから長い年月が経過し、遺伝的に生まれつきの合成人間「ヤガ」のみが生き延びた世界が異聞帯ロシアである。
- 彼らヤガにとっては主人公たちのような毛無しこそが異質な存在であり、かつての人類として「旧種」と呼ばれている。
- 「異端のヤガ」として初のストーリークリア後限定礼装として実装されている。
- 異端、とは彼の存在そのものがヤガとしては異質な者だからだろう。過酷な環境に魔獣との合成で適応した人類であったが、極寒での生活に耐えられる強靭な肉体を得た代償として非常に燃費が悪く、食料を数日得られなければ餓死してしまう。
そしてこの世界における食料のほとんどは同じく極寒の環境に適応した恐ろしい魔獣達であり、それらを日々狩る事で辛うじて生存出来ているのが現状である。結果、彼らの基本姿勢は弱肉強食……どころか弱者は肉になる事すら許されない「強食」のみが勝ち残る世界となってしまった。
- 過去、合成人間たちは弱者を切り捨てた。病人を、老人を、弱き者を選別し……肉として喰らい、糧として生き延びた。そうして合成人間として完成した者達は自らを、人喰いの妖婆「バーバ・ヤガー」を由来とする名、ヤガと呼称するようになった。
- そのような世界においてパツシィは主人公達から見れば自分達を助けてくれた普通の人間である。その行動には損得勘定はあれど助け合うという感性があり、老いた母親を想う親愛があり、現状を憂う悩みがあり……それらすべてが本来のヤガからすれば異常な考えとして捉えられる。その出会い、その行動、その結果……彼をヤガの視点から表現する最も端的な言葉が「異端」となるのだろう。
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