対戦中考えること のバックアップ(No.2)


 

貫通攻撃について Edit

貫通攻撃とは、一部のデジモンが必殺技として持っている特殊なダメージ計算を行う技である。
技の説明欄に防御貫通攻撃と書いてあれば自分の攻撃力を、知力貫通攻撃と書いてあれば自分の知力を参照して計算する。
威力中なら参照するステータスの1倍、威力大なら1.75倍、威力特大なら2.5倍のダメージを与える事ができる。
これは強い。なにしろここから種族や属性の相性補正が乗ってくるので、知力350ほどに調整したリリスモンが敵データ種にファントムペイン(威力特大の知力貫通攻撃)を撃てばダメージは350×2.5×2=1750となる。
普通の魔法攻撃なら知力を上げておけばある程度ダメージを軽減できるのだが、貫通攻撃はそうはいかずHPが低いと即死させられかねない。
 
貫通攻撃の恐ろしさを理解して頂けたであろうか。
通りでメインストーリーで威力を発揮する訳である。アルファモン王竜剣デュークモンCMベルゼブモンBMなどの人気デジモンも貫通攻撃を持っているし、お世話になった事であろう。
さぁ、いざ対人戦でも使ってみよう。パーティ全員貫通攻撃持ちを揃えた、あっという間に終わらせてやろう!!
 
 
 
 
 
 
 
 
甘い。
――というのも、貫通攻撃にはストーリー中では気にならなかった弱点が幾つかある。

第一に、その莫大なSP消費量。
安くても30は下らない代物で、ベルフェモンRM等は2回も撃てばSPがからっぽになってしまう。
次に、使用後の大幅な行動遅延。
右のタイムラインを注目してみよう。貫通攻撃と普通の攻撃技を見比べてみると、次のターンの巡りが繰り下がっているのが分かるであろう。貫通攻撃を撃った後、敵の2回ずつ回ってくるのも至って普通である。
更に、貫通攻撃は無効化する手段が存在する。
具体的には、装備アイテム『メメタンのレプリカ』を持っているデジモンには全くダメージを与えられないのである。
クロスコンボが出た場合たった1だけダメージが入るが、失敗したこちらの屈辱感は寧ろ倍増しているだろう。
そして最後に、よしんば倒せたとしてもリバイブでいつでも復活可能だという事を忘れずに。
 
無闇に使っては却って戦況を悪くしてしまうが、与えるダメージはとにかく大きい。
特に知力貫通攻撃は、知力型のデジモン同士のバトルにおいて圧倒的なアドバンテージを得られる。ステータスが大きく見劣りする筈のグリフォモンが一線級で戦える理由はこれである。
SPに余裕はあるか。敵がメメタンのレプリカを持っている可能性はないか。撃った後の行動順は大丈夫か。
これらを慎重に確認した後、必殺の一撃をお見舞いしてやろう。