人物紹介 
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- 剣豪作家シラノ・ド・ベルジュラック。17世紀フランスの人。
フルネームは「サヴィニヤン・ド・シラノ・ド・ベルジュラック」。
剣術家として100人を相手にした武勇伝を持つ他、哲学・科学の研究、詩作、小説執筆と言った学術・文芸にも取り組んだ多才な人物であり、特に小説『月世界旅行記』『太陽世界旅行記』(両作をまとめて『日月両世界旅行記』とも)はSF分野の先駆的作品として位置づけられる。
また、19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスの劇作家エドモン・ロスタンが彼をモデルにした戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』を執筆しており、世界各地で上演される名作として高く評価されている。
- 戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』は、剣術にも文才にも優れるが唯一鼻が大きく醜いことだけがコンプレックスのシラノ、シラノが愛する従姉妹ロクサーヌ、イケメンだが文才がない青年剣士クリスチャンが織りなす物語。
- 戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』でのシラノは女性に愛を捧げているが、史実のシラノは同性愛者であり、男性詩人と恋仲であった。
- 日本では『シラノ・ド・ベルジュラック』の翻案作品として、幕末の会津藩を舞台とした『白野弁十郎』が大正15年に執筆・上演されており、テレビドラマ化もされた他、現在でも舞台で上演されている。
- FGOで登場する以前には『Fate/zero』のBD-BOXの特典映像である『お願い!アインツベルン相談室』の4話に登場した、相談相手のジルがシラノのモノマネをしたことで言及されている。
- 本作に登場するシラノ・ド・ベルジュラックは、本人の言によると「実在人物のシラノ」でなく「劇の主役としてのシラノ」であるとのこと。
サーヴァントではあるが、霊基数値の低い幻霊であり、そのせいで影のような姿(作中では「シャドウサーヴァントの亜種」と表現されている)となっている。
なお、正規に現界した場合のクラスはセイバー間違い無しだと自称している。
- シルエットのみだが感情表現豊か、というか動きがダイナミック。
Mr.ゲーム&ウォッチ
- 奇しくもFGOシラノの初登場シナリオが配信されたのは、史実の彼の誕生日(3月6日)であった。
- 正体について。
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- 本人の「劇の主役としてのシラノ」との自称は嘘であり、正体は戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』の主役のモデルとなったシラノ・ド・ベルジュラック、つまり実在した作家シラノ本人である。
- 本人曰く、世界中で愛された『シラノ・ド・ベルジュラック』の主役とありふれた作家である自分では格が違うと述べており、シャルルマーニュからは「想像上の物語の方が、現実よりも遙かに格上」と評されている。
- なお、本人の発言からFate設定においては実在人物としてのシラノも劇と同様に鼻が大きかった模様。
- 特異点で召喚されたシラノは劇の主役であるシラノが果たして幸福だったのかという疑問を抱き、聖杯に「自分が納得のいくシラノ・ド・ベルジュラックの幸福な結末が欲しい」と願う。
その結果、聖杯は「戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』においての、史実のシラノが納得がいく論理的で、幸福的で、驚異的な結末」を求め、「シラノが納得のいかない『シラノ・ド・ベルジュラック』の結末・脚本を殺し、修正を試みる装置」と化した。
これは今まで32回公開された作品で「シラノが死ぬ」結末だけが変わらなかった原因にもなっている。
- そんな願いをかけたのは彼曰く「(こんな史実の自分が)悲劇故に有名となった作品の自分を超えた幸福を望むのは、筋違いなのではないか?」と躊躇した結果だという。
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