*ステータス [#n434573a]
|~SSR|>|>|>|>|~No.185|
|CENTER:&attachref(./w185.jpg,nolink,これこそがアーチボルト家の誇る至上礼装。,234x400);|>|>|>|>|~能力値(初期値/最大値)|
|~|~LV|>|>|>|1/100|
|~|~HP|>|>|>|750/3000|
|~|~ATK|>|>|>|0/0|
|~|~COST|>|>|>|12|
|~|>|>|>|>|~詳細情報|
|~|~ILLUST|>|>|>|pako|
|~|~解説|>|>|>|卓越した操者の手によらば、&br;月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)の&br;銀の奔流は剣となり、波濤は盾となり、&br;飛沫さえも物見の尖兵となる。&br;&br;これこそがアーチボルト家の誇る至上礼装。&br;凡百な魔術師には決して辿り着けぬ魔術の最奥。&br;下賤な魔術使いのカラクリ仕掛けなど&br;所詮は兵器。芸術の前には無価値と知るがいい!|
|~保有スキル|~限界突破|>|>|>|~効果|
|CENTER:|LEFT:65||||LEFT:|c
|&ruby(ヴォールメン・ハイドラグラム){月霊髄液};|×0~3|>|>|>|自身に無敵状態を3回付与&与ダメージプラス200状態を付与|
|~|×4|>|>|>|自身に無敵状態を3回付与&ダメージプラス500状態を付与|
|「[[Fate/Accel Zero Order]]」&br;イベント限定効果|×0~3|>|>|>|装備しているクラスの印章ドロップ数を3個増やす。|
|~|×4|>|>|>|装備しているクラスの印章ドロップ数を4個増やす。|
&br;
**各レベル毎のステータス [#z518a72b]
#region(+クリックで展開)
|CENTER:60|CENTER:80|CENTER:80||CENTER:60|CENTER:80|CENTER:80|c
|~レベル|~HP|~ATK||~レベル|~HP|~ATK|
|1|750|0||60|2088|0|
|10|952|0||70|2316|0|
|20|1179|0||80|2543|0|
|30|1407|0||90|2770|0|
|40|1634|0||100|3000|0|
|50|1861|0||>|>||
#endregion
&br;
*ゲームにおいて [#s2ec4b25]
-☆5の防御系礼装。2016年4月27日より聖晶石召喚より入手可能。
恒常礼装ではあるが実装時はイベント「[[Fate/Accel Zero Order]]」のイベント特効礼装となっていた。
-効果は無敵三回付与&与ダメージ200アップ。
無敵は無敵貫通スキルを持つごく少数の相手を除いてダメージをオールカットできるため、防御効果は高い。
回避状態とは違い、ゲイザーのような自身に必中状態を付与するような相手からもダメージを防げるのがポイント。
被弾によるダメージの大きいバーサーカーに装備させる、盾役に装備させる、後列のサーヴァントに装備させる、オーダーチェンジの活用等々戦略的に利用していきたい
--ただし、あくまでも無敵は「敵の攻撃によるダメージを受けない状態」であるため、スタンや防御力ダウン等のデバフ、また即死を防ぐことはできないのに注意。
-また、[無敵]効果は[回避]効果とは共存できるため、礼装の効果が存在している内に回避スキルを使用してもミスにはならない。(ただし「風除けの加護」等の複数回回避スキルと併用した場合には敵からの攻撃は礼装の無敵効果から消費されていく。)
その性質を利用して、[[呪腕のハサン]]や[[クー・フーリン(槍)]]ら複数回回避スキル持ちに装備させて初手にスキルを使用し、礼装の効果が切れるまで再使用までのターンを無傷で大きく稼ぐというテクニックも可能。
--特に被ダメが大きいバーサーカーであり、複数回回避スキルも持っている[[クー・フーリン・オルタ>クー・フーリン(オルタ)]]との噛み合わせは非常に良く、元々高めな継戦能力をより効果的に高める事ができる。
--逆に無敵付与スキルを持つ[[マリー・アントワネット]]や[[シェイクスピア>ウィリアム・シェイクスピア]]、[[マーリン]]などの場合は、礼装の効果が生きているうちにスキルを発動するとミスとなってしまうため、タイミングに注意。
--この無敵は他の礼装効果と同様、強化解除で消去されることがない。つまり、[[天草四郎]]や[[アビゲイル>アビゲイル・ウィリアムズ]]の宝具をガードすることが可能。
-無敵効果の他に与ダメージプラス効果も附属しているが、値が小さいため通常のクエストでは効果を実感しづらい。
しかしながら、イベント「[[ネロ祭再び ~2016 Autumn~]]」の[[ジークフリート]]のような宝具ダメージすらゼロにする高防御の相手にも、ごくわずかながらダメージを与えることが出来るため、その点も覚えておくとよいだろう。
通常時では200と小さめなため、こちらの効果を活かそうとする時は神性スキル持ちのサーヴァント辺りに装備させるのがベターか。
--ちなみに判定はカード1枚単位。hit数は関係ない。
&br;
*小ネタ [#t649c707]
#region(+クリックで展開)
-カードイラストは「ケイネス・エルメロイ・アーチボルト」。
『Fate/Zero』におけるランサー、[[ディルムッド・オディナ]]のマスター。当時の[[時計塔]]「&ruby(キシュア){鉱石科};」学部長であり、「ロード・エルメロイ」の二つ名を持つ名門出身の超一流魔術師。また別部門である「&ruby(ユリフィス){降霊科};」の講師も兼務している。
--[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ>恋知らぬ令嬢]]は婚約者であり、聖杯戦争においてはケイネスが令呪を受け持ちソラウがディルムッドの魔力供給を行う、という役割分担を行っていた。
--本来、聖杯戦争には征服王[[イスカンダル]]を召喚して戦いに臨むつもりであったが、ケイネスの用意した触媒([[征服王のマントの切れ端>王の遺物]])が管財人の手違いで教え子の[[ウェイバー・ベルベット>諸葛孔明(エルメロイⅡ世)]]の手に渡ってしまい、そのまま彼に持ち逃げされたため、あらかじめ確保していた別の触媒を使って代わりにディルムッドを召喚した、という経緯があった。
しかし、ケイネスは生前のディルムッドの逸話やサーヴァント自体に対する偏見から、そうまでして召喚した彼の騎士道や忠義心を信用できず、またディルムッドもそうしたケイネスの疑念や心理にきちんと答えないまま自分の流儀を貫き通す事ばかりに執着していたため、最終的にはそうした相互理解の不足が巡り巡って二人を犬死同然の無残な最期へと導くことになる。
--イスカンダルとの相性は明言されていないが、イスカンダル自身がケイネスの事を知った時には「自分と戦場に並び出ず後方でこそこそ指示だけ出すような輩に自分のマスターなど務まる筈がないし、こっちから願い下げだ(意訳)」と真っ向から拒絶するコメントをしている。
ただ『Zero』作者の虚淵玄によると、「(ケイネスとソラウを)普通にもう両方抱いてやるの勢いだったと思うよ」とのこと。
--魔術師として挫折を一切体験する事なく数々の成果を上げてきた天才であり、その実力も間違いなく本物。
しかし価値観が全く違う相手を受け入れる度量が無い、計算外の事態が起こるとすぐに取り乱す、など旧態然とした貴族・魔術師らしい悪癖も多く、最終的にそれらの積み重ねが祟って見るに堪えない悲惨な結末を迎える事になる。
また、魔術師故のプライドの高さや、嫉妬深く、苛烈な気性が窺えるが、''本来ならば''感情に流されて冷静さを失うことはない。
-「&ruby(ヴォールメン・ハイドラグラム){月霊髄液};」はそのケイネスが自身の魔力により、切り札として作り上げた最強の魔術礼装。
--錬金加工された水銀で、圧力制御で自在に操れる。ムチのように振るって建物の柱も切り刻み、防御壁となって敵の攻撃を跳ね除け、糸状に拡げて温度差を感知する対人センサーとなる万能武装。GOでは迎撃・防御といったパッシブな面が顕著だが、攻撃も十分こなせる。
-第四次聖杯戦争には「武勲の1つでも立ててやろう」とばかりにソラウとチームを組んで参加。
彼女にサーヴァントの魔力供給を委ねることで、自身は全魔力をこの礼装の制御に用いるという戦略の目の付け所自体は悪くなかったのだが、この時はあまりにも相手が悪すぎた…。
結果、カラクリ頼りの下賎な魔術師と見下していた[[衛宮切嗣>起源弾]]たった一人に最初から最後まで翻弄され続け、最終的に自らの命を含めた何もかもを失うことになる。
--ホテルのワンフロアを貸切にして満を持して作った、自身の秘術を尽くした自慢の魔術工房は、ホテル諸共爆破して破壊するという大胆な奇策によって礼装の大半もろとも壊滅。
--魔術師の誇りに賭けて切嗣を自らの手で粛正すべく、月霊髄液を片手に一人でアインツベルンの城へ乗り込むが、そこでも切嗣の策に掛かって[[魔弾>起源弾]]の直撃を喰らい、名門中の名門の優秀な魔術回路をズタズタにされ、この時点で魔術師としては即死を迎えた。
直後に[[ランサー>ディルムッド・オディナ]]が助けに来たため命だけは助かったものの、もはや魔術の行使どころか指一本動かす事すらままならない有様になっていた。
追い打ちをかけるように、ランサーに魅了されてしまった[[婚約者>恋知らぬ令嬢]]に無理やりランサーのマスター権を譲渡させられることに…。
--その後、[[大金を叩いて購入した義手>冠位人形師]]によって自力で車椅子で動けるようになり、更に卑怯な方法を用いて監督役から別の令呪を手にしてランサーのマスター権を取り戻すも、この時の金も名誉もかなぐり捨てた行動のせいで自らの家柄を没落、失墜させてしまい、結果的にアーチボルト家を存続すら危うい状態にまで追い込んでしまう。
--しかもそこまでして戦線復帰を叶えたのにも関わらず、その直後に令呪を奪った婚約者が重傷を負わされて切嗣の人質にされてしまう。ここでも彼女と自分の命を守るために[[破滅的な契約>セルフ・ギアス・スクロール]]を結ばされ、ランサーの自害を以って聖杯戦争より脱落。その直後、とどめに契約の抜け穴を突いた[[不意撃ち>援護射撃]]によって、全てを投げ売ってまで助けた婚約者共々致命傷を負う。
--彼は切嗣の足元で瀕死になりながら虫の息で介錯を懇願するも、先の魔術的契約のためにそれはできないと切嗣に突っぱねられる。介錯を果たしたのは見るに見かねて駆けつけた[[セイバー>アルトリア・ペンドラゴン]]だった。
-聖杯戦争中でもあくまでも誇り高い魔術師として正々堂々と戦う事に拘っていたケイネスであったが、目的や勝利の為ならば魔術師や人の道から逸れた行動さえも躊躇なく取る「魔術師殺し」衛宮切嗣の存在がそのまま彼の運の尽きだった。
何度取り返しのつかない程の大損害を出してもなお切嗣を追い落とす事に執心したばかりに、引き際を完全に見誤って底なし沼に足を踏み入れてしまったのだ。
-イラストではボリュームのある髪型になっているが、アニメ版やコミック版ではピッタリとなでつけたヘアスタイルのため、薄毛や生え際をいじられる傾向にある。
-『花札大作戦』で使うと数本毛が抜けるだの、Accel Zero Orderでもごく自然に言及されているなど、不遇なランサーに劣らず不遇(あくまでネタ的な意味で愛されている証拠でもあるが)。
-第四次聖杯戦争で敗死後、ケイネスを当主としていたアーチボルト家とエルメロイ学派は没落の危機に瀕する事となる。
しかし、ケイネスの死に責任を感じていたウェイバーの尽力により何とか派閥は存続を果たし、その経緯によりウェイバーはアーチボルト家新当主から、エルメロイ派の君主「ロード・エルメロイⅡ世」に(半ば強制的に)据えられる事となり、その功績を称えられると同時にエルメロイ派に縛られることとなってしまう。
--ウェイバーが「エルメロイⅡ世」の名を継いだという事実は上述の経緯に直結しているため、''【エルメロイⅡ世が登場する事】そのものが【ケイネスは既に死亡している事】を意味する''。
そしてエルメロイⅡ世は『Fate/Grand Order』という特例を考慮外においても、第四次聖杯戦争が行われた世界の『Fate/stay night』シリーズ(含む『氷室の天地』)『Fate/strange Fake』は元より、第四次聖杯戦争が行われなかった『Fate/Apocrypha』『Fate/Labyrinth』『プリズマ☆イリヤ』にもその姿を見せているため、これらの作品群ではケイネスはすでに死亡済みという事が暗に示唆されているわけである。
なんという理不尽。ある意味、Fateシリーズで最も不運な人の一人かもしれない。
---『プリズマ☆イリヤ』の平行世界ではエルメロイⅡ世の姿はないものの、こちらでも死亡したことがより直接的に言及されている。
-ケイネス死後の「月霊髄液」はエルメロイⅡ世の関与の元に改造。疑似人格を付与されて、エルメロイ次期当主のライネス・エルメロイ・アーチゾルテの使用人兼ボディガードのメイドゴーレム「トリムマウ」として生まれ変わることとなる。
--ケイネスとライネスとの血縁関係は長らく不明であったが、イベント「[[Fate/Accel Zero Order]]」でライネスはケイネスの姪であることが判明した。
--『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』では、ライネスが「トリムマウ」を鎧のように纏わせて戦闘するシーンが見られる。
-イベント「Fate/Accel Zero Order」ではエルメロイⅡ世らが主役となる関係で、まさかの主人公側の協力者として登場を果たす。
[[諸葛孔明>諸葛孔明(エルメロイⅡ世)]]の口車に乗って上機嫌でランサーのマスター権を譲るなど、愉快な側面がクローズアップされているが、そこでもほんの僅かな言葉から自身の死の運命を察する鋭さも見せる。
この世界線ではZero本編では考えられない程にランサーと良好な関係を築いており、ケイネスはランサーを主人公一行に預けてソラウと共に冬木から時計塔に帰還し、ランサーも最後まで戦い続けた末に生き残れたことで、なんと''自身の陣営全員揃って死の運命から逃れることに成功した''。
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*この礼装についてのコメント [#comment]
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