人物紹介 
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- 新選組参謀・伊東甲子太郎(かしたろう)。
神道無念流と北辰一刀流の二つの流派を修めた剣客であり、その腕前は稽古において土方歳三に一度も負けた事がない程に加えて水戸遊学中に国学を身に付け新選組の文学師範も担った文武両道の人物。
更に容姿に優れ弁舌も巧みであり、和歌にも造詣が深く、『残し置く言の葉草』という歌集を著している。
新撰組の裏切り者故に近年では策士、腹黒い人物と思われがちだが実際は温厚で平和的な人物という評が残っている。
- 志筑藩の出身。
江戸に出て北辰一刀流伊藤道場の伊東誠一郎(精一とも)に師事し、その腕を見込まれて師の遺言と他の門弟の推挙により、婿養子として伊東の娘・ウメと婚姻、道場を継ぐ。
新選組八番隊組長である藤堂平助と知己であり、彼の誘いに応じて新選組に加入。各隊の組長より上に位置する大幹部の参謀として就任する。
しかし国学を修めて尊皇攘夷思想を持つ伊東は、佐幕勢力として同じ尊皇派の維新志士を討伐する新選組の在り方に思想的な齟齬を感じ、薩摩藩への諜報と孝明天皇の御陵を守るという名目で「御陵衛士」という組織を結成し、藤堂平助、服部武雄、篠原泰之進、阿部十郎ら伊東を支持する隊士らと共に新選組から正式分派する。
しかし、御陵衛士にスパイとして加わっていた斎藤一から薩摩藩への接触や近藤勇暗殺計画が新選組に伝えられ、先手を打って京都の油小路で暗殺される。享年34歳。
その遺体は路上に放置され、伊東の遺体を引き取りに来た御陵衛士達を待ち伏せして襲撃するための囮に利用された。
上述の通り剣の腕前は高いのだが実戦で剣を振るったのはこの時の反撃の1度のみとされている。
- 新選組内では伊東と同様に学識を持つ隊士の山南敬助と仲が良く、彼の切腹の際は歌を詠んでその死を悼んでいる。
なお、その歌については山南敬助のマテリアルに記載されている。
一方で、山南が新選組から脱走された原因として学識豊かな伊東が加入したことで自身の立場を失うことを恐れたという説も存在している。
- 元の名前は鈴木大蔵。
師の伊藤道場を継ぐに当たって婿養子入りして伊東姓に改姓。新選組加入時にはその時の干支に因んで「甲子太郎」と名前を改めている。
- 伊東が上洛した際に江戸に残された妻のウメは、寂しさと国事に奔走する夫を案じたことにより伊東の実母が病に伏せっていると噓の手紙を書き、伊東を江戸に呼び戻している。
江戸に戻った伊東は実母と会ってウメが噓の手紙を送ったことを知り激怒。国家の重きを知らないとウメを叱り、離縁状を叩きつけて京都に戻っていったという。
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