素元 のバックアップ(No.3)
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- 1 (2019-01-25 (金) 17:44:48)
- 2 (2019-01-25 (金) 19:26:33)
- 3 (2019-01-26 (土) 11:37:43)
- 4 (2019-01-28 (月) 12:19:25)
- 5 (2019-04-18 (木) 13:39:27)
仮定
- \( R \) は整域
- \( p ~(\in R) \) は \( R \) の元
定義
\( p \) が素元であるとは、 \( (p) \) が素イデアルであることをいう。
例
- \( \mathbb{Z} \) の素元の集合は素数である。
備考
Wikipedia では同値な別の定義が記されていた。
\( p \) が素元であるとは、任意 \( R \) の元 \( a, b \) に対し、 \( p \) が \( ab \) を割り切るならば必ず、 \( a \) が \( p \) で割り切れるか \( b \) が \( p \) で割り切れるかのいずれかは成立することをいう。割り切るとは \( a = np \) となる \( R \) の元 \( n \) が存在するという意味。するとある元 \( x \) が \( p \) で割り切れることは \( x \in \left\{np \mathrel{}\middle|\mathrel{} n \in R\right\} = (p) \) となることである。そのように言い換えれば、そのまま素イデアルによる定義である。