人物紹介 
ゲームにおいて 
- メインストーリー第二部「地獄界曼荼羅 平安京」の登場人物。
蘆屋道満が召喚した八将神の一騎。
- 戦闘時のクラスはランサー。「大土蜘蛛・玖賀耳之御笠」名義で登場する。
サーヴァント属性を所持しているが、ユニットとしての仕様は一般エネミーと同。
- 戦闘時の性能。
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| | ゲーム中での性能
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- 《スキル》
「粘糸の甲冑」
自身に被ダメージ時発動(攻撃力ダウン・1T)1回・3T
チャージ+3&攻撃力アップ(1回)
- 《チャージ攻撃》
「怨の嵐撃」
単体攻撃&毒(-500・3T)付与&蝕毒(100%・3T)付与
- 《永続バフ》
「大瘴気の糸」
攻撃時、敵全体に確率でスタンを付与
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- 「地獄界曼荼羅 平安京」クリア後のフリークエスト「五条の橋」では、彼と同じ容姿の「大土蜘蛛」がエネミーとして登場する。
性能的には永続バフとサーヴァント属性が存在しない以外に差異はない。
小ネタ 
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| | +クリックで展開
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- 玖賀耳之御笠。
『古事記』に記録が残された人物。
崇神天皇時代の丹波国における「まつろわぬ民」の頭領と思しき人物で、日子坐王を派遣して誅殺したという旨の記述がある。
- 崇神天皇は実在した可能性がある最初の天皇とされており、3世紀後半くらいの人物と比定されている。
崇神天皇の治世と推定される年代に則ると、玖賀耳之御笠は日本出身のサーヴァントでは卑弥呼(3世紀半ば)の次に古い時代の人物となる。
- 地元では大江山に棲んでいたという伝承が残されており、作中でも酒呑童子から自分が来る前に大江山に棲んでいた大怪異と呼ばれている。
- 日子坐王による玖賀耳之御笠の討伐は地元では「日本最古の鬼退治」とも紹介されている。
- なお、余談だが「日本最古の鬼」は『出雲国風土記』に記録されている「阿用郷の鬼」。
- 『丹後風土記残欠』という資料では「陸耳御笠」という名で言及されている。
青葉山に棲む土蜘蛛(反天皇勢力)と呼ばれており、玖賀耳之御笠と日子坐王の戦いの中での様々な地名縁起が記されている。
- 『丹後風土記残欠』では、玖賀耳之御笠は匹女という土蜘蛛と共に日子坐王と戦うも、匹女は途中で敗死し、玖賀耳之御笠は由良川を下って大江山に逃げ込んだとされている。
なお、『丹後風土記残欠』では、玖賀耳之御笠が殺された旨の記述は残されていない。
- 作中では蘆屋道満の召喚した八将神の一騎として登場。歳破神を宛がわれている。
完全な人外であり、作中では唸り声(SE)を発するのみで言葉を喋っておらず、明確な人物像は不明。地の文ではコンビを組んだ平景清の乗り物扱いされている。
- 酒呑童子からは「お爺はん」呼びされていることから男性の模様。そして年寄り扱いが癪に障ったのか怒った。
- 身の丈三丈(約9m)を超す大土蜘蛛であるが、酒呑童子に挑発されて怒ったり、五条の橋に懐かしさを覚えて進軍を停止する景清に付き合って(?)一緒に待っていたりと、人間性は一応伺える。
- 巨体から大瘴気を発しており、平景清の源氏殺しの能力と合わせて、息を吸っただけで源氏の武者を痺れさせる妖力を発揮している。
- 歴としたサーヴァントであるが、ユニットが雑魚エネミーの完全流用というプレイアブル化可能性が極めて低い、ある意味ではとてもかわいそうな御仁。
- 永続バフを除けばバトル時に使用するスキル、チャージ攻撃が一般のエネミーと全く同一で独自のものが存在せず、「ランサー・玖賀耳之御笠」としての能力を窺い知れる要素は極めて少ない。
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