ピエモン のバックアップ(No.26)


概要(長所・短所・必殺技・SS・期待される役割など) Edit

メモリ18の究極体。

知力とSPと素早さが高いが、HPと防御力は絶望的な低さであり、究極体ウィルス種最弱の物理耐久。

ウィルス種の知力型デジモンとしては、メモリが下のイーバモンの存在が気がかり。あちらの方が物理耐久はおろか知力も上である。

ついでに属性もSSもあちらの方が優秀であり、イーバモンと違い無駄に攻撃が129もあるため、実質総合ステータスでは負けてしまっている。

両刀にするにも129では低すぎる数値で、かなり損なステータス配分と言って良い。

メモリ12の完全体ファントモンも気がかりで、あちらは有用なSSと刺さりやすい闇属性大貫通技持ちと恵まれている。耐久力もほとんど変わらない。

完全体で言えばレディーデビモンがかなり近いステータスの持ち主だが、SSはあちらの方が優秀。

 

必殺技は威力35×4の無属性単体魔法『トランプ・ソード』。

追加効果で敵のSSを無効化する。サポートエンドと同じ効果であり、必殺技にこの効果が付いているデジモンはピエモン以外存在しない。

唯一無二の個性なのでこの技をどこまで使いこなせらえるかがピエモンを扱うキモとなる。

合計威力140はメモリ18帯としては破格の性能であり、3倍こそ突けないものの単体魔法としてはウィルス種堂々の一位、全体で見ても二位を誇る強力な必殺技の持ち主。

充分過ぎるSPの持ち主の為、下手に継承技を持たせるよりもこの技一本で戦いたい。

ピエモンの全てが集約されていると言っても過言では無いのがこの『トランプ・ソード』。

 

SS『トリックスター』は通常攻撃を当てた時10%の確率で相手を液晶化させる効果。

これのためだけに通常攻撃を仕掛けるのは無謀もいい所であり、ケラモンのように複数採用しても旨味がなく、不遇SSの代表格と言って良いだろう。

 

基本、ステータスの偏りがヒドいのとSSの性能が悪過ぎるので、どこまでトランプ・ソードを活用できるかにかかっている。

しかし、低すぎる物理耐久が悩みの種で、知力型パーティの用心棒として入っている物理型デジモンに滅法弱い。

ダークドラモンのクリティカル確定調整された等倍『ダークロアー』やエアロブイドラモンの2倍継承技ですら一撃死するレベル。

HPの低さから貫通攻撃にも滅法弱く、知力特化ではないリリスモンの『ファントムペイン』で即死する。

知力はウィルス種究極体トップ7ではあるが、低HPが影響してそこまで魔法耐久が高いと言えない。

最上位に君臨するバルバモンルーチェモンSMケルビモン(悪)リリスモンに比べるとやや見劣りするのは確か。

メモリで差別化というわけにはいかず、メモリが下のイーバモンにも負けてしまっているのでこれだけでは採用理由になり得ない。

 

他デジモンのようにサポートエンドの為に1ターン無駄にしないという強みを活かし、SSを戦略の要としている相手の計算を破壊するのが仕事となる。

そのためには高い素早さを軸として相手のSSを無効化し戦力を弱体化させつつダメージを蓄積させていく動きが求められる。

相手がレストアを使ったとしてもSP消費という形で負担をかけられ、ダメージ分を回復させようとするとさらにSPを削られる。

相手側のSP量を考えながらの立ち回りを要求される為、低耐久のフォローが必要という点もあり、扱う側は非常に高度な戦略を求められる。

ただし回復と状態異常回復を同時に行えるマリンエンジェモンは天敵中の天敵。

マリンエンジェモンを回復にくぎ付けにする事で天敵であるワクチン種の動きを止められるメリットはあるが、そもそも等倍ですら落とされるレベルの耐久しかない為、少々現実的では無いか。

 

ピエモンを採用した時点でSSを1つ捨てていることと同義であるため、相手がSSで完備しているならば一歩出遅れると言っても過言では無い。

ただしそれを『トランプ・ソード』で強引にひっくり返すトリッキーかつ大胆な一体。

 

上述のイーバモンの他にも同メモリ帯には優秀なSS、ステータス、属性を持ったライバルが数多くいる。

空いたメモリの穴埋めとしては、汎用性の高いライバルの方が適していることがほとんどだろう。

活躍させたい場合はいかにピエモンを生存させつつ『トランプ・ソード』を撃ち込めるかが戦略のキモとなるだろう。

イーバモンと異なり相手がマスターバリアでカバーしていようとお構いなしなのは大きな差別点。

ただし、貫通技に弱い低HP、ウィルス種最弱の物理耐久、3倍弱点を突かれやすい属性と落ちやすい要素が揃っている。

本人の性能と求められている『トランプ・ソード』を活かした役割が噛み合っていない。

そのため扱いきるにはかなり綿密なステータス調整や戦略、パーティ構成が求められる。

幸いカスタム枠は3つとたっぷりあるが、それでも足りない部分がどうしても出る為、その点に関しては味方に補助してもらおう。

知力一本に絞る事でそこそこ高めの素早さと噛み合いメモリ18とは思えない火力を出せない事も無いではないが火力を上げれば上げるほど今度はサポートエンド効果が薄くなる為頭が痛い。

 

一応4ヒットある為、ジエスモンのような回避戦術にはそれなりに強い。特にジエスモンならば避けきれなければ25%のHPでは耐え切る事ができずにダウン、セーフティガードで保護したとしてもサポートエンド効果によってSS効果を無効にされ、瀕死状態でのアドバンテージが失われる。

ただし、回避戦術を取るデジモン(ジエスモンミラージュガオガモンBMミラージュガオガモン)はいずれもピエモンより早く、かつ強力な物理攻撃を有しているため半減といえど手痛いダメージを受ける。
特にミラージュガオガモンBMミラージュガオガモンの固有技は受けてしまうと半分以上削られる。
また、いずれも耐久無振り相手でも『トランプ・ソード』では一撃で落とせないため注意。

継承技候補 Edit

継承技採用理由
スピリットドレインSPの回復用。
パーフェクトリバイブ味方の復活に。幸いSPは豊富にある。
ファイナルヒール味方の回復に。SPも知力も足りているのでオーラも充分選択肢に入る。
セーフティガード味方の窮地を救う。撃たれ弱いので自分も味方からかけてもらいたい。
ステータスバリア状態異常対策。
レストア状態異常の回復手段。自分は構わないが、味方に掛かったサポートエンドは治したい。
アクセルブースト物理耐久が低く、溜めるチャンスは少ない。使うのは安全を確認してからにしたい。
チェインマックス味方の行動を支援する。

 

装備品候補 Edit

装備品採用理由
マスターバリア状態異常対策。
HPアタッチAHPが低過ぎるのでアタッチ系の中では最優先。
シャインガードDX3つあるスロットを活かしワクチン種に多い光属性攻撃を大幅に軽減する。

 

ステータス振り分け例 Edit

場所と配分その理由
HP+500、知力+100HPを十分なラインに引き上げ、トランプ・ソードでふてぶてしく立ち回る。

 

相性のいい味方デジモン Edit

デジモンその理由
アポカリモントランプ・ソードの威力が激増。厄介なSSを封じてダークネスゾーンによる殲滅を手伝う。
ミネルヴァモントランプ・ソードの威力が上がる。もう1体は同じ無属性攻撃を持つデータ種のジエスモンが適任。
ジエスモン上記二体のどちらかとセットで運用すると良い。ピエモンの邪魔をする相手をズバッと轍剣成敗。
ガンクゥモントランプ・ソードを使う前に死んでは話にならない。
低HPを利用し容易く効果範囲内に舞い戻ることが出来る。
サクヤモン相手にバフを許さず、こちらはSSをガンガン封じ込めていく事が出来る。戦いが長引けば長引く程じわじわと有利に立ち回れる。

天敵となる敵デジモン Edit

デジモンその理由
スサノオモン低HP低防御では必殺技を耐え切れない。シャインガードDX3積みで凌ぎ、八雷陣を受け止められるだけの調整をすれば活路はある。
オメガモンズワルトガルルキャノンで即死。メメタンを持っても究極体ウィルス種最弱の物理耐久をグレイソードで突いてくる。シャインガードDXを持っていれば威力が上昇したナイトメアⅢで突いてくる。すべての主砲がこちらの弱点を突いてくる天敵。
マリンエンジェモンレストア+ファイナルオーラが合わさった回復技持ちの為、ピエモンの仕事を完全に停止させられる。
ゴッドドラモン低HP、低防御では必殺技を耐え切れない。スサノオモンと違い継承技を一つ自由に詰めるのでシャインガードDXだけでは厳しいだろう。
バンチョーレオモン仮にシャインガードDXを積んで耐えたとしても今度は75%のスタンが怖い。一番の天敵かもしれない。
インペリアルドラモンPM上記同様。生き残っても液晶化の可能性がある。こちらも10%を信じてアタックするべきだろうか……
エアロブイドラモンシャインガードDX3積みを無意味にする風属性必殺技。そもそもドラゴンインパルス自体がオーバーキル。ドラゴンインパルスを使うまでもなく2倍継承技で落ちる。
グレイドモン低耐久故に完全体にすら恐怖せねばならない。
物理アタッカー全般物理耐久が低すぎるため、データ種以外では壊滅的なダメージを狙える。

対策 Edit

 物理耐久が極めて低い。ワクチン種どころかウィルス種、フリー種でも十分なダメージが期待できる。

トランプ・ソードは威力が高い上にサポートエンド効果まで付く強力な技。

攻めと妨害を同時にこなしてくるので早めにダウンさせておかないと戦略をガンガン崩壊される。

ピエモンが暴れれば暴れる程後手後手へと回ってしまう為、たかが低耐久と思わず倒せるシーンで必ず倒した方が良い。