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#pulldown(,---見出しへ移動---) *ステータス [#qdb0a9ae] |CENTER:150|CENTER:80|CENTER:120|CENTER:40|CENTER:40|CENTER:120|c |~R|>|>|>|>|~No.204| |&attachref(20400.jpg,nolink,我が指揮に踊れ、死神,234x400);|>|>|>|>|>| |~|~クラス|>|>|>|アヴェンジャー| |~|~属性|>|>|>|混沌・悪| |~|~真名|>|>|>|アントニオ・サリエリ| |~|~時代|>|>|>|1750年8月18日~1825年5月7日| |~|~地域|>|>|>|欧州| |~|~筋力|B|>|~耐久|C| |~|~敏捷|A|>|~魔力|C| |~|~幸運|B|>|~宝具|C| |~|>|>|>|>|~能力値(初期値/最大値)| |~|~HP|>|>|>|1411/7840| |~|~ATK|>|>|>|1509/8125| |~|~COST|>|>|>|7| |~|~コマンドカード|Quick×1|>|Arts×2|Buster×2| |>|>|>|>|>|~特性| |>|>|>|>|>|LEFT:サーヴァント、地属性、混沌属性、悪属性、人型、男性、愛する者、☆3以下の味方、ヒト科のサーヴァント| |~保有スキル|>|~効果|~継続|~CT|~取得条件| |無辜の怪物[EX]|>|LEFT:自身に毎ターンスター獲得状態を付与[Lv.1~]|3|7|LEFT:初期スキル| |~|>|LEFT:自身のクリティカル威力をアップ(3回)[Lv.1~]|5|~|~| |慟哭外装[A]|>|LEFT:自身のArtsカード性能をアップ(3回)[Lv.1~]|5|7|LEFT:霊基再臨×1突破| |燎原の火[B]&br;〈強化後〉&br;おぞましき燎原の火[A+]|>|LEFT:敵単体の防御力をダウン(3回)[Lv.1~]|5|7|LEFT:霊基再臨×3突破| |~|>|LEFT:自身のスター集中度をアップ[Lv.1~]&color(gold){▲};|1|~|LEFT:幕間の物語クリア| |~|>|LEFT:自身のクリティカル威力をアップ[Lv.1~]&color(gold){▲};|~|~|~| |~クラススキル|>|>|>|>|~効果| |復讐者[C]|>|>|>|>|LEFT:自身の被ダメージ時に獲得するNPアップ| |~|>|>|>|>|LEFT:自身を除く味方全体<控え含む>の弱体耐性をダウン【デメリット】| |忘却補正[B]|>|>|>|>|LEFT:自身のクリティカル威力をアップ| |自己回復(魔力)[C]|>|>|>|>|LEFT:自身に毎ターンNP獲得状態を付与| |~アペンドスキル|>|>|>|>|~効果| |追撃技巧向上|>|>|>|>|LEFT:自身のExtraAttackカードの性能をアップ[Lv.1~]| |魔力装填|>|>|>|>|LEFT:自身のNPをチャージした状態でバトルを開始[Lv.1~]| |対キャスター攻撃適性|>|>|>|>|LEFT:自身の〔キャスター〕クラスに対する攻撃力をアップ[Lv.1~]| |>|~宝具|~種類|>|~ランク|~種別| |>|&ruby(ディオ・サンティシモ・ミゼルコディア・ディ・ミ){''至高の神よ、我を憐れみたまえ''};|Arts|>|C|対軍宝具| |>|>|>|>|>|~効果| |>|>|>|>|>|LEFT:敵全体に強力な攻撃[Lv.1~]&敵全体のArts攻撃耐性をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+味方全体のスター発生率をダウン(3ターン)【デメリット】| &br; **各レベル毎のステータス [#d09afa7e] #region(+クリックで展開) |CENTER:70|CENTER:100|CENTER:100|CENTER:5|CENTER:70|CENTER:100|CENTER:100|c |~レベル|~HP|~ATK||~レベル|~HP|~ATK| |1|1,411|1,509||70|7,840|8,125| |10|2,246|2,369||>|>|~聖杯転臨| |20|3,178|3,328||80|8,765|9,077| |30|4,111|4,287||90|9,697|10,037| |40|5,043|5,247||100|10,630|10,996| |50|5,975|6,206||110|????|????| |60|6,907|7,165||120|????|????| #endregion &br; **イラストの変化 [#zef1161f] #region(イラスト:PFALZ (+クリックで展開)) &attachref(./20401.jpg,nolink,初期状態,145x250);→&attachref(./20402.jpg,nolink,霊基再臨1回目,145x250);→&attachref(./20403.jpg,nolink,霊基再臨3回目,145x250);→&attachref(./20404.jpg,nolink,霊基再臨4回目,145x250); #endregion &br; **霊基再臨 [#u07f2043] #region(+クリックで展開) |CENTER:200|CENTER:110|CENTER:1|CENTER:200|CENTER:110|c |BGCOLOR(#ffddcc):~霊基再臨×1|~必要レベル:30||BGCOLOR(#ccfff7):~霊基再臨×2|~必要レベル:40| |~素材|~個数|~|~素材|~個数| |虚影の塵|8|~|禁断の頁|8| |凶骨|8|~|無間の歯車|8| |~QP|30,000|~|~QP|100,000| |>||~|>|| |BGCOLOR(#ccffcc):~霊基再臨×3|~必要レベル:50||BGCOLOR(#ffcce6):~霊基再臨×4|~必要レベル:60| |~素材|~個数|~|~素材|~個数| |ゴーストランタン|8|~|蛮神の心臓|8| |封魔のランプ|8|~|血の涙石|8| |~QP|300,000|~|~QP|900,000| #endregion &br; **保有スキル強化 [#b4237ef9] #region(必要アイテム表+クリックで展開) |~レベル|~必要QP|~必要アイテム|~無辜の怪物[EX]|~備考|h |~|~|~|~毎ターンスター獲得量|~| |CENTER:|RIGHT:||CENTER:|CENTER:|c |~1|---|---|+5個|| |~1⇒2|50,000|愚者の鎖×8|+6個|| |~2⇒3|100,000|万死の毒針×8|~|| |~3⇒4|300,000|魔術髄液×10|+7個|| |~4⇒5|400,000|鳳凰の羽根×10|~|| |~5⇒6|1,000,000|宵哭きの鉄杭×10|+8個|CT-1| |~6⇒7|1,250,000|励振火薬×12|~|| |~7⇒8|2,500,000|永遠結氷×12|+9個|| |~8⇒9|3,000,000|智慧のスカラベ×12|~|| |~9⇒10|5,000,000|伝承結晶×1|+10個|CT-1| #endregion &br; **アペンドスキル強化 [#AppendSkill_Strengthening] #region(必要アイテム表+クリックで展開) |~レベル|~必要QP|~必要アイテム|~追撃技巧向上|~魔力装填|~対キャスター攻撃適性|h |CENTER:|RIGHT:||CENTER:|CENTER:|CENTER:|c |~1|---|サーヴァントコイン×120|+30%|+10%|+20%| |~1⇒2|X万|○の輝石×X|+32%|+11%|+21%| |~2⇒3|X万|○の輝石×X|+34%|+12%|+22%| |~3⇒4|X万|○の魔石×X|+36%|+13%|+23%| |~4⇒5|X万|○の魔石×X、アイテム×|+38%|+14%|+24%| |~5⇒6|X万|○の秘石×X、アイテム×|+40%|+15%|+25%| |~6⇒7|X万|○の秘石×X、アイテム×|+42%|+16%|+26%| |~7⇒8|X万|アイテムA×X、アイテムB×X|+44%|+17%|+27%| |~8⇒9|X万|アイテムA×X、アイテムB×X|+46%|+18%|+28%| |~9⇒10|X万|伝承結晶×1|+50%|+20%|+30%| #endregion &br; *セリフ [#vb7337aa] #region(CV:関俊彦 (+クリックで展開)) //同項目内の順はボイスページのものに準ずる |CENTER:100||LEFT:495|c |>|~CV|関俊彦| |~開始|~1|「さぁ、終焉の音色を奏でろ!」| |~|~2|「静粛に。最期の時を速やかに受け入れろ」| |~スキル|~1|「我が指揮に踊れ、死神」| |~|~2|「ウオオォォウゥゥ!!」| |~コマンドカード|~1|「殺す」| |~|~2|「オォォォ……!」| |~|~3|「コロス!コロスゥッ!」| |~宝具カード|~1|「行くぞ、公演の始まりだ」| |~|~2|「フッフッフッフッフ、ッァハッハッハッハッ!」| |~アタック|~1|「フンッ!」| |~|~2|「フッフッフッ、ハッハッハッハ!」| |~|~3|「フッフッフッフ、ッハッハッハッハッハッハッハッハッ!」| |~|~4|「オォォォォオオオオオオオ!」| |~エクストラアタック|~1|「我が調べを聴け、そして死ね!」| |~|~2|「デクレッシェンド、クレッシェンド、フォルテッシモ!」| |~宝具|~1|「我は死だ、我は神に愛されしものを殺すのだ! 『&ruby(ディオ・サンティシモ・ミゼルコディア・ディ・ミ){至高の神よ、我を憐れみたまえ};』!」| |~|~2|「オォォ……オォォォォ……! ゴットリープ・モーツァルトォォ……! 『&ruby(ディオ・サンティシモ・ミゼルコディア・ディ・ミ){至高の神よ、我を憐れみたまえ};』!」| |~ダメージ|~1|「ぬおぉぉぉぉ! 我が魂に、痛みなぞ……!」| |~|~2|「ぬんッ……!」| |~戦闘不能|~1|「公演が……終わる……」| |~|~2|「殺せるものなら……とっくの昔に殺していたさ……」| |~勝利|~1|「私は誰だ……誰なのだ……?」| |~|~2|「ウオォォォォォ……!」| |>|~レベルアップ|「我が闇は、更なる暗黒を得る」| |~霊基再臨|~1|「我が外殻、我が外装はこのように解除も出来る。だがさしたる意味はない。私は、反英雄としての殻を纏ってこその存在だ」| |~|~2|「酔狂だな。……フッ」| |~|~3|「おお……! 見よ、我が慟哭の外装を……! これぞ燎原の火に焼かれた我が魂のカタチ、我を産み落とした、悪意のナイフを翳すものどもの闇である……!」| |~|~4|「私は殺す。神に愛された男を。それ以外には何も……何も、ないのだ。諦めろ、お前の召喚したサーヴァントというのは、そういったモノなのだ」| |~絆Lv|~1|「貴様が召喚せしサーヴァントは、……ああ、サリエリではない。アントニオ・サリエリは、死んだ。死んだままだ。間違えるな」| |~|~2|「サリエリは、音楽家として尊敬を集め、数多くの音楽家やその子弟を弟子としたが、……フッ、ただの人間であったのだ」| |~|~3|「ヤツとサリエリは友人であった。確執を乗り越えて、二人は確かな友情を結んでいた。本当に。だが、神に愛されたものと、ただの人間が、真の友人たり得たのか? ……解らぬ。我には解らぬ」| |~|~4|「モーツァルトはサリエリによって殺害された。人々はそう口々に噂した。……事実ではない。偽りだ。風聞だ。おぞましくも浅ましき、悪意ある中傷に過ぎなかったが、ただの人間、一人の精神を抉るには、十分なほどの鋭きナイフではあった。あぁ、刃だ。この我が振るう、暗黒の刃。その雛形の一つとなった物だとも」| |~|~5|「我はサリエリではない。我は、……私は、神の愛し子を殺す者だ。人々に語られた伝説が産み落とした、無辜の怪物であり、灰色の男であり、サリエリの自我の欠片である。即ち……即ち……? 私は誰なのだ、マスターよ。殺すべきものを殺したとき、貴様は我に、どのように答えるのかな……」| |~会話|~1|「命令を下せ、マスター。我は死、我は闇。今は貴様の敵を殺す者だ」| |~|~2|「契約なぞ、下らん。だが、ひとたび交わした契約は絶対だ。唯一つの我が殺人を許可するならば、我は貴様に力を貸そう」| |~|~3|「ッフッフッフ。気をつけろよマスター。我は死。我が力を振るうたび、貴様は闇の淵へと近付いている」| |~|~4|「貴方の兄君には世話になった……のだろうか? いや、私は……おぉ……我は……誰なのだ……?」(マリー・アントワネット([[騎>マリー・アントワネット]])or([[術>マリー・アントワネット(術)]])所持時)| |~|~5|「リズムが合わぬ……」([[ファントム・オブ・ジ・オペラ]]orジャンヌ・ダルク([[裁>ジャンヌ・ダルク]])or([[弓>ジャンヌ・ダルク(弓)]])所持時)| |~|~6|「多少、リズムの合う者が居るようだが……」([[ジャンヌ・オルタ>ジャンヌ・ダルク(オルタ)]]or[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]所持時)| |~|~6|「多少、リズムの合う者が居るようだが……」([[ジャンヌ・オルタ>ジャンヌ・ダルク(オルタ)]]or[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]or[[巌窟王 モンテ・クリスト]]所持時)| |~|~7|「アマデウス・ヴォルフガング・モーツァルト……! 我は、貴様を殺すものである……! 貴様の名誉、貴様の曲、貴様の痕跡、全てを殺しつくそう……! 今度こそ、この手で殺してやるとも……!」([[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]所持時)| |>|~好きなこと|「演奏はいい。音楽は好きだ。それらは真に聖なるものだ。……かつてのサリエリにとっては」| |>|~嫌いなこと|「おぉ……! ゴットリープ・モーツァルトォォ……!!」| |>|~聖杯について|「聖なる杯は、砕けば如何なる音を響かせるものか……!」| |>|~イベント開催中|「命令を下せ、マスター。今は貴様の言葉に従おう」| |>|~誕生日|「近寄るな。生誕の日に、わざわざ死神と言葉を交わすなど…」| |>|~召喚|「私は、死だ。私は、神に愛されしものを殺さねばならぬ。……我が名はサリエリ。いいや。違う。私は、私は誰なのだ…………───」| #endregion &br; *マテリアル [#y0dec896] #region(絆ポイント(+クリックで展開)) |~Lv|~レベル毎|~累計|~報酬|h |CENTER:30|RIGHT:90|RIGHT:90|CENTER:110|c |~1|4,500|4,500|--| |~2|20,000|24,500|--| |~3|2,500|27,000|--| |~4|2,500|29,500|--| |~5|10,500|40,000|--| |~6|90,000|130,000|聖晶石1個| |~7|370,000|500,000|聖晶石1個| |~8|290,000|790,000|聖晶石1個| |~9|270,000|1,060,000|聖晶石1個| |~10|340,000|1,400,000|[[絆礼装>燎原の刃]]| #endregion #region(キャラクター詳細(+クリックで展開)) アマデウス・ヴォルフガング・モーツァルト! ───我は、貴様を殺すモノである。~ 貴様の名誉、貴様の曲、貴様の痕跡、 すべてを殺し尽くそう。 貴様がよもや地上へ現界した暁には、 今度こそ、この手で殺してやるとも。 ゴットリープ、神に愛された男よ。 #endregion #region(絆レベルを1にすると開放 (+クリックで展開)) 身長/体重:181cm・65kg 出典:『灰色の男』、モーツァルト暗殺伝説など 地域:欧州 属性:混沌・悪 性別:男性 独り言が多い。ジャンヌ・ダルク・オルタや巌窟王とは波長が合う(と本人は思っている)。 ファントムとは波長が合わない。 マリー・アントワネットの前では借りてきた猫のように大人しくなる。 #endregion #region(絆レベルを2にすると開放 (+クリックで展開)) マスターの命令に従い、 対象を速やかに仕留める優秀なサーヴァント。 そこに人間的な性格や意思が介在する事はない。~ 本来は思慮深く、落ち着いた性格の持ち主。 だが、無辜の怪物と化してしまった事でサリエリの精神は既にひび割れている。 死神の伝説にも等しい『灰色の男』と融合した事も悪い方へ働いた。 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトを目にした時、彼は恐らく、マスターの命令を無視し、殺戮の暴走機械となり果てるのだろう。 #endregion #region(絆レベルを3にすると開放 (+クリックで展開)) ○無辜の怪物:EX 生前のサリエリは誰をも殺してはいない。 だが、後年に流布された暗殺伝説が世界へと浸透するにつれ、アントニオ・サリエリは無辜の怪物と化す他になかった。 本来は別個のスキルである『自己否定』が融合し、一種の複合スキルとなっている。~ ○慟哭外装:A サリエリは反英雄としての外殻・外装を纏う。 これは、モーツァルトについての記録にしばしば登場する『灰色の男』───1791年7月に現れて「レクイエム・ニ単調」の作曲を依頼したという死神の如き存在と混ざり合い、習合したが故の能力である。 戦闘時、サリエリは自動的にこれを身に纏い、殺戮の戦闘装置として稼動する。~ ○燎原の火:B 呪わしいほどに広まっていった風聞、モーツァルト暗殺伝説の流布はまさしく、燎原の火の如くであったという。アヴェンジャー・サリエリは、自らを生み出したに等しい人々の悪意、中傷、流言飛語、デマゴーグ、おぞましき囁きを自らの力とする。 対象とした集団の精神をたちまち弱体化させる他、強烈な精神攻撃としても機能する。 対象が魔術的防御手段を有していなければ、自死させる事も可能。 #endregion #region(絆レベルを4にすると開放 (+クリックで展開)) 『至高の神よ、我を憐れみたまえ』 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:50人 ディオ・サンティシモ・ミゼルコディア・ディ・ミ。 一箇の生物にとっては制御不能なまでに巨大な殺意を圧縮し、凝固させ、更には魔力と混ぜ込むことで、精神と肉体の双方を蝕む破滅の曲を奏でてみせる。 生前のアントニオ・サリエリが決して持ち得る筈のなかった、無辜の怪物たるサーヴァント───アヴェンジャー・サリエリだけが有する、絶技にして音楽宝具である。~ ……だが悲しきかな。~ アマデウスに匹敵するほどのその『音楽』を、 アヴェンジャーと化したサリエリは永遠に『音』として認識できない。 #endregion #region(絆レベルを5にすると開放 (+クリックで展開)) ───アントニオ・サリエリは、アマデウス・モーツァルトの友人であった。~ 本来であれば反英雄として座に刻まれる事などなかっただろう。 サリエリはかつての宮廷楽長の立場を追われはしたものの、尊敬すべき音楽家として尊敬を集める存在であり、数多くの音楽家やその子弟を弟子にしていた。その中にはモーツァルトの一番弟子であったジュスマイヤーやモーツァルトの息子であるフランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト、そしてベートーヴェンらが含まれた。~ だが、1820年代、「モーツァルトはサリエリによって殺害された」という伝説が突如として世界に広まっていった。事実と異なっているにも関わらず、人々は「神に愛された天才と、それを深く恨み命を奪わんとした秀才」という残酷な物語を夢想した。 老年のサリエリが弟子モシェレスへと告げた「悪意ある中傷以外のなにものでもない」という言葉さえ、罪の告白として流布された。罪を悔いて、老人は自らナイフで喉を切ったとする噂さえまことしやかに囁かれた。 #endregion #region(Lostbelt No.1クリアおよび絆Lv.5で開放 (+クリックで展開)) そして、長い時を経た後。 謂われなき暗殺伝説によって存在を歪められ続けたサリエリの存在は、同じくアマデウスの最後にまつわる伝説『灰色の男』と習合し、サーヴァントとして現界を果たす。 人を害する反英雄───~ 悲しきもの。 怒れるもの。 神の愛し子を殺すもの。 一騎の、無辜の怪物として。~ ◆~ その由来から、 サーヴァント・サリエリは攻撃的な存在であり、 意思疎通が困難なタイプのサーヴァントである。 扱いには注意が必要だろう。 (異聞帯における現界時には、何らかの補正によってある程度の理性が存在していたものと思われる) #endregion &br; *ゲームにおいて [#in_the_fgo] -☆3アヴェンジャー。「[[永久凍土帝国アナスタシア>ロストベルトNo.1 “獣国の皇女”]]」クリア後にストーリー召喚のラインナップに''のみ''追加される、いわゆる「スト限」サーヴァント。 --アヴェンジャー、ひいてはエクストラクラスにおいては初の、聖晶石召喚から排出される星3以下サーヴァントである。 ---低レア扱いのサーヴァントとしては、初期配布の[[マシュ>マシュ・キリエライト]]とフレンドポイント召喚限定の[[アンリマユ]]が該当する。 ---普段は入手する機会が稀なものの、クラス別ピックアップ召喚が開催されるとエクストラクラス唯一の☆3と言うことで入手しやすさが飛躍的に上がるため、エクストラクラスとしては狙って宝具Lvを上げやすいのが長所。のちに[[徐福]]が実装されたため唯一ではなくなった。 -ステータスは極端なATK特化でATKがHPを上回る。☆4に匹敵するほどの高ATKを誇るが、その代償としてHPが☆2にも劣り、耐久面に難あり。 カード構成はB2枚(3Hit)、Q1枚(3Hit)、A2枚(2Hit)のセイバータイプ。NP効率は並程度だが「自己回復(魔力)」で毎ターン微増する。 **スキル解説 [#skill] -全てに回数制限があり、自身のみでは継続して火力を出しにくい代わりに、瞬間火力を出せる方ではある。 --「''無辜の怪物 EX''」 自身に毎ターンスター獲得状態付与(3T)&クリティカル威力アップ(3回・5T) #region(&color(Blue){スキル倍率};) |CENTER:250|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|c |~スキルLv.|~Lv1|~Lv2|~Lv3|~Lv4|~Lv5| |毎ターンスター獲得|5個|>|6個|>|7個| |クリティカル威力アップ|20%|21%|22%|23%|24%| |~スキルLv.|~Lv6|~Lv7|~Lv8|~Lv9|~Lv10| |毎ターンスター獲得|>|8個|>|9個|10個| |クリティカル威力アップ|25%|26%|27%|28%|30%| #endregion ---スター獲得量はLv10で10個と標準的。 ---クリティカル威力アップはそこそこの倍率だが、アヴェンジャーのためスター集中度が低く自身でクリティカルを出すのは難しい。 回数制で''クリティカルが発生した場合のみ消費される''ため、クリティカルが発生しなければどれだけ攻撃しても5ターンの間効果が持ち越される。 --「''慟哭外装 A''」 自身のArtsカード性能アップ(3回・5T) #region(&color(Blue){スキル倍率};) |CENTER:250|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|c |~スキルLv.|~Lv1|~Lv2|~Lv3|~Lv4|~Lv5| |Artsアップ|20%|21%|22%|23%|24%| |~スキルLv.|~Lv6|~Lv7|~Lv8|~Lv9|~Lv10| |Artsアップ|25%|26%|27%|28%|30%| #endregion ---宝具およびカード強化用。回数制で継続ターンが長い分、上昇値は持続強化系水準。 ただしArtsカードを選択しなければ長く付与され続けるので、案外無駄が無い。 --「''燎原の火 B''」→「''おぞましき燎原の火 A+''」 強化前:敵単体の防御力ダウン(3回・5T) 強化後:敵単体の防御力ダウン(3回・5T)+''自身のスター集中度アップ''(1T)&''クリティカル威力アップ''(1T) #region(&color(Blue){スキル倍率(強化前)};) |CENTER:250|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|c |~スキルLv.|~Lv1|~Lv2|~Lv3|~Lv4|~Lv5| |防御力ダウン|20%|21%|22%|23%|24%| |~スキルLv.|~Lv6|~Lv7|~Lv8|~Lv9|~Lv10| |防御力ダウン|25%|26%|27%|28%|30%| #endregion #region(&color(Blue){スキル倍率(強化後)};) |CENTER:250|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|c |~スキルLv.|~Lv1|~Lv2|~Lv3|~Lv4|~Lv5| |防御力ダウン|20%|21%|22%|23%|24%| |クリティカル威力アップ|%|%|%|%|%| |~スキルLv.|~Lv6|~Lv7|~Lv8|~Lv9|~Lv10| |防御力ダウン|25%|26%|27%|28%|30%| |クリティカル威力アップ|%|%|%|%|%| #endregion ---ダウン値は悪くないが回数制かつ単体付与であり、3回攻撃すると効果が切れてしまう。 敵が複数いる場合や補助宝具を使わない限りほとんど1ターンのデバフと変わらず、ブレイブチェインだとEX攻撃時には効果が終了してしまう。 ---幕間の物語をクリアすることで「おぞましき燎原の火」に変化。新たに1ターンのスター集中とクリティカル威力アップが追加される。 スター集中はアヴェンジャーでも有効に機能する上昇値を誇り、「無辜の怪物」で得たスターを自己活用できるようになる。さらにクリティカル威力アップの性能が凄まじく、元々の防御ダウンや他スキルも含めると強烈なダメージソースと化す。 **宝具解説 [#noble_f] -「&ruby(ディオ・サンティシモ・ミゼルコディア・ディ・ミ){''至高の神よ、我を憐れみたまえ''};」 Arts属性全体攻撃&Arts攻撃耐性ダウン(3T)+味方全体のスター発生率ダウン(3T・デメリット) --表記は異なるがデバフは[[百貌のハサン]]と同種のA耐性ダウン。その後のArtsカード性能を底上げしてくれる。 --デメリットのスター発生率ダウンは、自身がArtsパと相性が良い点やスター獲得スキル持ちな点から、そこまで気にする要素ではない。 **総評 [#total_eva] -基本的にアタッカーを担うより味方支援が得意。だが自分も容赦なく殴るという感覚。サポーターが充実している最近では自分がとにかく殴る戦法も有効になってきている。 --デメリットのない「無辜の怪物」や防御ダウン&Arts耐性ダウンで味方を支援しつつ、状況次第で自身もアタッカーになれる。特に「おぞましき燎原の火」習得後は屈指のクリティカルアタッカーと化し、等倍相手でも大ダメージを生み出しやすくなる。 -[[キャストリア>アルトリア・キャスター]]や[[玉藻の前]]、[[パラケルスス>ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス]]などのArtsサポーターと組めば、低コストのArtsシステムアタッカーとして活躍できる。 自身のスキルとのかみ合いも良く、自己回復(魔力)で微量ながらNPのフォローもできるので、敵が2体以下のwaveが混じらない限りシステムの難易度は低め。 スキル3強化後は3waveに現れるHPが高めのエネミー相手にも対応可能となり、活躍の幅がさらに広がるだろう。 --EXクラスのシステムアタッカーということで等倍での運用を目指したいところだが、バフが少ないためキャストリアで挟みかつ極地礼装Lv10を使ってもせいぜい10万程度と火力は十全とは言い難く、コレに伴いオーバーキルを取りにくいので実際にはNP面も若干難しい。 要するに''火力不足が要因で機能不全に陥るケースが多い''ので、[[黒の聖杯]]や各イベントの特攻礼装を用いて大幅に火力を上げられれば使用感は一転。低コストで宝具演出も早く火力も問題無しの優秀な万能アタッカーとして扱えるケースが大幅に増える。 ---この特性上使い倒すなら聖杯転臨も充分に視野。Lv90まで上げるとアヴェンジャー補正も合わせればバランス型☆5に匹敵するだけのATKに伸びる。この時宝具5であればこちら同様に☆5でArts全体宝具のアヴェンジャーである[[カーマ(讐)]]の宝具2と比べて尚特攻抜きであれば遜色ない火力が出るなど、コストの低さだけでなく火力でもそこそこのレベルになれる。 ---参考までに、完凸Lv100の黒聖杯を使うとWキャストリアでスキル3なしの相手に天地人・クラス等倍で12.6万、スキル3ありの相手に15万。完凸特攻礼装(特攻200%)の場合、仮に礼装自体のATKやバフ効果を0と見なしてもスキル3なしに16万、スキル3ありに20万出せる。 実際には概念礼装及び魔術礼装のATK加算及び各バフが入ることも考えれば、一部の変則構成クエストや高HPすぎるエネミーが居る場所を除き大体はなんとかなる水準である。 勿論聖杯転臨をすれば更にこの数字は伸び、Lv90あたりになればスキル3を使わなくても単体20万オーバーの火力程度なら容易に引き出せる。 --また、2021年のハロウィンイベントやアヴァロン・ル・フェの一部メインクエストのように「1waveにエネミーが同時に4体以上出現する」場合、例え狂クラス相手でもシステム可能になる確率がぐっと上がる。一例として、同時4体以上で最悪なパターンである「狂4体相手に全くオーバーキルに届かなかった」場合を想定してもWキャストリアのみで70%以上稼ぎ、「2004年の断片」バフも入れれば自己回復(魔力)と合わせて100%が確定する。 実際にはこの「最悪なパターン」のステージはゲームバランス的にもそうそうないと思われる為、4体以上ならばまず安定して連射可能と考えていい。 -難点は耐久面が低いこと。☆3ワーストのHPで回避も無敵もなく、ほとんどのクラスから等倍でダメージを受けるクラスなので、クリティカルや集中砲火で即落ちする不安が付きまとう。 聖杯転臨してステータスを底上げするか、敵が相性優位のルーラーでない限りは途中で落ちる前提で運用するか、味方の手厚いフォローでカバーしよう。 編成面で相性がいいのはArts主体でスターも生産出来るサーヴァントだが、いなくても敵クラスを問わない星出し&防御デバフ要員として働く事は可能。恒常入手可能な中では[[ランスロット(剣)]]、[[アンデルセン>ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]、[[アマデウス>ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]、[[ギルガメッシュ(術)]]、[[エミヤ(殺)]]、[[ジャンヌ>ジャンヌ・ダルク]]あたりと相性がいい。 --なお因縁の相手である[[アマデウス>ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]との相性だが、宝具含めArts4枚持ち・低めのスター集中率・ゲーム内最強のスター獲得スキル(最大50)と…皮肉にもサリエリが求める要素全てを兼ね備えた理想的なパートナーである。 -霊基再臨ごとのモーションが非常に凝っているのも特徴。というより再臨ごとの外見が異なり過ぎている。 --初期状態はストーリーでもNPCゲストとして使える。 第一再臨ではまさかの生前の姿になる。しかも戦闘モーション時にわざわざ慟哭外装を纏うという変身ヒーローのような演出となる。ただし、その他は初期と同じ。 --第三再臨では人外じみた姿となり、浮遊する。基本モーションは変わらないものの演出がさらに凝り、もはや☆3とは思えない作り込みが見られる。 -敵対する場合、アヴェンジャークラスは弱点が突きづらい。 有利クラスの[[BB]]の他、[[男性特攻>エウリュアレ]]、[[悪特攻>ヴラド三世(EXTRA)]]、また[[ブリュンヒルデ]]の宝具などの特攻攻撃を用いたい。 **概念礼装について [#craft_e] -Arts+スター獲得の「[[ショコラティエ]]」や「[[次期当主会議]]」が性能面でマッチしている。スター獲得に振り切るなら「[[2030年の欠片]]」も候補に入る。 -Artsシステムアタッカーとして運用する際は、自分の所持しているサーヴァントや魔術礼装、敵のクラス次第で礼装を選ぶことになる。 キャストリア未所持、敵がバーサーカーやアサシン、敵が2体以下などでNPが不足する場合「[[カレイドスコープ]]」や「[[虚数魔術]]」を始めとするNPチャージ礼装が必須。 イベント報酬や期間限定ガチャにはNP50%チャージ礼装が多いので、これを使うのもアリ。中でも「[[蒼玉の魔法少女]]」や「[[ペインティング・サマー]]」が特に相性が良い。火力のことを考えるなら「[[ダイブ・トゥ・ブルー]]」や「[[ハロウィン・プリンセス]]」、クリティカルも視野に入れるなら「[[聖夜の晩餐]]」「[[天鬼姫]]」「[[ニュー・ビギニング]]」など。 Wキャストリアを編成できるなら初期NPチャージの無い礼装を装備できる。火力をとるなら「[[黒の聖杯]]」一択、リチャージを考慮するなら「[[笑顔のしるし]]」や「[[ロイヤル・アイシング]]」などが候補。 入手難易度の低い恒常礼装から選ぶ場合、「[[毒蛇一芸]]」が第一候補、「[[願望の器]]」もNP50%チャージと宝具威力アップで相性良し。リチャージが多いキャスター3体ならばサポートのキャストリア+パラケルススでも「[[龍脈]]」でシステム可能。 -絆Lv10で[[専用礼装>燎原の刃]]を入手できる。効果は味方全体のArtsカード性能を10%アップ&NP獲得量を10%アップ。 **性能比較 [#spec_com] #includex(サーヴァント性能比較表,section=(num=36),titlestr=off,firsthead=off) *小ネタ [#ce95d0cf] #region(+クリックで展開) -アントニオ・サリエリ。18世紀イタリアに生まれた音楽家。 神聖ローマ・オーストリア帝国の宮廷楽長という当時のヨーロッパ音楽界ではトップの立場にいた人物で、ベートーヴェンやリスト、シューベルトのみならず、[[モーツァルト>ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]の息子フランツ・クサーヴァーをも育てており、優秀な若手音楽家には無償でのレッスンや資金援助も行っていた。 --彼を宮廷楽長に任命したのは[[マリー・アントワネット]]の兄に当たるヨーゼフ2世。マリー所持時の特殊会話でも名前こそ出ないが言及されている。 --サリエリが最も得意とした領域はオペラであり、「ダナオスの娘たち」「タラール」「見出された[[エウローパ>エウロペ]]」など40を超える作品がある。 -“同時代の音楽家[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]の死はサリエリによる毒殺である”という噂はサリエリの生前から存在していた。 彼とアマデウスの関係や毒殺説は、1979年の戯曲、および1984年の映画『アマデウス』で題材にされている。 #region(映画「アマデウス」について) -本作の音楽と指揮を全面的に担当したモーツァルト研究の第一人者であり指揮者、ネヴィル・マリナー氏によれば、サリエリは晩年精神的に疲弊しており、「モーツァルトを殺したのは私だ」と二度懺悔したという。実際彼を手にかけた証拠はないが、モーツァルトがオーストリア宮廷で成功しないようサリエリが糸を引いていたことは、当時の証言として残っているようだ。 この二つの説に関しては、劇中でも印象的な形で取り上げられている。 -作中におけるサリエリは毒殺ではなく、父の死に負い目を感じて苦悩するモーツァルトを、まさにその父の姿を借りて絶望の淵に追いやり破綻させるという形で復讐を遂げている。モーツァルトの死の起点となった「レクイエム」については、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]の小ネタを参照。 -サリエリの復讐やモーツァルトの死因にまつわる部分はフィクションに違いなく、「天才と秀才」という安直な二項対立のイメージを招いたことも確かである。しかし本作は、サリエリがモーツァルトに嫉妬していただけでなく、確かにその才能と曲を敬愛していたこともわかる内容になっている。モーツァルトの天才性とサリエリの複雑な内面が余計な独白なく、繊細に描かれた良作であり、サリエリ好きならば一見の価値あり。 #region(Fate版サリエリとの関連性) -「敬虔で真摯な自分に才能を与えず、下品で非常識なモーツァルトを愛した神」を憎み、復讐を誓うシーン。宝具や各セリフの元ネタになっていると思われる。 -ありし日の父=死神の黒装束。FGOではモーツァルトもかなり黒いので何とも言えないが、黒を基調とした衣装はここから着想を得ていると考えられる。 もしくは共同墓地に運ばれるモーツァルトの棺を見送った際の喪服か。 -サリエリ演じる、モーツァルトを“呪い殺した”父の影を象った有名なメインビジュアル。[[モーツァルト>ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]とサリエリのセイントグラフ4段階目はこの絵のオマージュだろう。 #endregion #endregion --毒殺説はあくまでも噂に過ぎず、モーツァルトとの確執が囃し立てられたのも、音楽界のイタリア派とドイツ派の派閥対立という側面が大きい。 そもそも地位も評判も高く経済的にも成功していたサリエリには、若輩(サリエリはモーツァルトよりも6歳年上)でさほど高い地位にも就いていないモーツァルトを殺す理由がなく、サリエリ自身はモーツァルトの作品を高く評価していたことが判明している。 --音楽家のロッシーニより「毒殺したのは本当か」と尋ねられた際にサリエリ自身もこれを否定している。しかし毒殺の濡れ衣にはずいぶん心を痛めていたらしく、晩年の入院生活(これも精神病と言われたが実際は痛風である)で参っていたこともあり、弟子のモシェレスにわざわざ自らの無実を訴えた所逆に勘ぐられ、彼の日記に「モーツァルトを毒殺したに違いない」と書かれてしまった。%%サリエリさんは泣いていいと思う。%% -Fateにおいては上述のアマデウスとの対立・毒殺説による「無辜の怪物」が、サーヴァントとしてのサリエリの霊基に大いに影響してしまっている。 --本来のサリエリという人物は、当人の音楽家としての成功はもちろんのことながら、音楽教育や慈善事業にも熱心に取り組んだ紛れもない音楽界の偉人である。 しかしその地位ゆえに音楽界の派閥対立の渦中に身を置かざるを得ず、晩年に根も葉もない『モーツァルト毒殺説』が流布され、死後その功績からは不可解な程急速に世間から忘れ去られていった。 そして…そんな彼の名を再び有名にしたのが戯曲『アマデウス』であり、1984年の映画化の大成功によって「『&ruby(モーツァルト){天才};』と対立した『&ruby(サリエリ){秀才};』」という大衆のイメージが決定的なものとなってしまった。 --サリエリの作品を演奏しようという再評価の動きが始まり、サリエリがモーツァルトを高く評価していたということが知られるようになるのは、映画の成功で良くも悪くも知名度が上がってからのことになる。 ---2015年には、モーツァルト、サリエリとコルネッティというペンネームの作曲家が共同制作したカンタータ「オフィーリアの健康回復に寄せて」の楽譜が発見されて話題になった。 --ちなみに「無辜の怪物」による礼装を解いた状態の中の人単品では[[アヴィケブロン]]や[[シェイクスピア>ウィリアム・シェイクスピア]]以下、[[アンデルセン>ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]に匹敵する低スペックな英霊にすぎない。 ''彼のサーヴァントとしての能力はひとえに「無辜の怪物」に起因したものなのだ。'' この具現が「&ruby(どうこくがいそう){慟哭外装};」であり、本作で戦闘に用いる姿の正体である。 ---慟哭外装は『灰色の男』という、アマデウスに「レクイエム・ニ短調」の作曲を依頼したという「死神」こそがサリエリである、という風評が由来となる。 この外装のアイマスク部分は可動式になっており、アマデウスの話題を口にした時のみ隙間が開き光が漏れる。 -人間体のモデルは『ロックオペラ モーツァルト』というミュージカル中の、「L'Assasymphonie」という曲のPVのイメージからとのこと。[[PFALZ氏のツイートより。>https://twitter.com/pfl/status/984304255774281729]] --[[この時で腰に差している短剣>https://twitter.com/pfl/status/984295203988160513]]は「ミセリコルデ」と呼ばれるものであり、意味は「慈愛の剣」。瀕死の重傷を負った兵の介錯に使われたという。 --(サリエリ生誕祭の生放送にて、ゲストの音楽ライターさんがこの服装をモチーフにした格好で登場した、ある意味逆輸入) --没案の一つに、肖像画を意識した[[ショートヘアのサリエリ>https://twitter.com/pfl/status/988378029897351174?s=20]]が存在する。夏毛。 --[[Lostbelt No.1]]配信から一年記念に[[シンプルなサリエリ>https://twitter.com/pfl/status/1113884092037128192?s=20]]が公開。 -宝具「&ruby(ディオ・サンティシモ・ミゼルコディア・ディ・ミ){至高の神よ、我を憐れみたまえ};」。 制御不能なレベルにまで膨れ上がった殺意を圧縮、凝固させ、さらに魔力を加えて出来上がった精神と肉体の両方を蝕む破滅の音曲を奏でる。 無辜の怪物によって歪み、アヴェンジャーとなった結果得た絶技であり、生前のサリエリならば絶対に持ち得ることのなかった代物。 しかしながら、かの天才に匹敵するこの演奏を、復讐者サリエリは未来永劫「音」と認識できない。 --宝具演出で流れるのはモーツァルトの遺作『レクイエム ニ短調 K.626』より“怒りの日”と呼ばれる部分(Requiem in D minor, K.626 "Dies Irae")。&color(Red){ではないかと考察されているが今のところ不確定。};ちなみに二部一章のとあるボス戦で流れたBGMのほうはこの「怒りの日」のアレンジで間違いないと思われる。 ---&color(White){なお、上記のボス戦でサリエリがピアノ演奏する「怒りの日」は、よく聞くとソロではなく''連弾''であることがわかる。}; --宝具名の由来はおそらくサリエリが最晩年に書き記した言葉(Dio santissimo! misericordia di me.「至聖の神よ! 我に憐れみを」)と思われる。なお、カタカナ書きをイタリア語に直すとDio santisimo misercodia di miとなると思われるのだが、これはスペルミスと前置詞の後ろに非強勢形の人称代名詞を置いている点で間違いである。 -BモーションのSEは、どうやらサリエリの「レクイエム ハ短調」の「怒りの日」冒頭の一節のようだ。QモーションのSEも同様に、「怒りの日」の一節を使っていて、SEがめちゃくちゃ凝っている。 --サリエリのレクイエムが作曲されたのはモーツァルトの死後13年経った1804年だが、モーツァルトとは違って誰かの依頼で作曲されたのではない。なんとサリエリ自身の葬儀で演奏させるために作られたものであり、実際に1825年に亡くなると、葬儀で演奏された。全体的に穏やかで暖かみを持っていて、サリエリの人柄がにじみ出たような作風である。 --このレクイエムには偶然か意図的か、モーツァルトのある歌曲の冒頭とまったく同じフレーズが登場する。 -彼がたびたび口にする「ゴットリープ」はアマデウスのドイツ語訳。モーツァルトの洗礼名(クリスチャン・ネーム)は「神に愛された者」を意味するギリシャ語由来の言葉「テオフィルス」で、そのラテン語への意訳が「アマデウス」。ドイツ語訳が「ゴットリープ」。 --後年のモーツァルトは「アマデウス」をイタリア語やフランス語風っぽく変えて「ウォルフガング・アマーデオ」や「ウォルフガング・アマデー」と名乗っていた。一方、他人から呼ばれる場合は「アマデウス」やドイツ語で「ゴットリープ」と言われることが多かった。 -史実では『遊び事にはまるで関心がなく、水しか飲まなかったが、甘いものは大好きだった』(『サリエーリ モーツァルトに消された宮廷楽長』水谷彰良)。 おそらくは酒・紅茶・コーヒーなどの嗜好飲料は好みでは無かったと思われる。 --上記に関連して、ネット上では「レモン風味のアイスが好き」と言われているが、おそらくは「アイスを買う行きつけの店がレモネード店だった」事実が誤解されているものと思われる(調べても味の好みについては出典が見つからない)。なお、この店のアイスをシューベルトを含む弟子たちにときおりおごってあげていた模様。 -%%アマデウス絶対殺すマン%% -%%アマデウス大好きマン%% -%%第二部一章CMでの動きから正体判明まではイナバウアーという愛称で親しまれてきた。%% -%%アマデウスとは関さん違い。笛ならぬピアノのお兄さんである。%% -%%[[サンタアイランド仮面>天草四郎]]と[[マスク・ド・バリツ>シャーロック・ホームズ]]に相性有利%% -%%アヴェンジャー[[エリちゃん>エリザベート・バートリー]]%% -%%うりぼうのテーマの作曲者%% -Eテレのクラシック音楽番組「ららら♪クラシック」が2020年11月27日にサリエリをテーマに放映された際、''開幕からFGOのサリエリが等身大パネルで登場し、ゲームに登場するキャラクターとして紹介される''という形でまさかの公共放送出演を果たした。 -マリー・アントワネット([[騎>マリー・アントワネット]])or([[術>マリー・アントワネット(術)]])、[[ファントム・オブ・ジ・オペラ]]orジャンヌ・ダルク([[裁>ジャンヌ・ダルク]])or([[弓>ジャンヌ・ダルク(弓)]])、[[ジャンヌ・ダルク(オルタ)]]or[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]所持時マイルームに特殊会話が追加される。 -マリー・アントワネット([[騎>マリー・アントワネット]])or([[術>マリー・アントワネット(術)]])、[[ファントム・オブ・ジ・オペラ]]orジャンヌ・ダルク([[裁>ジャンヌ・ダルク]])or([[弓>ジャンヌ・ダルク(弓)]])、[[ジャンヌ・ダルク(オルタ)]]or[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]or[[巌窟王 モンテ・クリスト]]、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]所持時マイルームに特殊会話が追加される。 -3周年記念福袋(クラス別)では、EXTRA枠の星3サーヴァントはサリエリ一人。よって彼を引き当てる確率は''40%''、サリエリを最低でも1枚引き当てる確率が''98.992%''という高率となり、福袋を引いたマスターの元に大勢のサリエリが押しかける事態となった。&color(silver){%%サリエリの掴み取り。%%}; --同様の事態は翌年5月に開催されたクラス別PUでも発生。加えてEXTRA枠が最後となる日程のため、発表から2週間以上待ち続けたマスター達の思いが夜中に爆発、また福袋と違い上限がないため、合計で何十人ものサリエリが押し寄せる光景すら見られた。%%同時に開催されていた[[隣のPU>惑う鳴鳳荘の考察]]にもサリエリがいた。どこもかしこもサリエリ。%% #endregion &br; *幕間の物語 [#v41834ac] -開放条件:Lb No.3プロローグクリア、再臨4段階、絆Lv.5 #region(+クリックで展開) |CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:100|c |>|BGCOLOR(#f0e68c):SIZE(20):''Interlude''|>|>|>|LEFT:SIZE(20):''至高の神よ、彼を憐れみたまえ''| |~推奨Lv|70|~場所|>|>|カルデアゲート:幕間の物語| |>|>|>|>|>|| |~AP|20|~周回数|3|~クリア報酬|スキル強化| |~絆P|1,430|~EXP|44,380|~QP|14,800| |>|>|>|>|>|| |>|>|>|>|>|BGCOLOR(#aaaaaa):''進行度 ■□□''| |~Battle&br;1/3|>|>|>|>|LEFT:音楽霊A Lv41(術:13,644)&br;音楽霊B Lv42(術:13,965)&br;音楽霊C Lv43(術:14,287)| |~Battle&br;1/3|>|>|>|>|LEFT:音楽霊A Lv44(術:31,652)&br;音楽霊B Lv34(術:43,647)&br;音楽霊C Lv46(術:33,047)| |~Battle&br;3/3|>|>|>|>|LEFT:指揮霊 Lv61(術:200,371)| |>|>|>|>|>|BGCOLOR(#7FFFD4):''ドロップ''| |>|>|>|>|>|LEFT:ゴーストランタンx1| |>|>|>|>|>|~備考| |>|>|>|>|>|LEFT:【''編成制限''】サリエリをスターティングメンバーとして出撃。&br;サポートにNPCの[[マリー>マリー・アントワネット]]、[[ジキル&ハイド>ヘンリー・ジキル&ハイド(殺)]] Lv80(6/6/6†2)&br;&br;音楽霊はゴースト、指揮霊はヒュージゴースト。| |>|>|>|>|>|BGCOLOR(#ffffff):| |>|>|>|>|>|BGCOLOR(#aaaaaa):''進行度 ■■□''| |~Battle&br;1/3|>|>|>|>|LEFT:音楽霊A Lv41(術:14,781)&br;音楽霊B Lv34(術:21,359)&br;音楽霊C Lv43(術:15,477)| |~Battle&br;2/3|>|>|>|>|LEFT:音楽霊A Lv35(術:35,830)&br;音楽霊B Lv45(術:27,372)&br;音楽霊C Lv35(術:35,830)| |~Battle&br;3/3|>|>|>|>|LEFT:指揮霊 Lv61(術:220,188)| |>|>|>|>|>|BGCOLOR(#7FFFD4):''ドロップ''| |>|>|>|>|>|LEFT:ゴーストランタンx1| |>|>|>|>|>|~備考| |>|>|>|>|>|LEFT:【''編成制限''】サリエリをスターティングメンバーとして出撃。&br;サポートにNPCの[[マリー>マリー・アントワネット]]、[[ジキル&ハイド>ヘンリー・ジキル&ハイド(殺)]] Lv80(6/6/6†2)| |>|>|>|>|>|BGCOLOR(#ffffff):| |>|>|>|>|>|BGCOLOR(#aaaaaa):''進行度 ■■■''| |~Battle&br;1/1|>|>|>|>|LEFT:[[仮想魔神柱・>魔神柱]][[音楽魔アムドゥシアス>ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]] Lv60(術:402,954)| |>|>|>|>|>|BGCOLOR(#7FFFD4):''ドロップ''| |>|>|>|>|>|LEFT:虚影の塵x3| |>|>|>|>|>|~備考| |>|>|>|>|>|LEFT:【''編成制限''】サリエリをスターティングメンバーとして出撃。&br;サポートにNPCの[[マリー>マリー・アントワネット]]、[[ジキル&ハイド>ヘンリー・ジキル&ハイド(殺)]] Lv80(6/6/6†2)&br;&br;開始時『''真・慟哭外装''』サリエリの攻撃力アップ(永続・解除不可)&br;&br;音楽魔アムドゥシアス&br;ゲージ5・3回行動・全体通常攻撃・単体クリティカル&br;第一部の魔神柱同様に天属性&br;『''赤目''』自身の攻撃力アップ(3T)&br;『''藪睨み''』単体の攻撃力ダウン(3T)&br;宝具『''狂奏曲 アムドゥシアス''』全体攻撃&NPダウン(-30%)&br;&br;クリアでスキル『燎原の火 B』→『おぞましき燎原の火 A+』に強化。| #endregion &br; *このサーヴァントについてのコメント [#comment] #region(過去ログ) #ls2 #endregion #scomment(./コメント,15) RIGHT:[[ページトップへ>#TOP]]