環準同型写像 のバックアップ(No.1)


仮定

  • \( R_1, R_2 \) は環
  • \( f \) は写像 \( f: R_1 \longrightarrow R_2 \)

定義

\( f \)環準同型写像であるとは、次の条件を全て満たすこと。

  • \( f(1_R) = 1_R \)
  • \( f(0_R) = 0_R \)
  • \( + \) について群準同型写像である、すなわち \( f(x+y) = f(x) + f(y) \)
  • \( \times \) を保つ、すなわち \( f(x \times y) = f(x) \times f(y) \)
    一応 \( \times \) について環は群ではないので、群準同型写像と同じ条件だけれどもそうとは呼ばない。

  • 整数環 \( \mathbb{Z} \) から実数体 \( \mathbb{R} \) へ恒等写像みたいなものを用意するとこれは環準同型写像のはず。
  • \( R \) からそのイデアルによる剰余類\( R/I \) への写像 \( r \longmapsto r+I \) は自然な環準同型写像