マックスウェルの悪魔
人物紹介 
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ゲームにおいて 
- イベント「オール信長総進撃 ぐだぐだファイナル本能寺2019」の登場人物。
「摩玖主 のキャスター」を名乗り各地で暗躍する謎のサーヴァント。
- 担当イラストレーターは池澤真氏(同氏のTwitter
より)
- イベントの最終決戦として2回戦闘をする。戦闘時のクラスはアーチャー。
性能 - 前回のぐだぐだイベントで明智光秀が成った泥の巨人をさらに大きく悍ましくした姿。
- 所持属性
- 地属性、巨人、超巨大、神性、悪魔
- 男性、サーヴァントは所持していない。
- 地属性、巨人、超巨大、神性、悪魔
- 行動パターン
- ゲージ3、3回行動・通常は単体、クリティカルは全体攻撃
- 《スキル》
- 「無限の心臓」
1戦目のバトル開始時に使用。ターン終了時にHPが回復(+10,000・永続・解除不可) - 「無限の心臓・器」
2戦目のバトル開始時に使用。ターン終了時にHPが回復(+20,000・永続・解除不可) - 「エントロピー減少」
敵単体の強化状態を解除 - 「シンギュラリティ」
敵単体のNP獲得量ダウン(3T)&混乱状態を付与(3T) - 「ベクトル解析」
敵単体にスタン状態付与(1T)&自身に弱体無効状態付与(1T)
- 「無限の心臓」
- 《チャージ攻撃》
- 『マックスウェルの方程式』
敵全体に攻撃&防御力ダウン(3T)
- 『マックスウェルの方程式』
- 《ブレイク時行動》
- 「パラダイムシフト」(1回目)
チャージMAXにする&攻撃力ダウン(3T) - 「悪魔の証明」(2回目)
確率で回避状態を付与(3T)
- 「パラダイムシフト」(1回目)
小ネタ
+クリックで展開 - 真名「マックスウェルの悪魔」。
1867年に数学者「ジェームズ・クラーク・マックスウェル」が提唱した思考実験が名付けられたもの。
「極小の分子の動きを観察できる架空の悪魔(=マックスウェルの悪魔)によりエネルギー消費を伴わない熱移動が可能であるとする」=「エネルギーを使わずに仕事が行える」=「エネルギーを使わずにエネルギーを作り出せたら永久機関の完成」という内容である。
その思考実験上の概念が、「無限のエネルギー」を求める人々の歪んだ欲望が集まりサーヴァントとしての霊基を獲得した特異な存在。- ジェームズ・クラーク・マックスウェル本人ではなく、あくまでもマックスウェルの提唱した理論がサーヴァントとして一人歩きしている、英霊化した概念の一つ。
なお、ジェームズ・クラーク・マックスウェルはFateにおいては「根源に挑んだ数学者」とされている。- また、「マックスウェルの悪魔」の容姿は産みの親とは異なるものであることが「オール信長総進撃 ぐだぐだファイナル本能寺2019」にて判明した。
- ジェームズ・クラーク・マックスウェル本人ではなく、あくまでもマックスウェルの提唱した理論がサーヴァントとして一人歩きしている、英霊化した概念の一つ。
- 「マックスウェルの悪魔」は一言でまとめると「熱力学第二法則の否定」。
+もうちょっと詳しい説明 『しきり』で二つに分けられた箱の中に運動している(=熱エネルギーを持つ)分子とそうでない分子が入っている。
この箱の『しきり』には分子を出入りさせられる悪魔がいて、『しきり』に近づいた分子の状態を観測して一方に運動している分子を、もう一方にそうでない分子を仕分けすることができる。
(なおこの『しきり』の操作にエネルギー消費は伴わないものとする)
すると最初は均一だった箱の中の温度は運動している分子がある方が温かく、そうでない分子がある方は冷たくなる。一切のエネルギー消費を伴うことなく温度を上下させるこの悪魔が存在すれば、例えば海水の僅かな熱を取り出して動力にする第二種永久機関エンジンを搭載した船の建造が可能ということになる。
しかし現実に永久機関など作り出せないので物理学の勝利の為にはこの悪魔は抹殺されなければならず、1970年頃に一応の解決策が示されるまで、「悪魔の証明」という法律用語が物語るとおりに100年以上数多の学者を悩ませた。
- 現在における解決策は「分子の動きを観測した悪魔が次の分子を観測するためには現在記憶している分子の状態を忘れる必要があり、この忘却にエネルギーを消費する」というものである。非常に大雑把に言うならば、「一度使ったらもう一度使うにはさらにエネルギーが必要」ということ。
+マックスウェルの悪魔が否定しようとしたもの クリックで展開 - 熱力学第二法則とは、以下のような事柄を示す法則である。
- クラジウスの原理
「質の高いエネルギーは質の低いエネルギーの方へ自然に移動するが、逆方向は自然には起こらない」
例えば高温のものはほっとけば低温になるが、逆に低温のものが自発的に高温になることはない。
電気をヒーターなどで熱にするのは高効率で簡単に行えるが、逆に熱を電気に変換するのは難しい。
二つの絵の具を混ぜるのは簡単だが、混ぜた絵の具を元の二つに戻すのは難しい。(整っているものを雑に広げるのは楽だが、それを元の綺麗な状態にするのは難しい。エントロピーの増大)
- トムソン(ケルビン)の原理
「エネルギーは全てを仕事に変換出来ず、損失が生じる」
例えば、火力発電は燃料を燃やして熱にするが、そこで生じた熱エネルギーを全て電気エネルギーに変換することは出来ず、ロスが生じる。上記のヒーターの話もこれが原因。
- オストワルドの原理
「第二種永久機関は実現しない」- 第一種永久機関(エネルギー保存の法則の否定):加えたエネルギー以上のエネルギーを得ようとするもの。
- 第二種永久機関(エントロピー増大の否定):エネルギー使わずにエネルギーを得続けて、結果的に無限のエネルギーを得ようとするもの。
- 初出は『帝都聖杯奇譚』。
ドイツ第三帝国総統の影武者をマスターとするキャスターのサーヴァント。- 通常の人類史には存在出来ないと語っているが、これは「マックスウェルの悪魔の否定」が既に行われた1970年代以降のこと。
この場合は、物理専攻の普通の学生に論破されたり、物理の教科書で物理的に殴られただけでも死にかねないのだとか。 - しかし否定が成立する以前の時代(『帝都聖杯奇譚』の1945年など)ではスキル「悪魔の証明:EX」によりいかなる攻撃も通用しない。
- ちなみにステータスは「宝具:EX」を除き全てランク無し、スキルも前記の「悪魔の証明:EX」のみでクラススキルもないという異例の存在である。
本人は攻撃能力を全く持ち合わせていないため、人質を取るために銃を使用している。
- 通常の人類史には存在出来ないと語っているが、これは「マックスウェルの悪魔の否定」が既に行われた1970年代以降のこと。
- 宝具「
熱力学第二法則の否定 」
永久機関を顕現させて無限に近しいエネルギーを生成する、このサーヴァントの最大の存在意義。
生成可能なエネルギーには魔力も含まれており、ドイツ第三帝国の英霊兵団の作成・維持をこれで行っていた。
詳細は提示されていないが、顕現できる永久機関は完全なものではなく、宝具の稼働には幾つかの特定の条件が必要な模様。- さり気なくFate史上初の宝具名に漢字でルビが振られた宝具。
ちなみに二代目がこの人の宝具。
- さり気なくFate史上初の宝具名に漢字でルビが振られた宝具。
- 立ち絵は割と首が動く。こっちみんな。
- 経験値氏曰く「FGOに実装されたらATK0でArts5枚」とのこと。
- ちなみにこのコメントのかなり後に、スキルで自身のカードをArts5枚に変えるお方が実装された。
- マックスウェルの悪魔は死にましたが、熱力学は進歩したので問題ありません。
このサーヴァントについてのコメント
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