人物紹介 
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- 出島のオランダ商館に勤務していた医師フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの妻として知られる日本人女性。本名は楠本瀧(滝)。
長崎出身の女性で来日したシーボルトの間に娘のイネをもうける。
シーボルト事件でシーボルトが国外追放を受けた後は親戚の強い勧めで日本人の商人と結婚し、明治2年に没する。享年63歳。
- お瀧は其扇(そのぎ)という名の遊女名を持っていることが記録されているが、これは当時出島は遊女以外の女性は出入りが禁じられており、シーボルトに会いに行くために名義だけを借りていたとされている。
- シーボルト事件からおよそ30年後に国外追放が解除されて来日したシーボルトと再会している。
- オランダ帰国後に刊行した『日本植物誌』では、当時欧州に無かったアジサイの記載がある。
そのアジサイに対し、シーボルトはお瀧の愛称「おたきさん」に因んで学術名を「イドランゲア・オタクサ」と命名している(ただし、シーボルト紹介前に既に同種のアジサイに学名が付与されていたため、正式な学名としては認められなかった)。
- シーボルトは診療所に来たお瀧に一目惚れし、熱烈に愛していたようで親族に生涯の妻とする、お瀧以外の女性を妻にしないと宣言する手紙を出している。
お瀧と結婚した時のシーボルトは本国でも妻帯していないため、お瀧はいわゆる現地妻(本国に本妻がいる中で作った赴任先の妻)ではなく、親族への手紙の内容からしても本妻として愛していた模様。
- シーボルトが国外追放をされる際にお瀧とイネが生活できるようにと多額の資金を残しており、また、帰国後もお瀧やイネを案ずるカタカナで書かれた手紙をシーボルトは送っていた。
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