ピノッキモン
freeze
contents
概要(長所・短所・必殺技・SS・期待される役割など)
メモリ18の究極体。
同メモリ帯のデジモンと比べて、合計ステータスが低く設定されている。
攻撃力と防御力が高め。知力もそれなりにあるが、不安なHPと最低の素早さが厳しい。
必殺技は威力125の地面属性単体攻撃『ブリットハンマー』。
50%の確率でスタンさせる。不意に行動順を遅らせるのは中々強力。数少ない個性となり得る。
しかし悲しいかな、同メモリであるメタルエテモンの『バナナスリップ』のスタン率は80%である。
威力も115とあまり変わらない上に、あちらは(才能補正が前提の)魔法型であり、競合相手となるデジモンは存在せずSSも優秀である。
但し、あちらは元となる知力が非常に低い為、火力特化したならば攻撃力の高さで一応、差別化は可能。
また、イーバモンやダークドラモン等の一部ウイルス・電器属性には刺さり、等倍以上ダメージ+50%確率スタンを与えられる。特にイーバモンは物理防御が圧倒的に低いので、それに対しては強い……と思われる。
br
SS『奇怪な踊り』は通常攻撃をした時に、10%の確率で相手を混乱にする効果。
狙って混乱を掛けるのはあまりにも厳しく、実用性は低い。同SSで固めようにも、パンプモン以外は全てウィルス種が故かなり無理がある。
単に攻めるだけでは他のデジモンに劣りがち。耐久を固めて敵の妨害を図りたい所。
br
無意味なSS、低い合計ステータス、3倍弱点を突かれ易い属性な上に、3倍を突く相手が少なく突ける相手がやけに固い等、固有能力だけでは採用し辛い要素が揃っており、不遇の極みを争う悲しい一体。
唯一の利点は必殺技に追加効果がある点だろうか。
ステータス配分において、アタッカーの要である攻撃力に振ろうにも、HPや素早さ等振っておきたい箇所が非常に多いのも辛い。
基礎攻撃力では1.5~2倍を突いた程度では、ロクな火力を出せない為、ステータス配分、装備品、他2体のデジモンを駆使ししっかりと補助したい。
そこそこある知力から、知力を補強しての両受け……となると、素のステータスが酷似したキングエテモンが必殺技、SS共に優秀な上に3倍も突かれにくい属性の為、知力型の選択も薄い。
スタン性能、両受け性能どちらもエテモンコンビに遥かにリードされているのが辛い。
一応、両者の中間の見方もできるが……。
br
仮に通常アタッカーとして活用しようものなら、今度はメタルガルルモン(黒)が立ち塞がる。
ステータスはかなり似ているが、総合的にはメタルガルルモン(黒)の方が基本値が20優秀であり、ステータス面では知力以外全て完敗。
あちらはスタン効果こそ無いが、状況に応じて使い分けられる必殺技を2つ持っており、更に両方とも物理攻撃である為、必殺技には恵まれている。
SSが期待出来ないのはお互い様である為、この点においては互角。
但し、あちらはワクチン種から必殺技で3倍ダメージを、滅多に受けない電気属性であり、グレイソードやFシャイニングバーストで焼かれる心配があるこちらよりも、属性面では優位に立っている。
一応「継承技の枠に自由度がある」ものの、ガルルトマホークは対策されにくい無属性かつ威力も高く、2倍を突くだけでそれなりの火力は出せる。こちらのブリットハンマーは環境に出る電気属性データ種が、あまりに少な過ぎるのも厳しい(居てもグランドロコモンやボルトモンと、明らかにピノッキモンの火力を上回る物理耐久の持ち主しか居ない)。
スタンを活かすにも両刀にしようにも物理にしようにも、同メモリに敵があまりにも多く、それら全てを活かそうにも、素のステータスが何故か低い始末。流石に3つ欲張ろうとせず、求める物を2つに抑えたならばまだ道はあるはずだろう。
br
だが、ブリットハンマーのスタン発生率は50%と十分に高い(そもそも、バンチョーレオモンやメタルエテモンのスタン発生率がおかしい)のも事実である。
そこで個性や才能、スロットの全てを素早さに割り振り、数撃ちゃ当たるの精神で必殺技を連発し、相手パーティの主力デジモンをスタンで拘束する戦法(奇策?)もある。
威力は疎か場持ちも期待出来ないが、相手にとって主力デジモンを思うように動かせないのは、精神的に堪えるものがあり、文字通り「鉄砲玉」としてハデに暴れて散って逝こう。
尚、メタルエテモンで同様の芸当をすればスタンの成功確率も高く、かつSSで味方の強化が可能の点で優れているのは勿論だが、上記の通りメタルエテモンはあらゆる面がピノッキモンとは正反対に優れており、鉄砲玉に使うには勿体ない。
メタルエテモンは主力として様々な型で頑張って貰い、ピノッキモンは鉄砲玉として粉骨砕身して頂こう。
br
他に考えられるのは水・データ対策に、HPと知力を中心に高め、リフレクトミラーを主軸にする戦法。
水・データはそろって防御は低く、メタルガルルモンとクレシェモンを除けば、知力アタッカー運用が大半。
ピノッキモンは攻撃力と知力が高めなので、該当デジモン相手に3倍弱点の反撃を決めれば、それなりの嫌がらせにはなる。
過度な期待こそは出来ないが、上手くハマれば相手は動き難くなると思われる(但し、プレシオモンの必殺技は貫通技=カウンターが不発に終わる為、戦法自体が破綻し掛ける点だけは注意)。
継承技候補
継承技 | 採用理由 |
---|---|
クレセントリーフⅢ | プレシオモン等に撃つ。火力不足だが相手の防御力が低いので負担はそこそこ。 |
ヘブンズサンダーⅢ | エグザモンやデュナスモンへ撃つ。素早さが遅いので相手に何かしら行動はされてしまう。 |
フィジカルドレイン | スピリットドレインと選択。 |
パーフェクトリバイブ | かなり消耗してしまうが、どうにか実用できる。 |
ステータスバリア | 味方の状態異常対策。 |
レストア | こちらは事後対応になるが、サポートエンドを治せる。 |
ファイナルヒール | 回復量にはあまり期待できない。使うなら知力を高めてから。 |
メンタルチャージフィールド | 知力を高めて要塞化。防御力も高いので崩れにくくなる。 |
装備品候補
装備品 | 採用理由 |
---|---|
マスターバリア | 状態異常対策。 |
HPアタッチA | 素のHPが低いので、付けるだけでも劇的に耐久が向上する。 |
フレアガードDX | 折角の物理耐久をシャイングレイモンBMに台無しにされるのは惜しい。ただし水技の被ダメージが増えるので、オメガモンズワルトには大変弱くなる。 |
SPDアタッチA | 必殺技によるスタンを狙うならば。SPはドレイン技でカバー。 |
ステータス振り分け例
場所と配分 | その理由 |
---|---|
HP+500、知力+100 | 耐久重視の配分。物理と魔法を両受けしながら反撃していく。 |
攻撃力+150 | 敵の想定を超える火力を出す。 |
相性のいい味方デジモン
デジモン | その理由 |
---|---|
ホーリードラモン | バフを早めに完成させたいなら。 |
ブレイクドラモン | 地属性技の威力+10%、攻撃力+10%でブリットハンマーを強化。但し、種族が被るので注意が必要。 |
メタルガルルモン | 天敵であるシャイングレイモンBMに強い。よりにもよってこいつに救われるのは、ピノッキモンとしては癪かもしれない。 |
天敵となる敵デジモン
デジモン | その理由 |
---|---|
シャイングレイモンBM | 悪くない物理耐久でもさすがに威力200は耐えられない。フレアガードDXを積み、耐えた所でブリットハンマーを叩きこみ、シャイニングバースト後の大幅なディレイを加速させてやろう。 |
オメガモン | グレイソードを受ければ一たまりも無い。シャイングレイモンBM程では無いがやはりディレイにスタンを打ち込んでやりたい。 |
タイラントカブテリモン | 高い防御が意味を為さない火属性大貫通。加えてウイルス種のためデータ種にも大きな負担をかけられてしまう。こちらも大きなディレイにスタンをぶちこみたい。 |
対策
火力は基本的に低い。防御力が高いと言ってもシャイングレイモンBMのFシャイニングバーストは耐え切れない。
ブリットハンマーのスタンには注意。不意に行動順をズラされて作戦が台無しになる場合も。